専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

ベルランド総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

産婦人科・周産期母子センター

分野

産婦人科

特色

当科は、97年10月よりNICU(新生児集中治療室)を開設したことにより、新生児ならびに母体搬送受け入れを開始し、大阪府の産婦人科相互援助システムであるOGCSの準基幹病院、国の定めにより大阪府から認可を受けた地域周産期母子医療センターという位置づけで、特に大阪府中南部における周産期医療の拠点病院のひとつとして活動してきた。NICUを背景に妊娠26週以上の産科救急症例を積極的に受け入れており、さらに総合病院の特質を生かして母体リスクにも対応する診療を行っている。緊急帝王切開は24時間可能であり、新生児リスクの高い分娩や緊急帝王切開には必ず小児科医が立ち会い新生児の診療を分娩直後から開始する体制をとっている。治療方針は毎朝行われるカンファレンスと週1回の症例検討会で決定し、小児科との症例検討会も定期的に行っている。看護スタッフは全員が助産師で構成されており、リスクの高低にかかわらず「あらゆる状況のお母さんたちに出産と育児の喜びを提供する」という基本理念のもとに、助産師外来を通じた妊娠中からのきめ細かな対応を行っている。特に、必要あれば妊婦個別の受け持ち助産師を決め、妊娠・出産・育児に一貫して助産師が密にかかわることができる体制をとる。なお、分娩後は完全母児同室制で母乳育児を積極的に支援している。また07年より院内助産院の活動を開始し、リスクが生じた場合にはいつでも緊急対応ができる状況の中で、妊産婦さんたちのバースプランをより尊重した分娩に取り組んでいる。以上のように、これまで当科は産科に重点を置いて機能し、婦人科に関しては良性疾患の診療を中心としてきたが、最近は大阪府がん診療拠点病院である当院の一部門としての役割も担うべく、手術はじめ治療内容をさらに充実させ悪性腫瘍をも含む幅広い婦人科診療を行い始めている。

症例数

★過去10年間(00年〜09年)の集計では、分娩数8,927件(双胎134件、三胎7件)、帝王切開1,788件(帝王切開率20.0%)であった。これらのうち、37週未満の早産は児の数で923人(10.2%)、内訳は28週未満19人、28〜31週166人、32〜36週738人であった。同期間の緊急母体搬送件数は608件(受け入れ率68.8%)であった。搬送理由は切迫早産が破水・非破水例をあわせ68%と最も多く、次いで妊娠高血圧症候群9%、胎児健康状態の悪化(胎児心拍異常、子宮内胎児発育遅延など)6%、前置胎盤5%、常位胎盤早期剥離3%などである。多胎は全母体搬送の11%を占めていた

★同10年間に手術を行った婦人科疾患は子宮筋腫・子宮腺筋症313例、卵巣嚢腫・腫瘍287例、子宮頸部異形成・子宮頸部上皮内がん80例、子宮体がん19例、子宮頸がん16例、子宮脱107例、子宮外妊娠53例などである。なお、子宮外妊娠に関しては、早期発見例に対し薬物治療を積極的に行っており、良好な成績を収めている。

医療設備

産婦人科:病床数35床、院内助産用分娩室2室(洋室・和室がそれぞれ1室ずつ)、4D超音波断層装置2台、その他超音波断層装置6台、胎児心拍集中監視システム(外来、陣痛室、分娩室の胎児心拍数図を産科の各部署でモニター可能)など。小児科:NICU9床、GCU(新生児回復期病床)20床。放射線科:MRI、CT、リニアックなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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