専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

松下記念病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

泌尿器科・腎不全科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科疾患全般を対象に、高度で心温まる医療を目指している。

症例数

外来患者1日平均70人(泌尿器科35人、腎不全科35人)。手術症例は年間約540件(泌尿器科約450件、腎不全科約90件)、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は年間約160~180件(外来通院で施行)、入院手術症例の多くは尿路性器悪性腫瘍である

★前立腺癌については、病期や希望に応じて前立腺全摘除術、強度変調式外照射放射線療法(IMRT)、内分泌療法を行っている

★表在性膀胱癌には、内視鏡手術および術後の膀胱内注入療法、浸潤性膀胱癌には抗癌剤動注化学療法にてまず膀胱温存を図っている。温存不可の場合は膀胱全摘除術および新膀胱造設術・回腸導管造設術を中心に、放射線療法や化学療法を加えた集学的治療を行っている

★早期の腎癌や腎盂尿管癌に対しては腹腔鏡下手術を行っている

★副腎腫瘍や先天性水腎症に対しても腹腔鏡下手術を行っている

★尿路結石に対しては、主として外来通院でESWLを行い、必要に応じて内視鏡手術を行っている

★前立腺肥大症に対しては、主に経尿道的内視鏡手術を行っている

★末期腎不全に対しては、血液透析(HD)や腹膜透析(CAPD)のうち、どちらでも選択可能である。その他のすべての急性血液浄化に対応している。透析合併症患者を受け入れるとともに、内シャント術や二次性副甲状腺機能亢進症の手術(PTX)も行っている

外来診療=泌尿器科:水・土休診。初診受付は午前8時30分~11時。前立腺腫瘍外来=金午前。血液透析=連日、腎臓病外来=月・水・金、CAPD外来=火・土。

医療設備

MRI、IMRT、ESWL、ホルミウムヤグレーザー、リソクラスト、超音波砕石器ほか。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

当院は松下健康管理センターを併設し、松下グループ各社の従業員とその家族の総合医療センターとして機能しているが、一方で大阪北河内医療群の中核病院として守口・門真における市民病院的役割も担っている。関西医科大学附属病院の枚方市への移転に伴い当院の基幹病院としての役割が増し、中核的急性期病院との位置付けの中で、専門性の高い医療を地域に提供することを目的として治療に当たっている。2009年11月30日より大阪府地域医療支援病院の承認を受けている。扱う疾患は慢性疾患を中心とした整形外科全般にわたる疾患を対象としている。特に手の外科、関節外科、脊椎外科について、最新の治療法を積極的に取り入れ、その中でも人工関節手術および脊椎手術については可能な限り低侵襲性手術を行っており、早期の社会復帰を目指した治療に重点をおいている。クリニカルパスや術後早期リハビリも積極的に取り入れており、大腿骨頚部骨折に対しては北河内医療圏において他の施設と協力して地域連携パスを導入している。平均在院日数は短く人工関節や脊椎手術でも術後早期退院が可能となっている。日本整形外科学会専門医研修施設、病院機能評価認定病院。

症例数

新患者数は年間1,600人、紹介患者率34.4%、入院患者の平均在院日数は18.1日である。年間の手術件数は約500件。内訳は、人工関節手術80件、脊椎脊髄手術120件他である

手の外科=鏡視下手根管開放術や手関節鏡を用いた三角線維軟骨損傷の治療は、外来手術として行っている。その他、手指の変形癒合に対する矯正骨切り術、そして末梢神経損傷に対する神経縫合、神経移植また絞扼性神経障害に対する神経剥離術の症例が多い。足趾の先天奇形である多趾症、多合趾症に対する手術なども行っている

人工関節手術=膝関節・股関節ともに小皮切を用いた低侵襲人工関節手術(MIS)を採用している。術後疼痛が比較的軽度であるため、早期からの起立歩行が可能である。人工股関節では後側方進入法でのMISを採用し、術翌日に起立を始め、1週で杖歩行を目指して階段昇降が可能となった。2週目に退院を許可している。人工膝関節でもMISの術式を採用し、術翌日には自動運動で膝伸展が可能となる程度の回復を目標に行っている。膝では比較的しっかりした筋力を獲得しての退院を目指すため、平均3週程度の入院となっている。一部の症例を除き術前自己血貯血法を行っており、ほとんどの症例で他家輸血せずに手術が可能である

膝関節手術=最近は変性を伴う高齢者の半月損傷が多くみられ、関節鏡視下での半月板切除術を必要とする患者さんが多く、術後のリハビリを含め短期の入院で治療に当たっている。前十字靭帯損傷はハムストリングを用いた鏡視下手術を採用し、早期社会復帰ができるよう短期入院で手術を行っている

脊椎脊髄外科=ほぼ全例において手術用立体顕微鏡を使用して手術を施行している。頸椎症性脊髄症、頸椎後縦靱帯骨化症などの頸部脊髄症に対しては、深層筋肉を温存した低侵襲後方除圧術として選択的椎弓形成術(selective laminoplasty)を採用している。腰部脊柱管狭窄症に対しては同様な低侵襲後方除圧術として新しい術式である筋肉温存型椎弓間除圧術(MILD:Muscle-preserving Inter Laminar Decompression)を行い、その良好な治療成績を学会で報告している。その他、腰椎椎間板ヘルニア手術や腰椎固定術などにも専用開創器を用いることで比較的小切開での手術を施行している

★橈骨遠位端骨折については、保存的治療に抵抗するものについては積極的に手術的治療を取り入れている。症例に合わせ創外固定術、プレートによる内固定術を選択している。その他、種々の外傷に対しては外傷経験が豊富な医師との間で検討したうえで低侵襲・早期社会復帰を目標に術式の選択を行い治療に当たっている。

医療設備

MRI、PET、CT、骨密度定量測定装置、RI、クリーンルーム、手術用立体マイクロ顕微鏡、脊椎内視鏡など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

地域医療支援病院、がん診療拠点病院として小児科においても各専門分野担当医師を擁し専門的で先進的な小児医療を提供している。医師、看護師、検査技師、理学療法士などの連携を密にして、お子さん本位の治療を行っている。血液疾患に関しては、日本骨髄バンク、日本臍帯血バンク移植認定施設として、小児の造血細胞移植を施行している。救急に関しては輪番制で小児救急を行っている。詳しくは、ホームページ参照。

症例数

外来患者は1日平均約60人。外来は午前の一般外来、午後の専門外来に分けて行っている。入院は小児系20床、他に造血細胞移植用無菌室4床、未熟児・病的新生児治療室がある。入院患者は年間約600人、1日平均約15人(平均入院日数:約9日)。2008年度の疾患内訳は、感染症 114、呼吸器 170、アレルギー・川崎病・膠原病 79、消化器 72、新生児・未熟児 50、神経 37、血液・腫瘍 16、腎臓 13、内分泌 8、その他 15人。なお、これまでに同種移植を中心に103回の造血細胞移植を施行している

血液外来=月曜日。血液(悪性疾患を含む)、膠原病疾患

アレルギー外来=火・水曜日。気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など

神経外来=火曜日。てんかん性疾患、発達遅滞など

心臓外来=水曜日。先天性心疾患、不整脈、川崎病

腎臓外来=木曜日。腎炎・ネフローゼ症候群、尿路奇形、学校検尿異常後の精査など

内分泌・代謝外来=金曜日。内分泌疾患、低身長、糖尿病、肥満など

予防接種外来=木曜日(基礎疾患のある方を中心に)各種予防接種

乳幼児健診=金曜日(当院出生児を中心に施行)。

医療設備

造血細胞移植用無菌室、64列マルチスライスCT、PET-CT、MRI、定位放射線治療装置など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

血液科

分野

血液内科

特色

造血器腫瘍の治療を主とするが、血液疾患全般に対応可能である。特に迅速な治療を要する症例に対して常時病床を確保し、併存疾患を有する症例に対しても院内各科との綿密な連携により対応。病状の安定した症例に対しては安全性を十分確保したうえで外来化学療法を導入。同種造血幹細胞移植にも積極的に取り組んでおり、適応症例には最適時期に実施可能である。また新規抗癌剤第I.II相臨床試験の実施実績を有する。一方高齢者に対してはそのQOLを損なわない治療を心がけている。日本血液学会認定研修施設、日本臍帯血バンク登録施設。

症例数

血液病床は34床。08年度の新規入院患者数は、急性白血病17例、慢性白血病4例、悪性リンパ腫34例、多発性骨髄腫20例、骨髄異形性症候群10例、再生不良性貧血11例などである

★急性白血病に関しては、JALSGプロトコールに準じた化学療法を施行、リスクにて層別化し適応症例は同種移植を施行。HLA不一致移植や高齢者に対するミニ移植にも取り組む。悪性リンパ腫についてはFDG-PET/CTを駆使し正確な病期診断、効果判定を実施。治療はB細胞性非ホジキンリンパ腫に対してR-CHOP療法を施行し、高リスク症例は早期に造血幹細胞移植を考慮する。多発性骨髄腫に対しては自家移植や新規薬剤を併用した治療などを年齢に応じて選択

★過去9年間(2008年度まで)の治療成績は、急性骨髄性白血病の完全寛解率84.9%、3年生存率66.2%、急性リンパ性白血病の3年生存率60.4%、非ホジキンリンパ腫の3年生存率60.3%であった。2010年3月までに同種造血幹細胞移植を47例、自家移植を26例施行。同種移植全例での3年生存率47.2%、標準リスク群(AML、ALL第1、2寛解期:18例)の1年生存率93.3%、3年生存率84.0%、高リスク群(AML、ALL、MDS-RAEB非寛解期、多発性骨髄腫非寛解期、腎癌:24例)の1年生存率37.5%、3年生存率25.0%。主として高齢者を対象としたミニ移植28例の3年生存率38.5%。

医療設備

完全無菌室2床、準無菌室3床、簡易無菌装置4台、末梢血幹細胞採取装置、リニアック、FDG-PET/CT、外来化学療法室10床。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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