日本医科大学千葉北総病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

日本医科大学千葉北総病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器センター内科

分野

呼吸器内科

特色

広大な北総を背にする絶好の自然環境の中に位置し、教育機関でありながら地域基幹病院の役割を担った病院である。開設17年という未だ歴史をもたない病院ながら、印旛日本医大駅の開設によりアクセスが向上し、利用しやすい病院となった。外来部門はすべての臓器疾患が内科外来の中に統括され、入院では内科と外科が各臓器ごとに一つの病棟にセンター化されている。呼吸器内科スタッフは、全員が日本医科大学付属病院呼吸器内科学講座(呼吸器腫瘍感染症内科)より出向しており、診断・治療方針について本院呼吸器内科と綿密な情報交換と統一化を行っている。さらに、成田国際第二空港クリニックに出向し、隔週にて呼吸器外来も行っている。入院に際しては積極的にクリニカルパスを導入し、平均在院日数の短縮を図っている。日本呼吸器学会、日本内科学会より指導施設の認定を受けている。http://www.hokuso.nms.ac.jp

症例数

呼吸器内科患者の11年度入院患者数は571例。肺癌等の悪性腫瘍305例、呼吸器感染症64例、慢性呼吸不全38例、アレルギー肺疾患・喘息20例、間質性肺炎63例、急性呼吸不全19例、胸膜炎21例等。年間気管支鏡件数260件。外来では月間2,000例以上の再来呼吸器患者に加えて、初診呼吸器患者の受け入れを行っている。かかりつけ患者の夜間救急対応も積極的に行っている。呼吸器センターは呼吸器外科とともに病床数50床を管理しており、手術適応のある呼吸器疾患患者に関しては呼吸器外科と同一病棟にて併診する入院形式をとっている

悪性腫瘍=約1/3が手術症例となり、当センター呼吸器外科と管理を行っている。手術適応からはずれた症例には、抗癌剤化学療法と放射線照射を単独または同時併用する治療法を駆使している。原則としてこれらの治療導入は入院にて行っており、副作用対策を行い外来化学療法へと移行している。新規分子標的学的治療も積極的に導入し、多くの経験を有している。また抗癌剤化学療法時の嘔気、嘔吐に対する制吐療法には、治験中の薬剤を含めて積極的に展開している。進行例は予後が悪い疾患であることより、当院で診断、治療を受けた患者に関しては可能な限り入院と在宅を繰り返しながら責任あるフォローアップを行っている

閉塞性肺疾患、慢性呼吸不全=息切れに対して外来でのスクリーニングを行う。閉塞性肺疾患を有する場合は「息切れ入院」として約1~2週間の評価入院を勧めている。また、その適応により心疾患の合併精査、栄養管理、在宅酸素療法、非侵襲的在宅人工呼吸療法、リハビリ療法などの指導を行う

呼吸器感染症=細菌性肺炎をはじめ、特殊感染症による重症肺炎を管理する一方、院内感染対策に力を入れており、定期的な感染症回診や抗菌抗生剤の使用状況の管理を病院全体で行うことにより、院内感染を抑止している

間質性肺疾患=特発性間質性肺炎や膠原病肺、サルコイドーシスなどの原因不明な難治疾患がこの中に含まれている。HRCT、肺機能検査、RINT、Mostgraph(呼吸器能測定機器)、気管支鏡検査、胸腔鏡下肺生検を駆使し治療の適応を決定している

気管支喘息=外来にて約250例に対して治療、管理を行っている。喘息日誌の記入、ピークフローの測定を励行し自己管理を導入している。成人気管支喘息治療管理ガイドラインに準じることにより、喘息入院患者は著明に減少しているが、いまだ発作を起こし当科を初診する患者が入院対象となっている。難治重積発作例は救命救急センターと併診することも多い

睡眠時無呼吸症候群=睡眠時無呼吸の検索と共に、慢性心疾患や胃食道逆流症候群の合併について診断する。治療適応例にはnasal CPAPおよび当院歯科にてsleep splintによる治療を行っている。

医療設備

X線検査(単純、断層、CT、MRI)、核医学検査、超音波検査、気管支鏡検査(超音波気管支鏡EBUS)、放射線治療(リニアック)、呼吸機能検査、非侵襲的人工呼吸療法、アンギオ。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

循環器センター

分野

循環器科

特色

本循環器センターは循環器内科と胸部心臓血管外科の患者を同一フロアで診療し、循環器疾患をあらゆる角度から診断・治療している。また重症心血管疾患患者を治療する集中治療室(CCU)および手術室も同一フロアであるという有機的な作りとなっている

★本センターは、血管内視鏡、血管内超音波、光干渉断層法などの冠動脈先端画像診断と先端カテーテル治療機器を駆使し、従来の治療法では手術できない病変に対しても積極的に冠動脈カテーテル治療を行っており、高度先進医療の認定病院として豊富な実績と高い評価を受けている。また心房細動、心室頻拍や各種不整脈のカテーテル治療においても千葉県内外から多数の患者が紹介され高い評価を受けている

★さらに本循環器センターの特色ある臨床研究として心血管バイオマーカーの臨床開発があり、急性冠症候群、心不全の病態分析、早期診断・リスク層別化、治療評価に関する研究の国際的評価が高い。最近では、文科省科学研究費に選定されている冠先端画像との臨床的融合研究として「不安定プラークの検出、冠動脈疾患進展に関する研究」が注目されている

★循環器内科は内科の主幹部門として呼吸器、腎臓、脳神経、消化器、内分泌、血液内科など各専門部門と密接な連携を構築しており、全人的・包括的な診療を行っている。当院は03年度より5年計画で文部科学省が主催する「オーダーメイド医療重点化プロジェクト」を推進する全国8協力医療機関の一つであり、一人ひとりの特性に合った未来型医療を目指すとともに、09年度には04年度に引き続き日本医療機能評価機構の厳しい審査基準を満たした特徴ある認定病院として公式更新された。

症例数

年間入院患者数1,300人、急性心筋梗塞、不安定狭心症、重症心不全、重症不整脈を収容する集中治療室の年間入院数380人

★入院患者の内訳は、急性心筋梗塞、狭心症、心不全、各種不整脈、心臓弁膜症、特発性心筋症、肺塞栓、心筋炎、先天性心疾患、高血圧、閉塞性動脈硬化症、睡眠時無呼吸症候群等であり、循環器領域のあらゆる疾患に対応している

★急性心筋梗塞や不安定狭心症の治療は可及的速やかに冠動脈造影を行い、病変部位を明らかにするとともに冠動脈インターベンションを行い予後の改善に努める。また再狭窄の少ない薬剤溶出性ステントも積極的に使用している。重症心不全に対しては、人工心肺や血液浄化等を用いて安定化させ、適応症例に対してはCRTやCRT-D植え込み術を積極的に行い、予後およびQOL(生活の質)の改善に努める。狭心症等の治療は薬剤、冠動脈インターベンション、冠動脈バイパス手術の中から最適な治療法を胸部心臓血管外科や集中治療室と毎週カンファレンスを行い選択する。不整脈の治療は発生機序を診断する電気生理学的検査を積極的に施行し、高周波カテーテル焼灼術やペースペーカー植え込み術を行っている。また、大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離など)に対する外科的治療でも実績をあげている

★年間検査症例数:冠動脈造影1,000例、不整脈電気生理学的検査および治療100例

治療成績=冠動脈インターベンション年間440例、うち集中治療室における急性心筋梗塞や不安定狭心症に行う緊急インターベンションは年間140例。症例ごとに適切な治療法を選択しているため成功率は98%と高い。カテーテルインターベンション後の再狭窄やステント内血栓症が問題となっているが、当施設のステント例の再狭窄率は10%台である。再狭窄率が低い理由として血管内超音波、光干渉断層法、冠動脈血管内視鏡を駆使し綿密な治療を行っていることがあげられる。なお従来のステントに比べて再狭窄の少ない薬剤溶出性ステントも積極的に使用しており極めて有用である

研究・教育=日々の循環器診療のみならず教育、研究もスタッフの重要な任務であり、教育に関しては日本医科大学をはじめとする全国の医科大学から広く臨床研修医を受け入れてマンツーマンの指導体制で優秀な臨床医の育成に努めている。2年の内科臨床研修を終了後循環器専門研修に移行するが、その間に内科認定医、内科専門医、循環器専門医の取得を目指す。また学位研究の指導にも力を注いでおり、現スタッフのほぼ全員が医学博士号を取得している。それらは文部科学省科学研究費、厚生労働省科学研究費、厚生労働省循環器病研究委託費、武田科学振興財団、木村記念循環器財団、ファイザー循環器病研究助成、循環器病研究振興財団等の補助を受け、極めて高い外部評価を得ている。得られた研究成果は米国心臓病学会(AHA)、ヨーロッパ心臓病学会(ESC)をはじめとする国際学会ならびにCirculation等欧米の一流雑誌に発表している。

医療設備

集中治療室、心臓カテーテル室・電気生理学検査室、血管内視鏡、血管内超音波、光干渉断層法、冠動脈内圧・冠動脈血流測定装置、血管造影室、冠動脈CT、超音波心臓検査、経食道エコー、心臓核医学検査、24時間心電図、24時間血圧計、トレッドミル、エルゴメーター等の運動負荷検査、睡眠時無呼吸に関する検査一式、経皮的人工心肺装置、大動脈内バルーンパンピング、血液浄化、血液透析、人工呼吸管理装置(BiPAPほか)、バイオマーカーPOC関連装置。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

当科はリハビリテーション総合承認施設の認定を受け、日本リハ医学会専門医のもと、脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、脊髄損傷、神経・筋疾患、関節リウマチ、骨関節疾患、脳性まひ、発達遅延などの小児疾患、四肢切断、リンパ浮腫などの多岐にわたる疾患に伴う障害に対処している

★特に当院にstroke care unit(脳卒中集中治療室)を擁する関係から、脳卒中急性期リハに力を入れており、脳卒中急性期から早期座位耐性訓練、立位訓練をはじめとして装具療法および言語聴覚士との連携による嚥下障害評価・訓練も行っている

★また、臨床心理士と連携し、脳損傷による認知機能障害を中心とする高次脳機能障害に対するアプローチも積極的に行っている。中枢神経疾患における筋痙縮コントロールのボトックス治療、排便障害のリハ、小児リハ、切断患者の義肢作製・訓練も積極的に行っている。常に臨床研究を通じて脳の可塑性の研究、治療的電気刺激、経頭蓋直流電流刺激などの新しいリハアプローチを模索している。

症例数

年間の臨床筋電図180例、嚥下造影検査(VF)施行150例、短下肢装具をはじめとする義肢・装具作製約100件、理学療法件数約27,000件、作業療法件数約11,000件、言語聴覚療法件数約4,500件である。脳神経センターの協力を得て、脳卒中急性期患者の6割以上が発症2日以内で急性期リハを開始している。

医療設備

筋電計、光トポグラフィー、機能的電気刺激装置、経頭蓋直流電流刺激装置、経頭蓋磁気刺激装置、等運動性筋力測定装置、重心動揺計、MRI、CT。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

形成外科

分野

形成外科

特色

形成外科全般を取り扱っている。特に救命救急科との連携による顔面骨骨折・外傷、皮膚科との連携による皮膚腫瘍、外科系各科との連携による再建外科など、他科との連携により幅広い分野での専門的な医療を提供できるよう心掛けている。各疾患ともに手術療法が主体で、形成外科ならではの整容面を考慮した手術に努めている。専門医2人。

症例数

年間の手術件数は入院手術が約300件、外来手術が約200件

★顔面骨骨折・外傷が約50件。下顎骨骨折、頬骨骨折、眼窩骨折等が多い。救命救急科、歯科との連携を取り、新鮮例だけでなく、陳旧性顔面多発骨折、変形治癒骨折の治療にも対応。顎変形症などの骨切り手術にも対応している

★手足の先天異常・外傷は年間約15件、先天異常では多合指症が多い

★皮膚腫瘍は皮膚科との合同による皮膚腫瘍外来を開設し、皮膚科医による診断と形成外科医による手術といった科の得意分野を生かした診療を行っている。症例は年間約100件

★悪性腫瘍およびそれに関連する再建は年間約30件。皮膚悪性腫瘍(パージェット病、有棘細胞癌など)に関連する再建が多い。主に当科では再建手術を担当し、他科との併診となる場合が多い。外科との連携による乳房再建、胸部外科との連携による胸壁再建、脳神経外科との連携による頭皮、頭蓋骨、頭蓋底の再建などにも対応している

★瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイドは年間約40件。顔面外傷後の修正などが主な対象である。ケロイドは術後電子線照射に対応している

★熱傷および熱傷後瘢痕拘縮は、顔面、手を中心に取り扱っており、機能的かつ整容面に配慮した再建を心掛けている

★その他に顔面神経麻痺静的再建、眼瞼下垂、美容外科後遺症などを扱っている。

医療設備

MRI、3DCT、核医学検査、DSA、リニアック、手術用顕微鏡、ボーンソー。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

女性診療科・産科

分野

産婦人科

特色

★私達の医療チームの最大の特色は、チームワークの良さである。また、フットワークの良さも自他ともに認めるところである。また、他科、特に外科、泌尿器科、小児科との連携は密であり、外来、病棟、手術においてスムーズな連携を心がけ、実践されている

★他の特色のひとつとして情報の共有化に努めていることが挙げられる。毎週月曜日は午前8時から婦人科、産科の全入院患者を対象に部長回診が行われる。また、部長回診後、小児科医師達と合同で妊婦、胎児、新生児に関して討論を行う周産期カンファレンスを開催している。ここで診断、治療、管理法に関して産科側の意見と小児科側の意見を統合し、討論を行いより良い医療を模索している。火、水、木、金、土曜日も早朝から毎日カンファレンスを行っている。女性診療科・産科の医師が参加しまず、電子カルテ上で婦人科、産科の全入院患者を対象に、1人ひとりをチエックしている。この際に発熱、痛みなどの症状の変化はないかどうか、検査データに動きはないかどうかを確認し、お互いの意見を述べ合い治療法が再確認されている。その後、当番医による回診が行われる。このように毎日、医師達が情報を共有化することにより、主治医以外の医師達も情報を得ることが可能になり、全患者に対して、全医師が状況を把握するとともに意見を述べ合える環境を形成している

★また、月に1回、放射線科、病理部門、女性診療科・産科の医師らにより主として婦人科疾患の診断、治療法に関して活発な討論が行われている。困難な診断に対して糸口がみつけられる契機となっている。また、学問的にもハイレベルな討論が繰り広げられていると自負している。

症例数

婦人科病床数18、産科病床数27。11年度の分娩数は229例、帝王切開率は約34%であった。開腹手術数は344件、腹腔鏡手術は84件であった。外来にてセカンドオピニオンも受け付けている。その際には事前に申し込みが必要である。セカンドオピニオンに際しては、診療情報提供書、CT、MRI所見、病理組織標本(プレパラート)、血液検査データを持参されることが望ましい

婦人科領域=当科で取り扱う婦人科疾患の特徴は、悪性腫瘍(卵巣癌、子宮体癌、子宮頸癌)が多いことと腹腔鏡手術の比率が多いことである。外来での流れとしては、その日の初診担当医が診察、診断を行う

★悪性腫瘍が考えられる場合には、その後は主として婦人科腫瘍専門医の外来にて精査が進められ、手術が必要な場合には外来にて時間を予約し、本人、家族に対しての丁寧な説明が行われる。腹腔鏡手術の場合も同様で、初診は曜日の担当医であるが、その後は主として産婦人科内視鏡専門医の医師により診療が進められる。悪性疾患、良性疾患ともに手術数週間前に、医局員全員による術前カンファレンスが行われ、診断、手術の術式、合併症に関して再検討が行われ、より良い手術への調整が図られている

★悪性腫瘍に関しては、専門性の高い手術、化学療法、放射線療法を駆使するとともに、個別化して治療に臨むことをモットーとしている。初期の子宮頸癌では、超音波メスにより、円錐切除術が行われ、可能な範囲で子宮温存が試みられている。子宮頸癌II期までは、広汎性子宮全摘および骨盤リンパ節郭清が行われている。最近では術後の排尿機能障害などの自律神経障害の軽減を目的に、神経温存術式に努めている。III期、 IV期では、化学放射線療法が行われている。また子宮体癌において、進行期がごく初期で、若年で妊娠の可能性を強く希望する例においては、子宮温存を目的として高用量黄体ホルモン療法を行っている。それ以外は、手術療法が中心となっている。卵巣癌では、基本的には手術療法と化学療法の組み合わせで治療することが最も多い。良性卵巣腫瘍、子宮筋腫核出術は腹腔鏡下で行われる手術が多いのが現状である

周産期領域=妊婦健診などの周産期外来、また、病棟での分娩管理、切迫流産、切迫早産等の管理においては周産期専門医が中心となって行われる。助産士等の産科看護スタッフと緊密な連携を取り、安全な分娩を第一義として医療に従事している。

医療設備

ドプラ超音波装置、CT、MRIなどの多くの最新医療機器が揃っている。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

小児科

分野

小児医療

特色

千葉県北総地域の総合病院小児科として、一般小児科診療を行う他に、特殊外来として神経、血液、呼吸器、アレルギー、乳幼児健診、栄養相談、予防接種外来を常勤医が担当している。また膠原病・免疫疾患、循環器疾患、腎臓疾患については、非常勤の専門医師により月に2~3回の外来が開設され、各種疾患に対応できるようにしている他、千葉県内、県外の大学病院、小児専門医療機関と連携して診療を行うようにしている。印旛市郡小児救急医療システムに参加し、印旛市郡小児初期急病診療所のバックアップ病院として、担当日には二次患者さんの受け入れを行っている。

症例数

入院・外来ともに呼吸器・消化器を中心とした急性疾患の比率が高いが、神経・筋疾患(けいれん性疾患、炎症性疾患、発達障害等)、血液疾患(各種貧血、血小板減少性紫斑病、悪性腫瘍等)、アレルギー・呼吸器疾患(気管支喘息、アトピー性疾患等)、循環器疾患(先天性心疾患、川崎病、不整脈、起立性調節障害等)、膠原病・免疫疾患(リウマチ性疾患、自己免疫性慢性疲労症候群等)、腎・泌尿器疾患(腎炎、ネフローゼ症候群、尿路感染症等)の専門的診療を行っている。なお腎臓病健診(尿スクリーニング)、心臓病健診(心電図検査)、貧血健診、成人病健診(高コレステロール血症等)での異常指摘者、低身長などについての精密検査も行っている。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科

特色

耳鼻咽喉科領域・頭頸部外科疾患を対象に診療を行っている。その中でも特に、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎などの手術治療(鼓室形成術)症例が多く、千葉県内の他施設のそれを上回る症例数を誇っている。また、外来では一般外来の他、アレルギー外来、補聴器外来の専門外来を行っている。アレルギー外来では、原因抗原の同定および副鼻腔病変の確認をした上で、減感作療法を積極的に行っている。また、レーザーや手術加療も行っている。補聴器外来は、補聴器適合検査基準を取得している。詳細はhttp://www.hokuso.nms.ac.jp/

症例数

11年4月から12年3月までの1年間の外来新患者数は約3,000人、入院患者数は554人、手術件数は509件であった。その主な内訳は、鼓室形成術・アブミ骨手術71件、内視鏡下副鼻腔手術78件、口蓋扁桃摘出術70件、アデノイド切除術41件である。

医療設備

MRI、CT、超音波検査装置、リニアックのほかに炭酸ガスレーザー、ABR、耳音響放射、各種内視鏡、補聴器的検査装置など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

95年開院と新しいが、地元医師会との病診連携に力を入れている。皮膚疾患全般の診断と治療を行っており、特にアレルギー性皮膚疾患と膠原病の原因検索と再発予防に重点を置いている。さらに、日本医科大学付属4病院間で積極的に情報交換し、適切な診断と治療を行うようにしている。

症例数

年間延べ外来患者数は23,150人(1日平均80人、新患10人)、延べ入院患者数は2,324人(1日平均8人)、定病床は5床であるが随時入院可能である。午前の外来診療は一般診療で、午後は専門外来を行っている

アレルギー外来=薬疹や接触皮膚炎、食物アレルギーの原因検索のため、パッチテストやプリックテスト、負荷テストを行い、原因が判明した場合はアレルギーカードを発行し再発予防に努めている

腫瘍外来=形成外科と連携して皮膚良性腫瘍、悪性腫瘍の手術や化学療法、放射線療法を行っている

光線療法・レーザー療法外来=尋常性乾癬、リンパ腫などに対して紫外線療法を行っている

★入院療法では、皮膚細菌感染症やウイルス感染症の治療、皮膚腫瘍の手術や化学療法、放射線療法、膠原病や水疱性疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎の治療と生活指導を行っている。

医療設備

CT、MRI、超音波エコー、デルマレイ、ダーモスコピー。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

少ないスタッフで地域の内分泌疾患と糖尿病診療の中心的役割を担っている。そのため医療連携を中心とし、地域全体で疾病を管理するというコンセプトのもとに、診療所と基幹病院の役割分担を明確に規定した診療を行っている。特に糖尿病に関しては、通常の外来糖尿病診療は地域基幹病院の任務ではないことを旨とし、病診連携システムを構築した上で、その有用性についての検証も行っている。

症例数

内分泌疾患=現在診療中の患者は甲状腺疾患500例、間脳下垂体疾患30例、副腎疾患70例、副甲状腺疾患10例、性腺疾患5例。CT、MRI、核医学検査、内分泌学的検査により診断をすすめる。甲状腺機能診断には99mTc取り込み率を用いている。バセドウ病の治療としては抗甲状腺薬のほか、必要に応じて外来での放射性ヨード療法も行う。結節性甲状腺腫についてはエコー下細胞診で診断を行う。甲状腺および副甲状腺の手術に関しては今のところ東京の日本医科大学付属病院で行っている。間脳下垂体疾患については脳神経外科と共同で診療にあたる。副腎ではクッシング症候群、原発性アルドステロン症に関しては必要に応じて放射線科の専門スタッフが副腎静脈サンプリングを行う。副腎の手術は当院の泌尿器科において内視鏡手術を行っている

糖尿病=糖尿病は地域における基幹病院として「糖尿病を専門としない診療所医師への診療支援」を基本とする病診連携が中心である。外来通院は原則として地域の連携医療機関との協議により、1型、若年患者、コントロール困難例、合併症の状態が不安定、癌の化学療法中などに限定した特殊糖尿病外来のみとしている。通常の2型糖尿病は初期教育指導を含む治療導入が終了後、地域に構築した病診連携システムにより転医する。糖尿病病診連携の構築にあたっては地域の診療所の診療レベル、専門医の分布など詳細な調査を行って構築し、その連携システムの有効性も検証済みである。

医療設備

超音波検査、MRI、CT、核医学検査、放射性ヨード療法(外来のみ)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

放射線科

分野

放射線科

特色

常勤医のうち7人が日本医学放射線学会の専門医であり、本施設は日本医学放射線学会修練機関であり、他にも複数の学会の認定施設に認定されている。また、各医局員はそれぞれの関連する専門学会の指導医や認定医などの資格を持っている。当科の業務として、放射線診断、IVR治療、癌に対する放射線治療がある

★放射線診断においては、大部分の放射線検査を当日に専門医が診断し、適切かつ正確な診断レポートを作成して、院内各診療科の診断に寄与している。CTやMRIなどの検査は予約で行っているが、外来および入院のオンコール検査は随時受け付けており、各科における診断に遅滞がないように努めている。地域医療機関からの検査依頼は、医療連携室で予約を受けており、検査結果は、診断レポートを作成して速やかに依頼施設に送付している

★IVR領域では、脳外科領域と心臓領域以外の、血管疾患・悪性腫瘍・外傷などの多くの疾患の治療を行っており、日本IVR学会の認定医が施行し、認定施設になっている。特に慢性下肢動脈閉塞症に対する治療を得意としており、IVR専門外来で患者を受け付けている。大動脈瘤のステントグラフト治療は当科で行っており、認定施設となっている。3次救命救急センターを有する施設であるので、救急治療にも積極的に対応している。IVR術後患者は、当科の外来できめ細かく経過観察を行っている。IVRのために放射線科病棟を2床持っており、主に慢性下肢動脈閉塞症や大動脈ステント術などのIVRの術前・術後管理の症例を受け持っている

★放射線治療は日本放射線治療学会の認定医が、専従の技師・看護師と共に治療を担当し、依頼科との綿密な協議を行った上で治療を行っている。すべての症例でCTを用いた照射位置決めを行い、加速多分割照射などの高度な技術を用いて治療を行っている。放射線治療後も、当科外来できめ細かく経過観察を行っている。

症例数

★11年の検査件数は、一般撮影77,423件、一般造影検査405件、消化管等造影検査1,816件、MRI検査9,273件、CT検査23,791件、核医学検査1,448件、血管撮影2,033件(放射線科で施行は506件、うちIVR 280件)であった

★放射線科でのIVRの件数の内訳は、大動脈ステントグラフト留置術11件、その他のステント留置術31件、急性四肢動脈閉塞の血管内治療8件、透析シャントの血管内治療38件、静脈系の血管内治療53件、外傷などの緊急血管塞栓術36件、腫瘍性病変に対する血管内治療89件、その他の血管性病変に対する血管内治療15件。いずれも重篤な副作用なく治療は成功しており、良好な中長期の治療結果を得ている

★放射線治療件数は、中枢神経系4例、頭頚部3例、肺・縦隔24例、食道14例、乳腺33例、泌尿器・男性生殖器33例、消化器9例、子宮・卵巣14例、骨・軟部1例、血液・リンパ腫10例、良性疾患5例である。多くの症例で抗癌剤併用放射線治療などの集学的治療を行っている。放射線治療単独症例は少ないために、当科独自の治療成績は出していないが、良好な成績を得ている。詳細は当院各科のデータを参照いただきたい。放射線肺炎や放射線皮膚障害などの重篤な副作用は経験していない。乳癌の乳房温存術後の照射も積極的に行っているが、局所再発は経験していない。放射線治療中および治療後は、放射線治療専門外来にてきめ細かな経過観察・治療を行っている。

医療設備

MDCT 3台、MRI 2台(3テスラおよび1.5テスラ)、ガンマカメラ2台、血管撮影装置3台、リニアック1台、骨塩定量装置2台、超音波診断装置1台、X線透視装置2台、その他一般X線撮影用コンピューター撮影装置(FCR)、手術室透視装置等。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

麻酔科ペインクリニック外来

分野

ペインクリニック

特色

他科で対応困難な疼痛一般を手掛けている。外傷後や帯状疱疹による急性期疼痛、慢性期疼痛、頭痛、身体各部の血行障害に伴う疼痛、各種の疼痛に対応する。薬物療法、神経ブロック療法のほか、鍼灸および漢方薬治療を含む東洋医学的手法も用いて、より全人的な治療・低侵襲で効果的な治療を目指している。日本ペインクリニック学会認定医2人。日本ペインクリニック学会認定病院。http://www.hokuso.nms.ac.jp/

症例数

年間患者数は延べ3,500人

★疾患別では、帯状疱疹痛、帯状疱疹後神経痛、腰痛・腰下肢痛(脊柱管狭窄症、椎間板症を含む)、頸肩腕痛、各種神経因性疼痛、四肢および頭頸部血行障害、筋性疼痛、複合性局所疼痛症候群(カウザルギー)、三叉神経痛が多い

★希望に応じて鍼灸治療、漢方薬による東洋医学的治療や低出力レーザー治療を行っている。

医療設備

MRI、functional MRI、CT、ヘリカルCT、サーモグラフィー、スーパーライザー低出力レーザー、神経筋伝導速度計測装置、脈波計測装置、脳脊髄誘発電位測定装置、末梢神経検査装置など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

救命救急センター

分野

救急医療

特色

当院は96年11月に千葉県の基幹災害医療センターに指定されており、97年1月に千葉県で最初の日本救急医学会指導医指定施設に認可され、99年4月1日付けで厚労省より救命救急センターに指定された

★当センターでは、地域医師会や消防本部との連携はもとより、院内各科、各部署との緊密な連携を保ちながら、脳卒中、心筋梗塞、大動脈解離、大動脈瘤、外傷、熱傷、急性中毒、心肺停止、臓器不全など、生命の危機に瀕したあらゆる重症患者に対し、24時間体制の高度な救急医療サービスを提供している。また、01年10月からは、医師と看護師がヘリコプターに搭乗して救急現場へ向かい、現場から高度な救命処置等を実施して救命救急センター等へ搬送する千葉県ドクターヘリの基地病院として、千葉県全域および茨城県南部を対象とした広域救命救急医療とくに重度外傷診療に取り組み、大きな実績を挙げている

★さらに、近年注目されるようになったメディカルコントロール体制の構築にも積極的に関わり、印旛地域メディカルコントロール協議会の基幹病院として、救急隊員のための現場活動指針の策定、教育・研修、無線等を介した救急隊員に対する指示ならびに指導・助言、救急隊活動の事後検証にも積極的に取り組み、プレホスピタルケアの質の向上を達成して全国から注目されている。

症例数

11年に日本医科大学千葉北総病院へ救急車で搬送された患者数は3,639例であったが、このうち2,845例を救命救急センタースタッフが初療した。この中で、脳卒中156例と単独頭部外傷39例は脳神経センター、心筋梗塞ならびに狭心症、心不全288例と大動脈解離ならびに大動脈瘤17例は集中治療室へそれぞれ入院し、専門医チームによって治療が行われた。救命救急センターに入院した症例は1,021、内訳は重度外傷254例、心肺停止135例、急性腹症8例、急性中毒47例、臓器不全15例、消化管出血33例、広範囲熱傷6例、その他538例であり、手術件数は427件であった

★外傷に対しては、救急室開胸、多部位同時手術、ダメージコントロールサージャリーを始めとした積極的外科治療と、放射線科医による経カテーテル動脈塞栓術などのカテーテル治療を24時間体制で行っており、千葉県の基幹的外傷センターとして内外から高い評価を得ている

★熱傷治療では東京スキンバンクネットワークに加盟しており、凍結同種皮膚や人工皮膚を用いた早期植皮術を、形成外科医の協力も得て行っている

★急性中毒に対しては毒物分析キットで原因物質を同定し、直ちに集中治療や血液浄化法を開始する体制が取られている

★千葉県ドクターヘリの11年出動実績は861件を数え、12年2月末日までの出動件数は6,769件となった。患者の内訳は、交通事故や労働災害などによる外傷が48%、脳卒中が17%、心大血管疾患が13%などとなっている。搬送先病院は当院のほか、千葉県全域と茨城県南部の救命救急センターであり、あらゆる重症の患者に対して迅速かつ高度な救急医療サービスを提供している。なお、ドクターヘリ運航時間外は、Raid Carに医師と看護師が同乗して、迅速に現場へ出動する体制を確保している。

医療設備

救命救急センターの病床数はICU10床、HCU20床。大量加温輸液装置、超音波診断装置、高速らせんCT、マルチスライスCT、MRI、DSA、SPECT、電子内視鏡、内視鏡手術器具、血液浄化装置、人工呼吸器、IABP、PCPSを装備しており、24時間体制であらゆる緊急手術、緊急カテーテル治療が可能である。また、災害医療に適切に対応するため、災害用備蓄倉庫、災害研修センター、自衛隊大型ヘリコプターも着陸可能な臨時ヘリポート、災害派遣医療チーム(DMAT)資器材(医療材料、医薬品、無線設備、空気膨張型テント)、NBC災害対応資器材(レベルC防護服、除染用シャワーなど)、各種放射能検知器を装備している。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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