国立病院機構 南京都病院

戦前の傷病兵の治療機関、戦後の肺病治療のサナトリウムの歴史から、呼吸器専門の国立病院として輝かしい実績がある。
しかし、国立大学病院に比べ城陽市という京都や奈良の郊外にあって、多くの患者がおしよせるには至らない。
非常に長い病棟が四棟あって、一つは隔離された肺結核病棟、二つ目は肺癌患者ばかりの病棟、あと二つはSARS等の不測の事態に備えた隔離病棟だが閉鎖されている。
肺癌の病棟では、呼吸器内科と呼吸器外科を中心に整理検査の研究チームと放射線治療、麻酔科チームが治療にあたっている。

私の例では、左後(葉)肺に直径3cmの癌の塊が発見され、当病院に紹介されたものです。
最初は内科に紹介され、「90%肺癌で内科で時間をとっては遅くなる」と言われ、隣の部屋の呼吸器外科の朝倉先生に会いました。
先生は、紹介状と一緒のX線写真を見ながら、手術の方法を探る前提で検査入院の用意をされました。
後で知りましたが、呼吸器外科の執刀は鹿島先生、その他癌研究で論文を発表されている生理検査チームにも連絡が行っていました。
これらの先生は例えば京都大学医学部から、癌の世界一のアメリカの病院、メイヨやハーバードやジョンホプキンス病院で実践を積んで帰任した人々でした。
結局12時間の手術が行われ、麻酔が醒めての私の第一声は、「肉うどんの大が食べたい」でした。
その後回復が早く退院しました。
入院中の看護師の介護も専門性があって、至りつくせりでした。
告知も手術計画も加療内容説明も、学問的かつ平易でした。
当時の白板のコピーは保存してありますが、どの医学解説書よりも明快です。

私は命拾いをしましたので、社会に還元したく、中国に出向して、先端技術の大工場設立に参加して、生涯最大の成果をあげられました。
嬉しいのは、大部屋の病室の仲間がいずれも元気で退院して、時折声を交わすことです。
あまり知られてない素晴らしい病院です。(61歳)

50代以上男性 2008年01月13日投稿

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