サンディミュン内用液10%[移植用]

処方薬

サンディミュン内用液10%[移植用]の基本情報

印刷する

アクセスランキング(05月11日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • サンディミュン内用液10%[移植用]の画像
    サンディミュン内用液10%[移植用]の画像
  • サンディミュン内用液10%[移植用]の画像
    サンディミュン内用液10%[移植用]の画像

作用と効果

リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、臓器移植(腎臓、肝臓、心臓、肺、膵臓)後の拒絶反応、骨髄移植後の拒絶反応や移植片対宿主病を抑制するために使用されます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。神経ベーチェット病、腎障害、肝障害、感染症、悪性腫瘍またはその既往歴がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

腎移植:通常、移植1日前から1日体重あたり0.09~0.12mL/kg(主成分として9~12mg/kg)〔体重50kgで4.5~6mL(450~600mg)〕を1日1回または2回に分けて服用します。移植後徐々に減量して維持量は1日0.04~0.06mL/kg(4~6mg/kg)〔体重50kgで2~3mL(200~300mg)〕を1日1回または2回に分けて服用します。
肝移植:通常、移植1日前から1回体重あたり0.07~0.08mL/kg(主成分として7~8mg/kg)〔体重50kgで3.5~4mL(350~400mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.025~0.05mL/kg(2.5~5mg/kg)〔体重50kgで1.25~2.5mL(125~250mg)〕を1日2回服用します。
心移植、肺移植、膵移植:通常、移植1日前から1回体重あたり0.05~0.075mL/kg(主成分として5~7.5mg)〔体重50kgで2.5~3.75mL(250~375mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.01~0.03mL/kg(1~3mg/kg)〔体重50kgで0.5~1.5mL(50~150mg)〕を1日2回服用します。
骨髄移植:通常、移植1日前から1日体重あたり0.06~0.12mL/kg(主成分として6~12mg/kg)〔体重50kgで3~6mL(300~600mg)〕を1日1回または2回に分けて服用し、3~6ヵ月間継続してから徐々に減量・中止します。
この薬は1mL中に主成分100mgを含みます。移植後の症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が5時間以内の場合は、飲まないでおき、次に飲む時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めたり、この薬のかわりにネオーラルを飲んだりしないでください。

副作用

主な副作用として、腎障害(尿量減少、むくみ)、肝障害(全身倦怠感、黄疸)、吐き気、嘔吐、感染症、多毛、振戦(手足の震え)、歯肉肥厚、血圧上昇、高血糖(のどがかわく、多飲)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・けいれん、意識障害、視覚障害 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]

・激しい上腹部の痛み、発熱、吐き気 [急性膵炎]

・出血傾向、鼻血、紫斑 [血栓性微小血管障害]

・手足の筋肉の痛み、こわばり、脱力感 [横紋筋融解症]

・リンパ節腫脹、発熱、食欲不振 [悪性腫瘍]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

低い温度(5℃以下)で保管すると、沈殿を生じることがあります。その場合は常温において、沈殿が溶けてから使用してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(4009件)

医薬品情報

製薬会社

ノバルティスファーマ株式会社

薬価

1mLあたり747.4円 ジェネリックを探す

剤形

淡黄色の液剤

シート記載

-

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 他に分類されない代謝性医薬品 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

シクロスポリン

この成分で処方薬を探す

YJコード

3999004S1036

レセプト電算コード

620882601

更新日付:2022年12月14日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

サンディミュン内用液10%[移植用]の他の剤形

もっと見る

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ノバルティスファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・サンディミュン内用液10%[移植用]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。