ルティナス腟錠100mg

処方薬

ルティナス腟錠100mgの基本情報

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作用と効果

不足した黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充することで、子宮内膜における受精卵の着床環境を整え、着床後は妊娠を維持します。
通常、生殖補助医療における黄体ホルモン補充療法に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。性器出血がある。稽留流産(胎児が子宮内で死亡し子宮内に停滞)または子宮外妊娠がある。肝機能障害がある(作用が強まる可能性があります)。乳がんまたは生殖器がんにかかったことがある、または疑いがある。血栓塞栓症または血栓性静脈炎またはそれにかかったことがある。ポルフィリン症(酵素の異常によりポルフィリンが体内に過剰に蓄積する病気)がある。てんかん、うつ病またはそれらにかかったことがある。片頭痛、喘息またはそれらにかかったことがある。心臓または腎臓の機能に障害がある。糖尿病がある。35歳以上の喫煙者でかつアテローム動脈硬化症を生じやすい状況(高血圧、高脂血症、糖尿病などの人)である。

授乳中である。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1回1錠(主成分として100mg)を1日2回または3回、採卵日(またはホルモン補充周期下での凍結胚移植では、エストロゲン使用により子宮内膜が十分な厚さになって時点)から最長10週間(または妊娠12週まで)腟内に使用します。必ず指示された方法に従ってください。

専用アプリケータを用いて腟内に挿入してください。このアプリケータはルティナス腟錠を挿入するためにのみ使用し、これ以外の目的では使用しないでください。

妊娠が確認出来なかった場合または妊娠が継続しなかった場合は医師に相談してください。

使用直後に横になるなどの安静は必要ありません。家事や仕事をして構いませんが、テニスなどの運動や肉体労働は避けてください。

使用して2時間程度は入浴(お風呂)は避け、シャワーをご利用ください(腟内にお湯が入り、薬が流れ出る可能性があります)。

挿入し忘れたら、担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。通常、1日2回使用の方は、忘れたことが判明した段階で投与(次の使用までの2~3時間以内の場合は飛ばして使用)します。1日3回使用の方は、忘れた分は飛ばして使用してください。なお、2回分を一度に使用しないでください。

誤って多く使った場合は担当の医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに自分の判断で投与を止めないでください。この薬の投与を中止した後に、不安や気分の変化などを引き起こす可能性がありますので注意してください。

副作用

主な副作用として、頭痛、眠気、性器出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・手足のまひやしびれ、しゃべりにくい、胸の痛み [血栓症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

錠剤が入っているブリスターシートは使用直前に開封してください。

専用アプリケータは使用後廃棄いただけます。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

フェリング・ファーマ株式会社

薬価

1錠あたり361.2円

剤形

白色の腟錠、長径約22mm、短径約13mm、厚さ約5mm

シート記載

FPI 100

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

プロゲステロン

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YJコード

2477700H2027

レセプト電算コード

628772801

更新日付:2022年06月03日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ルティナスに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ルティナス腟錠100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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