ペンタサ顆粒94%

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ペンタサ顆粒94%の基本情報

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作用と効果

炎症に関連する細胞から出る活性化された酸素を消去し、炎症に関連した生理機能を示す物質(ロイコトリエン)を作り出すことを抑制することにより、炎症が広がったり、組織が障害されたりすることを抑制し、腹痛、血便などを改善します。
通常、潰瘍性大腸炎(重症を除く)とクローン病の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

潰瘍性大腸炎(成人):通常、成人は主成分として1日1,500mgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合がありますが、1日2,250mgを超えることはありません。寛解期には、1日1回の服用となることがあります。活動期には1日4,000mgを2回に分けて服用することがあります。
潰瘍性大腸炎(小児):通常、小児は主成分として体重1kg当たり1日30~60mgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合がありますが、1日2,250mgを超えることはありません。
クローン病(成人):通常、成人は主成分として1日1,500~3,000mgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合があります。
クローン病(小児):通常、小児は主成分として体重1kg当たり1日40~60mg/kgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合があります。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

この薬は主成分の放出を調節している製剤なので、かまずに服用してください。

飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合には飲まないで、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに飲むのを止めないでください。

副作用

副作用として、下痢、発疹、血便、下血、口内炎、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、息苦しい、咳 [間質性肺疾患]

・発熱、息苦しい、胸の痛み [心筋炎、心膜炎、胸膜炎]

・むくみ、尿量が減る、体がだるい [間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎機能低下、急性腎不全]

・出血しやすい/止まりにくい、あおあざができる、発熱 [再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]

・皮膚・白目が黄色くなる、吐き気・嘔吐、尿の色が濃くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸]

・激しい上腹部または腰背部の痛み、吐き気・嘔吐、体重が減る [膵炎]

・高熱(38℃以上)、目の充血、皮膚の広い範囲が赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・皮膚の広い範囲が赤くなる、高熱(38℃以上)、のどの痛み [薬剤性過敏症症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

保存中にわずかに着色することがありますが、薬の効果は変わりありません。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

杏林製薬株式会社

薬価

1gあたり110.5円 ジェネリックを探す

剤形

灰白色~淡灰黄褐色の顆粒剤(各顆粒は円柱状)

シート記載

この薬には1包中の主成分の量が異なる4種類の製剤があります。 [共通の表示] ペンタサ顆粒94%、KP-012、日局メサラジン、かまずにおのみください、Kyorin。 [黄色ラインの製剤]250mg含有、0.265g/包 [黄緑色ラインの製剤]500mg含有、0.53g/包 [水色ラインの製剤]1,000mg含有、1.06g/包 [橙色ラインの製剤]2,000mg含有、2.12g/包

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 消化器官用薬 > その他の消化器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

メサラジン

この成分で処方薬を探す

YJコード

2399009D2020

レセプト電算コード

622442701

更新日付:2023年05月17日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ペンタサに関する医師Q&A

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、杏林製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ペンタサ顆粒94%を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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