[職場のうつ] 2009/08/04[火]

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うつ病は、職場に公言して治す病気になるか?

 自分の職場の、“うつ病公言率”を予想してもらった。その結果は、男性22%、女性21%とほぼ同じであった。地域別で見ても、南関東21%、中京・京阪神22%、その他23%と変わらない。

Q.あなたの職場では、何割程度の人が、”自分が「うつ病」になったとき【職場内の同僚に、公言する】”と思いますか。一番近いものを選んでください。

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 次に「関与度」別でみると、平均値では大きな差にならなかったものの、内訳は「症状経験」群と「未経験」群との間でパターン差が見られた。未経験者では「5割」回答者が13-14%いた。
 ただし、どの群でも「5割」超はほとんどいない。うつ病=“公言”が難しい病気、と広く見なされていることがわかる。

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 次に「偏見有無」別でみると、「未治療」群での低率傾向が顕著にみえる。「治療に消極的」な人は、「自分だけでなく、一般的にうつ病は、周囲に受け容れられない病気」というイメージを持っているのかもしれない。もし「うつ病=公言して治療する病気」というイメージが職場に広まったら、果たして「治療に消極的な患者」が減るのだろうか。

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●本調査の詳細レポートは、以下(pdfファイル):
<全国の上場企業勤務者アンケート>「職場のうつ」調査 “職場への打ち明け”編

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