第67話 安心
[マンガで読む病院イイ話] 2011/07/22[金]

■ お寄せ頂いた口コミ
数年前、私はある病院で、癌と宣告されました。
かなり落ち込んでいる所に、追い打ちをかける様に「うちの病院では対応が出来ないので」と、他の病院を紹介されました。
後日、紹介された病院に行き、検査を最初からやり直されて、更にその病院でも「うちの病院では・・・」と言われ。
「東北大学病院に紹介状を書くので、そちらへ・・・」と。
癌でたらい回しにされると言う事は、かなり進行癌で難しい病気になったと思い、生きた心地がしませんでした。
子供も、まだ小学生と幼稚園なので、それを考えると、涙が止まりませんでした。
そして後日、紹介された東北大学病院へ行き、検査を行った結果は、やはり癌でした。
その時には、もう自暴自棄になっておりましたので、結果を聞いて、特に驚く事は有りませんでした。
所が、こちらの先生は明るく「取っちゃいましょう!」と、唖然としている私に「私は名医だから任せなさい!」とおっしゃるではないですか。
そして「明日入院の準備をして来てください」と言い、すぐに看護師さんを呼び、「入院の手続きを!」と。
暫くすると看護師さんが先生に「ベットの空きがないので、明日の入院は無理です!」とその先生に言ったところ、その先生は顔色を変え「こんなに患者さんが不安そうな顔をしているのに、ベットが空くまで待てと言うのか?」と言ってくれました。
最初の宣告から、一ヶ月以上経っておりましたので、私も精神的にかなり参っておりましたから、先生のあの一言二言は、まるで神の声に匹敵しるものでした。
この時、私は「医者は病気を治すばかりではなくメンタルケアができなければならない、大変な仕事なのだ」と再認識いたしました。
東北大学病院の先生に出会えて、本当に感謝しております。
ありがとうございました。
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