専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO山梨病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

食道、胃、大腸、肝胆膵などの消化器外科を中心に乳腺、甲状腺、肺など幅広く扱っている。特に当院は検診センターを併設しているため早期の食道、胃、大腸癌の症例が多い(2008年度の内視鏡件数18,127例)。 治療は早くから鏡視下手術、IVRなどを取り入れ根治性とともにQOLを考慮した術式を選択し、患者さんにやさしい外科治療を目指している。日常診療ではインフォームド・コンセントを大切にし、癌の告知もできる限り行っている。これに関連しターミナルケアも重視し、ナース等と協力しながら訪問看護を含めた医療を行っている。

症例数

外科手術件数は年間約400件で、2008年度の疾患別手術症例の内訳は、食道癌6例、胃悪性腫瘍49例(開腹36、ESD13)、大腸(結腸、直腸)83例、肝臓癌13例、膵・胆道系癌8例、乳癌72例などである。胃癌、大腸癌では病期により拡大、縮小手術を選択し、特に直腸癌では神経温存、肛門機能温存術式を心掛けている。腹腔鏡下手術は県内では最も早くこれを導入し、2008年度は50例を経験している

大腸癌治療=外科手術の対象疾患として大腸癌が最も多くなっている。最近10年の大腸癌(結腸癌+直腸癌)の手術数は591例であり、その5年生存率は、全症例で59.1%、ステージ別では0期100%、I期96.1%、II期84.5%、IIIa期75.1%、IIIb期61.0%、IV期35.3%であった。2005年大腸癌治療ガイドラインで示された全国データ(全症例の5年生存率は69.9%)と比較しても肝移転に対する治療の進歩などもあり治療成績は良くなっている。最近では、肝転移巣を高周波で焼灼するラジオ波治療を導入している。小さな肝転移巣であれば切除と変わらない治療成績が得られており、開腹することなく肝転移巣の治療が可能となっている

内視鏡下治療=当院では手術同様、内視鏡下治療も癌治療の一環として外科で行っている。近年、様々な内視鏡を使用することで、体に大きな負担をかけることなく、胃癌、大腸癌の切除が可能となっている。最近では胃癌に対して内視鏡下粘膜剥離術(ESD)を導入し、粘膜内癌であれば大きな病変であっても胃内視鏡下に一括切除を行い良好な結果が得られている。早期大腸癌に対しても積極的に大腸内視鏡下に治療を行っている。また、消化管内視鏡で切除できないような病変に対しては、腹腔鏡補助下手術を考慮している。小さな傷で胃癌、大腸癌の手術を行うことができるため、術後の痛みが少ない、回復の早い術式であり、適応症例に対しては積極的に行っている。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、RI、DSA、各種US、レーザー、その他。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

循環器疾患の地域中核病院として、虚血性心疾患、心不全、心筋症、不整脈、高血圧、高脂血症等、循環器疾患全般にわたって診療を行っている。「だれでも、いつでも、気持ちよく、安心してかかれる病院」を理念として、24時間受け入れ体制のもと夜間診療、救急診療にも、積極的に対応し、急性心筋梗塞、狭心症の急性期治療、経皮的冠動脈形成術(PCI)を行っている。さらに、心臓血管外科との連携も密にして、診療に当たっている。患者さまの立場に立ち、最善の医療を提供することを第一に考えている。また、心疾患の早期発見、予防のため、心エコー、トレッドミルを中心とした心臓ドックも行っている。

症例数

循環器内科としては約30床(うちCCU扱い3床)で、年間循環器入院患者数は394人であった。 虚血性疾患の診断とカテーテル治療(経皮的冠動脈形成術:PCI)では、年間262例の心臓カテーテル検査と59例のPCIを行っている。急性心筋梗塞、狭心症に対するPCIは原則として、右手首からの右上肢橈骨動脈アプローチにより施行し、過去5年間の成績において、PCIの初期病変成功率は98%である。また、PCIにおける第一の問題点であるステント再狭窄に対して、抑制効果のある薬剤溶出性ステント(drug-eluting stent、DES)を積極的に使用し、当院において、DESを留置した安定狭心症患者の再狭窄率5%、及び病変部の再血行再建術率5% と良好な成績が得られている。また、永久ペースメーカー植え込み術は、年間15件に行っている。非観血的検査の件数は、心臓核医学検査心筋シンチ214件(うちトレッドミル負荷心筋シンチ134件、アデノシン負荷心筋シンチ52件)、心エコー2,024件、ホルター心電図240件、トレッドミル負荷心電図335件などであった。さらに、心疾患はメタボリックシンドロームの結果として引き起こされる病態であり、発症予防(一次予防)、再発予防(二次予防)が重要と考えられるため、糖尿病、肥満、禁煙、高脂血症等、他科の診療科との連携を強化し、禁煙外来、栄養指導なども積極的に実施している。

医療設備

デジタルシネアンギオ装置、DSA、心臓核医学検査心筋シンチグラム、SPECT、MRI、ヘリカルCT、ドプラ心エコー、経食道心エコー、トレッドミル、ホルター心電図、血管内超音波、IABP、PCPSなど。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

外科(乳腺)

分野

乳腺・内分泌外科

特色

野方部長を中心に乳腺疾患の診断、治療および経過観察を行っている。さらに当院付属健康管理センターにおいては、マンモグラフィ、エコー検査を用いた乳がん検診を行っている。

症例数

年間の乳がん手術数は約80例。そのうち約70%に乳房温存療法を施行している。乳房温存療法の適応は、臨床病期2までとしているが、患者様のご希望などをよくお伺いした上でそれにこだわらずアドバイスしている。この際、乳房CT、乳房MRIにて、乳癌の広がりやリンパ節腫大の有無などの情報を得てインフォームド・コンセントに役立てている。また、色素法センチネルリンパ節生検を実施し、無用な侵襲を避けるように努力している。手術後は個別に年間経過観察計画を立案している。一般的にはエコー検査を年2回、マンモグラフィを年1回、その他再発リスクに応じて胸部CT,骨シンチ、PETをおこなっている。当院付属健康管理センターでは、年間約8.000件のマンモグラフィによる乳がん検診を行っている。人間ドック、個別検診では、マンモグラフィと乳腺エコーの併用検診を実施している。検診乳癌発見率は約0.1%である。乳腺穿刺細胞診、組織診は年間約350例。この際、当院では必ず麻酔を施し、患者様に苦痛が無く、楽に検査を受けていただけるよう配慮している。またマンモトームを装備しており、乳腺石灰化巣に潜む触知不能の早期乳がんの診断に活躍している。さらに最近、従来のドプラエコーに加えてエラストグラフィを搭載したデジタルエコーを導入し、乳腺エコー検査の質の向上を実現している。こうした診断器材の充実ばかりでなく、人的な技術指導にも前向きに取り組んでいる。乳腺エコーは、日本超音波学会の定める体表臓器の認定を有する超音波技師が施行している。またマンモグラフィは、A評価の女性の臨床放射線技師があたり、高い技術レベルで日頃の業務を実施している。成績:10年生存率(1990~2003年)は、病期0:100%、病期I:92.5%、病期IIA:86.1%、病期IIB:77.1%、病期IIIA:66.7%、病期IIIB:66.7%。

医療設備

デジタルマンモグラフィ、デジタルエコー(カラー、パワードプラ、エラストグラフィ付)、CT、MRI、乳管内視鏡、マンモトーム、マンモーリード。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

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