神戸市立西神戸医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

神戸市立西神戸医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

本院は神戸市地域医療振興財団が運営する450床の総合病院である。94年の開院当初より神戸西地域の中核病院として高度医療、小児を含めた救急医療及び結核医療の提供と、地域の医療機関との密接な連携を目指した病診・病病連携のモデル病院として設立された。外科では胃癌、大腸癌、胆石症などの消化器外科疾患を中心に、乳癌など一般外科疾患と、腹膜炎や腸閉塞等の救急疾患を取り扱っている。最近では、EBM(科学的根拠)に基づいた、QOL(生活の質)を重視した低侵襲手術も多くなっている。乳癌に対する乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検は本院でも増加している。腹腔鏡下手術も増加傾向にあり、胆石症に対しては急性胆嚢炎を合併していても適応があれば腹腔鏡下に行っている。また、臍1カ所の小さな傷で手術を行う単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術も導入している。さらに胃切除や腸切除も厳重に適応を決めて、積極的に腹腔鏡下手術に取り組んでおり、09年度は大腸癌手術のうち約半数を腹腔鏡下手術で行った。また、10年度より食道癌に対しても胸腔鏡、腹腔鏡を用いたより侵襲の少ない手術を行っている。

症例数

09年度の総手術件数は921例で、そのうち全麻症例は815例であった。前述のように大部分が癌の手術であるが、本院の救急病院としての役割もあり、緊急手術は285例と手術症例の35%を占めている

★癌の手術の主な内訳は食道癌11例、胃癌91例、結腸癌85例、直腸癌61例、肝臓癌(原発・転移)26例、胆嚢癌6例、膵臓癌10例、乳癌123例である。そのうち腹腔鏡下手術は胃切除術が22例、結腸切除術が50例、直腸切除術が31例である。良性疾患の主なものは急性虫垂炎が86例、腸閉塞が38例、胆石症や胆嚢炎が164例で、腹腔鏡下胆嚢摘出術は133例(単孔式は8例)である

治療成績=胃癌の5年生存率はStageIA:96%、IB:89%、II:83%、IIIA:49%、IIIB:38%、IV:9%である。結腸癌の5年生存率はStage0:100%、I:89%、II:83%、IIIA:77%、IIIB:60%、IV:23%である。直腸癌の5年生存率はStage0:100%、I:94%、II:85%、IIIA:71%、IIIB:41%、IV:12%である。乳癌の5年生存率はStage0:100%、I:97%、IIA:93%、IIB:82%、IIIA:56%、IIIB:65%、IV:46%である。

医療設備

MRI 2台、MDCT 2台、マンモグラフィ、超音波診断装置、リニアック、ハイビジョン対応内視鏡外科システム、超音波凝固切開装置、リガシュアー、超音波外科吸引装置、レーザー、術中レントゲン透視装置など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

地域の中核医療施設として、外科治療を要する呼吸器疾患全般の診療を行っている。肺癌、縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患が多いが、気胸、胸部外傷などの救急医療や膿胸、結核、肺真菌症などの炎症性疾患も扱っている。胸腔鏡を手術に積極的に取り入れ、美容面からも配慮した、患者さんに負担の少ない、安全な外科治療を心がけている。

症例数

当科の手術数は年間約200例で、主な疾患は原発性肺癌70~80例、気胸50~60例、転移性肺癌15~20例、縦隔腫瘍10~15例である。これらのうち7割以上に胸腔鏡を使用した手術を行っている。手術創部はすべて吸収糸による埋没縫合を行い、美容面にも配慮しかつ抜糸も不要としている

★肺癌に対しては、患者さんの意向や組織型、病期を考慮し、呼吸器内科、放射線科と連携し適切な治療を選択するようにしている。I期、II期肺癌は手術を原則としている。III期肺癌では、手術により完全切除が可能と判断した場合に手術を勧めている。II期、III期肺癌の一部は手術前に化学療法や放射線治療を併用している。肺癌手術の入院期間は12~14日程度である。肺癌手術の8割は胸腔鏡を使用し、小さな手術創部(8~10cm)で負担の少ない手術を行っている。肺癌の病期別術後5年生存率は、IA期86%、IB期73%、IIA期52%、IIB期54%、IIIA期31%、IIIB期38%、IV期34%であり、専門施設として要求される治療成績を十分クリアできている

★自然気胸は再発例、薄壁ブラの存在例、空気洩れ持続例を手術対象とし、ほぼ全例胸腔鏡手術を行っている。細径(3mm)の胸腔鏡を使用し、より患者さんの負担を軽減するよう心がけている。術後4~5日の入院を要する

★肺癌、自然気胸で胸腔鏡を使用した肺切除を行う場合、クリニカルパスを導入し治療の質を維持しつつ、均質化、効率化を図っている

★気管・気管支狭窄例の気管支鏡下APC焼灼術やステント挿入術、多汗症の胸腔鏡手術も行っている。

医療設備

マルチディテクターCT、MRI、リニアック、DSA、ヤグレーザー、KTPレーザー。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

循環器科

分野

循環器科

特色

神戸市西地域の基幹病院として、主に地域からの紹介患者、救急患者に対応する急性期病院である。循環器科でも、入院患者の2/3は救急患者で、年々若年化する虚血性心疾患に対して24時間のオンコール体制で対応している。昨今では周辺地域の高齢化を反映して、心不全患者の比率が増加傾向にある。

症例数

入院患者:約500人/年(平均在院日数12.2日)、急性心筋梗塞患者:約50人/年、心臓カテーテル検査:約300例/年、冠動脈インターベンション:約130例/年、冠動脈 CT: 200〜250例/年、ペースメーカー植え込み術:40〜50例/年

★虚血性心疾患に対しては、安定した患者では、まず外来で運動負荷心電図や冠動脈CTを行い、血行再建の適応があれば心カテ、冠動脈インターベンション(PCI)を橈骨動脈穿刺で行っている。急性冠症候群に対しては可及的速やかに冠動脈造影、血行再建術を行っている。当院には心臓外科がないため、PCIは低リスク病変に限定して行っており、左主幹部病変、多枝のびまん性病変や慢性閉塞病変などは冠動脈バイパス術 (CABG)をお勧めして近隣の心臓外科(神戸市立医療センター中央市民病院、神戸大学附属病院など)に紹介している

★心不全に対しては、薬物療法を基本としている。急性期には積極的にNIPPVによる補助呼吸を併用し、適応があれば、CHDF、IABP、PCPSも使用している

★不整脈に対しては、薬物療法とペースメーカー植え込みを行っている。アブレーション、植え込み型除細動器、心臓再同期療法の適応がある場合は近隣の病院(同上)に紹介している。

医療設備

心血管造影装置、マルチスライスCT (64列)、心臓超音波、心臓核医学検査、トレッドミル、ホルター心電図、人工呼吸器(NIPPVを含む)、IABP、PCPS、血液透析(HD、 CHDFなど)。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

神戸西地域の中心的病院小児科として、地域の医療機関との密接な連携のもとに、小児内科疾患全般を幅広く診療している。また、乳幼児健診や育児相談、予防接種等の保健関連業務も行い、この地域の小児の健全な成育に寄与している。対象年齢は出生前の胎児から中学生までを原則とするが、先天性の疾患など、疾患によっては若年成人まで診療している

★救急医療は当科の診療上の柱の1つであり、神戸市の小児救急の定点として、神戸西地域の2次救急(時に3次救急相当の患者さんも)を担っている。市民病院群の1つという病院の性格上、1次救急の患者さんも多数受け入れている

★入院診療では、小児病床は25床で、急性期を中心に多彩な疾患の入院診療を行っている。新生児病床は5床で、産科との密接な協力の下に、正常な新生児や早産児、低出生体重児などの治療が必要な新生児の診療を行っている。なお、希望により新生児の聴覚(聞こえているか)スクリーニング検査を行っている。また、当院産科は診療体制を堅持しているが、周辺の病院の産科や新生児医療は縮小傾向にあるため、今後当院にはハイリスク分娩が集中し、当院の新生児医療がますます重要になるものと考えている。

症例数

★09年度の外来延べ患者数は24,366人で、このうち救急患者数は11,796人である。また、新入院患者数は一般小児科967人で、呼吸器疾患を中心に幅広い分野を取り扱っている。病的新生児234人で、在胎週数30週以上の新生児を対象としている。当院の分娩数は897件で新生児総数は911人であった。小児科としては合計1,201人の新入院患者を受け入れた

心臓外来=小児の循環器疾患の診療を行い、先天性心疾患や川崎病では必要に応じて診察室で心エコー検査を行い、その場で診断して、治療方針を決めている

アレルギー外来=喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をガイドラインに基づいて診療している。原則として予約制で、受診希望の場合にはまず午前中の一般外来を受診していただいている。食物アレルギーの負荷試験も行っている

乳児健診=当院で生まれた乳幼児の健診と育児相談を行っている。対象は1カ月健診と9カ月健診であるが、必要に応じてそれ以外の時期でも経過を診ている。他院から紹介された方も受け付けているので、受診前に電話での相談が必要である

小児神経外来=小児の神経疾患全般を対象としている。原則として予約制であるが、当科を受診している患者さんに限り、当日時間内の申し込みでも受診できる

未熟児外来=当院で出生された低出生体重児や早産児を中心とした発育・発達のフォローアップを行っている。原則として予約制。当院以外の病院で出生した新生児、乳児についても同様の診療を行っているので、受診前に電話での相談が必要である

慢性疾患外来=小児の血液疾患や腫瘍の治療や経過観察と、喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や、低身長などの慢性疾患の精査と治療を行っている。原則として予約制

予防接種=三種混合、二種混合、MR(麻疹、風疹)、おたふくかぜ、水ぼうそうとB型肝炎の予防接種をしている。予約不要。母子健康手帳持参が必要。肺炎球菌やHib(インフルエンザ菌)、子宮頸癌のワクチン接種も行っている

★この他、言語療法士による言語を中心とした発達の評価や言語訓練を行っている。疾患分類の詳細は当院のホームページhttp://www.nmc-kobe.or.jp/kakuka/ka09.htmlを参照。

医療設備

MRI、CT(MDCT)、各医学、心血管造影、各種超音波検査機器など、地域の中核病院にふさわしい医療機器、設備を備えている。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

地域医療機関との連携をもとに、高度かつ専門的医療を提供することを目的としている。皮膚疾患全般にわたり診療を行っているが、特に皮膚アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、じんま疹、薬疹、接触性皮膚炎、光線過敏症など)、自己免疫疾患(自己免疫性水疱症、膠原病、血管炎など)などに力を注いでいる。Qスイッチ・ルビーレーザーを用いた色素性疾患の治療も実施している。また、皮膚炎症性および腫瘍性疾患の病理組織学的診断にも力を注いでいる。

症例数

年間の外来患者数は延べ約21,000人。生検・手術の年間件数は約500件である

★アトピー性皮膚炎患者が多く、日常生活の指導、増悪因子の除去などに重点をおいた治療を行っている

★じんま疹、薬疹、接触性皮膚炎、光線過敏症などに対しては原因検索のため、積極的に各種検査(パッチテスト、皮内テスト、スクラッチ・プリックテスト、内服試験、光線テストなど)を行い、薬疹では再発を防ぐため薬疹カードを発行している

★Qスイッチ・ルビーレーザーを用いて、太田母斑・老人性色素斑などの治療を施行している

★その他、長波長紫外線、中波長紫外線を用いた光線治療、イオントフォレーシス、電気焼灼、凍結療法などの特殊治療を行っている。

医療設備

Qスイッチ・ルビーレーザー、ナローバンドUVB、紫外線照射装置、イオントフォレーシスなどを備えている。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

内分泌糖尿内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

血液中にホルモンを分泌する臓器を内分泌臓器といい、甲状腺、副腎などがあるが、これらのホルモンの病気や、また最近多くなっている糖尿病の患者さんを診療するのが内分泌糖尿内科。糖尿病は、若い人に多くインスリン治療が必要な1型糖尿病や、主に中年以降で肥満歴のある人に多い2型糖尿病、またその他の原因で起こる糖尿病や妊娠時の糖尿病について、診断、治療を行っている。またコレステロール、中性脂肪の高い病気(高脂血症)や尿酸の高い病気(痛風)などの診療も行っている。

症例数

神戸西地域の医療機関との連携を重視しており、血糖が高くなり当センターに紹介された糖尿病の患者さんに血糖コントロール目的にて食事療法の指導を受けてもらう。また同時に糖尿病の合併症について検査(尿検査、眼科受診等)を行い、異常が見つかった場合にはそれぞれの専門の科で治療を受けてもらっている。これで血糖が改善しない方は糖尿病の教育入院を行い、食事、運動療法の理解、実践を図る。必要に応じて入院の上、インスリン注射を開始することもある。入院に関して患者さんの負担を減らすため、糖尿病教育入院は5日間の、またインスリン注射を始めるための2週間の入院プログラムを組んでいる。他に毎月1回、第3火曜日の午後1時30分より患者さん向けの糖尿病教室を行い、知識の普及を図っている。

医療設備

バセドウ病に対する放射線ヨード治療、甲状腺癌の診断のための吸引細胞診、クッシング病に対する下錐体・海綿静脈洞サンプリング、原発性アルドステロン症に対する副腎静脈血サンプリング等の実施が可能。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

4人の脳神経外科専門医で外来、検査、手術等の日々の脳神経外科の診療にあたっている。西神戸神経カンファレンス、西神戸定位放射線治療カンファレンス、西神戸脳腫瘍病理カンファレンスなどのカンファレンスを年2~3回の割りで開催し、院内および院外の神経内科医、病理医、放射線科医が集まり、診断または治療上問題があった症例について意見を交換する会を開催し、研修医、専攻医、経験の少ない専門医の教育と治療成績の向上を図っている。英文ジャーナルの抄読会と術前、術後の症例検討会を毎週2回開催している。http//www.nmc-kobe.or.jp/

症例数

入院患者数は毎年360人を超え、4人の脳神経外科医で診断および治療に当たっている。手術件数も、開頭術と木戸口医師を中心として行っている血管内手術、放射線科医、放射線技師の協力の下に行っているXナイフによる治療(定位的放射線治療)を加えると300例近くをこなしている

★手術症例では脳腫瘍が毎週1~2例で一番多く、ついで脳動脈瘤症例で、血管内手術による塞栓術と開頭クリッピング術を症例ごとに選択している

★また、高血圧性脳出血症例には、定位脳手術による血腫除去、頸動脈狭窄症などの閉塞性脳血管症例に対してはステントによる治療、超急性期脳梗塞症例に対しては、t-PA製剤の血栓溶解剤による治療も行っている

★重症頭部外傷例に対しては、術後、低体温療法を行うこともある。また、パーキンソン病などの錐体外路系疾患に対して、リードポイントを用いてDBS(Deep Brain Stimulation)による治療も可能である。外科治療を必要とする脳神経疾患の全領域をカバーすることができる幅広い脳神経外科医を養成すると共に、治療法の選択肢を多くし治療成績の向上に努めている

★神戸西地域の中核病院として、地域の住民のニーズに応えるために、脳神経外科領域の救急医療を24時間体制で受け入れ、また高度医療の充実に向けて努力している。さらに開頭下の顕微鏡手術だけでなく、カテーテルによる血管内手術、またXナイフによる定位的放射線治療も積極的に取り入れて、症例ごとに低侵襲で治療効果の大きい治療方法を選択している

★また、若い医学生に第一線で働く脳神経外科医の役割とその魅力を理解していただくために、積極的に当院で実習を希望する学生を全国から受け入れており、病院の活性化を図るために、やる気のある若い優秀な研修医に働きやすい研修の場を提供するとともに、将来専攻医、スタッフとなる専門医の育成にも努めている。

医療設備

最新診断機器:MRI 2台、CT 2台(うち1台はMDCT)、DSA 2台、SPECT 2台、超音波診断装置が完備。最新手術機器:神経ナビゲーター、神経モニタリング装置、超音波メス、レーザーメス、定位脳手術装置、術中DSA装置、定位的放射線治療装置(Xナイフ)が完備している。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

神経科

分野

精神科

特色

「外来での診療を中心に、地域の特徴に沿った治療を」をテーマにするニュータウン地域の病院。受診者数は著しく増加しており、そのため1人の患者さんにかけることのできる時間が短くなっている。

症例数

外来数は1日平均130人、入院設備はない

小児=身体化しやすく、頭痛、腹痛、視力障害、歩行障害と身体のあらゆる部位が影響を受ける。箱庭などの心理療法や、家族のカウンセリングも行っている。小中学生の摂食障害は、小児科と協力して小児病棟に余裕があれば入院治療を行っている。看護師、管理栄養士、薬剤師、心理士、原籍校養護教諭らとともにチーム医療を実践している。遠隔地の方はお断りしている

青年期・熟年期=うつ状態、不安障害、身体表現性障害が多く、過呼吸症候群、パニック障害もみられる。外来に限りがあり、お断りすることもある。高校生より年長の摂食障害は外来のみであり、遠隔地の方はお断りしている

老年期=認知症、老年期うつ病の患者さんにも対応しているが、あまり時間をさけない

その他=身体科へ入院中に不眠を始めとして精神面でお困りになった方へのサポートをしている。婦人科入院中の悪性腫瘍で化学療法を受けている患者さんには、精神面でのフォローを担当している。消化器内科と協力して、C型肝炎のインターフェロン治療に伴う精神症状発現の予防にも力を入れている。小児がん患児と家族への心理社会的援助を多職種と展開している。摂食障害と小児がんの親の会を定期的に開いている。

医療設備

MRI、CTをはじめ総合病院の医療に必要な医療機器はほぼ揃っている。心理検査各種、箱庭、バイオフィードバック法も可能。設備・人員の関係から入院の必要な方には対応できていない。救急も受けていない。他院への紹介となる。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

当センターは神戸市西地域の中核的病院として、地域医療機関との連携の下に急性期医療、高度医療、結核医療を担う医療施設として設立された。放射線部門では救急疾患、悪性疾患をはじめとする多彩な疾病に対する各種画像診断、治療(IVR、放射線治療)を担っている。高度医療機器は順次更新し、これら最新機器を地域医療機関と共同利用の上、画像情報と読影結果を迅速に提供している。治療分野では各科との密接な連携の下、最適の集学的治療でQOLを考慮した診療を実施している。日本医学放射線学会の専門医修練機関、日本放射線腫瘍学会の準認定施設、日本IVR学会の指導医修練施設、日本核医学会の専門医教育病院。

症例数

09年の実績は、CT 14,744件、MR 8,339件、血管造影180件、RI 1,179件、消化管造影453件、マンモグラフィ1,166件などで、すべてに画像診断レポートをつけている

★IVR 167件の内容は透析シャントトラブル・ASO・IVCフィルターなどの血管系治療73件、肝癌に対するTACE35件、出血等に対する緊急治療9例、BRTO、肺動静脈瘻など、院内外からの依頼に対して幅広く実施している

★放射線治療新患者数は411人で、疾患部位別では乳癌、肺癌、食道癌、頭頸部癌、前立腺癌、悪性リンパ腫などが多くなっている。CTを用いた3次元治療計画が原則で、抗癌剤との併用による化学放射線療法、多分割照射の他、頭蓋内・頭頸部病巣や肺内孤立病巣の適応例には定位放射線治療を実施している。

医療設備

CT 2台、MR 2台、血管造影装置2台、多目的撮影装置、SPECT 2台、リニアック、3次元治療計画装置2台など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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