群馬県済生会前橋病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

群馬県済生会前橋病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

消化器内科全般の診断治療を行っている。なかでも専門は消化器系のインターベンションで、肝臓癌のラジオ波凝固療法、胆道・膵臓疾患の内視鏡治療、胃癌・大腸癌の内視鏡切除などには定評がある。

症例数

年間の消化器内科入院患者は約900例、上部消化器内視鏡は約4,500件、下部消化器内視鏡は約1,100件である

★胆道、膵臓疾患はエコー・CT・MRIなどで総合的に診断した後、必要に応じてERCP(年間約250件)とその関連手技を用いた内視鏡治療を行っている。総胆管結石の内視鏡切石成功率は97%、膵癌や胆道癌による閉塞性黄疸の内視鏡的ドレナージの成功率は92%である

★肝臓疾患患者に対してはインターフェロン・ラミブジンなどの内科的保存治療をはじめ、劇症肝炎に対しては血漿交換や濾過透析療法も行っている。門脈圧亢進に起因する食道静脈瘤に対しては、内視鏡的結紮術・硬化療法を行っている。多発肝癌には肝動脈塞栓療法・動注療法、単発肝癌にはラジオ波凝固療法を積極的に行っている。特にラジオ波凝固療法は人工胸腹水などの併用で適応を広げると同時に良好な成績を上げており近県からの紹介も多い

★上部・下部消化管の内視鏡治療にも力を入れており、特に胃癌・大腸癌の内視鏡的粘膜下剥離術(ESD)は症例数も豊富で治療成績も良好である

★いずれにおいても内科・外科・病理とのスムーズな連携のもと、常にエビデンスに基づいた最も適切な治療法が選択できるよう心掛けている。

医療設備

CT、MRI、DSA、ラジオ波、APC、ヒートプローブ等。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

食道・胃・腸・肝胆膵・脾・大腸肛門の消化器外科を主体としているが、乳腺、甲状腺も対象としている。「医療は患者の立場で」をモットーに、拡大手術から機能温存縮小手術までを個々に応じて選択している。多くの腹腔鏡下手術を施行し、体に優しい治療を実践している。膵癌・胆管癌等に対する膵頭十二指腸切除術数は最近10年で155例に及ぶ。

症例数

年間の手術件数は600~650例。2008年内訳は食道癌6例、胃癌は開腹手術例40例・腹腔鏡下手術例20例・内視鏡治療(ESD)50例で低侵襲治療の割合が極めて高い。大腸癌も開腹手術例59例・腹腔鏡下手術例41例と低侵襲手術の割合が高い。膵頭十二指腸切除術17例・膵体尾部切除術5例。メッシュ・プラグ法鼠径ヘルニア手術58例。乳癌11例。2008年末までの累積腹腔鏡下手術数は2,799例に及ぶ。主な疾患の最近10年間の腹腔鏡下手術実績は胆嚢摘出1,680例、胃癌切除185例、大腸癌切除201例、膵切除36例、脾摘53例である

★腹腔鏡手術は独自に手術器具も考案し、全国最先端レベルの手術を安全に低侵襲で行っている。臍部縦切開法を行うことで傷が目立たず、術後の入院日数は大幅に短縮されている。胆嚢切除では2穴式胆嚢摘出術を開発し、傷が少なく術後1-2日目で退院可能である

★直腸癌の切除では機能温存に留意し、人工肛門を造設することは極めて少数である

★胃癌・大腸癌・膵癌等に対し化学療法を多数施行してきており患者さんの状態、希望により入院または外来化学療法室での治療を選択している

★癌末期の患者にはホスピス的な考えでの治療を行う一方、在宅中心静脈栄養療法等を行って、極力家庭で過ごせるよう配慮している。

医療設備

CT、MRI、エコー、各種内視鏡、血管造影、ラジオ波、マイクロターセ等。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

当科は群馬県における循環器医療の中核施設となるべく、1988年に開設され、循環器小児科医、循環器内科医との緊密な連携のもと、先天性心疾患、弁膜症、虚血性心疾患、大動脈瘤に対する手術全般を行っている。対象は、新生児症例から80歳を超えた高齢者まで幅広いのが特徴で、最近では、小児先天性心疾患症例が増加している。また、対象となる疾患は緊急手術を要することが多いため、夜間における緊急検査・手術に対応できるように設備、人材を含め院内受け入れ体制を整備し、24時間体制のもと救命率の向上に努めている。

症例数

開設以来、2008年12月までの間で、先天性疾患1,252例、弁膜症疾患321例、虚血性疾患423例、大動脈疾患467例を経験し、このうち人工心肺を使用した症例は1,798例である。手術時には、輸血による感染を防止するため、輸血量節減に留意し、術前自己血貯血や、術中自己血回収装置を用いて、無輸血手術を積極的に行っている。先天性心疾患では、新生児の大血管転換症、総肺静脈還流異常症、大動脈縮窄・離断症候群などの緊急手術が多く、三尖弁閉鎖症、単心室症などの複雑心奇形症例に対してはフォンタン手術などを行っている。弁膜症では自己弁温存をめざし、弁形成術に取り組んでいる。弁置換術では機械弁を選択している。冠動脈バイパス術では、長期遠隔成績の向上を目指し動脈グラフトを使用している。解離性大動脈瘤A型は緊急手術の適応であり、超低体温循環停止法、逆行性持続脳潅流法および選択的脳潅流法を用い、脳合併症を防止している。

医療設備

人工心肺装置、PCPS装置、大動脈バルーンパンピング装置。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

腎炎、ネフローゼ症候群など、内科的腎疾患および膠原病の診断、治療、保存期慢性腎不全の治療に力を注いでいる。血液浄化法は、血液透析や腹膜透析(CAPD)のほか、症例によりエンドトキシン吸着、持続血液濾過なども行っている。日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会教育施設。

症例数

腎臓外来の2007年患者数は、延べ1,800人であり、腎炎、糖尿病性腎症のほか、SLEや大動脈炎、結節性動脈周囲炎などの膠原病も含まれている。近隣の医療機関からの紹介も多く、年々その数は増えている。入院ベッドは21床で、常時満床に近い状況である。腎生検数は、07年25例。超音波ガイド下に安全に施行可能であり、確定診断、適切な治療の選択に威力を発揮している。新規維持透析導入患者は年間30例前後であり、本人の希望および疾患を考慮して血液透析、CAPDのいずれかを選択している。維持血液透析患者では、厳密な管理と指導の結果、透析歴10年以上の患者が40%(全国平均23%)と多いこと、循環器をはじめ、外科、整形外科、眼科などの合併症の治療のため他院より紹介される透析患者が多いこと(07年80例)が特徴である。CAPDでは導入時に十分な教育を行うとともに、定期的に腹膜機能をチェックして合併症の防止に努めている。また、急性腎不全や、多臓器不全、劇症肝炎などに対し、血液濾過、血漿交換等の血液浄化も行っている。

医療設備

透析器53台、血液濾過装置、血漿交換装置、腎生検装置(Biopty Gun)、腹膜透析室など。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

群馬県済生会前橋病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

群馬県済生会前橋病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。