専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

伊勢崎市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

内科(消化器)

分野

消化器・一般内科

特色

上部・下部消化管、肝臓、胆道、膵臓を中心とする消化器内科領域全般を対象に専門診療を行っている。地域がん診療連携拠点病院であり内科・外科・放射線科による集学的治療が提供できるよう努めている。また2009年4月より緩和ケア病棟を開設した。学会関係では日本消化器病学会の専門医制度認定施設、日本消化器内視鏡学会の専門医制度指導施設となっている。

症例数

上部消化管内視鏡件数は年間約8,000例、大腸内視鏡は年間約3,500例である。当科では1980年頃より胃癌内視鏡検診を取り入れており早期胃癌の発見に役立っている。1泊人間ドックでは95%以上の受診者が胃内視鏡検査を希望され、最近では経鼻内視鏡を導入している。内視鏡的治療も積極的に施行しており早期胃癌・早期食道癌などに対する内視鏡的粘膜下層剥離術は年間約50例で、大腸ポリープ切除は年間約300例である。胆・膵領域では胆管結石や膵胆道癌に対する内視鏡的検査処置が年間約300例である。肝癌治療では肝動脈塞栓術や肝動注療法が年間330例、ラジオ波焼灼療法が年間約50例あり、食道静脈瘤の内視鏡的治療が年間150例である。地域の中核病院のため消化管出血の救急搬送も多く、24時間緊急内視鏡が施行できるように対応しており、年間200例以上の緊急内視鏡を行っている。また潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の患者数が多いことも特色であり、顆粒球除去療法や抗TNFα抗体の外来維持投与を導入している。

医療設備

マルチスライスCT 2台、MRI 2台、内視鏡(上部20本、下部9本)、細径型超音波内視鏡、アルゴンプラズマ凝固、マイクロ波凝固、血管造影室、人工透析室。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

食道から大腸・肛門までの消化管と肝胆膵の消化器外科をはじめ、肺、乳腺、甲状腺等、外科全般を取り扱っている。スタッフがそれぞれ専門分野を担当しているが、全員が幅広く対応している。また、外科治療と組み合わせてがん化学療法も行っている。現在外科の在院日数は8~9日で、各疾患でクリニカルパス(標準的な入院診療計画表)が運用されている。

症例数

2008年の手術件数は1,000件で、悪性疾患の切除例は、食道癌8例、胃癌70例、結腸直腸癌103例、肝胆膵癌47例、乳癌107例、肺癌47例、甲状腺癌14例等であった

★消化器癌の治療は、鏡視下手術が増加し、食道癌4例、胃癌19例、結腸・直腸癌の10例が鏡視下手術であった。直腸癌では超低位前方切除術が増え、永久人工肛門は減少している。進行癌や再発に対するがん化学療法は増加している。肝胆膵では肝切除19例、膵頭十二指腸切除11例であった

★肺癌の半数が鏡視下手術で、乳癌では75例が乳房温存手術であり、乳癌の化学療法も急速に増加している

★良性疾患の手術では、胆石胆嚢炎124例、鼠径ヘルニア137例、急性虫垂炎63例、気胸26例、良性甲状腺疾患36例等である。気胸は全例胸腔鏡下手術、胆嚢は79例が腹腔鏡下手術であった。

医療設備

各種内視鏡、超音波、CT、MRI、血管造影、ガンマカメラ、リニアック等。2009年4月に緩和ケア病棟を開設、9月には外来化学療法センター、内視鏡センターが開設、地域のがん連携拠点病院としての役割も充実している。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

尿路性器悪性腫瘍、前立腺肥大症、腎不全、尿路結石症、尿路感染症、神経因性膀胱尿失禁、性機能など泌尿器科全般の診療を行っている。泌尿器科腹腔鏡技術認定者が2名常勤しており、尿路性器悪性腫瘍手術の大半を腹腔鏡で行っている。

症例数

2008年度の年間外来患者数は延べ28,500人、新患者数1日8.1人、外来患者数1,173人、年間入院患者数延べ1,0494人。入院患者数(1日)28.8人。体外衝撃波結石破砕術(ESWL)220件。血液透析装置台数29台、血液透析患者74名、持続腹膜透析(CAPD)12名。在宅診療12名。年間手術件数719件。前立腺癌に対する前立腺全摘除術28例、密封小線源刺入法22例。局所進行前立腺癌に対しては内分泌療法+外照射を、進行前立腺癌に対しては内分泌療法、化学療法を行っている。腎癌に対しては根治的腎摘除術14例、腹腔鏡下腎摘除術31例、腎部分切除術6例、腹腔鏡下腎部分切除術2例。腎癌に対しては腹腔鏡手術を行う一方で進行症例に対しては周囲臓器の摘出を含む拡大手術を行っている。進行症例にはインターフェロン、分子標的治療薬を使用している。副腎腫瘍に対しては腹腔鏡下副腎摘除術9例、副腎摘除術3例。腎尿管腫瘍に対しては腹腔鏡下腎尿管摘除術7例、腎尿管摘除術3例。膀胱腫瘍に対してはTUR-Bt100例、膀胱全摘除術9例。再発を繰り返す表在性膀胱癌にはBCG膀胱内注入を行っている。進行膀胱癌には化学療法も併用している。精巣癌に対する高位精巣的除術は1例であった。精巣癌に対しては末梢血幹細胞を採取、貯血して化学療法を行っている。前立腺肥大症は薬物療法が主体であるが、排尿困難の著しい症例に対してはTUR-P26例、前立腺腺腫摘出術4例。精巣固定術13例。透析導入患者は56名で内シャントを作成し、関連施設に紹介した。出血を伴う開放手術には自己血貯血を行っており同種血輸血回避率は95%であった。

医療設備

CT、MRI、DSA、体外衝撃波結石破砕装置、前立腺超音波装置、尿路内視鏡、腹腔鏡、血液浄化装置、密封小線源刺入装置。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

小児科

分野

小児医療

特色

地域の中核病院として、2次医療を中心に地域医療機関と連携しつつ、様々な疾患に対応している。予防接種・乳児健診等の予防医療、救急医療にも力を入れている。また慢性疾患の長期入院にも対応できるよう、院内に病弱児特別支援学校が併設されている。

症例数

小児科の入院患者は年間1,000名程度、未熟児新生児が250名程度である。長期入院が必要になるものは主に腎疾患(ネフローゼ、腎炎など)、内分泌疾患(糖尿病など)で、学校に通いながら治療している。急性疾患は、肺炎、喘息、細気管支炎、胃腸炎、けいれん、尿路感染症等である。在院日数は平均6日程度である。また川崎病は年間20~30例の入院があり、γグロブリン大量療法を実施している。内分泌疾患については、専門の医師2名を配置し、群馬県内では中心的な診療機関となっている。低身長、糖尿病、甲状腺疾患等の内分泌疾患について、負荷試験のための検査入院、教育入院等にも対応している。外来は、午前は一般外来で、1日20~30名程度、紹介患者を優先的に診療している。午後は慢性疾患外来で、アレルギー外来、神経発達外来、内分泌外来等を行い、合計1日100名程度の外来となっている。アレルギー外来は、喘息が200名程度で、ステロイドの吸入、ロイコトリエン受容体拮抗剤の内服等、抗炎症療法でコントロールに努めている。食物アレルギーは乳幼児が主であるが、初期は除去食療法を、2歳過ぎ頃より負荷試験を実施し、徐々に摂取する方向で指導している。乳児健診は当院出生の1カ月健診が主で、金曜午後に実施している。およそ20名前後である。予防接種は、水曜午後で、1回20名まで。ワクチンの種類は、定期接種のMRワクチン・BCG・3種混合ワクチン・日本脳炎ワクチン、任意接種のインフルエンザワクチン・HBワクチン・水痘ワクチン・ムンプスワクチン・HIBワクチンなどを積極的に接種している。なお、ポリオワクチンは地域の集団接種を推奨。

医療設備

CT、MRI、EEG、ABR、肺機能検査他。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

内科(糖尿病・内分泌)

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病とその合併症についての診断と治療を、眼科、泌尿器科、循環器科などの関連診療各科と連携、協力して行っている。入院糖尿病教室(外来の患者さんも参加は自由)を医師、糖尿病療養指導士(薬剤師、看護師、検査技師)、栄養士らにより、7日間のコースで開催している。また入院患者さんについては、個別に医師による病態・治療の説明、薬剤師による服薬指導、栄養士による栄養指導、看護師による生活指導などを行っている。内分泌疾患については甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、慢性甲状腺炎など)を中心に主に外来診療を行っている。甲状腺の他にも、脳下垂体、副甲状腺、副腎などの疾患を外科、泌尿器科、脳神経外科等と協力し治療を行っている。

症例数

糖尿病外来への通院患者は約400人。一般外来においても糖尿病診療を行っている。通院はほとんどの場合月に1回。来院時に至急で血糖検査を行い、場合によってはグリコヘモグロビンもその日のうちに結果が分かり、治療に反映させている。また血糖自己測定もインスリン治療を行っている患者さんに積極的に勧めている

★甲状腺外来では主な疾患は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)であり、内服薬(抗甲状腺剤)による治療が主であるが、内服薬が副作用などで使用できない症例や、内服薬の効果の低い症例については他の治療(外科的手術、放射線治療:主に群馬大学放射線科へ紹介など)も考慮している。甲状腺機能低下症については病状が落ち着けば、2~3カ月に1回の外来通院で治療をしている。甲状腺以外の内分泌疾患においても画像診断、ホルモン検査などを行い、診断、治療をしている。

医療設備

CT、MRI、超音波診断装置、核医学診断装置など。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

脳血管障害、脳腫瘍、脊椎・脊髄疾患、外傷、先天奇形等の脳神経外科疾患を対象に治療を行っている。理学療法や言語療法を充実させ、さらに引き続きリハビリが必要な場合は、回復期病院との間に地域連携パスを運用している。中島医師は救急室長として、救急隊員の教育にも力をいれ、救急医療の充実に取り組んでいる。救急室は24時間体制で救急患者を扱い、検査、手術はいつでも可能な状態を保っている。脳ドッグは年間700例前後を施行して、予防医学にも力を注いでいる。

症例数

病床は神経内科、口腔外科の混合病棟であり、年間の手術件数は100前後である。手術の内訳は脳血管障害が40%、頭部外傷20%、脊髄・脊椎疾患20%、脳腫瘍10%、その他10%である

★特殊な治療としては血管内手術を行なっている。脊髄・脊椎のうち、頚椎症、頸椎後縦靱帯骨化症、脊髄腫瘍や脊髄損傷の骨格整復は脳神経外科で行なっている。脳卒中を未然に防ぐため、脳ドックを積極的に行い、未破裂動脈瘤への手術や頚動脈狭窄へのステント留置を行っている。手術成績は術前の状態により様々であるが、基本的には術前より悪化しないような手術を行っている。そのために、インフォームド・コンセントやセカンド・オピニオンを十分に行い、納得し安心して手術が受けられるように努めている。

医療設備

MRI2台、マルチスライスCT2台、DSA2台、SPECT、リニアック照射装置、ヤグレーザー、CUSA。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

精神科・心療内科

分野

精神科

特色

1989年6月、県内における公立総合病院の精神神経科としては4番目に開設された。精神疾患の治療だけではなく、院内ではコンサルテーション・リエゾン精神医学の実践を通して、また院外では精神衛生相談や啓蒙活動を通して、幅広い精神医療の地域定着に取り組んでいる。特にこれまでの精神科に対するイメージを払拭し精神医療の敷居をできるだけ低くして、誰でも気兼ねなく受診できることを開設以来のモットーとしている。

症例数

年間の延べ外来患者総数は約10,000人、新患者数は500人ほどである。内訳では、うつ病と老年期精神障害が多く、全体の約半数を占める。病院の性格上、身体疾患由来の精神障害が比較的多く、加えて登校拒否症や神経性食欲不振症等の児童・思春期患者など幅広く来院されている

★診断面では総合病院の利点を生かし、脳器質性疾患に伴う精神障害の画像診断に力を入れている

★治療面では外来をその主な場所としているため、一般的な薬物療法や精神療法に加え、心理教育法(サイコエデュケーション)を治療の柱に加えている。本人、そして家族の精神疾患に対する構えや理解が深まり、このこと自体が治療的であると同時に再発予防にも役立っている。さらには、患者本人にとって最良の治療環境である家庭を最大限に利用できるメリットがある。一方、入院治療では設備上の問題に加え、専門スタッフの不備やマンパワーの不足などから、適応症例を限定し主に急性期を対象とした短期集中治療に取り組んでいる。

医療設備

CT、3D-CT、MRI、EEG、SPECTなど。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

外科(乳腺・甲状腺外来)

分野

乳腺・内分泌外科

特色

全国的にも少ない乳癌認定看護師がおり、看護外来を開設。術前より患者さんに積極的に関わり、心理的なケア、治療の補足的説明、リンパ浮腫の指導、術後下着の相談等まで医者のみでは行き届きにくい面を担っている。地域がん診療連携拠点病院、日本外科学会専門医制度修練施設、日本乳癌学会認定医専門医制度関連施設

症例数

2008年の乳癌手術患者数は107例。乳房温存術は76例、乳切31例、乳房温存率は71%。甲状腺手術数(2008年)は甲状腺癌14例、甲状腺機能亢進症4例、副甲状腺腺腫2例、その他腺腫様甲状腺腫等22例他、全44例。乳癌5年生存率=I:98%、II:93% III:76% IV:26%。

医療設備

マンモグラフィ(デジタル1台、アナログ1台の計2台)、エコー、CT、MRI、マンモトーム(ステレオ及びエコー下)、放射線治療装置など。2009年秋には20床の外来化学療法センターが完成し、更に充実した外来化学療法を行う。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

麻酔・ペインクリニック科

分野

ペインクリニック

特色

頭痛・三叉神経痛などの頭頚部痛、頚椎症・肩関節周囲炎などの頚肩上肢痛、腰椎椎間板ヘルニア・変形性腰椎症・急性腰痛症などの腰下肢痛、ASOやTAOなどの四肢末梢血行障害、帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛、癌性疼痛などを対象に神経ブロク療法、薬物療法、理学療法を行っている。また近年では、片側顔面痙攣、眼瞼痙攣、痙性斜頚の治療にA型ボツリヌス毒素注射療法も行っている。

症例数

外来患者数は年間延べ3,500~4,000人。半数以上が腰下肢痛、約3割が頚肩上肢痛である。外来での治療は局麻剤を用いた各種神経ブロックが中心であるが、難治性の疼痛に対しては手術室で透視下に神経ブロックを行っている。透視下ブロックは年間約100例、椎間関節ブロックが約20例、神経根ブロックが約20例、腰部交感神経節ブロックが約10例、脊髄神経後枝内側枝高周波熱凝固術が5例、癌性疼痛患者に対し腹腔神経叢ブロックが約10例、クモ膜下フェノールブロックが約10例、上下腹神経叢ブロックが約5例、不対神経節ブロックが約5例、その他ガッセル神経節ブロック、下顎神経ブロック、仙腸関節ブロック、尾骨神経ブロックなどを行っている。

医療設備

高周波熱凝固装置、Cアーム透視装置、低出力レーザー治療器、SSPなど。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

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