東京医科大学茨城医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

東京医科大学茨城医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器内科

特色

★消化器内科グループは、2次健診の精密検査、特殊な診断・治療を必要とする難しい消化器疾患、各種消化器癌の治療、診断、緩和医療、消化器救急まで幅広く診療を行っている。当科は月あたり2,000人弱の外来患者、延べ1,600人の入院患者を診療している。検査、治療の質・量ともに着実に向上しており、地域の基幹病院の消化器内科として成長を続けている

★がん診療連携拠点病院として、各種消化器癌に対し積極的な診断・治療を行っている。内視鏡的治療、放射線科との連携にてIVR治療など広く癌治療を施行。さらに消化管(食道、胃、小腸、大腸)、肝臓、膵臓、胆道と消化器疾患全般の診療を行う

★肝疾患に関しては、肝疾患診療連携拠点病院として、県南、県西、鹿行地域の専門病院と連携をとり、地域の肝疾患診療のレベルアップ向上をめざしている。ウイルス性肝炎には、積極的にインターフェロン療法などを中心に最新の治療を治験などを通して行っている。県内の専門機関の中でも当センターは、慢性C型肝炎、肝臓癌の新薬の臨床治験も多く行っている。また、病診連携パスを構築し、肝疾患の病診連携のためのツールとして使用促進を働きかけている。患者向けの啓発活動の一環として肝臓病教室を開始した。さらに、肝疾患相談支援センターにおいて、ピアサポートの一環として患者会メンバーの協力により、患者さん同士の交流、精神的支援を積極的に図っている。以上のように、消化器疾患全般をカバーする、県内屈指の消化器内科診療グループである。

症例数

10年度において、内視鏡検査数は上部消化管3,380件(うち経鼻851件)、下部消化管1,730件、内視鏡的逆行性胆道・膵管造影113件である

★消化管疾患に関しては、とくに炎症性腸疾患の診療に力を入れている。潰瘍性大腸炎では、ステロイド治療を行う前の早期の段階で白血球成分除去療法を行っており良好な成績を得ている。クローン病においては外来化学療法センターを利用し抗TNF-α療法などを施行しているほか、自己注射が可能な製剤も登場したこともあり、患者さんのQOL(生活の質)を重視した治療を取り入れ、可能な限り入院を回避し患者さんがQOLの高い生活を送れるよう診療に当たっている。当院は地域がん診療連携拠点病院に指定されており、食道癌、胃癌、大腸癌や肝癌、胆道癌などの悪性疾患に対する治療の場合、初めに各種検査を駆使して診断を行い、外科、放射線科などとのカンファレンスを通じて治療方針を決定する。悪性腫瘍に対する内科的治療として、消化管悪性腫瘍に対しては内視鏡的治療を積極的に施行しており、早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の症例数が増加しつつある。また、大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ切除術および内視鏡的粘膜切除術(EMR)を1泊入院にて施行している

★肝癌に対してはラジオ波焼灼術(RFA)、エタノール注入療法(PEI)を施行しており、また、経動脈的肝動脈塞栓術(TACE)などを放射線科の協力を得て施行している。肝癌に対する分子標的薬の投与症例数も増加しており、経験が蓄積されつつある。閉塞性黄疸に対する内視鏡的ならびに経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)やステント留置を施行している。化学療法(抗癌剤)を悪性腫瘍に対して行う場合、入院にて導入し在宅治療を目指し、外来化学療法センターを利用し通院治療ができるよう図っている。悪性腫瘍に対する内科的治療として、内視鏡的粘膜下層切開剥離法(ESD)は10例、EMRを含めた大腸ポリペクトミーは80例施行し、良好な成績をあげている。肝臓癌に対するラジオ波焼灼療法は40件、肝動脈塞栓術(TACE)は61件施行した

消化器救急疾患=地域の基幹病院としての役割も果たしており、救急疾患として、消化管出血、急性胆嚢炎、胆管炎、急性膵炎の入院が多く、入院患者のおよそ30%を占めている。消化性潰瘍などからの出血に対しては内視鏡的止血術(クリッピング、APCなど)、食道静脈瘤に対し、内視鏡的結紮術、内視鏡的硬化療法を積極的に施行している。また、急性胆嚢炎については経皮的なドレナージ術を、急性胆管炎に対しては内視鏡的なドレナージ術を施行している。急性膵炎の重症化例、重症肝不全、劇症肝炎は、集中治療室のバックアップを得て血漿交換やCHDFを行い治療にあたっている。

医療設備

CT、MRI、アルゴンプラズマレーザー凝固装置、小腸内視鏡(ダブルバルーン、カプセル内視鏡)、ラジオ波、ソナゾイド造影超音波装置、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

消化器外科

分野

消化器・一般外科

特色

当教室では、診断から治療そして終末期医療まで、最初から最期まで責任をもって患者を診ることを基本理念としており、診療の目標としては病気を治すだけではなく、患者を癒すことを考えている。即ち、根治性を保ちつつQOL(生活の質)を考えた治療を心掛け、特に腹腔鏡下手術については適応を考慮したうえで、積極的に施行している。また、インターベンショナルラジオロジィーや内視鏡を駆使した低侵襲の治療手技を取り入れ、外科手術だけではなく、総合的な観点から患者主体の治療を進める体制が整っている。救急医療にも24時間体制で取り組んでいる。

症例数

病床数は44床。年間外来患者数は約7,500人、年間延べ外来患者総数は約13,000人、年間入院患者総数は約1,300人。年間の手術総数は約450例、平均在院日数は約14日

食道癌=手術症例は年間約10例前後であるが、近年増加傾向にあり特に胃手術後等の難手術例の紹介患者が増えている。周術期管理の進歩により、早期の離床が可能となっている

胃癌=手術症例は年間約60数例。根治性を保った縮小手術、即ち過不足のない適正な手術を念頭においており、安全性は極めて高い。腹腔鏡下胃切除術も厳密な手術適応を決め施行しており、近年急速に増加してきている。手術症例の5年生存率はIA期100%、IB期95.6%、II期79.7%、IIIA期61.2%、IIIB期31.9%、IV期9.8%。術後補助化学療法は根治度B、C症例について、外来で施行することを原則とし良好な成績が得られている

大腸癌=手術症例は年間約80例。粘膜癌は内視鏡下切除が原則。粘膜下層浸潤癌に対しては、内視鏡診断にて外科的切除の適応を判断する。進行癌に対しては、手術成績、安全性および手術侵襲を考慮し、皮膚切開を可能な限り小さくする小切開開腹手術を行っている。また、直腸癌に対しては、可能な限り肛門機能温存に努めている。切除不能進行再発大腸癌に対しては、外来通院にてさまざまな化学療法を使い分け、治療成績の向上、副作用の軽減および患者のQOLの維持に努めている。手術症例の5年生存率(5生率)は、0・I期100%、II期82.3%、IIIa期78.6%、IIIb期57.1%、IV期30.2%

肝癌=原発性、転移性あわせて年間約15例。特に肝細胞癌においてはハイリスクグループのフォローにより早期の肝細胞癌の発見に努め、ラジオ波焼灼療法(RFA)などの低侵襲治療も行っている。肝細胞癌手術症例の生存率は1生率92.3%、3生率68.2%、5生率56.8%

胆道系悪性疾患=手術症例は年間約5例。根治の可能性がある症例には拡大手術も施行している。また、手術不能例に対してはメタリックステントを用いた内瘻化を早期に施行し、QOLの向上を図っている

膵癌=手術症例は年間約10例。悪性度の高い疾患であるが、集学的治療を施行し生存率の向上を図っている

胆石症=年間約60例の胆嚢摘出術(約90%が腹腔鏡下胆嚢摘出術)と約10例の総胆管結石手術例(約半数が鏡視下手術)があり、最近では総胆管結石合併例は、内視鏡的乳頭切開または拡張術により排石後、腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行する方針をとっている

★救急医療にも積極的に取り組んでいるため、腹腔内臓器の外傷性損傷、穿孔性腹膜炎等の症例もそれぞれ年間20例ほど経験する。虫垂炎は年間60例は数える

★痔核、痔瘻が年間約20例、鼠径ヘルニアが年間約60例。痔核は基本的には保存的療法を選択するが、難治例、術後再発例には手術を行い成果をあげている。成人鼠径ヘルニアにはメッシュによる補強を第一選択としており、再発率は極めて低い

★内視鏡に関しては熟達した医師が多いため、近年では特に検査のみならず治療手段としても積極的に活用している。

医療設備

MRI 2台、ヘリカルCT 4台、DSA 2台、アンギオ、シンチ、リニアック、カラードプラ超音波、電子内視鏡(経鼻用含む)、超音波内視鏡、各種レーザー、RFA等大学病院として必要な設備は完備している。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

消化器外科肛門疾患外来

分野

肛門科

特色

肛門疾患は、患者さんの生活、食事、あるいは排便習慣などが大きく関係しているので、まずこの点について個々に検討し、改善すべきことがあれば助言、指導にあたる。肛門疾患は大腸との関連も強いため、年齢等も考慮に入れるがなるべく大腸検査を行っている。肛門疾患治療に際し、患者さんと共に行っていくために、肛門自制すなわち①主として内肛門括約筋の収縮によって生じる高圧帯が常に肛門管に存在すること。②肛門管軸と直腸軸の角度が約100度に保たれていること。③肛門の実際の形態は、前後方向の切り口状を呈していること。④外肛門括約筋による随意性支持などの因子で保たれていることを理解していただき、必要に応じて直腸肛門内圧、肛門筋検査システムによる肛門機能検査を実施している。

症例数

年間延べ診察数840人。肛門手術件数は年間約100例。痔核は、食事指導、排便習慣の指導、坐薬投与による保存療法を第一選択としている。痔核の手術適応は脱出を伴う痔核で、術式は結紮切除術が主体であるが、病態により四段階注射療法も行っている。痔瘻にはシートン法など機能障害を残さない方法を採用しており、症例によってはくりぬき法を行っている。慢性裂肛に対しては側方皮下内肛門括約筋切開術を施行し、高齢者の直腸脱については、低侵襲のGant-三輪法を採用している。直腸瘤に対しては、生活指導を中心に行い治療効果をあげている。また特徴として、肛門狭窄に対して肛門形成術(SSG)を多数施行し、良い結果を得ている。

医療設備

大腸電子内視鏡、半導体レーザー、直腸肛門内圧検査システム。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

役割・目標;医療連携を緊密に取り、地域に密着した医療を展開すること。総合病院としての特色を生かすため、医学専門の細分化を避け、総合的な視点から診療を行う。がん診療連携拠点病院、救急指定病院の特色を生かし原発性肺癌、COPD、気管支喘息、間質性肺疾患、肺炎などの診断治療に従事する。02年に睡眠時無呼吸症候群の診断・治療の北関東で最大の専門センターを設置している。呼吸器内科、呼吸器外科は呼吸器センターとして同じ外来棟・病棟で診療・教育にあたっている。週に1回呼吸器内科、呼吸器外科、病理、放射線科との院内呼吸器合同カンファレンスを行っている。

症例数

診療の特徴:原発性肺癌=がん診療連携拠点病院に指定されており、診療は呼吸器外科と協力して実施。COPD:2週間の入院で呼吸リハビリテーションを実施。睡眠時無呼吸症候群=02年に北関東で最大の睡眠障害センターの開設(11年のPSG検査は222件)。気管支鏡検査=年間約140例

★学会活動:日本内科学会、日本呼吸器学会、日本肺癌学会、日本呼吸器内視鏡学会の総会・地方会、アメリカ胸部疾患学会(ATS)、ヨーロッパ呼吸器学会(ERS)など。日本呼吸器学会総会ではシンポジウムとして12年「COPD合併肺癌の周術期呼吸ケア-レビューおよび今後の課題-」(中村)、ワークショップとして96年「肺癌および非癌性疾患における腫瘍マーカーの臨床的検討-CYFRA21-1、SCCなどを中心に-」(中村)、平成14年「循環式公衆浴場が感染源と考えられた本邦で最大のレジオネラ症の大量集団発生」(中村)。また呼吸管理学会では04年にワークショップで「運動療法と酸化ストレス」(大石)。

医療設備

呼吸器病床約30床。PSG検査、ICU、CT、MRI、DSA、核医学、呼気ガス分析、活性酸素の測定。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

対象は原発性肺癌、転移性肺腫瘍、気腫性肺疾患、縦隔腫瘍、中皮腫などの胸膜腫瘍、慢性膿胸、漏斗胸などの胸壁疾患

★外科手術では、胸腔鏡手術(VATS)を自然気胸、良性腫瘍、低肺機能の転移性肺腫瘍や末梢型小型肺癌の手術に導入し、肺部分切除や肺葉切除を行っており、胸腔鏡の導入により手術の負担を軽減し入院期間の短縮を図っている。肺癌に対する集学的治療は常に最先端の知見を取り入れて負担を軽減するよう心がけている

★抗癌剤治療では、最新の薬剤を投与することにより従来入院が必要であった抗癌剤治療を外来化学療法センターにて外来通院で行っている

★放射線療法は放射線科との共同でリニアックサージャリー(Linac Surgery)を用いた術前または術後照射で予後改善を図っている

★早期中心型肺癌では、光線力学的治療法(PDT)を導入することにより手術を回避し、あるいは縮小手術が可能になり呼吸機能を温存することができるようになった。進行癌などの気道狭窄症例に対しては、各種レーザー、アルゴンプラズマコアグレーター(APC)、マイクロウエーブなどを用いて気道を拡張し、硬性気管支鏡下ステント挿入によりQOL(生活の質)の改善に努めている

★専門医=日本外科学会施設認定(専門医3人、指導医2人)、日本胸部外科学会施設認定(指導医1人)、日本呼吸器外科学会施設認定(指導医2人)、呼吸器外科認定施設(専門医2人)、呼吸器学会認定施設(専門医1人、指導医1人)、呼吸器内視鏡学会(専門医3人、指導医2人)。

症例数

症例数=開胸手術は年間100~150例(肺悪性腫瘍手術50~60例、縦隔腫瘍20~30例、肺良性腫瘍20~30例、気道狭窄10~20例)

治療成績=原発性肺癌切除例の治療成績は、5年生存率はIA期92%、IB期71%、IIA 期68%、IIB期55%、IIIA 期35%、IIIB期25%。過去3年間で術死在院死は1人のみ。高分解能CTで発見される淡い陰影を示す小型末梢型腺癌は術後の予後は良好である。縦隔リンパ節転移を認める場合は術前化学療法を行っている。漏斗胸などの胸壁、胸郭奇形にも対応している。

医療設備

高分解能CT(MDCT)、MRI、各種レーザー、リニアックサージャリ―、胸腔鏡、縦隔胸など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

心筋梗塞や狭心症を含む急性冠症候群を代表とする虚血性心疾患や心機能が低下する心不全など、救急対応を要する循環器疾患に対し専従スタッフが24時間対応を行っている。特に急性心筋梗塞に対しては、来院後直ちに冠動脈カテーテル治療を受けていただくことが可能な体制をとっている。不整脈、高血圧症、心筋症、弁膜症などの循環器疾患に対し、各種専門外来を開設している。また、慢性心不全や虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症などを対象にした外来通院による心血管リハビリテーション(運動療法)を行っている。外来では、生活習慣病の管理をはじめとする1次予防を行い、循環器疾患に対する発症予防にも積極的に取り組んでいる。さらに、心臓2次検診を含めた外来における心臓精査では、マルチスライスCTなどの非侵襲的検査を積極的に取り入れ、負担の少ない検査での診断を行っている。

症例数

外来受診患者数は月間約1,100人、うち新患受診は約120人の診療を行っている。入院患者数は月間約85人で、うち心臓集中治療室管理必要患者は約20人である。心臓カテーテル検査は年間約640件で、経皮的冠動脈造影形成術は年間230件である。急性心筋梗塞搬送患者は年間約50人であり、来院時心肺停止状態患者を含め死亡率は約4%である。不整脈に対するペースメーカー植え込み術は年間約30人である。外来通院による心血管リハビリテーションは、毎週水曜に行われ月間約40人である。

医療設備

冠疾患集中治療室、心血管造影装置、大動脈内バルーンポンプ、経皮的人工心肺補助装置、心臓電気生理学的検査装置、心臓核医学検査装置、ドプラ心臓超音波検査装置、心肺運動負荷試験装置、運動負荷心電図装置、ホルター型心電図装置、24時間血圧測定装置、冠動脈CT検査、心臓MRI検査、血圧脈波検査装置、血流依存性血管拡張反応検査など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

当科は日本腎臓学会、日本透析医学会、日本アフェレシス学会の認定施設で、専任の指導医、専門医を中心として、腎臓病の早期から末期までを包括的に診療している。大学病院としての高度医療と、地域に密着したきめ細かな医療の両面を兼ね備えた診療を目標としている。

症例数

透析患者さん以外の外来患者数は月間約350~400人で、入院患者数は年間平均240人である

★腎炎、ネフローゼ症候群の患者さんに対しては、早期治療の重要性を説明した上で積極的に腎生検を施行し、迅速な病理組織診断(光学顕微鏡、蛍光顕微鏡、電子顕微鏡を3週間以内に評価する)のもとに、的確な薬物療法を行っている。年間腎生検数は約30例で、他施設からの腎生検評価のコンサルテーションも多い

★慢性腎不全の患者さんには積極的な食事指導を行い、一人ひとりの腎病態に応じた治療を施行している。人工透析室は50台の透析監視装置を有し、現在は約150人の患者さんが血液透析を施行中である。日本の大学病院の中では、維持透析患者数はトップクラスであり、また社会復帰している患者さんのために夜間透析も行っていることも特徴といえる。CAPD患者さんは現在2人である。透析導入は年間約60例で、積極的に他施設への紹介を図っている

★内シャント手術は約60例に、内シャントPTAは約20例に施行された。透析療法以外の血液浄化法(血漿交換、血液濾過、血液吸着療法、持続緩徐血液濾過透析など)にも適宜対応している。また、他施設透析患者さんの外科的疾患の手術(眼科、整形外科、心血管合併症など)や内科的疾患の精査治療目的の一時預かりの透析管理も多くなっている。当院では腎移植は行っていないが、現在2人の腎移植後患者さんの診療も行っている。

医療設備

MRI、CT、血管造影装置、核医学診断装置などの先端医療設備はすべてそろっている。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

一般泌尿器科、特に泌尿器科悪性腫瘍、前立腺癌低侵襲治療(HIFU)、尿路結石の治療に力を入れている。

症例数

1日の外来患者数は約60人

前立腺癌=生検は年間約60例で超音波ガイド下に1泊入院で行っている。治療は限局性癌には前立腺全摘術(年30例)、数日の入院で低侵襲治療である高密度焦点式超音波治療(HIFU)(年6例)、他にリニアック外照射などを行っている

★前立腺肥大症は、内視鏡手術を中心に高齢者にはステント留置も行う

★腎癌は、全摘が原則だが、4cm以下の腫瘍は部分切除(年6例)も行い良好な成績を得ている。進行例にはサイトカインや分子標的剤治療を積極的に行っている

★膀胱癌には表在性の場合、内視鏡手術、浸潤性には膀胱全摘術(年3~4例)および可能な限り人工膀胱造設術(Studer法)を行い、QOL(生活の質)の維持改善に努めている

★骨転移を有する癌にはストロンチウム同位元素を用いた治療も行っている

★尿路結石には最新型ドルニエ社HM3体外衝撃波結石破砕器を用いたESWL治療を1泊入院で行う他、ホルミウムレーザー、リトクラストを用いた内視鏡的尿管結石破砕も行っている

★婦人泌尿器科領域では間質性膀胱炎の診断・治療に力を入れ、キシロカイン膀胱注入などを試行している

★神経因性膀胱などの排尿障害にも自己導尿指導や尿力学的検査などを行い、対応している

★その他、新宿の東京医大本院とも連携し、前立腺癌内照射(ブラキセラピー)やロボット手術(ダヴィンチ)による前立腺全摘も紹介可能である。またセカンドオピニオンを求めることも求められることも尊重している。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、ESWL、HIFU、リニアック、RI診断装置、軟性膀胱鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

整形外科

分野

整形外科

特色

急性期外傷と専門的・選択的な疾患をバランスよくオールラウンドで治療している。地域の中核病院として各部位別専門外来を配備し、整形外科専門医療を行っている。専門医療領域としては、脊椎疾患、上肢疾患、股関節・膝関節疾患、足関節・足部疾患を網羅し、東京医科大学病院(新宿)からも脊椎・関節・上肢の専門医が外来・手術を手伝っている。スポーツ外傷、小児疾患、骨代謝疾患、骨関節感染症疾患にも力を入れている。変形矯正には創外固定によるイリザロフ法や骨切り術を行っている。地域との医療連携にも留意し、地域の整形外科の症例検討会を主催している。また学術的な発表にも力を入れている。

症例数

11年度の外来・入院を合わせた手術は828術式で、手術室での手術件数としては471例である。術式別では、骨折上肢151手術、骨折下肢128手術、上肢疾患45手術、脊椎疾患51手術、股関節疾患13手術、膝関節疾患34手術、足関節・足部疾患82手術、変形矯正17手術、感染症19手術である

★上肢の骨折では、橈骨遠位端骨折のロッキングプレ-ト固定が多く、下肢の骨折では大腿骨近位部骨折に対するIMHS法や人工骨頭が多い。上肢疾患では顕微鏡下の神経・血管縫合にも対応している

脊椎手術では頚椎椎弓拡大形成術や腰椎除圧術および脊椎インスツルメント手術など多様な手術を行っている。人工関節では、人工股関節・膝関節・足関節などをクリーンルームで行っている。足関節・足部疾患=火・水の先天性内反足の矯正では、世界のgolden standardとなったPonseti法を行っているほか、変形性足関節症などの足部関節症をはじめ、足関節・足部のすべての疾患を治療している

★スポーツ外傷では、足関節捻挫・アキレス腱断裂の装具を用いた保存療法を積極的に行っているが、手術では足関節外側靱帯や膝十字靭帯の再建術が多く、低侵襲な関節鏡視下手術を積極的に行っている。変形矯正ではイリザロフ法による骨延長術をはじめ、骨切り術、骨端発育抑制術等により、小児から成人までの変形に対応している。外来では骨系統疾患や骨代謝性疾患症例を多く診療している

★回復期リハビリ病棟を持っているため、骨粗鬆症患者の急性脊椎圧迫骨折では、入院安静・装具療法・運動器リハビリテーションまで、きめの細かい保存療法を行っている。骨関節の感染症では、Papineau法や骨搔爬後の骨欠損に対しBone transport法を用いて、重症例でも治療を積極的に行っている。

医療設備

"MRI(2台)、ヘリカルCT(2台)、骨塩量測定装置、整形外科外来設置超音波診断装置、RI、手術室クリーンルーム、リハビリテーション施設、LINAC放射線治療装置、血管造影室、透析室。 "
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

眼科

分野

眼科

特色

網膜硝子体疾患を中心とした難治性疾患を多数治療しており、最先端の医療機器や治療手技を導入して安全で高度な医療を提供できるよう努力している。さらに、眼科病床を常時、確保しているため、眼内炎や眼球破裂などの緊急疾患や遠方からの患者様に対しては即日入院が可能である。また、土・日・祝日の入退院にも対応しており、硝子体手術症例の入院期間は片眼で約6日、両眼で約12日。手術までの待機日数は約2週間となっている。

症例数

11年の総手術件数は1,298件であり、うち白内障単独手術は720件、網膜硝子体手術は515件(白内障同時手術275件)、緑内障手術は36件、その他27件だった

網膜硝子体手術=網膜硝子体手術の対象疾患は、糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、網膜静脈閉塞症、黄斑円孔、黄斑上膜、黄斑浮腫、黄斑下血腫など多岐にわたっている。これらの症例に対し、基本的にはワイドビューシステムによる25ゲージ無縫合硝子体手術を行い、重症例に対してはシャンデリア照明下で両手法で手術を行っている

網膜薬物療法(メディカル・レチナ)=メディカル・レチナとは、各種薬剤の実用化により急速に進歩した分野である。当院では、加齢黄斑変性や難治性黄斑浮腫等を対象に積極的に行っている。04年9月には光線力学療法を茨城県内で最初に行い、7年間で約1,200回施行した。また抗VEGF薬(アバスチン)の硝子体注入療法についても、倫理委員会の承認の下に06年11月から開始し、加齢黄斑変性、糖尿病黄斑症、網膜静脈閉塞を対象に現在まで約1,000回施行した。さらにわが国でのVEGF薬(ルセンティス)の承認後、09年3月から現在まで加齢黄斑変性に対する硝子体注入を約2,800回施行した

白内障=通常の加齢白内障手術に加え、アトピー白内障、水晶体脱臼、眼内レンズ落下などの難治例も多数治療している。09年からは日帰り手術を行っているが、高齢の方や他に全身疾患を持っている方、さらに術後の通院が困難な方には、短期の入院手術をおすすめしている

ぶどう膜炎=ぶどう膜炎は専門医師による診断と治療が可能である。併発した硝子体混濁や白内障、緑内障についても適時、手術加療を行っている

緑内障=通常の視野計よりも感度の高いFDTやBlue-on-Yellow視野計、最新鋭の画像診断装置であるGDx-VCC、OCTによって早期発見と経過観察を行っている。

医療設備

光干渉断層計(OCT)、走査レーザー検眼鏡(SLO)、緑内障画像診断装置(GDx)、角膜形状解析装置、マイクロペリメータ(MP-1)、光凝固装置、自動視野計、白内障硝子体手術装置。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

地域の基幹病院、救急指定病院として、耳鼻咽喉科全般の診療を行っている。難聴=各種聴覚機能検査による診断および治療。乳幼児難聴も取り扱う。補聴器適合検査(補聴器外来)。中耳疾患(慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎等)に対する手術。めまい=各種平衡機能検査による診断および治療。鼻副鼻腔疾患=内視鏡下副鼻腔手術。重度のアレルギー性鼻炎に対する鼻粘膜焼灼術(レーザー)。睡眠時無呼吸症候群:睡眠呼吸障害センターの一環として診療。手術も行う。頭頸部悪性腫瘍=手術、放射線治療、化学療法を駆使した集学的治療。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医研修施設。詳細はhttp://ksm.tokyo-med.ac.jp/を参照。

症例数

年間手術症例数約480例。鼓室形成術21件、鼓膜切開術+鼓膜チューブ留置術80件、外耳腫瘍・鼓膜鼓室肉芽・アブミ骨手術3件、内視鏡下鼻副鼻腔手術50件、鼻中隔矯正術15件、鼻甲介切除術28件、上顎洞根本術3件、外来レーザー手術(鼻腔粘膜焼灼術)23件、口蓋扁桃摘出術142件、アデノイド切除術53件、軟口蓋形成手術3件、喉頭微細手術15件、唾液腺手術10件、甲状腺手術1件、頭頸部良性腫瘍手術4件、頸部郭清術2件、頸部・咽頭膿瘍切開術14件、緊急気管切開術11件を施行

★突発性難聴、顔面神経麻痺、めまい、急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、喉頭浮腫、頸部膿瘍などの入院加療、睡眠時無呼吸症候群の入院精査を随時行っている。特に早急な治療を要する場合は、緊急入院による迅速な対応が可能

★新生児難聴スクリーニングの精密医療機関であり、言語聴覚士とともに新生児を含む小児難聴の早期発見と療養にあたっている

★睡眠時無呼吸症候群に対し、睡眠呼吸障害センターの一環として終夜睡眠ポリソムノグラフ検査(PSG)を行い、カンファレンスにて内科と協議のうえ治療に当たっている

★頭頸部悪性腫瘍に対し、手術、放射線治療、化学放射線同時併用療法,化学療法等を行っている。患者様の不安な気持ちを常に考え、患者様のQOL(quality of life:生活の質)を重視した治療を心がけている。

医療設備

CT、MRI、エコー、ビデオ内視鏡システム(NBIも可能)、純音聴力検査、自記オージオグラム、語音聴力検査、SISI、ティンパノグラム、アブミ骨筋反射、DPOAE、ABR、ASSR、眼振用CCDカメラ、重心動揺検査、電気眼振計(ENG)、鼻腔通気度検査、PSG、コブレーター、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

神経内科・脳血管内治療科と3科で脳神経センターを形成しており、多彩な神経疾患への対応が可能である。入院患者は主に脳血管障害や頭部外傷、脳腫瘍であり、手術だけではなく、神経内視鏡や脳血管内治療、定位放射線治療を適宜組み合わせて、低侵襲な治療を心掛けている。脳高次機能障害、認知症の治療も積極的に行っている。

症例数

脳神経外科病床は37床(重症管理室2床)の他、重症度に応じて集中治療室を使用している。04〜08年の4年間の年間入院患者数は200〜250人、年間手術数は110~140件となっている。地域特性として手術の半数以上は緊急手術で占められている

★脳腫瘍に対しては、手術・化学療法・定位放射線療法を組み合わせて低侵襲な治療を行っている。脳血管障害に対しては、手術と脳血管内治療を症例によって確実かつ安全な治療法を選択しており、良好な成績を得ている

★重症頭部外傷に対しては手術の他、脳圧センサー測定下にバルビツレート療法や低体温療法を併用することにより、救命・予後の改善に取り組んでいる。

医療設備

ヘリカルCT3台、MRI(1.5テスラ)(MRA、f-MRI)2台、脳血管撮影装置、SPECT/シンチグラフィー等の核医学検査、頚動脈超音波検査が可能。治療機器として手術用顕微鏡2台、神経内視鏡(軟性鏡・硬性鏡)、CUSA、定位脳手術装置、リニアック定位脳放射線治療装置、レジェンド骨ドリル、高圧酸素療法装置等。回復期リハビリ病棟(PT/OT/ST)。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

乳腺科・乳腺・甲状腺センター

分野

乳腺・内分泌外科

特色

早期発見・早期治療を目指した専門性の高い診断と治療および先進的な高度医療を提供できる。たとえば、細胞診などでの診断が困難であったり、非触知の乳腺腫瘤に対し「画像誘導下吸引式装置(マンモトーム)」による病理組織診断を行っている。また、腋窩リンパ節転移がない場合に不必要なリンパ節郭清術を省略するため色素と放射性アイソトープを用いた「センチネルリンパ節生検術」を行っている。さらに、美容的に満足いただけるよう形成外科の協力により「内視鏡下乳腺全切除術・一期的乳房再建術」も行っている。また、乳腺病理医による乳腺病理外来を行い、実際の病理標本写真を見ていただきながら、納得のいく病気の説明をしている。また、甲状腺癌術後症例に対し「遺伝子組み換えTSH」を使用し、甲状腺機能低下による苦痛を起こさず放射性ヨード治療を行っている。

症例数

★11年の乳腺手術は104例でありそのうち乳癌手術を98例に施行した。およそ6割が乳房温存術である。また、内視鏡補助下皮膚温存乳腺切除術13例、一期的乳房再建術13例、センチネルリンパ節生検術50例。マンモトーム生検術61例であった。術後乳房の整容性をご満足いただくため、非浸潤性乳癌、腫瘍径の小さな浸潤性乳癌では積極的に乳房再建術を行っている

★甲状腺手術は23例でおよそ半数が甲状腺癌であった。甲状腺癌にも積極的に根治手術を施行し、良性腫瘍に対し「内視鏡下甲状腺切除術」、副甲状腺疾患に対する外科治療もできる。的確な診断・治療方針は、病理部および放射線部、内分泌内科など他科と綿密に連携をとりながら決定している。術前術後化学療法・分子標的治療、放射線治療は、通院で外来化学療法センターおよび放射線部で行えるが、入院での対応も行っている

★08年4月より開設された新しい科であるため生存率はまだ提供できないが、他にもリハビリテーション科での乳腺術後リハビリや、緩和チームなど多くの部署の協力を得ながら患者様に満足いただける医療の提供・患者様およびそのご家族へのきめ細やかなサポートを心がけている。当科ホームページ:http://ksm.tokyo-med.ac.jp/Page/Shinryou/Ippan/Nyusen/index

医療設備

マンモグラフィ、超音波エコー、マンモトーム、MRI、CT、シンチグラム、リニアック、ガンマプローブ他。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

放射線科

分野

放射線科

特色

患者さんの立場に立った放射線医療を理念とし、検査時間は短く、患者さんの苦痛は少なく、精度は高い検査をモットーとしている。読影報告書はワープロ入力し、病変部は画像貼り付けを行っている。日本医学放射線学会専門医修練機関。放射線治療に関しては、放射線治療専門医が治療の範囲や治療法を適切に決め、コンピューターで制御された機械を使って、訓練を積んだ診療放射線技師が正確に照射を行う、当院の米国バリアン社製リニアック(バリアン社は放射線治療機器のトップメーカーで高精度な治療が可能)、また転移性骨腫瘍に対するストロンチウムによる治療も当科にて行っている。

症例数

★11年度の検査件数は一般撮影58,017件、CT 16,461件、MRI 6,764件、超音波検査6,764件、核医学検査1,567件、放射線科で施行した血管造影71件(血管塞栓術、抗癌剤動注、リザーバーなどのIVRを含む)

★放射線治療は一般照射が244件で放射線治療専用CT、治療計画用コンピューター、リニアックがオンラインで接続されており、病変部に限局した正確で副作用の少ない放射線照射が可能である。また、ラジオサージャリーは8件である

★高額医療機器の共同利用を推進しており、地域医療機関からCTやMRI、核医学検査、超音波検査などの依頼を受け、翌診療日に画像写真および読影報告書を紹介医に送っている。11年度の放射線機器の共同利用は1,157件。

医療設備

MRI 2台(1.5テスラ2台)、CT2台(16列のMDCT 2台)、血管撮影装置2台、X線TV装置4台、ガンマカメラ2台、骨塩定量装置、X線エネルギー可変式リニアック、ラジオサージャリー。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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