国立病院機構 村山医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 村山医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科

分野

整形外科

特色

41年(昭和16年)開設の陸軍病院はその後結核療養所に転じたが、66年に骨・関節結核に加えて、脊髄損傷および各種骨・関節疾患を治療対象とした骨・運動器疾患の専門治療施設に転換した。77年より臨床研究部が発足し、04年には臨床研究センターとなり臨床および基礎研究も積極的に行っている。99年には骨・運動器疾患と脊髄損傷の基幹病院に指名された。当院には脊椎、脊髄を専門とする医師が10人おり、そのうち6人が整形外科専門医、脊椎脊髄病医、脊椎脊髄外科指導医の資格を有している。その他、膝、股関節の専門医が3人、手の外科の専門医が1人。 

症例数

10年の新患者数は約5,500人、外来1日平均137人。入院患者数は1日平均178人(一般整形患者118人、脊髄損傷患者60人)。年間の手術件数は713件。内訳は脊椎、脊髄384件、下肢手術259件、手の外科70件である。保存療法が無効な症例にのみ手術を行うことを原則とし、手術適応を厳しくしているので成績は安定している

★脊椎・脊髄の外科はセカンドオピニオンを含め紹介患者が比較的多い。他院で手術を受けたが改善しなかった症例なども少なくない。頸椎から仙椎まで全脊椎の手術を行っている。主な手術件数は、腰椎椎間板ヘルニア63件、腰部脊柱管狭窄症176件(腰椎分離症、腰椎すべり症、腰椎分離すべり症を含む)、頸椎手術38件(頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、頸椎神経根症、頸椎後縦靭帯骨化症など)などであるが、黄色靱帯骨化症、骨粗鬆症性圧迫骨折、脊髄腫瘍、脊椎腫瘍、化膿性脊椎炎などの手術も行っている。また、関節リウマチの症例も多く、リウマチ内科と連携し、環軸椎亜脱臼や頸髄症、腰椎疾患に対しても積極的に手術を行っている

★脊柱変形では、特発性側彎症や先天性側彎症の症例は経過観察や装具療法などの保存療法例と手術療法例を合わせると66年以来2,000例以上に上る。特発性側彎症の手術例は350例を超え、優れた矯正率を誇っている。10年の手術件数は31件である。変性側彎や後彎の矯正手術も行っている

★脊椎カリエス(結核性脊椎炎)は紹介患者が多く、毎年10~15件の手術を行っている。10年の手術件数は9件である

★下肢関節障害は、変形性股関節症、変形性膝関節症、リウマチ性関節症が中心である。年間の手術件数は人工股関節形成術(人工股関節置換術)54件、人工膝関節形成術(人工膝関節置換術)80件、膝靱帯再建術14件等である

★手の外科は、スポーツ外傷、末梢神経損傷,腱損傷、骨折などを対象とし、症例によっては入院を必要としない外来手術も行っている

★脊髄損傷に関しては、受傷直後から社会復帰に至るまでの包括的医療に加え、外傷後脊髄空洞症など慢性期以降の脊椎・脊髄の二次的変化等にも対処する専門医療施設である。66年以来約4,000例の治療実績を有し、現在では年間約150人が入退院する。車椅子スポーツの指導や、退院患者の互助組織を介した脊髄損傷者の生活指導にも力を注いでいる

★車椅子スポーツ用体育館や理学診療棟など、リハビリテーション設備は充実しており、リハビリテーション医4人、理学療法士23人、作業療法士11人、言語聴覚士3人と数人の補助スタッフを擁するリハビリテーション部門は当院の骨・運動器疾患治療に不可欠の要素である

★臨床研究センターでは、骨微細構造の臨床研究、ヒアルロン酸の関節内注入療法の臨床研究、歩行分析、靱帯の組織工学的研究、脊髄再生の基礎研究等を行っている。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、歩行分析器、術中脊髄モニター機器、骨塩量測定装置、臨床研究棟、理学診療棟、車椅子スポーツ用体育館。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

当院は骨・運動器疾患の準ナショナルセンターであり、脊椎疾患を中心に整形外科で年間900件以上の手術を行っている。これら術前後の患者さんのリハビリテーション(リハ)を行うのみでなく、脳血管疾患、脊髄損傷、神経疾患、骨関節疾患など幅広い疾患に対するリハを施行している。地域リハ支援センターにも指定されており、地域のリハ医療の推進にも力を入れている。

症例数

当院の総ベッド数は303床あり、そのうち、回復期リハ病棟40床、脊髄損傷専門病棟80床を有している。これらの病棟では軽症者だけでなく、全介助など重症度の高い症例も積極的に受け入れている

★回復期リハ病棟では、脳血管疾患を中心に幅広い疾患に対して、365日休むことのないリハを提供している。平均在院日数は約90日であり、75%以上の患者が自宅に退院している。脳や脊髄の疾患の患者の合併症として嚥下障害、失語症、高次脳機能障害、神経因性膀胱、痙縮などに対する評価、治療、リハも積極的に行っている。リハビリテーション科医師は障害の診断・予後予測、リハ処方、義肢装具処方と適合判定、検査として筋電図、尿流動態検査、嚥下造影などを主に行っている。嚥下障害が重度の症例に対しては、外科と連携して胃瘻造設を行っている。また、神経因性膀胱の症例に対しては膀胱瘻造設も行っている

★回復期リハ病棟、脊髄損傷病棟では、主治医、リハビリテーション科医師、OT、ST、病棟看護師、MSWなど多職種でのカンファレンスを頻回に行い、チーム医療として個々の患者さんのリハ計画、在宅復帰への支援などを進めている。重度の痙縮の治療として、ボトックスやフェノールを用いた神経ブロック療法や、髄腔内バクロフェン局注療法も整形外科と連携して行っている。

医療設備

MRI、CT、3次元動作解析装置、筋電図、経頭蓋磁気刺激装置、連続血圧測定装置、吊り下げ式トレッドミル、膀胱内圧測定装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

国立病院機構 村山医療センターを見ている方は、他にこんな病院を見ています

国立病院機構 村山医療センターの近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。