専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

十和田市立中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科(消化器外科・乳腺外科・一般外科)

分野

消化器・一般外科

特色

上十三地域2次医療圏の中核病院として、がん治療や救急医療に重点を置いている。がん治療においては、手術だけでなく化学療法や放射線治療、緩和医療を含めた集学的治療を念頭に置き、患者さんにやさしい治療を行っている。救急医療分野では、炎症性疾患、外傷、急性腹症などに対し、安全かつ最新の治療を心がけ対応している。

症例数

09年の全身麻酔下手術症例数は419例

★胃がん手術33例。5年生存率:IA期85%、IB期84%、II期56%、III期42%、IV期6%。内視鏡治療が増加しているため、相対的に進行度の高い症例が増えているが、腹腔鏡手術など縮小手術にも積極的に取り組んでいる

★大腸がん手術68例、うち腹腔鏡手術18例。5年生存率:I期95%、II期76%、IIIA期70%、IIIB期44%、IV期16%。腸閉塞症例、下部直腸がん症例以外は積極的に腹腔鏡手術を施行している。また、下部直腸がんに対しトモセラピーを取り入れている

★肝臓がん8例、おもに転移性。原発性肝がんに対しては、手術のほか、動脈塞栓術(TAE)、ラジオ波焼灼術(RFA)などを施行している

★膵・胆道がん8例、近年膵頭十二指腸切除術症例が増加傾向である。術前術後や進行再発がんに対し、化学療法を施行している

★がん以外でも胆嚢摘出術84例、うち腹腔鏡手術79例。急性虫垂炎、腸閉塞、急性腹症、外傷、ヘルニア、痔核などの手術を施行している。その他、乳がん手術は35例であった。

医療設備

CT、MRI、血管造影、トモセラピー(放射線治療装置)、鏡視下手術機器、ハーモニック・スカルペル、リガシュアーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

県南部の上十三地区医療圏で、対象人口約18万人の地域中核病院として、脳卒中を中心とした診療に当たっている。電子カルテの導入、トモセラピーによる脳腫瘍の治療、診断・治療機器設備の充実、医師不足に対しては脳卒中医療連携パスの導入により他医療圏、周辺医療機関との連携に取り組んでいる。放射線技師、臨床検査技師、薬剤師の当直体制が整備され、MRIの24時間利用体制が整っている。

症例数

病床数48床、年間入院患者数750~800人、年間手術件数170~200件

治療内容=t-PAを用いた脳梗塞の超急性期血栓溶解療法。脳動脈瘤(破裂、未破裂問わず)の手術、脳内出血に対する手術(開頭血腫除去術・定位的血腫除去術・内視鏡手術)、頭部外傷の緊急手術、脳梗塞に対する手術(頭蓋内・外バイパス術・頸動脈血栓内膜剥離術)、脳腫瘍の摘出術・術後放射線治療・化学療法など、三叉神経痛、顔面けいれんの神経血管減圧術、正常圧水頭症に対するシャント手術。脳血管内治療は脳動脈瘤コイル塞栓術・頸動脈ステント留置術などを専門医とタイアップして施行。リハビリは発症早期から土日リハビリを含めて施行

脳卒中発症予防対策=①くも膜下出血発症予防目的で未破裂脳動脈瘤の診断・治療を積極的に行う。②脳梗塞発症予防に関して、定期的なMRI検査・診断、頸動脈エコー、四肢血圧測定(PWV、ABI)の利用による動脈硬化の診断。③脳出血には自己血圧測定の周知徹底。④脳ドックで、脳疾患の啓発に努める。

医療設備

MRI(1.5T)、MDCT 2台、3DDSA、SPECT、トモセラピー(放射線治療装置)、手術顕微鏡(蛍光撮影)、定位脳手術装置、神経内視鏡、超音波吸引装置、術中超音波診断装置、テレパソ、画像伝送システム他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

精神神経科

分野

精神科

特色

地域から求められる中核的総合病院の精神科医療(急性期医療、救急医療、合併症、児童思春期)を中心に早期治療、早期退院、社会復帰に努めている。特に地域の社会資源の利用、連携を通した早期退院(平均在院日数:約60日)が特徴である。物忘れ外来、発達障害の専門外来、発達障害、アルコール症の家族教室を行っている。当院で力を入れている緩和医療においては医師、心理士が緩和ケアチームの一員として積極的に関与している。また医療観察法指定通院機関として、地域の司法精神医療の役割に応じている。

症例数

精神科急性期治療病棟(閉鎖)の50床。09年度入院者209人、退院者190人。平均在院日数:約60日、外来1日平均:60人。入院治療では医師および多職種でのチーム医療を行い、精神保健指定医、臨床心理士の精神療法、薬物療法(新薬での単剤化を重視、薬剤師による薬剤指導)、社会生活技能訓練(SST)、認知行動療法を用いた服薬教室等を行っている。入院中からの地域のデイケアの体験利用、退院後の訪問看護も可能。外来では本人の受診ができない場合、家族のみの相談にも応じている。保健所の精神保健相談、市の保健センターで心の相談を行うなど、地域に相談窓口を設け、心の健康の普及を行うとともに精神疾患の早期発見、早期治療に結びつけている。また治療のみならず、社会生活や就労に適応するための社会適応訓練事業、就労支援事業等の職業リハビリテーションの分野にも力を入れている。

医療設備

CT、MRI、MRA、VSRAD、SPECT、脳波など、ほとんどの検査が可能。心理士による心理検査、カウンセリング、プレイセラピーが可能である。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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