専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

名寄市立総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

小児科

分野

小児医療

特色

名寄市立総合病院は、旭川以北から稚内までの間の北海道道北地方およびオホーツク北部地方を医療圏とする地方センター病院であり、この広大な地域の2次および3次医療を担当している。病床数は469床(一般300、精神科165、感染症4)で、20の診療科を開設している。この地域において小児科があるのは当院のみで、名寄市内はもとより100kmほど離れた町村からも受診している。当病院が道北地方の2次および3次医療を担う地方センター病院として機能している中にあって、当小児科はさらに1次医療も加えたこの地域の小児医療の中心的役割を果たしている。07年4月に、それまで当科とともに北海道北部地方の小児医療を担っていた市立士別総合病院小児科が当科に集約されたため、現在当科がこの広大な医療圏における唯一の小児科専門施設となっている。そのため日常の診療のほか名寄市、士別市や近隣町村の乳幼児健診も行っている。当科では小児科常勤医8人体制が敷かれていることにより、休日・夜間を問わず小児科医が常駐しているいわゆる24時間365日の小児救急医療体制が確立されている。スタッフ全員が、次代を担う大切な子どもたちの健康の維持・促進のため、適切な医療を提供できるように日々研鑽・努力している。

症例数

当科では、軽い風邪から人工呼吸器管理を要するような重症疾患まで、あらゆる小児患者の診療を行っている

★一般外来は午前午後とも2診体制で行っている。また、平日は毎日当科から士別市立病院へ1人を外来診療に派遣するいわゆるサテライト診療を行っている。そのほか予防接種外来、1カ月健診も行っている。さらに、専門外来としてアレルギー外来のほか、旭川医科大学小児科からの医師の派遣により神経外来、心臓外来、内分泌外来をそれぞれ定期的に開設している

★入院患者はRSウイルス、マイコプラズマ、肺炎球菌などによる肺炎・気管支炎やクループ症候群などの呼吸器疾患が多く、ロタウイルスなどによるウイルス性胃腸炎・細菌性腸炎・急性虫垂炎・腸重積などの消化器疾患、熱性けいれん・てんかん・脳炎・脳症・細菌性髄膜炎・無菌性髄膜炎などの神経疾患、気管支喘息を中心とするアレルギー疾患、全身性エリテマトーデス・若年性特発性関節炎などの膠原病・リウマチ疾患、川崎病、血管性紫斑病、ネフローゼ症候群・急性糸球体腎炎・IgA腎症・尿路感染症などの泌尿器疾患、先天性心疾患・不整脈などの循環器疾患、甲状腺機能低下症・糖尿病などの内分泌・代謝疾患、特発性血小板減少性紫斑病などの血液疾患などである。また白血病などの悪性腫瘍疾患については診断後、骨髄移植などの治療については旭川医大小児科と連携している

★また年間500~600例ほどの当院分娩における帝王切開やハイリスク分娩に際しては、必ず当科小児科医が立ち会っており、さらに出生した新生児・低出生体重児の呼吸窮迫症候群、胎便吸引症候群など呼吸障害や新生児仮死、高ビリルビン血症などの診療、管理を行っている

★以上、外科的治療が必要な疾患を除いて小児・新生児におけるその疾患のほとんどが当科で完結できる診療体制になっている

★08年1年間の入院患者数は約1,200人(このうち新生児・低出生体重児は210人)、外来受診延べ患者数は約31,000人、このうち休日・夜間の時間外受診数は約6,500人であった。年間分娩数は約520件。

医療設備

3DCT、MRI、核医学検査装置、血管造影装置、超音波検査装置など、多くの先進設備が整っている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

特色

耳鼻咽喉・頭頸部・アレルギー科全般の診療を行っているが、幼小児の滲出性中耳炎、ダニアレルギーに対する減感作療法、睡眠時無呼吸症候群のCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)導入、涙道疾患の治療に重点を置いている。また、ボツリヌス毒素製剤の使用による、眼瞼、顔面けいれんの治療、バセドウ病の管理および治療にも力を入れている。旭川医科大学病院との連携を密にしており、耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍の治療や耳科領域の治療など、迅速な対応で時間的ロスを最小限にしている。

症例数

年間の全手術数は159例、08年度の外来患者総数は14,059人(初診4,650人)である。甲状腺、耳下腺、顎下腺腫瘍に対しては、超音波ガイド下針生検を行い、診断をつけてから手術している。禁煙治療施設に認定されており、保険診療での禁煙治療を随時行っている。涙道疾患はヌンチャクシリコンチューブ留置をはじめ、必要な症例には内視鏡下に涙嚢鼻腔吻合術を行って良好な成績をあげている他、眼科と協力して、先天性鼻涙管閉塞の治療も手がけている。

医療設備

MRI、CT、超音波、ABR(聴性脳幹反応検査装置)、DPOAE(歪成分耳音響方射)、ENG(電気眼振計)、赤外線眼振観察装置、電子スコープ(NBI有り)、炭酸ガスレーザー、APC(アルゴンプラズマ凝固装置)を備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ◯
  • 初診予約 ◯
  • 主治医指名 ◯
  • 執刀医指名 ◯

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

麻酔科

分野

ペインクリニック

特色

総合病院である特色を生かし、他科(整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科など)との連携のもとに行う治療が多い。特に、外来では安全で確実なブロックを中心に行うことを心がけ、必要に応じて薬物療法を併用する。近郊の市町村からの治療依頼も多い。10年度からは、神経障害性疼痛などの難治性疼痛に対してのオピオイドパッチ製剤を使用した新しい薬物療法の認定を受けるなど、新しい治療への取り組みも開始した。また、患者サービス・啓蒙活動としてペインクリニックが関わる疾患や治療(神経ブロックなど)に関する外来パンフレットも十数種類準備し配布している。

症例数

外来患者数は年間で約1,000人であり、他科からの紹介患者が約8割を占める。また、別に院内他科入院患者も(がん性疼痛を含まずに)年間100人ほどの受診がある。疾患別では、帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛(30%)が最も多く、次いで頸肩腕痛(25%)が多い。整形外科に入院中の腰下肢痛の患者も多く受診している。また、耳鼻咽喉科入院患者の顔面神経麻痺や特発性難聴に対しても、ブロック治療を依頼されている。治療別では、トリガーポントブロックが最も多く年間600件を超えている。また星状神経節ブロックも500件以上行われている。ブロック治療・薬物治療以外には、キセノンレーザーなどの光線療法も併用する場合が多い。いずれの場合も、ペインクリニックとしての治療上入院が必要な場合は、旭川ペインクリニック病院(赤間保之院長)や旭川医科大学麻酔科蘇生科(岩崎寛教授)と協力して治療に当たっている。

医療設備

MRI、64列CT、X線透視撮影装置、神経ブロック用電動ベッド他。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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