専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

公立昭和病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

心臓血管センター(循環器科)

分野

循環器科

特色

総病床数520床の北多摩地区の中核病院である。東京都CCUネットワークに参加している。24時間救急患者に対応可能である。急性心筋梗塞は、原則として緊急でインターベンション治療を施行している。心不全治療も薬物による内科治療に加え両室ペーシングなど、非薬物治療を施行している。心臓血管外科のスタッフは3人常勤しており、緊密な連携をとって診療にあたっている。

症例数

病床はCCU 4床を含む45床。年間の入院総数は約1,300人

虚血性心疾患=年間における急性心筋梗塞入院患者数は約100~130人であり、適応症例は可能な限り緊急冠動脈形成術(PCI)を施行している。この結果、院内死亡率は約5%とここ10年来低下している。最近は待機的に慢性完全閉塞症例に対する冠動脈形成術を積極的に行っており、初期成功率も約80%と良好な成績を収めている。冠動脈造影検査は年間約800件、冠動脈形成術は約400件である

心不全=薬物治療が中心であり、ARB、βブロッカー治療を導入後予後の改善を認めている。両室ペーシング治療症例数は年間3~5人

不整脈=上室性の頻脈性不整脈および心室頻拍に対し、アブレーション治療を施行。年間約20件。植え込み型除細動器(ICD)症例数5~10人、永久ペースメーカー植え込み手術症例は新規・交換を合わせ約70件である。

医療設備

心臓血管造影装置、MDCT(64列)、心臓MRI、核医学検査装置、3D心臓超音波装置、トレッドミル運動負荷装置、ホルター心電図、補助循環装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

眼科

分野

眼科

特色

眼科全般の診断治療、白内障、緑内障、網膜硝子体手術など主要眼手術に特に力を入れている。北多摩地区の基幹病院の一つとして、他施設の紹介患者も多い。08年度は新病棟、10年度には新外来となった。眼科の病床数も増加し入院待機期間の短縮に努めている。

症例数

10年度の外来患者数は25,359人、初診患者数は3,934人であった。10年度の手術総数は2,211件。その内訳は白内障1,680件、網膜硝子体206件、緑内障33件、その他292件であった

★白内障手術は、ほぼ全例超音波乳化吸引術による小切開白内障手術であり、日帰り手術、入院手術どちらにも対応している

★網膜硝子体手術は、網膜剥離に対してはなるべく網膜復位術を第一選択としている。硝子体手術は、現在ではほぼ全例に25ゲージシステムを用いた小切開硝子体手術を施行している

★緑内障手術は、ほぼ全例マイトマイシンCを併用した線維柱帯切除術を選択している。

医療設備

角膜内皮測定装置、IOLマスター、蛍光眼底カメラ、ICG眼底カメラ、超音波画像診断装置、光干渉断層計、ハンフリー自動視野計、マルチカラーレーザー、ヤグレーザー、インフィニティ白内障手術装置(2台)、アキュラス硝子体手術装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

内分泌・代謝内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病をはじめとする代謝疾患や内分泌疾患全般の専門性の高い診療を行っている。糖尿病に対してはコメディカルスタッフを中心としたチーム医療に力を入れているのが特徴である。内分泌疾患では多くの科の協力を得て診断・治療に当たる必要があるが、当院では複数の専門科の協力が速やかに得られるため、比較的早期に診断し治療できることが特徴である。

症例数

★外来患者数は1カ月約2,700人で、そのうち糖尿病が約2,200人を占める。地域でかかりつけ医の糖尿病診療の支援に努め、医療連携を積極的に進めている。その一貫として糖尿病教室は毎週開催しており、かかりつけ医の患者さんに向けても公開されている。血糖コントロールが良好で合併症も問題のない患者さんは、かかりつけ医での診療を基本としているため、当科外来通院患者に占めるインスリン療法の割合は6割を超えている。1~2カ月間の血糖コントロールの指標であるヘモグロビンA1cは全体で平均7.0%、インスリン療法に限ると平均7.1%

★甲状腺・副甲状腺の超音波診断件数は年間約1,200件に及ぶ。甲状腺・副甲状腺の経皮的エタノール注入療法を施行していることもあり、特に2次性副甲状腺機能亢進症の紹介患者が多数に上る。また、診療の質を高く保つためには人を育てて生かすことが重要で、糖尿病学会・内分泌学会・甲状腺学会・超音波医学会の認定研修施設に指定されており、他医療機関からの研修受け入れやスタッフの教育にも注力している。

医療設備

MRI、CT、MDCT、表在用超音波断層装置(甲状腺・副甲状腺)、マンモグラフィ、核医学診断装置、骨密度測定装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

3次救命救急センターを中心とした公立の地域中核病院である。84年に開設された脳神経外科は、24時間体制で救急疾患(クモ膜下出血、脳内出血、頭部外傷など)に対応するとともに、東京大学脳神経外科の関連施設として、あらゆる脳神経外科疾患(悪性脳腫瘍、閉塞性脳血管障害、脊椎脊髄疾患、顔面けいれん、三叉神経痛など)に対応している。

症例数

年間の手術件数は500件前後。主なものは脳動脈瘤のクリッピング手術100件、開頭血腫除去術(外傷を含む)80件、バイパスおよび頸動脈内膜剥離術70件、脳・脊髄腫瘍摘出術50件などである

★脳動脈瘤治療の原則は開頭クリッピング手術である。難易度の高い巨大動脈瘤や血栓化動脈瘤に対しては、各種血行再建術を併用した根治術を行っている。症例数も多く安定した手術成績(合併症3%)を残せているため、コイルによる血管内治療は特殊な部位や場合に限り行っている

★虚血性脳血管障害に対するバイパス手術および頸動脈内膜剥離術は、合併症を抑えなければ手術の有用性が得られない。当院では合併症を1%未満に抑えることができており、高い根治性と安心感を提供することができている

★頭部外傷やクモ膜下出血などの重症例では、脳だけではなく全身管理の拙劣がその予後に大きな影響を及ぼす。当院では、脳圧モニター下の低体温療法や心肺機能低下例の集中治療などには、集中治療専門のスタッフが当たっている

★脳腫瘍は、全摘出により治癒させうる良性腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫など)が治療の中心である。特殊な化学療法や放射線治療が必要な悪性腫瘍では大学のプロトコールに従い、放射線科医や腫瘍内科医と協力し大学同様の治療成績を残している。

医療設備

3T-MRI、3DCT、SPECT、DSA、放射線照射装置(リニアック)、定位脳手術装置、神経内視鏡、各種誘発電位測定装置、手術用超音波診断・吸引装置、手術用レーザー装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

形成外科

分野

形成外科

特色

当院は多摩地区8市(人口100万)で組織構成され、救命救急の充実した病院である。したがって顔面骨骨折、多発外傷、瘢痕拘縮などの手術が多いが、近隣からの紹介により、皮膚の悪性・良性腫瘍、先天奇形、眼瞼下垂、巻き爪、陥入爪などといった一般形成外科も手広くこなしている。最近、地域のニーズに応え、顔のシミを消すのに有効なQスイッチルビーレーザーを導入した。シミは自由診療だが太田母斑、外傷性刺青など保険適用疾患にも同レーザーは有効である。また、他科依頼の再建手術が不定期に入るため、形成外科としては多忙である。なお、口唇口蓋裂では病院の垣根を越え、言語、矯正歯科などとチームを組み、思春期以降に至るまで手厚い加療を施行している。爪の外科の症例数は特に多く、痛みで悩む方が多く訪れる。形成外科は手術手技を通し心のリハビリテーションを施す科(精神外科)であることを常に念頭に置き、スタッフは診療にあたっている。

症例数

年間の手術件数は、中央手術300件、外来手術400件前後。内訳は外傷、腫瘍が多く、次に奇形が続き、美容は少ない

★先天奇形の手術は熟練を要し、長い人生での整容性の確保のため様々に独自の工夫を施している。たとえば唇裂鼻変形は3歳過ぎに一期的に矯正手術を行い、長期的に良好な結果を得ている。また、埋没耳のような耳介変形には、早期から熱可塑性樹脂を用いることにより保存的矯正に寄与している。多合指、巨指などの変形は機能性、審美性の両面を考慮した術式と長期の観察を行っている

★顔面頭頸部、胸壁、露出部における悪性腫瘍、瘢痕拘縮、皮膚欠損には皮弁、ティッシュエキスパンダー、マイクロサージャリーなどを駆使して再建に当たり、専門に応じ大学からの非常勤医師の協力を得ている

★眼瞼下垂、皮膚弛緩症では視界が開けない、肩こり、頭頸部痛などの悩みに対し手術により改善を得ている

★巻き爪、陥入爪、爪甲鉤彎症といった痛みを伴う爪変形は当科のテーマであり、人工爪など術式に年々改良を加え、評価、報告を重ねている。

医療設備

手術用顕微鏡、Qスイッチルビーレーザー、MRI、CT、3DCT、超音波、ダーモジェット、光重合装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

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