専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

熊本赤十字病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

当院は精神科を除いた全科がそろった総合病院として、緩和ケアを含めたがん診療ならびに救急医療を中心に、高度医療の実践に努めている。併設する救命救急センターでは2カ所のヘリポートを設けて急患に備えている。

症例数

外科における年間の手術症例数は、1,100~1,300例で年々増加傾向にある。主なものは、胃癌、大腸癌、食道癌、肝癌、胆膵癌などの消化器癌を中心に乳癌、甲状腺癌、肺癌などの悪性疾患が約1/3、ヘルニアや胆石などの良性疾患が約1/3を占めている。2008年の年間手術例数は1,070例(手術室改装工事のため制限あり)で、内訳は悪性疾患として食道癌:3例、胃癌:94例、胃粘膜下腫瘍:9例、大腸癌:122例、肝臓癌:25例、胆嚢癌:5例、膵臓癌:16例、乳癌:35例、肺癌:14例などで、良性疾患として虫垂炎:105例、胆石・胆嚢炎:248例、そけいヘルニア:125例などであった

★鏡視下手術も積極的に取り入れ、胆石症はもちろん、早期胃癌やリンパ節転移の無い大腸癌を対象として、「小さな傷で大きく治そう」をモットーに、患者に優しい手術を目指している。2008年の腹腔鏡・胸腔鏡手術症例数は、胃癌:25例、大腸癌:18例、胆石・胆嚢炎:164例、呼吸器疾患:19例、虫垂炎:12例であった

★当院は、年間54,000名(救急車搬送5,800件)もの救急患者を受け入れる救命救急ERセンターを併設しているため、救急疾患の手術例も多く約4割が臨時手術となっている。複数科にまたがるような多発外傷に関しては、救急部主導の元にトラウマモードが発令され、関係各科が連携を取り合って診療にあたり救命率の向上に努めている

★手術部位感染(SSI)対策として、2006年より手術中に使用する縫合糸は全て合成吸収糸に切り替え、さらに閉創の際の皮膚縫合は可能な限り合成吸収糸を用いた埋没縫合を行うようにしてSSIの減少をみている

★また2007年1月より開設した乳腺外来(月~金)では、待ち時間の短縮・プライバシーの保護に努めると共に、受診当日にエコーやマンモグラフィ、エコーガイド下針生検などの検査まで行うような体制をとっており、好評を博している。センチネルリンパ節生検については、2005年より熊本大学乳腺・内分泌外科に依頼して導入し、2009年からは院内で行い縮小手術に努めている

★毎週行っている術前症例検討会や合併症カンファレンス、月1回開催の臨床病理カンファレンス、トラウマカンファレンスは、関連各科やコメデイカルが参加し、外科のみならず各科の貴重な意見を聞くことができる良い機会となっている。学会活動も積極的に行い、日本外科学会、日本消化器外科学会、日本胸部外科学会、日本消化器病学会、日本超音波医学会、日本乳癌学会の認定施設になっている。

医療設備

電子内視鏡4台、超音波電子内視鏡システム2台、高周波手術装置3台、CT3台、MRI2台、血管造影装置3台、リニアック2台、エコー9台、RI1台、マンモグラフィ1台、マンモトームコントロールモジュール1台、体外衝撃波結石破砕装置1台など。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

循環器科

分野

循環器科

特色

救命救急センターを併設しており、急性心筋梗塞などの急性冠症候群(ACS)をはじめとする心臓病全般にわたる救急疾患を中心に診療を行っている。また同時に、病診連携にも積極的に取り組んでおり、原則として外来での慢性期の治療は年に数回の定期検診を除き、最寄りの医療機関にお願いしている。なお、08年度の年間紹介率は82%であった。臨床研修病院、日本内科学会教育病院、日本循環器学会認定循環器専門医研修施設、ロータブレーター認定施設、日本心血管インターベンション学会認定研修施設、ICD植え込み認定施設、両室ペーシング植え込み認定施設、両室ペーシング機能付ICD植え込み認定施設。

症例数

08年の入院患者数は約1,200人であり、平均在院日数は9日であった

★ACSの緊急入院症例は約200人であり、適応のある症例に対しては、積極的にPCI(経皮的冠動脈インターベンション)を中心とした再疎通療法を行っている。なお深夜帯でも30分前後でPCIを開始可能で、救命率向上のためにDoor-to-Balloonの短縮に努めている

★狭心症に対しては約1,000件の冠動脈造影を施行し、さらに心臓核医学検査(年間約300件)により、PCIの適応を決めている。PCIは約300件施行し、合併症による死亡は1件もなかった。また、PCIの約6割がACSに対する緊急症例であるのも大きな特徴である

★心筋症をはじめとする心不全に対しては積極的にβブロッカー療法を行い、良好な成績を得ている

★不整脈の患者さんに対しては年間約50件のカテーテルアブレーションによる治療を行っている。生命に危険をおよぼす重篤な不整脈や薬物療法でもコントロール困難な心不全症例にはICDや両室ペーシング機能付きICDを年間約15件植え込んでいる

★心臓リハビリテーションも近医との緊密な連携の下、行っている

★ドクターカーの運行を積極的に行っており、100回の出動実績を有し、ヘリコプターによる患者搬入も15件を数えた。

医療設備

血管造影装置2台、MDCT2台、CCU、心臓超音波装置、トレッドミルなどを備えている。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

腎センター

分野

腎臓内科

特色

初期の腎炎、腎生検を必要とするものから、食事療法、腎不全に対する血液透析、CAPD、腎移植まで全般的に腎疾患を対象としている。血液透析中のシャント不全、脳血管障害、骨折など手術を要する症例も多く、院内各科、院外の各透析施設との連携は非常にスムーズに行われている。救命救急センターを併設しているため、急性の症例や重症例も頻回にみられ、薬物中毒への血液吸着、肝不全への血漿交換など各種の血液浄化療法を行う頻度も高い。週2回行う腎移植外来では、外科、内科の医師が合同で同一症例を診察し、必要に応じて薬剤師も参加するというように、各科の壁が低く、各科の協力がスムーズに得られるのは病院全体にみられる特徴である。

症例数

★血尿・蛋白尿の患者に対しては、外来で1日蓄尿を行い、蛋白排泄量、腎機能などの検査を行った後、必要症例に対しては腎生検を1泊2日で行う。入院は短期間ではあるが、比較的早期よりエコー下で腎生検を行っていたこともあり、エコー下腎生検を行った642例に重大な合併症はみていない。腎生検は通常、月・木に行っているが、早急に検査が必要な場合は、随時行うシステムができている

★外来は月曜から金曜まで行っているが、ステロイドの大量投与例も含め、できるだけ外来で管理するようにしている。時間外の急変に対しては、救命救急センターで十分な対応が可能である。腎不全例などでは夜間・休日に血液透析などを行って治療する場合も多く、スタッフの協力がよく得られるため十分な治療が行いやすい。外来では腎疾患の他、高血圧、膠原病などの症例も多い。最近シクロスポリンでの治療を行う症例が増加しているが、薬剤部の協力で院内での濃度測定が可能であるので、適正な血中濃度にするための投与量変更が直ちに可能であり、副作用の影響も最小限にとどめることができる

★血液透析は、同時に44台の血液透析装置を動かすことが可能で、月曜から土曜まで夜間透析も行っている。2週に1回の定期検査結果により、内服処方などの変更をこまめに行っている。正常範囲内の検査値の変動でも、前回の検査値に比べて変動の幅が大きい場合は直ちにチェックできるよう、独自のソフトを作成し管理を行っているので、病変に対し早期に発見でき対応する例もみられる。救命救急センターが併設されているため、定期的な維持透析の他に急性腎不全など、臨時に透析を行わなければならない症例も多いので、毎朝ラウンドを行い当日透析を必要とする症例を診察し、処置を決めている。院内での合併症発生例はもとより、他院で維持透析中に骨折、腫瘍などの合併症が生じた症例の依頼も多く、その場合、総合病院のメリットを生かし、各科の協力を得て適切な治療が行いやすい

★シャント不全に対しては、腎臓内科の宮田部長を中心に治療に当たっており、シャントの調子が悪い場合は、早い時期からの治療で重大なトラブルを来す前に回復する症例もよくみられる。特に血管拡張術(PTA)は年間600例と症例数も多く、各透析施設からのレスキュー依頼には可能な限り直ちに対応している。入院が不要となる場合が多く、シャントも直ちに使用することが可能で、患者さんのQOLに役立っている。以前のシャント手術により血管が荒廃した症例に対しては、Tesio、Schonなど長期留置型カテーテルの留置手術も行っている

★腎移植は、井部長を中心としたチームで1988年より開始され、生体・献体移植、夫婦間移植などを手掛けている。退院後は腎移植外来で内科・外科の合同チームでフォローされ、拒絶反応や感染症に対しても、複数の視点から治療を行い、院内のシステムも迅速に対応できるようになっている。早い時期より腎移植コーディネーターを設け、院内・外の調整に当たっており、講演会の主催など積極的に活動している

★CAPDは週2回のCAPD外来を設け、月に12回の来院でフォローしている。患者さんごとに担当ナース制をとり、患者さんの不安や疑問に対応するようにしている。

医療設備

血液透析装置(血液濾過透析、血漿交換、血液吸着も含む)、MRI、CT、超音波装置、血管造影検査(DSAも含む)、腎シンチグラフィ。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

小児科

分野

小児医療

特色

小児科専門医ならびに若手小児科医のスタッフを確保することと院内の他科との連携・協力のもとに、院外の小児科医との病診連携・病病連携を今まで以上に発展させることによって、一次救急から三次救急までの小児医療の完結を目指しています。併せて、今後、熊本地域の小児医療のセンター的役割も追求していきたいと考えています。日本小児科学会専門医制度研修施設、熊本県小児救急拠点病院認定施設、熊本県地域周産母子センター。

症例数

①小児科疾患全般にわたって診療を行います。2008年度の小児科外来受診患者数は28,540名で、入院患者数は2,164名でした。②ICU管理を要する重症疾患・救急疾患に、病・病連携も含めて、対処します。重症疾患児の搬入には、ドクターカー、防災ヘリコプターの積極的な運用で対応します。年々増加傾向にあり、2008年は年間45名で、半数が他院からの紹介でした。また、小児事故受診者も多数みられ、各科との連携のもとに積極的に治療に当たっています。③各種感染症、循環器疾患、血液・悪性腫瘍疾患、腎・尿路系疾患、膠原病(リウマチ性疾患)、小児外科疾患、新生児疾患などに重点をおいて診療を行います。特に、熊本県・熊本市の学童の心臓検診には積極的に参加し、心疾患児の早期発見、管理、指導にあたっています。また、川崎病入院患児が県内でも特に多く、冠動脈瘤の精査を必要とする児が多く紹介されています。小児血液悪性腫瘍患者も、スタッフの充実とクリーンルームの設置などで増加しています。④平日・休日を問わず、夜の12時までは、小児科医が診察します。特に、休日の救急外来は、多くの開業医の先生方による診療支援を頂いています。⑤長期入院児には併設の訪問学級にて対処します

実績=2008年度の入院患者数2,164人の内訳は、呼吸器感染症(気管支炎・肺炎など)724 人、気管支喘息295人、感染性胃腸炎191人、新生児疾患 120人、急性腹症80人、川崎病90 人、神経疾患70 人、血液・悪性腫瘍疾患65 人、 循環器疾患30 人、腎・尿路系疾患32 人、ICU管理を必要とした例45 人。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

小児外科

分野

小児外科

特色

当院には救命救急センターがあり小児の救急疾患も多く、小児の外科的救急疾患を私たちが受け持って診療している。また県内でも当院のように小児外科の専門医、指導医のいる病院は数少ないため、救急疾患以外にもいろんな小児外科的疾患の子供たちを、責任を持って治療している。小児の手術は、手術そのものはもちろん、創も大切になる。子供たちは今後何十年と創と付き合っていかなければならないため、創の目立たない鏡視下手術を積極的に取り入れている。術創が子供たちを悩ませないように、手術は最高に、創は綺麗にを心がけて治療している。

症例数

年間入院総数は約400例で、そのうち手術件数は約350例である。最も多い鼠径ヘルニア手術は年間120から150例あり、新生児症例も10例前後ある

★当科では、小児外科全般の診療をしており、とりわけ小児外科的救急疾患が多く、急性虫垂炎を始め、腸重積症、ヘルニア嵌頓、外傷などの治療を行っている。通常の外来では、鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、停留精巣、陰嚢水腫などの小児に多い外科疾患や、小児によくみられる便秘や嘔吐を主訴とする疾患など、数多くの疾患を診療している

★鼠径ヘルニアでは、嵌頓を起こしやすい生後1~2カ月の子供たちは早めに手術しており、腹腔鏡による鼠径ヘルニアの手術(LPEC)もしている。腹腔内からのぞいてするので、確実にヘルニア嚢を結紮することができ、反対側のヘルニア嚢の有無も検索でき同時に処置もできる。特に両側の鼠径ヘルニアだと傷が臍部のところだけとなり、美容的にも優れている

★停留精巣は1歳をめどに手術しており、精巣を鼠径部に見つけることができなかった症例に関しては腹腔鏡検査も併用している

★腹腔鏡や胸腔鏡を使った鏡視下手術も年々症例が増え、急性虫垂炎、胆石症、胃食道逆流症、鼠径ヘルニア、鎖肛、Hirschsprung病や漏斗胸に対してなど、年間約100人の鏡視下手術を行っている

★漏斗胸に対しては美容的に優れ侵襲も少ないNuss法を行っている。鏡視下手術は侵襲が少なく、子供たちの手術には適していると考えられる。鏡視下手術手術を含め、今後も子供たちのためにストレスが少なく、創の小さな手術を心がけて診療をしていきたいと思っている。

医療設備

CT、MRI、PET(健康管理センター)、シンチ、小児内視鏡検査、腹腔鏡・胸腔鏡検査、気管支鏡検査、高気圧酸素療法、放射線療法。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

脳腫瘍、脳血管障害(脳出血、くも膜下出血、閉塞性病変)、頭部外傷、小児脳神経外科疾患など外科的疾患を中心に幅広い診療を行っている。救命救急センターを併設しているので、頭部外傷や脳血管障害の救急患者の頻度が高くなっている。また日赤熊本健康管理センターにて脳ドックを施行しており無症候性の脳腫瘍や脳動脈瘤の予防的手術も増加傾向にある。当院は県の基幹災害医療センターとしての役割を担っており、頭部外傷では重症多発外傷例が多く、外科、整形外科、眼科、耳鼻科、形成外科その他の関連科との連携を密にして治療成績の向上に努めている。近年は脳卒中症例が急速に増加しており、神経内科と共にストロークユニットを形成し県における脳卒中診療の中心的役割を果たしている。

症例数

年間の入院患者数は約600例で、手術総数は約300例。手術症例の主な内訳は脳動脈瘤・脳動静脈奇形約80例、脳腫瘍約30例、脳出血約40例、急性期外傷性頭蓋内血腫約20例、慢性硬膜下血腫約80例、頚動脈内膜切除・バイパス手術約15例。患者さんの退院後のQOLを重視し、可能な症例では全例無剃毛手術を施行している。また在院日数の短縮のため脳出血や水頭症、下垂体腫瘍に対しては神経内視鏡下手術を導入している。脳動脈瘤や脳腫瘍の手術に際しては、手術成績向上のため術中内視鏡併用や超音波ドプラによる血流モニター、脳や脳神経の機能に対する電気生理学的モニターを行っている。破裂脳動脈瘤の転帰良好例は80%、転帰不良例は20%。未破裂脳動脈瘤の後遺症合併例は4%、死亡例は0%である。脳腫瘍の内、手術難易度の高い頭蓋底手術はこの数年は年間約15例で、死亡例はなく全例社会復帰をしている。頚動脈内膜切除・バイパス手術例はこの5年間で術後合併症、死亡ともに0例であった。慢性硬膜下血腫は初回手術での治癒率は95%であった。

医療設備

MRI、CT、MDCT、SPECT、DSA、リニアック、定位放射線照射装置、術中DSA装置、超音波メス(SONOPET)、高周波メス、神経内視鏡、手術顕微鏡、頭蓋内圧連続モニター、低体温治療装置、高圧酸素治療装置など。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

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