福岡県済生会八幡総合病院(福岡県北九州市八幡西区)が名医に推薦されている分野
| 住所 | 〒807-0831 福岡県北九州市八幡西区大字則松275地図を見る |
|---|---|
| 電話番号 | 093-330-5211 |
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
福岡県済生会八幡総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
腎センター
分野 |
腎臓内科 |
|---|---|
特色 |
腎臓専門の内科医と外科医の合同チームにより、早期の腎臓病から末期腎不全、透析患者の合併症、そして腎移植までの総合的な治療を行いながら、腎臓病の高度医療を目指している。日本人の慢性糸球体腎炎のうち最も頻度の高いlgA腎症は完治しないと言われていたが、1999年より「扁桃摘出術十ステロイドパルス療法」を200例以上行い、6~7割の患者は完治がみられ非常に良好な成績を得ている。また、慢性腎臓病が長期に放置されて腎機能が低下している患者には、看護師、薬剤師、栄養士とチームを作り、腎機能低下を阻止するために集約的な治療を行っている。外来で行われている患者さん向け教室「まめまめ教室」は、その一環である。また当センターは血液透析、腹膜透析、腎移植のすべての腎代替療法を行っており、患者の生活環境や病状に応じて治療法を選択していただくことが可能である。血液透析、CAPD、腎移植の3つの治療法が同時にできる施設は九州でも少ない。血液透析は西日本地区で初めて血液透析を行った施設であり40年の実績があり、腹膜透析は日本で腹膜透析が始まった年から開始し27年間に340人以上の患者を導入している。また年1回、CAPDサマーキャンプを行っており、患者・家族と医療スタッフ(ボランティア)が参加し、医療全般や生活一般のことなどを話し合ったり、観光や食事を楽しんだりしている。また民間病院で初めて生体腎移植を開始した施設で37年の歴史があり、現在までに腎移植を200例以上行っている。豊富な実績と経験のため、合併症を生じた患者さんが九州一円から紹介されてくる。合併症治療は、脳外科、循環器科、血管外科、消化器内科・外科、整形外科、眼科など慢性腎臓病患者の死因として重要な心血管合併症や、透析患者に特有の合併症の治療に手術を含めて高度な医療ができるのも特徴である。当センターでは、夜は宅直医を置き24時間体制を整えている。透析室には大野晃子臨床薬剤師が常勤し、透析患者の薬剤の管理と患者への薬剤の効能と副作用を懇切丁寧に説明している。透析室には4人の臨床工学技士と1人の臨床工学士が常勤し透析業務にあたっている。また当センター事務室には専属の田中彩也香事務員が患者の医療事務や医療費の相談にのっている。当センターには、九州人工透析研究会と九州CAPD研究会の他、多数の研究会の事務局があり、医学会活動も活発に行っている。 |
症例数 |
年間のべ外来患者数は22,500人(新患数約700~750人)で、紹介率71%と他院からの紹介患者が非常に多いが、検診、人間ドックによる尿所見の異常によって受診される患者も多い。年間入院患者数600~700人のうち、早期の腎臓病がおよそ15%、腎機能が軽度低下した患者が20%、浮腫のある糖尿病による腎臓病(糖尿病性腎症)が15%、透析開始前後の患者が25%、透析の合併症の治療のための入院患者が25%である。腎臓病の確定診断のための腎生検は年間約70~80件行い、この結果により個々の患者の治療方針を立てている。バスキュラーアクセスの治療件数は、手術件数は年間180~200件、経皮的血管拡張術(ふうせん治療)は年間120~130件と北九州で最も多くの症例を扱っている。透析導入患者も年間80~110人で非常に多い。また副甲状腺全摘術は二次性機能亢進症の初発・再発で既に400例以上の手術を行っており、北九州の対象患者のほとんどの症例を手術している。また現在までに生体腎移植は175人に、献腎移植(死体腎移植)を28人の患者に施行し、腎移植患者の腎生着率は10年で80%、生存率は95%を超え非常に良好な結果を得ている。慢性腎臓病患者の合併症の手術件数(シャント手術は除く)は年間110件で、周辺の施設からの腎機能障害患者を受け入れている。現在、当センターの透析室では120~140人の血液透析患者、約40人のCAPD患者の維持透析を行っている。当院は総合病院のため、CT室、MRI室、心・脳血管造影室、超音波室、手術室などすべて完備している。特に、超音波検査と血管造影検査はレベルが高い。 |
医療設備 |
マルチスライスCT、MRI、ガンマカメラ、血液透析室51床、CAPD室、医療相談室、血液透析濾過装置、血液吸着装置、血漿分離装置、白血球除去装置、エンドトキシン吸着、ESWL装置など。 |
「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)
腎センター
分野 |
腎移植 |
|---|---|
特色 |
腎臓病治療の専門医5人で腎センター部を構成し、保存期腎不全から末期腎不全までの治療に当たる。腎臓移植手術は腎臓外科医、移植医および血管外科医など6人のチームで実施する。腎臓病専門病棟、血液透析室、腎臓病外来、移植外来、CAPD外来を運営する。血液透析は1968年、腎移植は1972年、CAPDは1980年よりスタートし、長い歴史を持つ。 |
症例数 |
腎移植の症例数は2008年で生体腎、献腎を併せて200例となった。最近の生体移植腎の10年生着率は76%に達し、最長で31年となっている。腎不全に対しては腎移植、血液透析および腹膜透析の特徴と適応を考慮し、患者に最も適した治療法を選択する。腎臓移植では患者の安全を第一に考慮し、移植腎臓にこだわって合併症を発症することの無いようにつとめている。年間のシャント手術180例、PTA110例、副甲状腺摘出術40例。またIgA腎症に対する根治療法(扁桃摘出+ステロイドパルス療法)は1999年より開始、約200例に施行し、九州では最も多い経験を持つ。3年寛解率は82%となっている。 |
医療設備 |
腎臓病専門病棟30床、64列CT、MRI、RIシンチ、血管造影装置、体外衝撃結石破砕装置(ESWL)、全身骨塩測定装置など。 |
「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)
脳神経外科センター
分野 |
脳神経外科 |
|---|---|
特色 |
北九州の脳神経外科の中核病院として脳神経外科疾患全般を取り扱っているが、山口、大分、佐賀の隣県はもちろん、時には長崎、鹿児島、宮崎、広島からも患者が集まっている。一次、二次を問わず24時間体制で救急患者を受け、CT、MRI、MRA、3D-CTA等の検査後、病院への救急搬入から1時間以内に開頭できる体制を整えている。「患者さんのために」をモットーに、午前7時からと夕方の1日2回の回診を毎日行い、早期診断、早期かつ積極的な治療に努める一方、近隣のリハビリテーション専門病院とも密に連携をとって治療に当たっている。 |
症例数 |
年間外来患者数は約56,000人、新患数は約5,000人で、1日平均外来患者数約200人、新患数20~30人である。新患は優先的に診察し、待ち時間を最小限におさえるようにしている。また、予約なしでも同日中のCT、3D-CTA、MRI、MRA、EEG検査が可能である。年間入院患者数は約1,680人で、年間手術例数は500~550件である。内訳は、脳腫瘍が約90例、脳動脈瘤が約100例、脳血管吻合および内膜剥離術が約100例、脳内出血が約80例、顔面けいれんや三叉神経痛などの機能的脳外科手術が約30例、慢性硬膜下血腫を含む外傷が約100例である。血管の手術も増加しており、2008年度は脳動脈瘤コイル塞栓術が15例、内頸動脈狭窄に対するステント留置が12例であった。手術は基本的に無剃髪で行っているが、そのための感染やトラブルは皆無で、退院後すぐに社会復帰できるため非常に喜ばれている ★神経膠腫や転移性脳腫瘍などの悪性腫瘍に関しては、手術による新たな症状を来さない範囲で可能な限り摘出し、その後放射線療法を行っている。当院には放射線治療装置はないが、放射線治療装置を有する道を隔てた隣の病院と連携をとり、当院入院のまま放射線治療が受けられるように手配している。頭蓋形成が必要な頭蓋底脳腫瘍や深部脳腫瘍も積極的に全摘術を行い、良好な成績をあげている。最近の聴神経腫瘍手術例の顔面神経温存率は100%であり、MRIで検出された小さな腫瘍に関しては聴力の温存率も良好である ★破裂脳動脈瘤によるクモ膜下出血に関しては、3D-CTAで脳動脈瘤を確認後、脳底動脈瘤を除き緊急ネッククリッピング術を行っている。手術後も、脳血管攣縮の予防のためにICUでニューロシェーカーを用いた脳槽灌流などの集中治療を行っている。脳血管攣縮の症状出現時には緊急で脳血管撮影を行い、超選択的にマイクロカテーテルを攣縮した部位まで挿入して血管拡張剤の局所動注を行っている。脳底動脈瘤に対しては、血管内手術による塞栓術か待期的手術を選択している。未破裂脳動脈瘤に対しては、年齢や部位も考慮するが、十分なインフォームド・コンセント(十分な説明と同意)を行った後、積極的に手術する方針をとっている ★閉塞性脳血管障害に関しては、いつでもMRI、MRA、3D-CTA、場合によってはDSAも行える体制を整えており、主幹動脈の高度狭窄に対しては緊急の血管内手術による血栓溶解療法を行っている。また、主幹動脈閉塞や血栓溶解がうまくいかなかった主幹動脈高度狭窄に対しては、積極的に脳血管吻合術や内膜剥離術およびステント留置術を行っている ★高血圧性脳内出血に関しては、血腫が大きく意識障害が強い症例では、救命のために緊急開頭血腫除去術を行うが、その他の症例では2週間の保存的治療後、定位的穿頭血腫除術を行い、早期リハビリテーションを行っている ★顔面けいれんや三叉神経痛に対する血管減圧術も積極的に行っているが、ほぼ100%の治癒率である。未破裂脳動脈瘤や放射線治療を必要としない良性脳腫瘍と同様に10日程の入院で、しかも無剃髪のため患者さんに喜ばれている ★頸椎椎間板ヘルニアや変形性頸椎症に対する前方固定術や椎弓形成術、椎間孔開窓術も、最近症例数を増やしつつある ★認知症症状や尿失禁、歩行障害といったこれまで見過ごされてきた症状に対して、有効な特発性正常圧水頭症のシャント術も積極的に行っている。症例は500例を超え、日本正常圧水頭症研究会でもリーダーシップをとっている。 |
医療設備 |
CT、3D-CTA、MRI、MRA、DSA(脳血管撮影装置)、SPCET(脳血流シンチグラフィー)、脳波、誘発電位記録装置、超音波血流測定装置、CUSA(超音波吸引手術装置)、Brain Pointer、ステルスステーション。 |
「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)
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- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
看護師患者のみならず家族も含めて手厚くケア
回答者:30代 女性 勤務先:診療所
2014年07月16日投稿
看護師の方が素晴らしいです。 身内が最期を過ごさせて頂いた場所ですが、患者のみならず家族も含めて手厚いケアをして頂きました。 仕事が多い中嫌な顔ひとつせず...続きをみる