専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

千葉大学医学部附属病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

食道・胃腸外科

分野

消化器・一般外科

特色

旧第2外科が食道・胃腸外科を担当。昭和20年代から食道癌の手術で世界的な評価を受け、消化器外科としての実績がある。松原教授は本邦における食道癌治療のリーダー的存在の一人であり、重粒子線治療、免疫療法、分子標的治療など様々な角度から先端的治療の開発に積極的に取り組んでいる。食道癌のほか、胃癌、大腸癌の手術症例も非常に豊富で、内視鏡治療や腹腔鏡手術の導入も進んでいる。

症例数

★食道癌の11年度の入院症例数140例、そのうち手術件数48例、手術後の平均在院日数16日、放射線化学療法施行例34例、早期食道癌26例が内視鏡的粘膜切除術を受けた。最近10年間の手術死亡は1例。これまでに世界初の食道癌遺伝子治療を実施し、世界で唯一の食道癌重粒子線治療や免疫療法を行っている

★胃癌の11年度入院症例数は180例、手術症例数は142例、うち腹腔鏡下手術は40例、内視鏡的粘膜切除症例は39例、テーラーメイド手術を目指してセンチネルノードリンパ節検索によるリンパ節郭清も行っている。腹腔鏡手術の術後在院日数は10日、開腹手術は12日。手術死亡は0。切除不能進行再発例に対する化学療法も積極的に行っている

★大腸癌切除例は125例で、結腸癌87例、直腸癌38例で、うち腹腔鏡補助下手術はそれぞれ29例、12例に行っている。術後在院日数は12日、手術死亡は0。直腸癌の骨盤内の再発に対して放射線医学総合研究所との共同研究で重粒子線治療を行っており、治療成績は良好である。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

胆肝膵外科

分野

消化器外科

特色

肝臓、胆道、膵臓領域の疾患は解剖学的な構造、およびその病態が複雑であり、その診療においてはきわめて専門的な知識、技術が必要となる。このような複雑で多岐にわたる肝臓、胆道、膵臓の疾患の専門家として、先進の診療方針、技術を取り入れるだけでなく、国内外に新たな情報を発信することで、世界的にも本領域のリーダーの一つとして認められている。これらの疾患の診断には当院の消化器内科や放射線科をはじめとした他科とも連携しながら病巣の進展範囲や病態の正確な把握に努めている。また血管合併切除、他臓器合併切除などの積極的な外科切除により、他の施設では困難な症例でも根治切除率の向上に努めている。一方、化学療法などの外科切除以外の治療方法と組み合わせる集学的治療にも積極的に取り組み、治療成績の向上を目指している。悪性疾患以外でも重症肝不全に対する生体肝移植や肝胆膵領域の良性腫瘍、膵炎、胆石症、胆道狭窄などの疾患に対する外科治療も幅広く行っている。

症例数

年間手術症例は07年234例、08年245例、09年248例、10年246例、11年は282例であった

肝疾患=肝細胞癌に対しては、積極的な外科切除を施行するとともに、肝動脈塞栓療法、肝動脈内抗癌剤注入療法、ラジオ波凝固療法など他の治療法と組み合わせた集学的な治療も行っている。また、転移性肝癌(大腸癌肝転移)の高度進行症例においては、化学療法を組み合わせた治療や、血管合併切除再建などの高度な技術を生かして積極的に外科的切除を行っている。年間手術症例(11年)は肝細胞癌36例、肝内胆管癌19例、転移性肝癌28例、その他の肝疾患10例

胆道疾患=胆道の悪性腫瘍は診断技術の発達した今日においても、進行した状態で診断されることが多く、外科的切除不能例も少なくなく、また、胆道は解剖学的な特徴から、その治療方針の決定はかなり専門的な知識、経験が要求される。当診療科では広範な肝切除が必要となる高度進行症例においては、術前に門脈塞栓術を行い、術後の致死的な合併症である肝不全を防ぎつつ、手術適応の拡大、治癒切除率の向上を図っている。当初、切除不能と判断された進行胆道癌においても、化学療法を行うことで治癒切除が可能となる症例もあり、集学的治療による治療成績の向上に取り組んでいる。とりわけ胆管癌の手術においては世界一、二の成績を誇っており、新しい治療法の研究も積極的に行っている。年間手術症例(11年)は胆管癌25例、胆嚢癌15例、十二指腸乳頭部癌4例、胆石症などの良性疾患49例

膵疾患=膵臓癌の進行症例に対しても積極的な拡大手術や血管合併切除なども行うことで、できる限り根治的な治療を目指している。一方で、化学療法と組み合わせる集学的治療も臨床試験などを通して、その開発を行っており、外科切除だけでは限界のある症例に対しても治療成績の改善に取り組み、長期生存する症例も多く経験している。年間手術症例(11年)は膵癌47例、その他の膵疾患25例

肝移植=原発性硬化性胆管炎などの進行性肝内胆汁うっ滞症や非代償期の肝硬変、劇症肝炎などに対して、生体肝移植を施行している。また、肝硬変合併肝細胞癌症例に対しても生体肝移植を施行している。今まで生体肝移植を32例に行っている。05年からの生体肝移植症例は32例

腹腔鏡手術=身体の負担の軽減を図る目的で、腹腔鏡手術を積極的に導入している。胆石症などの胆嚢疾患においては、単孔式手術により、これまでの腹腔鏡手術以上に負担の軽い手術術式を積極的に取り入れており、また、膵臓腫瘍(良性、または低悪性度腫瘍)や肝腫瘍の一部に対しても腹腔鏡手術による治療を積極的に行っている。

医療設備

CT、MRI、DSA、各種電子内視鏡、超音波、腹腔鏡下手術装置、その他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

呼吸器内科は、近年増加傾向にある肺炎などの肺感染症、気管支喘息などのアレルギー疾患、慢性閉塞性肺疾患などの慢性呼吸不全、肺線維症・過敏性肺炎などの間質性肺炎、肺高血圧症などの肺循環障害を来す疾患、睡眠時無呼吸症候群、肺癌など、幅広く呼吸器に関係する病気の診断と治療を担当している。

症例数

主な診療(疾患、検査、治療手技)

肺癌=肺癌は慢性閉塞性肺疾患・間質性肺炎などの呼吸器基礎疾患が存在していると、高率に発症する。また喫煙者では肺癌の発症率が高くなる。呼吸機能検査を施行し、息をはく力が低下している慢性閉塞性肺疾患の方には、胸部CTによる精密検査を施行し、胸部X線写真だけでは見つけられない肺癌の早期発見に努力している。当院臨床腫瘍部、呼吸器外科と協力の下、診療にあたっている。新規抗癌剤を含む化学療法・放射線療法などを行い、治療成績の向上に努めている

睡眠時無呼吸症候群=睡眠時無呼吸症候群は昼間の眠気のみならず、心血管系疾患の合併が多い生活習慣病である。当院では常時、入院による睡眠検査を施行の上、診断・治療(CPAP治療、マウスピース治療など)を行っている

慢性閉塞性肺疾患=近隣の市町村が行っている肺癌(COPD)検診の胸部精密検査協力医療機関として、呼吸機能検査、胸部CTなどによる精査を行っている。病診連携が重要であり、当科で治療指針をたて、近医で経過観察をして頂く方針にしている。呼吸器専門医による呼吸リハビリテーションを含む適切な治療指針の策定のための尽力もしている

肺高血圧症=肺高血圧症に対しては、新規治療薬の開発も進んでおり、病態診断、適切な内科的治療を行っている。また、肺動静脈瘻に対してはコイル塞栓術を行っている

気管支喘息=内科領域ではありふれた疾患であるが、コントロールが不十分な場合は、現在でも死亡につながる可能性が指摘されている。当科で適切な治療指針をたて、症状が安定した段階で近医にて経過観察をして頂く方針にしている

間質性肺炎=特発性間質性肺炎、肺胞蛋白症、リンパ脈管筋腫症、好酸球性肺炎などの病態を対象として、画像診断、気管支鏡検査、気管支肺胞洗浄検査を行い、治療を行っている。特発性肺線維症に対してはピルフェニドンによる治療も行っている

症例数=入院患者総数750人、気管支内視鏡施行件数600件(呼吸器外科+呼吸器内科)、右心カテーテル・血管造影75件、肺循環障害MDCT施行件数263件。

医療設備

MRI検査、CT検査、血管造影検査、各種RI検査、気管支鏡検査、心臓カテーテル検査、精密肺機能検査、運動負荷検査等。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

診療のモットーは、「患者に信頼される技術と人格」。教育機関として多くの若い医師が診療に従事しているが、きめ細やかなグループ診療(指導医と修練医、研修医)と診療カンファレンスにて一人ひとりの患者さんに最善の方法は何か、を常に意識しながら診療するよう教育し、ともに考え実践している。またその一環として毎週の勉強会で常に世界最新の情報を入手して共有し、日々の診療に還元できるよう努力している。手術のほとんどに内視鏡を用いているが、「一に安全、二に根治、三に傷の大きさ」というポリシーで、完全鏡視下だけにはこだわらず、開胸と胸腔鏡との併用も多く行っている(学術誌Surg Today 2010;40:719-24にて発表)。一方、術中肋間神経ブロック法により開胸でも術後疼痛を軽減する方法を追求している

★対象疾患は、胸部の腫瘍性疾患が70%以上を占め、内科、放射線科、病理部門と密な連携をとり、術前の治療計画から術後の経過観察まで、常に診療カンファレンスで各患者に最善・最適な診療を心がけている。特に原発性肺癌では、国内外最高レベルの気管支鏡技術による正確な診断とそれに基づいた外科治療を幅広く提供している。特に末梢小型肺癌に対する根治術や、局所進行肺癌に対する集学的治療についても、「根治と機能温存の両立」を目標に積極的に行っている。つまり早期症例では区域切除などによる切除範囲の縮小を図り、進行症例でも全摘を回避するために気管支・血管再建術を検討するようにしている。高齢者、高度合併症を有する患者に対する手術も多く、各専門診療科との連携による入念な術後管理を心がけている。慢性肺気腫や間質性肺炎などの手術後の合併症の多い症例でも、術前・術後管理の薬剤併用療法により安全性を徹底追求して行っている

★また、自らの診療レベルを常に高いレベルで維持するためにも、また先端的な肺癌外科治療の開発に貢献するためにも、Japan Clinical Oncology Group、West Japan Oncology Group、Tokyo Clinical Oncology Groupなどの多施設共同試験グループに積極的に参加している。また既存の治療に抵抗性の肺癌に対しては高度な科学性に裏打ちされた「NKT細胞療法」(学術誌J Immunol 2009 15;182:2492-501にて発表、他多数)を厚生労働省高度先進医療制度のもとに行っている。

症例数

★11年の手術例数は260例を超え、12年は手術室拡充により300例を超える見込みである。特に肺癌の診療は50年の歴史を有し、切除例数は3,500例を超える。最近の病期ごとの術後5年生存率はIA:87%、IB:73%、IIA:51%、IIB:65%、IIIA:40%、IIIB:23%、IV:25%である(学術誌Eur J Cardio-Thorac Surgery 2009;36:1031-6にて発表)。肺癌の診断に必需である気管支鏡は、その開発段階から関わっており、検査総数は8,000件以上で、近年注目されている超音波気管支鏡は5年間で1,500件を数え、世界レベルである(学術誌Ann Thorac Surg 2011;91:831-6にて発表、他多数)。超音波気管支鏡については、リンパ節転移の正診率は90%以上を達成しており、手術により根治が期待できる症例を見逃すことなく、また集学的治療の対象例を適切に選択することができるようにしている

★転移性肺腫瘍は、千葉大学内外の多くの診療科より紹介がある。特に大腸癌、腎癌、頭頸部癌からの肺転移例が多く、主に胸腔鏡手術を適用している。近年は化学療法との併用が多く、手術の安全性がより求められるようになってきた。それに応えられるような手術を心がけている

★肺癌以外の肺腫瘍、胸膜・胸壁腫瘍は年に各数例行っている。膿胸(ドレーナージ術や胸郭成形術)、非結核性抗酸菌症(診断、肺切除)、化膿性壊死性縦隔炎(緊急ドレナージ術)などの炎症性疾患、社会問題となっている悪性胸膜中皮腫(診断、根治術)、胸部外傷などは、臨床腫瘍部、呼吸器内科、感染症管理治療部、救急部と連携しながら根治を目指している。気管支鏡を駆使したレーザー治療、光線力学的治療、ステント治療も日常的に行っており、関東の広い範囲から紹介患者が訪れている。頸部や心・血管系との境界領域の病変も当科の診療領域としている

★今後展開予定の診療として、開胸手術の巧みを生かしたロボット手術(対象は肺癌、縦隔腫瘍)、そして肺移植(対象は間質性肺炎、肺気腫、肺高血圧症、リンパ脈管筋腫症など)が行えるよう準備中である。

医療設備

高分解能CT、MRI、各種各医学検査機器、高精度放射線治療装置(定位照射など)、各種気管支鏡機器(超音波気管支鏡、自家蛍光気管支鏡、狭小帯気管支鏡など)、気道ステント、外来化学療法室、ペインクリニック、地域医療連携部など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

整形外科

分野

整形外科

特色

「プライマリケアから最先端医療まで」。当科では、整形外科領域すべてのニーズに応えられるべく、それぞれの教官が専門の診療部門、研究分野を持っている。全員が日本整形外科学会専門医および各種専門指導医の資格を有し、低侵襲かつ最先端の治療を行うよう、常に努力している。当科は50以上の関連病院と連携し、世界最高水準の医療を提供できると自負している。併せて学生、研修医の教育も行い、優秀な医師養成に努めている。

症例数

脊椎外科=対象疾患は、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄症、脊柱靭帯骨化症、側彎症、脊髄腫瘍など、脊椎疾患全般である。個々の症例に応じて、金属製の脊椎固定材料を適切に使用するなど、確実に改善が期待できるよう細心の注意を払っている。特に、脊椎前方アプローチによる除圧固定手術や、脊髄モニタリング下の脊髄腫瘍摘出術は、伝統的に高い技術を有している。また、腰痛の発症と治療に関する分子生物的手法を用いた研究は世界的に認められている

関節外科=膝関節外科は、変形性関節症、関節リウマチ、スポーツ外傷等に対する人工関節置換術、骨切り術、関節鏡手術が中心である。特に半月板損傷や十字靱帯損傷などの膝外傷や、肩関節疾患に対して、低侵襲の関節鏡治療を積極的に行っている。さらに、股関節外科は、変形性関節症、大腿骨頭壊死症に対する人工関節置換術、骨切り術が中心である。診断面でも、MRI、CTを用いた最先端の診断技術を開発し、臨床に生かしている

手の外科=専門施設でトレーニングを積んだ専門医数人が診療にあたっており、マイクロサージャリー手技や内視鏡を駆使した先端的な手術が可能である

腫瘍・小児疾患=専門外来があり、手術が必要な場合は関連病院である千葉県がんセンター、千葉県こども病院に紹介し行っている

手術症例数=年間約600例の手術を行っている。その内訳は、膝関節および股関節の人工関節置換術、骨切り術が約150例、脊椎疾患の手術が約150例、関節鏡視下手術が約150例、手の外科の手術が約150例である。治療成績は、毎年日本整形外科学会、アメリカ整形外科学会をはじめとする様々な学会で発表しているが、すべての分野で、国内外の最先端施設と同等の良好な成績が得られている

基礎研究・先端医療=基礎研究としては、腰痛発症の機序解明と新たな除痛方法の開発、脊髄損傷の治療、幹細胞を用いた脊髄再生、関節軟骨再生、骨粗鬆症・脊柱靱帯骨化症・変形性関節症の発症機序解明、といった研究が主なテーマである。先端医療としては、最新式のMRI、CTを用いた膝、股関節、脊椎疾患の画像診断の開発や、関節軟骨移植術、日本人にあった独自のデザインの人工関節手術、難治性腱付着部炎や骨折治癒不全症例に対する体外衝撃波治療などを行っている。これらの研究は、各分野の国際学会で賞を受賞するなど、世界的に高い評価を得ている。病院スタッフの国際学会発表数は年間100を超え、毎年5~10人が海外留学して最先端の医学を学んでいる。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、RI、骨塩定量装置、筋電図、無菌手術室(2室)、関節鏡、手術用顕微鏡、レーザー手術器具、体外衝撃波装置などを有する。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

形成外科・美容外科

分野

形成外科

特色

先天性、後天性の体表の形態異常や変形を治療するとともに機能的再建治療を行う。特に頭蓋縫合早期症を主体とした頭蓋骨の変形や顔面骨格の形態異常(頭蓋骨、顔面骨、顎のゆがみ、形態異常や変形)、瞼の異常、口唇口蓋裂、耳介異常、多合指症や外陰部の異常など、外傷(熱傷、顔面骨骨折、顔の傷や変形、瘢痕、ケロイド、皮膚潰瘍など)、皮膚腫瘍(全身の皮膚・皮下の良性腫瘍や皮膚癌など)および美容外科(二重瞼、鼻形成、瞼やほほのシワやたるみ、植毛、脂肪吸引、脂肪切除、乳房形成など)を扱っており、形や表面的な異常を治すことにより患者のへ変形に対する精神的負担を軽減させ、また機能的回復手術も行う。患者さんの希望にできるだけ沿うような治療を心掛けている。

症例数

年間外来新患数約1,000人、年間手術件数700件、頭蓋顎顔面骨外科手術30~40件、口唇口蓋裂手術約30件、マイクロサージャリーを応用した各種再建手術・リンパ管細静脈吻合術約50件、乳房再建約20件、レーザーによる血管腫治療約150件、瘢痕・ケロイド約80件、顔面骨骨折など外傷約50件、悪性腫瘍切除後再建手術50件、良性腫瘍切除など約250件、その他の多種形成外科手術を行っている。形成外科で扱う疾患はほぼ対応しており、美容外科手術も行っている

★全国でも数少ない頭蓋顔面骨外科手術に力を入れ、好成績を収めている

★口唇口蓋裂、小耳症、手足の先天異常などは成長・発達に則した最適の時期に手術を行い、長期にわたる経過観察のもとに機能的にも整容的にも満足できるように努めている

★レーザーによる血管腫を多数行っている

★乳癌治療後の乳房再建術や乳房乳頭形成術にも力を入れている

★癌治療後に時に発生する上下肢の腫脹(むくみ)に対し、リンパ管手術を積極的に行い、好成績を収めている

★高年齢に比較的多い眼瞼下垂症の治療や顔面神経麻痺による日常生活の不自由さに対しても、積極的にQOL(生活の質)の改善治療を行っている。

医療設備

MRI、CT、PET、各種レーザー、手術用顕微鏡、内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

小児科

分野

小児医療

特色

免疫疾患・アレルギー性疾患、循環器疾患および川崎病、先天性代謝異常症および急性肝不全、内分泌疾患および糖尿病、呼吸器・尿路・髄膜炎等の感染症、神経疾患、血液疾患・腫瘍などを中心に小児を総合的に捉えた医療を目指している。また千葉県内および近隣の関連病院と密接な連携の下に医療を行っている。

症例数

入院病床数32床+NICU・GCU12床。その他に小児外科と共通で10床の新生児室を擁する。09年秋に入院棟、外来棟共に改築が完成し高度治療が行える環境となった。特に入院病棟は、感染症患者の隔離病室が整備され、院内感染予防に対する配慮がされた。また病棟内に12床の無菌室を備え、強力な癌化学療法、臓器移植等の高度医療を行える環境が整備された

免疫・アレルギー=気管支喘息、食物アレルギーなどのアレルギー疾患、全身性エリテマトーデス、若年性関節リウマチなどの膠原病、および先天性免疫不全症を対象とする。食物アレルギーの経口負荷テスト、臍帯血を用いたアレルギー疾患発症の予知・予防、便粘液細胞診による食物アレルギーの早期診断などを行っている。また、食物アレルギーの経口免疫療法の全国臨床治験に参加している。、アトピー性皮膚炎のより良い診断・治療法の開発に取り組んでいる。若年性関節リウマチに対する抗IL-6レセプター抗体臨床治験にも参加している

循環器疾患=川崎病の診療は千葉県の拠点病院として精力的に行っている。合併症である冠動脈病変に基づく心筋虚血に対して、ヘパリン運動療法を96年から実施し、良好な治療成績をあげている。先天性心疾患の診療は、千葉県こども病院、千葉県循環器病センターと連携をとり、相互補完の関係を構築している。なかでも千葉大学では胎児期発症の重症先天性心疾患の管理を特徴とする

先天代謝異常症・小児肝疾患=千葉県こども病院と連携して新生児マス・スクリーニングの対象疾患、尿素サイクル異常症、脂肪酸酸化異常症を中心として、先天代謝異常症全般の精査および治療を行っている。特に尿素サイクル異常症と脂肪酸酸化異常症については、全国の医療施設から生化学的診断、酵素活性測定、遺伝子診断の精査依頼を受け実施している(現在は千葉県こども病院で実施)。小児肝疾患については、他小児肝臓病専門施設とも連携し、精査と治療を行っている

内分泌疾患=50年以上の歴史があり、5,000例の甲状腺・成長発育・糖尿病・副腎疾患・くる病・性発育異常・電解質異常症等を経験し、それぞれに最新の治療技術を導入して治療にあたっている。特筆すべきは、診断治療が困難な各種ホルモン受容体異常症について病因解析・ホルモン不応症に対する治療を行っていることである。内外から診断・治療の依頼も多い

感染症=遷延性呼吸器感染症、副鼻腔気管支炎、上部消化管機能異常(胃食道逆流、嚥下協調障害)に伴う呼吸器疾患、尿路感染症、細菌性全身感染症の診断と治療にあたる。バリウム嚥下試験、上部消化管造影を年間30件、膀胱造影を年間40件。喀痰細胞診、細菌抗原検索等の迅速・正確な病原診断を基礎とした治療を行っている

神経疾患=てんかん、発達遅滞を主訴とする多くの患児に加え、神経変性疾患、脳血管病変(特にモヤモヤ病)患児に対し最先端の診断・加療(高磁場MRI、MRアンギオ、MRスペクトルスコピー、MR代謝マッピング、双極子追跡脳波など)を行っている。また発達遅滞、運動障害児は県内療育施設と連携をとり、治療を行っている

血液・腫瘍疾患=造血器腫瘍(白血病、悪性リンパ腫)、造血異常疾患(再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、先天性造血異常症等)を中心に、全国の多数の有力医療機関と協力しながら治療を行っている。専門カウンセラーによるカウンセリング等にも力を注いでいる。移植治療も経験豊富である。

医療設備

PET、CT、MRI、血管造影など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

小児外科

分野

小児外科

特色

76年に国立大学としては全国で2番目の小児科の診療科として発足した。外来・入院診療は病院別棟母子センターで小児内科医、産科医と密接な連携のもとに行っている。鼠径ヘルニア、虫垂炎など日常的な小児外科疾患から、先天性食道閉鎖症、先天性小腸閉鎖症、直腸肛門奇形などの新生児疾患、そして、先天性横隔膜ヘルニア、胆道閉鎖症、小児がんなど難病の高度先進医療に至るまで幅広く対応している。臓器別では消化管疾患以外にも呼吸器疾患、泌尿生殖器疾患も扱っている。最近はQOL(生活の質)を求めた鏡視下手術も積極的に行っている。

症例数

母子センターは3階に小児外科19床、小児内科34床、小児外科系共通病床4床、2階にNICU10床、1階に外来診察室と特別支援学級がある。3階の小児病棟の壁には絵が描かれ、プレイルームもあり、保育士も常駐し、治療を受ける子ども達にとっては理想的な環境となっている。年間入院患者数は最近5年間の平均で約600例、年間平均手術件数約450件、うち新生児手術件数は約30件である

★新生児外科症例は出生前診断された症例が多く、当院産科に母体搬送され、出生前より家族に産科医同席のもとに治療方針、予後等につき説明にあたるようにしている。食道閉鎖症、横隔膜ヘルニア、小腸閉鎖症、臍帯ヘルニア、ヒルシュスプルング病、直腸肛門奇形、水腎症などが主な疾患で、重症心奇形、超未熟児、染色体異常の合併などがない限り、ほぼ救命できている

★乳幼児疾患のうち鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、腸重積症などは症例数も多く、入院患者の約30%を占めている。鼠径ヘルニアは2泊3日で手術を行っている

★小児悪性腫瘍は教室のメインテーマの一つであり、積極的に取り組んでいる。神経芽腫、ウイルムス腫瘍、肝芽腫など国内のグループスタディーのプロトコールに準拠して治療を行っている。転移のある進行神経芽腫でも骨髄移植や術中照射などを併用した集学的治療により65%の生存率である。ウイルムス腫瘍は手術と抗癌剤投与により90%の生存率である

★胆道閉鎖症や胆道拡張症などの胆道疾患も多く、開設以来200例を経験している。胆道閉鎖症は肝門部空腸吻合術により黄疸消失率80%で、小学校へ入学するような長期脱黄患児も60%に達している。胆道拡張症は肝管空腸吻合術により、ほぼ満足する結果を得ている

★在宅栄養輸液管理や経腸栄養法は短腸症候群、慢性仮性腸閉塞症や炎症性腸疾患などの難治性消化器疾患の治療法として必須のものであり、患者および家族のQOLを高めるのに役立っている

★内視鏡診断・治療を積極的に行っている。上部消化管出血や下部消化管出血の診断・治療は全身麻酔下に行わねばならないが、麻酔医の協力のもとに安全を期している。近年内視鏡的治療が多くなっており、食道静脈瘤に対するクリッピングや、大腸ポリープの内視鏡的焼灼切除術が日常的に行われている

★腹腔鏡および胸腔鏡手術は適応を決めて行っている。虫垂炎や脾機能亢進症の腹腔鏡による脾摘術、潰瘍性大腸炎の腹腔鏡補助下の大腸全摘術などにおいて、術後疼痛軽減や手術創の美容形成上、患児のQOL向上に果たす役割は大きい。同様に胸腔鏡補助下の胸部腫瘤摘出術などにも取り組んでいる。

医療設備

MRI、CT、血管造影装置、リニアック照射装置、ヤグレーザー、NO吸入装置、ECMO装置、硬性気管鏡、消化管内視鏡、膀胱鏡、胸腔鏡・腹腔鏡手術機器、無菌治療室、高圧酸素治療室。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

眼科

分野

眼科

特色

「最高水準の眼科医療を提供し、より良好な視力を守る」この使命の下、当科では眼科専門医が、網膜剥離や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症を中心とする網膜・硝子体疾患の他、緑内障、ぶどう膜炎、角膜疾患、視神経疾患などの失明の危険性の高い病気の診断・治療に積極的に取り組んでいる。外来受診に当たっては、紹介状が必要。

症例数

11年度の総手術数約1,800件、うち網膜硝子体手術750件、白内障600件、緑内障100件

網膜硝子体手術=網膜硝子体手術は当科が最も力を入れている分野であり、重症の糖尿病網膜症、網膜剥離、増殖硝子体網膜症に対する手術のほか、網膜静脈閉塞症や糖尿病黄斑症に対する手術にも積極的に取り組んでいる

加齢黄斑変性症=血管新生を抑える最新の抗VEGF治療の他、光線力学治療(PDT)、ステロイド局所注射など、患者さんごとに最適な治療法を選択し、長期にわたる視力の維持に努めている

糖尿病網膜症=“糖尿病による失明ゼロ!”を目標に、内科主治医との綿密な連携の下、最適な時期に網膜光凝固を行っている。重症の網膜症に対する手術の他、黄斑浮腫に対する光凝固、硝子体手術も積極的に行っている

緑内障=最新の視野検査装置の導入により、なるべく少ない目薬で視野の進行を抑制できるように努めており、点眼では眼圧コントロールが不十分な場合には、積極的に手術も行っている

白内障手術=最新の手術機械を使用し、基本的に2泊3日の入院で行っている

網膜色素変性症=山本教授は日本網膜色素変性症協会の副会長であり、臨床試験等の新しい治療法の開発と病態の解明に努めている。またロービジョン外来で残された視機能が有効に使えるようお手伝いをしている

ぶどう膜炎=サルコイドーシス、ベーチェット病、原田病の他、原因不明のぶどう膜炎に対しても、入念な検査により原因究明に努めるとともに、薬物や手術による治療を時期を逃さず行っている

角膜疾患=千葉県アイバンクと密接な協力関係にあり、角膜移植に積極的に取り組んでいる。

医療設備

最新の白内障・硝子体手術装置、各種レーザー、蛍光眼底カメラ、ICG眼底カメラ等、最先端の設備を整えている。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

歯科・顎・口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

口腔領域悪性腫瘍、良性腫瘍、嚢胞、歯性感染症、外傷(顎骨骨折等)、顎関節疾患、唾液腺疾患、神経疾患、顎変形症、形成不全症(唇顎口蓋裂等)、埋伏歯など顎・口腔領域すべての疾患を担当している。その他、総合病院の歯科でもあり、一般歯科、特に全身疾患患者の歯科治療にも力を入れている

★最も大きな特徴は、研究に裏付けされた臨床医学・技術を提供するという点である。例えば、癌をはじめとする悪性腫瘍の発生過程に関する研究では多くの研究成果を発表し、世界的に高く評価されている。これらの研究成果に基づいて実際の治療計画を立案・実行し、非常に良好な成績をあげている。また、千葉大学医学部麻酔学教室と提携し、睡眠時無呼吸症の研究・治療では日本における草分け的な存在であり、数々の英文論文を発表し、国際的にも評価され、オーラル・アプライアンスによる治療も行っている

★さらに、歯が原因となった頸部の膿瘍、およびその炎症が縦隔(心臓、大血管が入っている身体の中心部)や肺に波及した重症患者(世界的に見ても、通常40~60%もの死亡率である)に関しても、呼吸器外科とともに独自に開発した縦隔・胸隔洗浄法により、この20年間にすべての症例を救命・治癒させ、1例の死亡者も出していない。病院機能の点からも、特定機能病院であり、現在、文部科学省から21世紀COEプログラム「消化器扁平上皮癌の最先端多戦略治療拠点」に選定され、多くの世界的研究に裏付けられた最先端医学の研究と臨床応用を積極的に行っている

★厚労省から認可されている高度先進医療は、①頭頸部癌のDNA診断、②レーザーを併用した顎関節鏡視下手術、③高度な顎顔面補綴等がある。これらのことからも分かるように、教室は診療科としての歯科口腔外科とともに医学部歯科口腔外科学講座よりなり、基礎研究とその臨床応用研究を医学部各教室、附属病院各科、国内外研究施設・大学等と盛んに行っており、最先端医療の開発および施行が可能となっている。

症例数

年間症例数は約2,800人、1日平均外来患者数は約85人、外来手術件数約950件、入院手術件数は約130件である。外来手術の約65%は歯牙の疾患(埋伏歯、難抜歯等)、約10%は外傷(歯牙脱臼・脱落、単純な骨折、口腔内粘膜挫創、顔面挫創等)であり、残る約25%は嚢胞、良性腫瘍、炎症、顎関節疾患、炎症(膿瘍等)などである。入院手術の約40%は悪性疾患とその再建手術、約20%が外傷、約18%が嚢胞(顎骨内あるいは大きなもの)、約16%が良性腫瘍(深在性あるいは大きなもの)である

★手術手技の研鑽にも励み、その結果、大きな癌であっても手術中の出血量は非常に少なく、通常は輸血も行っていない(輸血をしない群の方が輸血をした群よりも治療成績が良好であることは多くの領域で明らかとなっている)。さらに、悪性腫瘍の診断、治療計画立案、前癌病変の発癌予測等にDNA診断法を応用してから5年余りが経過したが、その間に当科で治療した1次症例126例の口腔癌患者のうち、再発したものはわずか5人(このうち死亡例は3例)であり、大きな進行癌症例が多いにもかかわらず良い成績を収めている(1次症例:癌として他施設で治療されることなく、当科で初めて治療した患者さんのこと)

当科でしかできないこと=高度先進医療のうち、頭頸部悪性腫瘍のDNA診断は、他施設の類似技術とは全く異なっており、しかも、5年の臨床応用実績がある。具体的には、①前癌病変の近い将来における発癌予測、②癌の悪性度診断による予後予測(治療後の経過が良好になるか、それとも、不良になるかの確率的な判定)や潜在的微小転移(通常のCT、MRI、RIスキャン等では判別できない非常に小さな転移腫瘍)の有無の確率的判定を行い、実際の臨床の場で用いており、再発防止に非常に有用である(経費は6万円余り)。

医療設備

当病院は国立大学病院であるとともに特定機能病院であり、設備は充実している。その他、当科に特有な設備としてはレーザーメス、顎機能解析装置、咬合バランス解析装置、顎顔面頭部計測分析装置、顎関節内視鏡等。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

糖尿病・代謝・内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病はもちろん、すべての代謝・内分泌疾患の専門医が在籍している。内分泌疾患や糖尿病を含む代謝疾患の専門外来のみならず肥満に対する専門外来も設置している。当科は、前身である旧第2内科時代に内分泌代謝疾患、自己免疫疾患、血液疾患、老年病など いわゆる“全身疾患”を対象としてきた伝統を生かし、「専門医である前に内科医であれ」をモットーに診療している。医療の高度化に伴ない臓器別診療が盛んになっているが、人は単なる“各臓器の積み重ね”ではないので、全身を診ることを心がけ、その上で専門診療を提供している。内科学会認定専門医 6人、内科学会認定内科医 21人、内分泌指導医 2人、内分泌専門医3人および糖尿病学会指導医9人、糖尿病学会専門医8人、老年病専門医3人、循環器専門医2人、認定産業医3人を含め30人の医師により、専門的な診療を行っている。

症例数

内分泌=約1,000人/月の診療を行っており、新患者は10年度で約470人受診しており、内訳は甲状腺疾患43%、副腎疾患22%、下垂体疾患5%、副甲状腺疾患2%、その他電解質異常などとなっている。先端的な医療として、Fabry病に対する酵素補充療法、抗利尿ホルモンなどのホルモン受容体過剰に基づく副腎疾患の診断・治療、von Hippel-Lindauの家族症例やMEN II型家族症例などの遺伝性内分泌疾患については遺伝子診断などを行っている。甲状腺疾患に関しては 施設内で腫瘤性病変に対し甲状腺エコーを施行、悪性を疑う症例に対し細胞診を施行し(細胞診の適応について臨床研究を報告)、甲状腺専門施設として認定されている。現在外来で加療中のバセドウ病は400例を数える。また、内分泌疾患の外科的治療に関しては、視床下部・下垂体疾患について脳外科と副腎疾患について泌尿器科と定期的に合同カンファレンスを開催し治療方針の決定を行っている

糖尿病=1型糖尿病、2型糖尿病、その他の糖尿病を含め外来通院患者数は3,000人を超えている。1型および2型糖尿病に対して、ライフスタイルに合わせた治療を行っている。特に2型糖尿病に関しては生活習慣の改善をめざし、糖尿病パス入院を開始した。また、1型糖尿病に対する治療としてインスリンポンプによる治療も積極的に行っている。10年からは持続血糖測定(CGMS)も病棟、外来で導入している。周産期母性科と連携を取り妊娠中の糖尿病管理も行っている。妊娠中の糖尿病管理は毎年40例以上となっている。患者会である「いのはな友の会」と協力し、講演会、食事会、ウオークラリーなどを行っている。外来および入院病棟には、糖尿病の専門看護師や糖尿病療養指導士の資格をもつ看護師が勤務しており、外来でのインスリン導入、自己血糖測定の指導等を行っている

高脂血症・肥満症=通常の脂質異常症の診療のみならず、家族性高コレステロール血症などの難治性高脂血症に対しても遺伝子診断や専門的な食事療法や薬物療法を行い動脈硬化症、合併症の予防治療を行っている。また、血管内皮機能、超音波法によるプラーク評価を基盤にした脂質低下療法、抗酸化剤による酸化LDL低下療法、LDLアフェレーシス導入を実施している。重症肥満症の診療では、超音波法、CTにより評価した内臓脂肪量と血中LPL蛋白量によるインスリン抵抗性の判定システムを用いて食事運動療法、薬物療法による肥満症治療の評価を行っている。減量治療は長期間フォローアップ体制を基盤にし体重食事記録表を用いた行動修正療法を中心にし、症例により超低エネルギー食(VLCD)、外科治療の適応を考慮した減量治療を実施している

老年医療=老年期特有の病態に注目した老年病について、高齢者の外来・入院診療に総合機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment, CGA)を活用し、サクセスフル・エイジングの実現を目指している。また、これまで全世界で1,300余人が報告されているに過ぎないウエルナー症候群(遺伝的早老症)患者について、当科ではこれまで22人の診療に当たっている。10~12年には厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患研究事業の一環として「ウエルナー症候群の病態把握と治療指針作成を目的とした全国研究」に携わり、全国で新たに400症例近くの患者を把握し、診断基準の改定と診療ガイドラインを作成した。本症候群の平均寿命は、世界的に40歳代前半とされているが、新規治療法の開発と応用により複数の症例が55歳を超えて健在である。

医療設備

当大学附属病院は特定機能病院としてあらゆる装備を有する。MRI、CT、各種シンチグラフィーはもとよりPET-CTなどの設備を使用し診療を行っている。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

血液内科

分野

血液内科

特色

造血器悪性腫瘍に対する根治的療法として、同種造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植)を積極的に施行していることが当施設の特色である。86年に第1例の移植を行ったが、現在に至るまでの造血幹細胞移植症例は480例にのぼり、千葉県下で随一の症例数を誇る。骨髄移植推進財団(日本骨髄バンク)の非血縁者間骨髄移植・採取認定施設、日本さい帯血バンク移植認定施設であり、あらゆる種類の同種造血幹細胞移植に対応可能である。また、本邦からのエビデンス(科学的根拠)発信に寄与すべく、日本成人白血病研究グループ(JALSG)、関東造血細胞移植共同研究グループ(KSGCT)等の共同研究グループに積極的に参画している。日本血液学会認定指導病院。

症例数

年間の血液疾患入院患者数は延べ200人。10年度入院患者の内訳は、急性骨髄性白血病15例、急性リンパ性白血病8例、骨髄異形成症候群15例、悪性リンパ腫90例、多発性骨髄腫18例等である。以下、疾患ごとに基本的な治療方針を示す

急性白血病=日本における成人白血病治療の主導的な共同研究グループであるJALSGに早期より参加しており、グループのプロトコールに沿った治療によって良好な成績をあげている。白血病の中で最も症例数の多い急性骨髄性白血病については寛解率80%となっているが、予後予測により移植適応と考えられる症例に対しては、血縁および非血縁ドナーの検索を行い積極的に造血幹細胞移植を施行している。急性リンパ性白血病=JALSGプロトコールに沿って化学療法を行っている。しかし、化学療法による成人急性リンパ性白血病の治療成績は未だ不良であり、積極的に同種造血幹細胞移植を施行している

慢性骨髄性白血病=イマチニブが治療の主体となっているが、JALSGプロトコールに従って治療を行っている。イマチニブ抵抗例/不耐容例に対する、新規チロシンキナーゼ阻害剤の治験にも参加している

骨髄異形成症候群=リスク分類により治療方針が異なる。高齢者および低リスク群では支持療法が中心となるが、若年の高リスク症例に対しては積極的に造血幹細胞移植を考慮する

悪性リンパ腫=ホジキンリンパ腫:限局期症例にはABVD療法3コース後に病変部に放射線照射を行う。進行期症例にはABVD療法を6コース行い、必要があれば照射を追加する。治療抵抗性例や再発例に対しては自家末梢血幹細胞移植を行っている。非ホジキンリンパ腫:新WHO分類に従い病型分類を行い、分類・進行度により治療方針を決定する。多数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫(DLBCL)に対しては、リツキサン併用CHOP療法を標準的治療として行っているが、難治例、再発例に対しては、自家末梢血幹細胞移植を行う。低悪性度B細胞性リンパ腫に対してはリツキサンを中心とした治療を行うが、再発例に対して同種ミニ移植も施行されている

多発性骨髄腫=自家末梢血幹細胞移植の有用性に関するエビデンスを踏まえ、若年例を中心に自家末梢血幹細胞移植を行っている。前治療としてはVAD療法を用いている。さらに、HLA一致同胞ドナーを有する症例に対しては、自家移植に引き続き連続的に同種ミニ移植を施行し良好な治療成績を得ている。治療方針の決定にあたってはEBMの実践を基本姿勢としているが、医師の独善に陥らないためにも、わかりやすい言葉と文書を用いた説明を行い、その上で患者さんの同意を得ること(インフォームド・コンセント)を心掛けている。

医療設備

造血幹細胞移植用無菌室5室、ベッドアイソレーター8台、血球連続分離装置(輸血部)、幹細胞保存用ディープフリーザー(輸血部)。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

アレルギー・膠原病内科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

アレルギーでは主に気管支喘息を扱い、難治性喘息まで病態に即した治療を行う。膠原病では全身性エリテマトーデス(SLE)をはじめ多彩な膠原病を対象にし、特に難治病態の診断・治療に重点を置く。旭中央病院、下志津病院など千葉県内の膠原病診療の中核病院と密接に連携をとった診療を実践している。http://ho.chiba-u.ac.jp/04_areluger.html

症例数

アレルギー=外来喘息患者は約300人。特異的IgE抗体、皮膚テスト等により原因アレルゲンを検索、アストグラフにより気道過敏性を解析する。ピークフロー測定によるきめ細やかな指導を行う。吸入ステロイドを中心とした治療を行い、気道過敏性の改善を図る。アトピー型喘息には減感作療法も併用する。その他、食物アレルギー、好酸球増多性疾患の診療も行う

膠原病=30年以上の専門診療歴があり、2,000症例以上の経験を有し、外来通院患者は約1,000人、入院患者は年間約70人。SLE 35%、関節リウマチ20%、強皮症15%、多発性筋炎/皮膚筋炎10%、シェーグレン症候群10%、他。ステロイド剤(パルスを含む)、免疫抑制剤、免疫吸着・血漿交換療法等による十分な治療とともに合併症の予防を重視。特に結核、カリニ肺炎は感染予防薬投与により発症は皆無である。整形外科と連携をとり、骨壊死症をMRIで早期診断。腎生検にてループス腎炎を評価し治療を行っている。膠原病に伴う難治性間質性肺炎や中枢神経病変の早期診断と治療にも多くの経験を有す。重症な関節リウマチ患者に対し関節超音波検査による病勢評価を行い、生物学的製剤を用いた治療も行う。

医療設備

MRI、CT、SPECT、PET、特殊透析など大学病院として十分な設備あり。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

アレルギー・膠原病内科

分野

アレルギー科

特色

免疫分野において伝統のある千葉大学の内科診療部門として免疫学を基盤とした論理的な診療を目指している。アレルギーでは気管支喘息を中心に、軽症例から難治例まで病態に即した治療を行う。膠原病では難治病態の診断・治療に重点を置き、全身性エリテマトーデス(SLE)をはじめ多彩な膠原病に対応する。千葉県内のアレルギー・リウマチ・膠原病診療の中核病院として、関連施設と密接に連携をとった診療を実践している。

症例数

アレルギー診療=喘息の登録患者数は約300人。問診、特異的IgE抗体、皮膚テスト等により原因アレルゲンを検索し、喘息日誌、ピークフロー測定によるきめ細やかな指導を行う。治療ガイドラインに基づき、吸入ステロイドを中心とした治療により気道過敏性の改善を図る。アトピー型喘息には減感作療法も併用する。抗IgE抗体療法も積極的に導入している。その他、食物アレルギー・アナフィラキシー・好酸球増多性疾患の診療も行う

膠原病・リウマチ診療=外来通院中の膠原病・リウマチ患者は1,200人を超えており、膠原病に伴う間質性肺炎、肺高血圧、中枢神経病変などの早期診断とその治療に多くの経験を有する。関連各科とも連携し、多岐にわたる臓器障害を詳細に評価している。関節リウマチ患者に対しては、抗リウマチ薬に加え、生物学的製剤を用いた治療も積極的に導入し、寛解を目指した治療を実践している。関節エコーを用いた関節病変の評価に関しては、国内トップレベルの実績がある

★治験・自主臨床試験・臨床研究にも積極的に参加し、難治病態や稀少疾患の新規治療法の開発を行っている。千葉県における病診連携、病病連携の中核施設としての機能も担っている。

医療設備

MRI、CT、SPECT、PET、特殊透析など大学病院として十分な設備あり。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

神経内科

分野

神経内科

特色

神経免疫疾患(多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎)、POEMS症候群、神経因性膀胱の治療には実績がある、その他神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症)についての診療も積極的に行っている。各種の新規治療に関する臨床試験を数多く行っている

★当施設の特色は、パーキンソン病、アルツハイマー病などの神経変性疾患、多発性硬化症、重症筋無力症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患をはじめ幅広い分野にそれぞれの専門家がいることである

★初診時は完全予約制により、きめ細かな問診と診察を行い、患者さんの状況に応じた適切な医療を行うように心がけている。また、病態解明、新規治療の開発などの研究も精力的に行い、患者さんに最新の医療を提供できるよう努力している。セカンドオピニオンも積極的に受け入れているのでご利用ください。

症例数

パーキンソン病および関連疾患(400人)、アルツハイマー病および関連疾患(100人)、多発性硬化症(300人)、重症筋無力症(350人)、ギラン・バレー症候群・慢性炎症性脱髄性多発神経炎(100人)、POEMS症候群(50人)、脳血管障害(100人)。新患(紹介制)は年間1,500人。

医療設備

MRI、PET、SPECT、筋電図・誘発電位、自律神経機能検査、排尿機能検査。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

悪性・良性脳腫瘍、脳動脈瘤、くも膜下出血、内頚動脈狭窄症、水頭症、三叉神経痛・片側顔面けいれん、脊椎・脊髄疾患、脊髄空洞症、パーキンソン病等の脳神経外科疾患を対象に専門的治療を行っている。特に血管内治療、神経内視鏡手術、覚醒下脳腫瘍摘出術等の患者にとって低侵襲をめざした、より高度な技術が要求される治療を行っている。各種専門医(専門医数)=日本脳神経外科学会専門医(12)、日本神経学会専門医(1)、日本内視鏡技術認定医(3)、神経内視鏡学会認定下垂体手術部門アドバイザー(1)、がん治療認定医(1)、日本脳血管内治療学会指導医(1)、CAS研修プログラム指導医(1)、日本脳卒中学会専門医(3)、日本脊髄外科学会認定医(1)。

症例数

年間手術数は約230例、血管内治療は約70例

下垂体腺腫などの間脳下垂体腫瘍=下垂体腺腫・頭蓋咽頭腫・胚細胞腫などの腫瘍に対して神経内視鏡の技術を駆使して低侵襲に腫瘍摘出することをめざしている

髄膜腫・聴神経腫瘍などの脳腫瘍=頭蓋底手術手技・術中ナビゲーションシステムおよび術中電気生理学的モニタリングなどの集学的テクニックを用いて神経機能温存および摘出率の向上をめざした手術を行っている

神経膠腫などの悪性脳腫瘍=摘出手術・化学療法・放射線療法が治療の3本柱である。手術では、言語および運動機能の温存をめざした覚醒下手術、術中電気生理学的モニタリング・トラクトグラフィー(MRIを用いて神経線維を描出する方法)・各種PET等の最新技術を併用して機能温存を行いながらの摘出率を向上させる手術を行っている。通常の放射線治療をはじめ、近医でのガンマナイフおよびサイバーナイフ治療の共同治療、放射線医科研究所との重粒子線治療も行っている

脳動脈瘤=くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の早期発見および早期治療を近医脳ドッグとの連携で行い、治療の選択肢としても開頭クリッピング術と脳動脈瘤コイル塞栓術を提示して、どのような症例に対しても対応できるようにしている

内頚動脈狭窄症=脳梗塞予防および再発防止のための血管内ステント留置術を数多く行っている

片側顔面けいれん・三叉神経痛=微小血管による顔面神経、三叉神経および脳幹の圧迫により生じる疾患で、手術により圧迫を解除する根治的治療が可能である。術中の神経モニタリングを用いて、より確実かつ安全に手術を行っている

脊椎脊髄変性疾患(脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア)・脊髄腫瘍・脊髄動静脈奇形=頭蓋内病変や神経内科疾患との鑑別に留意し、最新の画像診断を用いて、保存的加療および手術加療の両方を念頭において治療を行っている

キアリ奇形・脊髄空洞症=小児期からの頭痛の原因として見逃されやすいキアリ奇形は、時に急速な四肢麻痺を呈する脊髄空洞症を合併することが多く、数多くの症例の経験より早期診断・的確な治療を行っている

パーキンソン病・本態性振戦=難治性不随意運動に対する脳深部刺激療法(DBS)を行い、これら手術の適応については神経内科、精神科、リハビリテーション科との4科合同カンファレンスで検討している

正常圧水頭症=歩行障害、認知症状、尿失禁の3徴として知られている疾患で、低侵襲な術式で数多くの症例を治療している

難治性てんかん=抗けいれん剤により治療困難なてんかん発作に対して、外科的治療を行っている。

医療設備

MRI(1.5Tおよび3.0T)、320列MDCT、血管造影、PET、SPECT、カラードプラ超音波診断装置、手術顕微鏡、神経内視鏡、ナビゲーションシステム、超音波吸引装置、定位脳手術装置。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

糖尿病・代謝・内分泌内科(老年病グループ)

分野

老年科

特色

糖尿病・高脂血症・高血圧など生活習慣病に関する豊富な診療経験をベースに、臓器別にとらわれない“からだと心”に配慮した高齢者医療の実践を心掛けている。最新の研究成果を生かして新たな病気の発生と寝たきりを予防し、“健康な長寿の実現”をお手伝いすることが我々のモットーである。お年寄りは薬の副作用が出やすいため、できるだけ内服薬を減らすことにも腐心している。「飲み薬が合わない、種類が多すぎる」といった悩みをお持ちの方にも是非ご相談いただきたい。このほか当科では、ウエルナー症候群など“早老症”と呼ばれる病気の診療とケアにも力を入れている。近隣の病院や老人介護施設などへの医療技術指導・支援も行っている。

症例数

当科を受診される患者さんの多くは、高脂血症、糖尿病、動脈硬化や“もの忘れ”の検査と治療を希望して外来を訪れている。また当科は、早老症の診療についても国内外を通じて有数の実績を誇る。高齢者は一つの病気の陰に複数の病気をもっていることが多いため、総合的な診療を高いレベルで行えるよう他科との連携にも力を入れている。当科を通じて実施することのできる特色ある検査としては、MRI、CT、SPECT(血流シンチグラフィー)、PET、動脈硬化度測定(大動脈脈波速度、頸動脈エコー)、骨粗鬆症検査、もの忘れ検査、うつ検査、寝たきり予測検査などがある。なお、院内の病床数には限りがあるため、長期入院が必要な場合や診療方針が決定した際には、千葉県内外の協力病院を紹介し、連携診療を行うことがある。

医療設備

特定機能病院としてあらゆる装備を有している。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

乳腺甲状腺外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

高度先進医療施設として、最新の技術を用いた診断とEBM(科学的根拠に基づいた医療)に沿った治療を実践している。腫瘍の進展や悪性度評価などの術前診断を重視し、画像診断には外科・放射線科の合同カンファレンスや放射線技師とのマンモグラフィ画像検討会を定期的に開催。また、乳癌患者やその家族を支援するためのサポートプログラムを推進している。センチネルリンパ節生検法による腋窩リンパ節郭清の省略や、早期癌に対する日帰り手術、進行癌に対する術前化学療法など、個々の病状に応じた最先端の治療が提供できるよう努めている。

症例数

初発乳癌手術件数は年間約260例、甲状腺・内分泌疾患手術が約70例

★乳癌検診事業への協力は30年以上続いており、一次検診におけるマンモグラフィ読影判定や、二次検診での精密検査にも携わり精度管理を行っている。乳腺腫瘍の診断には安易な試験的切開生検は避けるべきであるという考えから、長年の歴史をもつ細胞診断をはじめ最新の画像診断を駆使して正確な術前診断を心掛けている。微小石灰化や小腫瘤などの非触知病変に対しては、ステレオガイド下生検や超音波ガイド下生検を積極的に活用して早期発見・早期診断を行っている

★乳癌に対する治療は、進展範囲の把握など十分な術前診断に基づく外科的切除に加え、放射線治療・化学療法・内分泌療法を効果的に組み合わせて行っている。外科手術の標準術式は乳房温存療法または胸筋温存乳房切除術である。腋窩リンパ節郭清の省略を目的として、センチネルリンパ節生検法を99年より実地医療に導入した。現在まで1,000例以上に施行し、このうち術中迅速診断でリンパ節転移陰性であった83%において郭清を省略した。また非浸潤癌などの早期発見乳癌に対しては日帰り手術も行っている。乳癌手術全症例のうち乳房温存率は約70%であり、腫瘤が大きな場合でも化学療法を先行させ、原発巣を縮小させることによって温存療法を施行することも可能である。また形成外科ともタイアップし、術後の整容性にも配慮している。化学療法および内分泌療法は世界最新のエビデンスに基づいたプロトコールを採用、副作用対策を十分講じることにより全例外来通院での治療を行っている。患者やその家族のケアには担当医だけでなく、医師や看護師、薬剤師などで構成するサポートプログラムチームが関わり、定期的な学習会の開催や個別指導などにより身体的ならびに精神的な側面からも支援を行っている。乳癌手術症例の5年生存率は、0期100%、I期96.8%、II期92.8%、IIIA期80.6%、IIIB期81.3%。10年生存率は、0期100%、I期92.4%、II期86.7%、IIIA期71.0%、IIIB期78.3%。乳房温存療法症例における術後局所再発率は約3%である

★甲状腺手術は発声や嚥下機能とも関わる領域であるため、機能温存を考慮して手術適用は慎重に判断している。近年の画像診断装置の進歩により、微小な腫瘤も多く発見されるようになってきたが、必ずしも治療を必要としない場合もあるため、確実で詳細な検査・診断を行うとともに患者本人および家族と十分に相談した上で治療方針を決定している。機能性結節などを除き、甲状腺良性腫瘍は原則として手術適応としていない。また癌の手術であっても、可能な限り美容や機能温存を重視した縮小手術を心掛けている。検診での発見例が多くを占めていることもあり、甲状腺癌全手術症例の5年および10年生存率は100%である。上皮小体腫瘍では、術前の詳細な局在診断と色素を用いた術中同定法を用いて必要最低限かつ確実な手術を行っており、機能亢進症例などに対して良好な手術成績を得ている。

医療設備

ステレオマンモグラフィ、超音波、ヘリカルCT、MRI、PET、乳管内視鏡、リニアック、ガンマプローブ、シンチグラムなど。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

放射線科

分野

放射線科

特色

放射線科全体を統括する主任教授は癌治療専門医である。日本医学放射線学会認定治療専門医4人を含む6人の放射線治療医と同診断専門医7人を含む11人の画像診断医の計17人で、日本医学放射線学会認定の総合修練機関かつ日本放射線腫瘍学会の認定治療施設として、先端的放射線治療および最新の画像診断全般を行っている。診断と治療の専門医が連携することで全症例に最新の画像診断技術を取り入れた高精度かつ低侵襲な最新の放射線治療を行っている

★また、臨床腫瘍学に精通した複数の放射線腫瘍医が、外科治療から癌薬物療法まで他の診療科の数多くのエキスパートと共にカンファレンスを行い、エビデンス(科学的根拠)に基づいた標準治療から患者ごとに個別化された治療まで、最善の集学的治療を提供するよう心がけている。脳腫瘍、頭頸部癌、乳癌、食道癌、肺癌、前立腺癌、子宮頸癌、小児癌、血液腫瘍など新鮮例から再発例まで、あらゆる癌腫のほとんどすべての進行期の治療に関わっており、高齢者や合併症を有する患者の治療にも対応している

★また、県内外の様々な施設と連携し、重粒子治療や、ガンマナイフ、サイバーナイフなど特殊な照射が対象となる患者の紹介を行っている。治療装置を有する県内外の複数の施設と連携し、専門医を派遣することで、患者の居住地近傍で大学病院と同等レベルの外来放射線治療を提供する体制を構築している。当科は国立がん研究センター中央病院(築地)の放射線治療部と特に太いパイプを持つ。また、臨床試験を推進する日本の放射線治療グループの主要施設の一員として、各種癌に対する新規放射線治療法の開発にも関わっている。

症例数

放射線治療=あらゆる「癌」を対象とし、外照射件数が年間750例で、臨床腫瘍部や各診療科と連携して同時併用化学放射線療法や術前術後照射など集学的治療を行っている。放射線治療専門医、放射線治療専属看護師、医学物理士、放射線治療品質管理士、放射線治療専門技師をすべて揃え、強度変調放射線治療(IMRT)、呼吸同期照射、画像誘導放射線治療、定位照射(ピンポイント照射)などの高精度治療をルーティンに行っている。放射線治療装置(リニアック)2台は09年以降に更新された最上位機種である。外部照射の疾患別治療患者数は中枢神経30例、頭頸部150例、食道50例、肺80例、乳腺150例、泌尿器70例、婦人科70例、造血・リンパ40例、小児・全身照射30例など。子宮頸癌(イリジウム腔内照射)や前立腺癌(ヨード125永久刺入)の小線源治療は年間50例に行っている。主な放射線治療成績は子宮頸癌IB期、IIB期、IIIB期の5年生存率がそれぞれ90%、81%、60%など

画像診断部門=最新の320列MDCT、3T-MRI、PET検査、IVRを中心に高品質な画像診断を少ない放射線被曝で体の負担なく短時間で提供している。脳、心・血管4次元画像、 冠動脈、胸・腹部領域、骨盤領域、各種悪性腫瘍や間質性肺炎や肺気腫などの各臓器の最新形態診断を詳細に行っている。CTは年間33,000件、MRIは15,000件、血管撮影2,000件、核医学検査5,000件を行い、単純CTは依頼当日から、造影CTも数日以内に検査可能であり、検査後直ちに専門医による読影レポートを提供する体制を確立している。12年にPACS読影端末を一新し、最先端画像撮像に伴う膨大なデータ発生に対応し診断能向上に役立てている

★低侵襲のIVRは、各診療科と協力して肝動脈化学塞栓療法、喀血や消化管出血に対する塞栓術、外傷・産科出血などに対する緊急止血術などを行っている。

医療設備

MDCT、MRI、PET、SPECT、シネアンギオ、CTアンギオ、マンモグラフィ、骨塩定量装置、OBI付きリニアック2台、CTシミュレーター、3次元治療計画装置4台、高線量率イリジウム小線源照射装置、前立腺癌ヨード125永久刺入装置、血液照射装置。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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