専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

浜の町病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は病床数520床の総合病院で、呼吸器科病棟は42床(うちRCU 2床)である。入院中は常勤医2人および研修医が1人の患者さんを担当し、診療方針については毎週1回の呼吸器科カンファレンスで協議している。呼吸理学療法士の資格を有する看護師も複数名おり、質の高いチーム医療を行っている。また、当院は各診療科間の連携がきわめて良好であり、合併症のある患者さんに関しても十分な対応が可能である。急性期病院のため入院期間は年々短縮傾向にあるが、自宅療養中に病状が悪化した場合でも24時間対応している。また、病診連携にも積極的に取り組んでおり、他院からの紹介患者は全て受け入れ、病状が安定すれば紹介医での治療継続をお願いしている。なお、外来では基本的に初診日にCT検査も含め精査を行い、迅速な診断・治療ができるよう心掛けている。

症例数

2008年度の入院患者数は延べ560例で、主な疾患は原発性肺癌が延べ216例、呼吸器感染症177例、びまん性肺疾患54例、慢性呼吸不全30例、気管支喘息17例、自然気胸24例などである

★肺癌については、初診時から1週間以内には全ての検査を終え、放射線科・呼吸器外科との合同カンファレンスにて治療方針を協議している。病状に関しては十分な説明を行い、患者や家族の意向も考慮しながら治療方針を決定しており、希望に応じて外来化学療法も行っている。また、緩和ケアチームとも連携して症状緩和、精神的サポートにも積極的に取り組んでいる

★慢性呼吸不全に対しては2泊3日の入院で在宅酸素療法の導入を行い、呼吸理学療法士とともに呼吸リハビリテーションを含めた教育を行っている

★気管支喘息については、吸入ステロイドを主体とした治療を行っており、ほとんどの患者で入院が必要となるような発作を起こすことなく、コントロールできている

★びまん性肺疾患については、必要に応じて胸腔鏡下肺生検を行い、病型を確定し治療方針を決定している

★自然気胸については、初発の場合は原則として3~4mm径のチューブによる脱気を行い、難治例や再発例では胸腔鏡手術を行っている。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、核医学検査、リニアック、気管支鏡、胸腔鏡。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

内科・循環器科

分野

循環器科

特色

救急部と連携して、24時間体制で急患を受け入れており、夜間でも緊急心臓カテーテル検査が可能である。また、内科全般にわたり専門医(呼吸器、腎臓病、糖尿病、血液、神経、消化器、肝臓、膠原病、腫瘍内科)を擁するので、多臓器併発症を持つ心臓病に関して多角的に治療を進めることができる。なお、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈以外にも、失神、弁膜症、動脈瘤など、循環器領域全般の診療を行っている。

症例数

08年の検査件数は、トレッドミル運動負荷心電図574件、ホルター心電図273件、経食道心エコー図10件、心筋シンチグラフィー法220件、心臓カテーテル検査286件(うち急患カテ62例)であった。冠インターベンションは107件で、恒久的ペースメーカー植え込み術は23件であった。血管内エコー法、冠血流予備能、電気生理学的検査、冠れん縮誘発法も、必要に応じて施行している。閉塞性動脈硬化症(下肢動脈)に対するカテーテル治療(PTA)も開始した。同年の入院総数は384例で、発症24時間以内の急性心筋梗塞が36例、心不全例が81例であった。

医療設備

冠疾患治療部2床、心血管造影装置、体外式ペーシング付き除細動器、経食道を含めたドプラ心エコー装置、心臓核医学検査などを備えている。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

血液病科

分野

血液内科

特色

当院は、福岡市内では最も古い血液疾患専門科であり、日本血液学会の研修施設でもあり、福岡市の血液疾患診療の中核病院として機能している。白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫に対する化学療法から造血幹細胞移植まで、また再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病、血友病などの非腫瘍性の血液疾患に対しても幅広く診療を行っている。特に造血幹細胞移植に関しては、日本骨髄バンクおよび日本さい帯血移植ネットワーク認定施設となっており、年間60-70例の造血幹細胞移植を行っている。1990年に始まった造血幹細胞移植は年々症例数が増加しており、同種移植・自家移植合わせ2009年6月までで累計600例を超えた。無菌室も現在17床備え、九州各地からの紹介に応えている。セカンドオピニオンは年間20-30人であるが、県内と県外がほぼ同等の比率である。九州各県の大学病院・中核病院からの紹介も多くある。

症例数

2008年1月より12月末までの12カ月間の入院で取り扱った症例数は、急性白血病87例、慢性白血病7例、骨髄異形成症候群12例、悪性リンパ腫68例、成人T細胞性白血病リンパ腫10例、多発性骨髄腫28例、再生不良性貧血9例、特発性血小板減少性紫斑病11例であった。造血幹細胞移植例は同種移植が60例、自家移植が10例、計70例であった。同種移植では骨髄バンクからの移植が33例、臍帯血移植が15例と、非血縁者からの移植が8割を占めた。外来・入院を含めた血液疾患の新患紹介数は年間約500人である。約7割が福岡市内から、2割が市外から、そして1割が県外からである。移植目的での紹介患者においては、約3割が県外からの紹介である。

医療設備

全身照射装置、血球分離装置、細胞分離室、凍結保存設備。遠方からの患者さんのための宿泊施設あり。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

神経内科

分野

神経内科

特色

脳血管障害など急性期疾患のみならず、慢性の神経難病にも対応している。月金曜日に外来を行い、専門医によるスタンダードな診断と治療を行っている。急患対応あり(オンコール対応)。

症例数

08年1年間の外来新患者数は1,317人、入院患者は271人。入院患者の内訳は、脳血管障害約40%、パーキンソン病約10%、重症筋無力症、運動ニューロン疾患、多発性硬化症などの神経難病約15%、髄膜炎/脳炎/脳膿瘍約7%などとなっている

脳血管障害(t-PA治療あり)=脳外科、放射線科と連携した脳卒中センターがあり、急性期診療を行っている。慢性期脳血管障害については再発予防に重点をおき、教育を含め行っている

パーキンソン病・類似疾患=専門医による診断のもと、多くの抗パーキンソン病薬剤の中から患者さんにあわせて適切に使い分け、治療にあたっている

運動ニューロン疾患、脊髄小脳変性症=診断、および薬物、リハビリを含めた治療に加え、在宅療養の準備・整備を、また在宅が困難な場合は難病ネットワークを活用し、長期療養が可能な施設病院への紹介も行っている

重症筋無力症=胸腺摘出の適応がある場合、早期に当院外科にての胸腺摘出とステロイド療法を施行している。これによりほぼ寛解する症例もある

髄膜炎/脳炎/脳膿瘍=髄液検査、画像診断にて原因に即した治療を早期に行っている

ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群=専門医による速やかな診断のもと、治療が必要な場合は透析センターとの連携により、血漿交換も入院当日より施行可能である

★眼瞼けいれん、片側顔面けいれんに対してはボツリヌス(ボトックス)による神経ブロック治療を外来で施行中である

てんかん=病歴、脳波、画像診断を速やかに行い、発作のタイプにあわせ治療を行っている。

医療設備

MRI、3D-CT、脳血流シンチグラフィ、脳血管撮影装置、脳波、各種誘発電位、筋電図。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

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