専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

虎の門病院分院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

腎センター内科

分野

腎臓内科

特色

当院はリハビリ等を目的とした患者さんにも対応できるように、病室・敷地ともに余裕のある設計がなされており、患者さんのアメニティーに関しては大変充実している。さらに港区虎ノ門(東京)の本院との間に1日3往復の連絡バスを運行させ、本院とも極めて密接な連携をとることにより、分院内の診療のみにとどまらない高度の医療レベルの維持を図っている

★虎の門病院腎センターは分院を中心として発展した経緯から、現在も当科の入院患者数・透析患者数ともに分院が本院を上回っている。当科の長い歴史を反映して、長期透析療法を行っている患者さんも大勢来院している。当科は腎センター外科やその他の診療科とも極めて緊密な連携をとりながら、総合的な診療を行っている。単に疾患の診療を行うのみに留まらず、栄養士による食事療法、作業療法士によるリハビリテーションなども重視し、全人的集約的治療に主眼をおいている

★内科領域では、様々な糸球体腎炎・ネフローゼ症候群などの腎疾患全般、高血圧・糖尿病・アミロイドーシスなどの腎障害をきたしうる全身疾患、関節リウマチやSLEなどの膠原病、腎不全患者の血液透析療法・持続携行式腹膜透析療法(CAPD)、様々な合併症を有する腎不全患者の診療、さらに血漿交換療法・LDL吸着療法・白血球除去療法などの特殊体外循環療法などを行っている。嚢胞腎の患者さんのなかには、透析に至ってからも腎の嚢胞が次第に大きくなり、巨大嚢胞腎により日々の生活に支障をきたすようなこともある。当科では、巨大嚢胞腎に対し、塞栓療法により内科的に嚢胞を縮小させる治療を世界に先駆けて主に分院で行っており、良好な成績を収めている。この塞栓療法を希望して、現在全国から患者さんが集まってきている状態である。本院の腎センターや血液科と協力して、原発性アミロイドーシスに対する末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法や、末梢血幹細胞移植による閉塞性動脈硬化症に対する末梢血管再生療法も、必要とする患者さんに対して実施している

★腎センター外科領域では、腎移植、シャント作成手術、様々なシャントトラブルに対する対応、腎の腫瘍に対する手術治療、二次性副甲状腺機能亢進症に対する手術治療などを主に行っている。整形外科系などの様々な合併症を有する複雑な病態の透析療法も実施している。当科の医師は、分院の腎臓外来で診療をするのみでなく、本院でも腎臓外来を担当し、また本院外来では、整形外科と協力してリウマチ外来も行っている。

症例数

分院における入院患者数は年間で約1,300人、1日平均外来患者数は透析患者を含めて約120人である。入院患者のうち、約50%が体外循環を要する患者、10%が糖尿病を有し、20%が膠原病である。診断のための腎生検は年間約130件実施している。腎不全に対する血液透析療法は年間約26,000件、そのうち新規透析導入は約50人である。また、持続携行式腹膜透析は約20人に実施している。当院においては、様々な合併症を有する重症透析患者が多く、透析療法を実施している患者のうち約25%は入院透析を行っている。LDL吸着や血漿交換などの特殊体外循環療法は年間約50件前後実施している。世界に先駆け開始した嚢胞腎に対する内科的塞栓療法は、これまで約800件以上実施しており、全国より患者さんが集まって来ている。その関係で嚢胞腎に関連する入院も極めて多く、現在入院患者の約40%が嚢胞腎の患者さんである。嚢胞腎の患者さんは肝臓に多数の嚢胞ができ、それで日常生活に支障をきたしているケースもあるが、当科では最近、そういう巨大な嚢胞肝に対する塞栓療法も手がけている。

医療設備

CT、MRI、DEXA、3DCT、ドプラエコー、血液透析装置、血液濾過透析装置、血漿交換装置、LDL吸着装置、CAPD室など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

腎センター外科

分野

腎移植

特色

虎の門病院分院腎センターは入院ベッド62床を有する国内屈指の腎センターであるとともに、12年10月末までに献腎移植102例を含む427例の腎移植を行い、神奈川県を代表する腎移植施設でもある。最近ではABO血液型不適合移植、非血縁者間(主に夫婦間)移植、維持透析導入前移植にも積極的に取り組んでいる。生体腎移植ではドナー腎摘は内視鏡補助下に行い、ドナーの負担軽減を図っている。腎移植を受けられる方は、腎不全以外に高血圧などいくつもの合併症を抱えていることが多く、特に献腎移植例では透析期間の長い高齢者が選ばれる傾向にあるため、当院では外科医と腎臓内科医がチームを組んできめ細かい術前・術後管理を行い、好成績を得ている。また、輸血歴・妊娠歴・移植歴のある方は、輸血部の協力のもとにドナーに対する抗HLA抗体の有無を測定し、陽性の場合はABO血液型不適合移植に準じた術前処置を行っている。

症例数

04年1月から12年10月末までに虎の門病院(本院および分院)で行った腎移植は210例(生体腎移植167例、献腎移植43例)で、ABO血液型不適合移植35例、非血縁者間移植63例が含まれている。この期間中の移植腎生着率は生体腎92.6%、献腎移植83.3%である。免疫抑制は①タクロリムスまたはシクロスポリン、②ミコフェノール酸モフェティル、③プレドニンにバジリキシマブを加えた4剤併用療法を行い、プレドニンの早期減量を目指している。ドナーに対する抗HLA抗体が陽性の場合は、ABO血液型不適合移植に準じ移植前に血漿交換、リツキシマブ投与を行い、症例によっては移植時に脾臓摘出を行っている。

医療設備

CT、MRI、DSAなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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