デカドロン注射液6.6mg

処方薬注射剤

デカドロン注射液6.6mgの基本情報

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作用と効果

合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤で、炎症やアレルギー症状を改善したり、免疫反応を抑えるなどさまざまな働きがあります。
通常、免疫疾患、アレルギー疾患、炎症性疾患など、広い範囲の疾患に用られますが、病気の原因そのものを治す薬ではありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。異常な可動性を示す関節、感染症や全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核がある。血栓症、糖尿病、角膜炎、白内障、緑内障、高血圧、低カリウム血症などの電解質異常がある。最近、内臓の手術を受けたことがある。急性心筋梗塞を起こしたことがある。眼疾患がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、静脈内、点滴で静脈内、筋肉内、関節腔内、腱鞘内、硬膜外、局所皮内などに注射しますが、疾患により使用方法は異なります。

症状を見ながら使用の期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、満月様顔貌、体重増加、関節腔内注射での関節の不安定化などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、冷汗、ふらふら感 [ショック、アナフィラキシー]

・熱が出る、咳が出る [誘発感染症、感染症の増悪]

・全身倦怠感、食欲不振、嘔吐 [続発性副腎皮質機能不全]

・口渇、多飲、多尿 [糖尿病]

・みぞおちの痛みや圧痛、げっぷ、下血 [消化性潰瘍、消化管穿孔]

・激しい上腹部の痛み、または腰背部の痛み、嘔吐 [膵炎]

・興奮しやすい、幻覚、意識が低下した状態 [精神変調、うつ状態]

・筋肉が発作的に収縮する状態 [痙攣]

・腰背部の痛み、脊椎や股関節付近などの病的骨折を起こしやすく、そのための痛みがある [骨粗鬆症]

・歩く時や立ち上がる時の股関節の痛み、腰痛、歩行障害 [大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死]

・筋肉のこわばり、痛み、筋力の低下 [ミオパシー]

・骨折した局所の痛みや腫れ、運動障害 [脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折]

・激しい眼痛、頭痛、視野欠損 [緑内障]

・まぶしい、かすんで見える、視力低下 [後嚢白内障]

・フィブリンや血小板などによって血管が閉塞して血流が途絶えた状態 [血栓塞栓症]

・息苦しさ、喘息 [喘息発作]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

サンド株式会社

薬価

1瓶あたり238円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 副腎ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム

この成分で処方薬を探す

YJコード

2454405H5020

レセプト電算コード

620525601

更新日付:2021年09月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

デカドロンに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・デカドロン注射液6.6mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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