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[患者さんの相談事例] 2015/05/01[金]

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 現代の医療現場では、自分なりの判断や意思決定が求められます。患者側にだって、治療パートナー(医療者)と上手に対話して、疑問解消・意思伝達できるコミュニケーションスキルがあった方が良いですね。
 ここで紹介する「相談事例」は、患者側視点に基づくもので、実際にはもっと他の背景があったかもしれませんが、「私ならどうするか」を考えてみませんか?

患者さんから実際にあった電話相談

ジェネリックは安い分、効き目も弱いの?(62歳・女性)

 風邪をひいたのか、私は鼻水が止まらなくなり、喉の痛みもひどかったので、耳鼻科クリニックを受診しました。院外処方で薬が出され、保険薬局に処方せんを持って行ったところ、「この薬にはジェネリックがあります。ジェネリックに変更したほうが医療費は安くなりますよ」と言われ、ジェネリックを調剤してもらうことにしました。
 その薬を飲み始めて約2週間経つのですが、治療効果が表れているように感じられません。ジェネリックは薬代が安い分、やはり効き目も弱いのでしょうか。

より良いコミュニケーションを目指そう!患者さんこうしてみては・・・?
 ジェネリックは「後発医薬品」とも呼ばれ、新薬(先発医薬品)の特許が切れた後、同じ成分の医薬品を作ってもいいというルールのもとで一定の試験(人を対象とした臨床試験はない)を経て承認されます。そのため、先発医薬品と成分としては同じで、薬の主成分を覆っている周りの添加物に違いがある程度と言われています。しかし、やはり合う、合わないは患者さんによって差があるようですので、調剤された保険薬局で事情を話して相談されてみてはいかがでしょう。
より良いコミュニケーションを目指そう!医療機関さんこうしてみては・・・?
 ジェネリックを勧めるときに、ジェネリックについての説明や数日分の“お試し調剤”が可能なこと、合わなかったときの対応などは、最低限伝えておく必要があると思います。どの患者にも共通する注意事項はわかりやすい文書にして渡すようにしてあれば、患者の理解も進むのではないかと思います。
※写真はイメージです

この実例紹介とアドバイスのご提供は・・・


認定NPO法人
ささえあい医療人権センターCOML

理事長 山口育子

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