[インフルエンザ調査] 2009/09/18[金]

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Influ_catch2.jpg シリーズでお送りしている「新型インフルエンザ緊急調査」。今回は、マスク、うがい、タミフル、ワクチン、人込みを避ける、消毒液の設置の6つの対策からQLife会員の意識をさぐってみた。流行病に対しては、対策そのものと同じくらい、集団単位でどれだけ行えるかというのが予防の重要なファクターになってくる。この意識を浮かび上がらせることで、実効度に関する参考指標になれば幸いである。

マスクの有効性には冷静な視点

 「大いに有効」、「まあ有効」の回答でほぼ7割となっている。今年春にはマスクの売り切れが続出し話題となったが、その印象からは若干低いのではと思われる結果だ。しかし予防といっても「未感染者の感染を防ぐ」「感染者からの飛沫を防ぐ」というふたつの側面がある。違いを十分意識して効果的に利用したい。また、後述する他の結果からもうかがえるのは、「マスクも大事だが、他の対策もより重要」と考えている人が多いということである。これも春先の流行から学んだ一つの結果と言えるかもしれない。

Q1:「マスク」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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マスクだけでなく咳エチケットも重要

高橋内科院長の高橋啓文先生(内科学会専門医)によると
「マスクはインフルエンザの予防に対して有効です。但し、性能のよくないマスクでは完全には予防できないこともあります。一番大切なのは、いわゆる咳エチケット。インフルエンザの患者さんがマスクをして、ウイルスをばらまかないことです。」
とのこと。インフルエンザかどうかわからなくても、咳やくしゃみをするときは、手や肘で覆うなど極力飛散を防ぐ事も大切です。

うがいには積極的な肯定

 「大いに有効」「まあ有効」で9割を越えている。手洗いも含め、こういった身近な自分ですぐできる対策に関しては、コンセンサスを得ていると考えてもよさそうだ。

Q2:「うがい」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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治療薬への期待を示すが、一抹の不安も

 「大いに有効」「まあ有効」でこちらも7割を越えている。ただ、「まあ有効」といったある意味消極的な数字が多いのは、新型インフルエンザは変異し、いつかは現在の治療薬が効かなくなると予想されていることが影響しているのかもしれない。実際、国内でもタミフル耐性のウイルスが5例ほど発見されており、タミフルリレンザを投与さえすれば大丈夫なのか?という、若干の不安を如実に表しているともいえる。

Q3:「タミフル」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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タミフルやリレンザには予防用もある

一般的にインフルエンザ検査で陽性が出た時に処方される、抗ウイルス薬であるタミフルやリレンザだが、実は予防用ある。成分は同じだが、飲み方が若干事なる。もちろん保険は効かない。医師など感染者に接触する可能性が高い人が予防目的で服用するようだ。
タミフルカプセル75[予防用]
リレンザ[予防用]

ワクチンへの期待が他を上回る

 肯定的な答えが8割を越えている。これには時期的な要因も関係しているかもしれない。というのは、9/8には厚生労働省からワクチンの接種スケジュールが発表され、9/17にはアメリカの保険当局が製薬会社4社のワクチンを認可し、量産体制に入ったことが報じられたからである。とはいうものの、日本に入ってくる量は予想患者数からみれば不足しており、しかも接種開始時期も「流行シナリオ」の流行ピークを過ぎている。過信して他の対策をおこたるのは賢明ではないと言えるだろう。

Q4:「ワクチン」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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人ごみを避けることには、圧倒的な認知

 有効とする意見で9割に届かんとする勢い。言うまでもなく、この対策は物理的に人と近付かないことなので、もっとも有力な対策のひとつである。最近では宅配などを利用すれば、食料から生活必需品までなんでも配達してくれる便利な世の中だ、当面の生活に困る事は無いだろう。しかし、社会人や小中学生などは会社や学校に出かけざるをえない事が多い。学校は一時閉鎖する事もできるが、企業で同じ対応は難しいだろう。他の設問で求めた個別意見には、特に企業などにこのあたりへの配慮を行って欲しいとのコメントが見られた。
詳しくはこちらへ 企業には患者への配慮を、医療業界には迅速な供給を求める声~インフルエンザ緊急アンケート第2回より~

Q5:「人ごみを避けること」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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消毒液への信頼は高いという結果

 有効、の意見で8割弱となっている。疑わしいという意見も、施設によってさまざまな消毒液が置かれているので効能が分かりにくいというもので、設置そのものに懐疑的というわけではない。やはり、手洗い、うがいの励行はすべての基本と考える意識は強そうだ。

Q6:「消毒液の設置・利用」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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加湿器の効果、期待はこれからが本番?

 こちらに関しては、有効と考えている率は6割弱。いまはまだ秋口であり、空気もそれほど乾燥していないことも影響しているだろう。また、加湿器よりもウイルス対策機能をうたった空気清浄機に注目が集まっていることも要因かもしれない。しかし忘れてはいけないのは、加湿器であれ空気清浄機であれ、効果があったとしてもそれは部屋の中だけ、ということである。安心して他の対策をおろそかにしないよう、改めて気をつけたいところだ。

Q7:「加湿器の設置・利用」は、新型インフルエンザの予防に効くと思いますか?一番近いものを選んでください。

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 今回はQLife会員の「予防・感染後対策の意識」を調査した。次回は、では実際に対策にどれほど出費するか、という生活により近いテーマでアンケートを行う。次回も、今後の具体的な対策の参考にしていただければ幸いである。

第3回 緊急アンケート実施中!
インフルエンザ対策「私は○円かけます。」

実施期間:9月18日~22日
謝礼:100QLifeポイント

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