予防接種の自己負担に、「静かなる抗議」? ~インフルエンザ緊急アンケート第3回~
[インフルエンザ調査] 2009/09/25[金]
「新型インフルエンザ緊急調査」、今回はより生活感によった設問でアンケートを行った。ズバリ、「いくらのお金をかけますか」。対策は行うに越したことはない。しかし現実としては家計との相談になってくるわけで、このあたりの意識を調査することで、家庭における予防対策の実態がイメージできるのではないか‥という趣旨だ。
春の時点では、マスクだけに意識が集中
自由回答を読み取って集計した結果、以下のグラフのようにまとめられた。「マスク」、「マスクともうひとつ何かを買った」の回答で6割強だが、ほとんどがマスクのみ。当時、売り切れが続出したことを図らずも証明した結果になっている。当時はまだ、他の対策の必要性が適切に啓蒙されていない部分があったのも、関係しているだろう。
Q1:春の新型インフルエンザ発生時に、あなたは何か、「慌てた買い物」をしましたか?

今回はバランスよく対策を検討
Q1と比較すると大変興味深い結果となった。マスクが最も多いことは同じだが、加湿器、うがい薬、消毒液といった、他の対策にも意識が広がっている。特に、抗ウイルス機能をうたった高機能な空気清浄機が各社から発売が予告されている。これらの動向にも注目を集めそうだ。
Q2:予防策で、一番高い買い物は何ですか?「過去実績」でも「今後に購入を検討中」のものでも結構です。

出費のボリュームゾーンは5000円まで
「5000円まで」と答えた層だけで5割近くとなった。確かに、マスク、手洗い、うがいに対応したものを中心に揃えていくとすれば、マスクを買う量にもよるがこのあたりに落ち着くと思われる。一方、空気清浄機や加湿器など、家電で対策をしようと考える層は3万円を越える回答が多かった。この層は、家電以外にもマスクや医薬品を多めに購入して、”万全の対策”を取ろうとしているようだ。
Q3:この秋から冬にかけて、「予防」策で、いくらまでならお金を使いますか?(家電○円、衛生グッズ○円、医薬品○円、食品○円、流行地域から避難○円、などの合計額)

厚労省制定価格は高すぎる?
「3000円まで」「5000円まで」の回答で6割を越えているが、この金額は厚生労働省が先に決めた予防接種費用の自己負担額、「2回接種で6000~8000円」を下回っている。接種予定なしも含めると、実に9割近くの回答者が、厚労働省価格を高いと感じていると受け取れる。実際、いくつかの回答者は「もっと安くして欲しい」とコメントを寄せていた。来月末から接種が始まる予定だが、この結果を素直に受け取れば、費用面を理由に接種を受けない層が出てくることも考えられそうだ。前回までの調査も鑑みて、回答者の意識を推測するとすれば、「ワクチンへの期待は高いが、費用負担の軽減を望んでいる」という心境なのかもしれない。
Q4:ワクチン接種に、いくらまでならお金を払いますか?一番近いものを選んでください。

今回までは対策として行うこと、出費するものを聞いたが、次回は逆に対策のために諦めること、しないことを聞く。流行するにつれ、人の流れや行動はどう変わるのか。今回までとは別の側面から、新型インフルエンザ対策の「実態」に迫っていく。
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