第126話 希望に満ちた光
[マンガで読む病院イイ話] 2013/12/20[金]


■ お寄せ頂いた口コミ
73歳の母が1年前に脳梗塞で倒れました。
以来ワーファリンは命の薬。
投薬でリハビリに励む毎日でした。
ところが突然歩けなくなりました。
かかりつけの川上脳神経外科でMRIをとり慢性硬膜下血腫と診断。
先生の計らいでその日のうちに葛西昌医会病院に転院、ノンストップで検査、手術となりました。
担当の先生の丁寧な説明により、危険な手術ではない、また8割9割の人は手術によりもとの生活に戻れると聞き、大きかった不安が軽減されました。
無事に手術が終わり、術後の経過観察、治療方針など、素人の家族に丁寧に説明してくださりました。
手術が終わった、と同時にリハビリが始まりました。
初日は話をするのもやっと。
母は、リハビリの先生の話もほとんど上の空でしたが、先生は根気強く付き合ってくださいました。
リハビリは多い日は1日に3回、73歳の母にはかなりハードスケジュールです。
ベットの起き上がり、階段の上り下り、洗濯ばさみで握力のチェックなどなど。
生活には欠かせない当たり前の行動を、病に倒れ諦めかけた平凡な行動の一つ一つを思い出させてくださいました。
リハビリって病院にいる間だけのことだと思ってました。
でも昌医会のリハビリは明らかに自宅に戻った時の負担を意識したものなので、付き添いの家族にも専門的観点からアドバイスをしてくださいました。
退院の日、先生、看護師さん、リハビリの先生、、皆さんが忙しいお仕事の合間を縫って「これから頑張ってね」と声をかけてくださいました。
年齢を重ねることの厳しさ、病を繰り返すことの悔しさ、家族への負担、、高齢の入院患者は常に生きる意味を考え葛藤しているように感じます。
病院という閉ざされた世界での明日を意識した治療は患者にとって希望の光です。
昌医会の皆様に感謝。
希望の光をありがとう。
- この記事を読んだ人は他にこんな記事も読んでいます。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。