第27話「隠れた名医さんかも？」

医療崩壊が問題になる中、それでも昼夜懸命に命と向き合う医師や看護師がいる。QLifeに届いた多くの感謝の手紙（口コミ）の中から、いくつか紹介しましょう。

こちらの病院は、大通りに面していますが全く目立ちません（笑）
看板もなく、ピンク色の壁の建物の、透明なガラスドアに小さく病院名の印刷があるだけなので素通りしてしまう人が多いかもしれません。
しかし！知る人ぞ知るという感じで、小さな病院（失礼）の正面には動物を連れたお客さんがよく順番を待っています。

中に入ると本当に小ぢんまりとして小さな診察室で、少し雑然としていますがこちらの病院の一番の魅力は、先生の素晴らしさではないかと思います。
とても暖かくて庶民的で、どんな小さなことでも笑わずに親身に聞いてくださいます。
聞き上手な方で、自分は人と話すのが得意ではないのですが、先生になら率直に何でも話せました。
何とも頼りがいのあるタフな女医さんでいらっしゃいます。

ペットのことはもちろん、不安な飼い主の心理状態も熟知なさっていて、暖かい言葉でケアしてくださいます。
ペットが悪性腫瘍の疑いで心が崩れかけていた所を、「あなたがしっかりしないでどうする。辛くてもペットの前では絶対に笑顔でいないと駄目」と励まして頂いたのも記憶に残っています。
治療方法の説明はもちろん、納得できるまでしてくれますしこちらのネットで拾ったような素人知識に対しても親身にこたえてくださいました。
次のお客さんに迷惑なのであまりしない方がいいとはわかってるのですが、ペットに関する日常的な雑談も気持ちよく聞いてくれました。（そこから症状につながる兆候を拾ってくれたりも）
次のお客さんがどんなに列を為して待っていても、急かされたようなことが一度もありません。
食い下がって何度も質問したり話を続けてしまったこともあります。

小さな設備のようですが、手術は毎日のように正午から行ってると伺いました。
やはり毎日手術をされている先生は、たまにしか行わない先生より安心できる印象があります。
難しい症例の場合、希望すれば大学病院の方にもすぐ紹介を入れて頂けました。
そちらの大学のOBでいらっしゃるようなので、大学病院の先生とお話しても「ああ、とみき先生ね」という感じで安心できました。
お値段は特別安価ではないかもしれないですが、高価ではないですよ。平均より少し安価という感じかな？

※蛇足
事情があり約5年ぶりにこちらの病院に来院したおりに、まだ名乗っていないのに私とペットの交互をみただけで「お久しぶり！○○ちゃん元気でした？」とペットの名前を一発で出されたのは驚いたりもしました。

よい病院をお探しの犬飼いの方は、犬の散歩時に挨拶を多くしフレンドリーにして、犬友達をたくさん作るといいですよね。
そこで1人でも多くの犬を散歩中の方（特にご年配の方）と親しくなって、地域の病院の評判を聞くのが一番だと思いました。
ここは良い、ここはやめた方がいい、などが聞けます（1人の意見ではなく複数の意見が必要ですが）。
自分もそうやってこちらの病院を知りました。