[身近な病気を知ろう ~QLife調査~] 2014/10/17[金]

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 近年、ワクチンで予防できる病気が増えたことを背景に、多くのワクチンを乳幼児期などといった限られた時期に接種することが必要となっています。
そこで、QLifeでは、子どもの予防接種について、そのスケジュール管理や医療者とのコミュニケーションなどをテーマに、保護者を対象とした大規模調査を行いました。
その結果をご紹介します。

予防接種を受ける場所「かかりつけの医療機関」86.2%

86.2%がかかりつけの医療機関で予防接種を受けさせる、と回答しました。

予防接種を受けるのは、普段受診する医療機関と同じか

予防接種スケジュールは「医師や看護師とのコミュニケーションのもと決める」

90%以上が、意見交換や希望を伝えるなど、医師や看護師とのコミュニケーションを経てスケジュールを立てています。

予防接種のスケジュールはどう決めたか

医師・看護師・受付スタッフの予防接種に関する説明は「わかりやすい」

予防接種の説明に関して、60.4%が「わかりやすい」と回答しました。また、75.3%が「聞きやすい雰囲気だった」と回答しています。

医師・看護師・受付スタッフの「予防接種に関する説明」はわかりやすいか
ワクチンについて疑問があったとき質問しやすい雰囲気か

医師や薬剤師とのコミュニケーションが重要

今回の調査結果について、星川小児クリニックの山本淳院長は、

予防接種のスケジュールの雛形は、日本小児科学会やVPDの会などのホームページに書かれていて誰でも情報は得られるようになったが、「医師に意見は求めず、自分でスケジュールを立てる」という回答はわずか3%であった。やはり医師や看護師とできれば直接話をして、予防接種の必要性を確認しつつ、安心してワクチン接種をすすめていきたいと患者さんは思っているのだろう。そのことを改めて確認できた今回の調査結果だと思う。

また、市境、県境などの特殊な場合もあるとは思うが、全体として80%以上が、予防接種を受けさせる医療機関が病気のときのかかりつけ医にもなると回答しており、予防接種の機会を通じた信頼関係づくりが、患者側からも求められているのだろうと感じた。寄せられた意見を大切にして、安心、安全な予防接種をすすめていきたい。

とコメント。小児科のスタッフや医師とのコミュニケーションの重要性を強調しました。

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