専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO大阪病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

内科(消化器内科グループ)

分野

消化器・一般内科

特色

肝胆膵疾患、消化管疾患の消化器疾患全般を担当できるように各スタッフが努めている。消化器内科として内視鏡センターと連携し、正確かつ迅速な検査に基づき、的確な診療と最適かつ最新の治療を心掛けている。機器整備も積極的に行っている。消化器外科、放射線科、救急部との連携も密である。必要に応じて、緩和チームとも協力している。救急や緊急対応も積極的に行い、また、地域医療支援病院かつ肝炎専門医療機関や大阪府がん診療拠点病院でもあり、地域の中核病院として活動している。日本消化器病学会、日本肝臓学会の認定施設で、日本消化器内視鏡学会の指導施設である。

症例数

消化器内科病棟は、09年度の1年間の入院総数は延べ約1,700名(うち救急入院約600名)。内訳として概数で、良性・悪性を含み、肝疾患約400名、膵疾患約80名、胆道疾患約80名、上部消化管疾患100名、大腸疾患200名、また、症状精査目的入院では消化管出血120名、下血60名、腸閉塞40名、黄疸30名である

★消化器内視鏡検査件数は約7,000件(上部5,500件、下部1,500件)、そのうち緊急検査約300件、内視鏡的粘膜切開剥離術を含む内視鏡手術・処置件数(緊急を除く)150件、下部消化管内視鏡下処置は350件。腹部超音波検査2,000件、内視鏡的または経皮的膵・胆管系処置約80件、経皮的肝生検・肝腫瘍生検・肝腫瘍処置(ラジオ波焼灼術等)130件、経動脈的腫瘍化学塞栓術は200例、癌化学療法100件施行している。難治性疾患の診断治療も積極的に取り組んでいる

★C型慢性肝炎に対してのインターフェロン治療を積極的に行い、約80例に導入し、近隣病院や医師会の先生方との協力によりインターフェロン療法地域連携パスも導入している

★B型慢性肝炎に対しても核酸アナログ療法やインターフェロン療法を行っている。肝腫瘍の診断・治療に有効な造影超音波検査も導入している。慢性肝疾患のみならず、消化器疾患における、栄養評価とその亜鉛やアミノ酸等の補充療法を積極的に行っている

★重症肝不全や重症急性膵炎の症例は、集中治療室を利用し、集学的治療を行っている

★肝炎専門医療機関や大阪府がん診療拠点病院として診療を行い、市民への啓蒙啓発活動として、肝臓病教室を20年以上前より行い、現在は消化器病懇話会として、消化器疾患全般の啓蒙啓発活動を行っている

★現在の医療状況を考える際に、一つの重要な項目として医療の質と安全をはかることが重要な点と考えられている。さらに、DPC(診断群分類包括評価)を考慮に入れた医療行為を進めていくことが不可欠と考えられる。このためクリニカルパスの導入と活用が必要となり、消化器内科において、10数種類のクリニカルパスを使用し、医療現場の情報交換と公開が円滑になされている

外来診療=月~金(受付午前8時30分~11時30分)、紹介状により地域医療室を通じての予約可能、紹介状の有無は問わないが、できればあることが望ましい。

医療設備

MR・CT、DSA、内視鏡(上部・下部)、腹部超音波など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

小児から高齢者まで泌尿器科領域全般にわたり高レベルの医療を提供している。インフォームド・コンセントに基づいた診療を基本とし、QOLに配慮した治療を行う。合併症のある症例の治療も他の診療科と協力して積極的に行っている。セカンド・オピニオンを求めることも、求められることも尊重している。詳細はホームページ参照(http://www.okn.gr.jp)。

症例数

年間外来初診患者数約1,500人、1日平均外来患者数約80人、年間入院患者数約500人、年間手術件数約250例。この他に体外衝撃波結石破砕術(ESWL)が年間約50例

★尿路性器癌の年間の部位別手術件数は、腎癌20例、腎盂尿管癌10例、膀胱癌90例(うち膀胱全摘除術10例)、前立腺癌10例など。尿路性器癌の治療は、病期に応じて手術、化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療を行い根治を目指す。腎・副腎腫瘍には腹腔鏡手術も施行している

★尿路結石症は短期入院でのESWL単独治療を原則としているが、困難症例には経尿道的砕石術(TUL)を積極的に併用する。結石予防の指導・治療も行っており、結石原因のひとつである原発性副甲状腺機能亢進症の手術にも精通している(年間約10例)

★排尿障害は、前立腺肥大症には薬物療法や内視鏡手術(年間約20例)。重症の尿失禁症例にはTVT手術も行う。神経因性膀胱では病型診断ごとの保存的治療を行っている

★腎臓内科との連携のもとに、二次性副甲状腺機能亢進症の手術治療(年間約10例)や生体腎移植(年間約5例)を行っている。

医療設備

MRI、CT、ESWL、リソクラスト、リニアック、腹腔鏡など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

整形外科・スポーツ医学科

分野

整形外科

特色

病院と診療所の役割分担を重要視した診療を行っている。すなわち、初診外来はすべて紹介状が必要な予約外来とし、再診もすべて予約制である。関節リウマチには最新の薬物治療を行っているが(別掲)、それ以外では原則として診療所で行うことができる物理療法(温熱・牽引など)や薬物治療(鎮痛消炎剤や骨粗鬆症治療など)は行っていない。当科で行っている治療の基本は手術的治療であるので、保存的治療についてはご住所に近い診療所や病院を紹介している。整形外科内の各分野(脊椎・肩・股・膝・スポーツ整形・リウマチ・手・肘)を専門とする医師を確保し、それぞれの分野の手術を安全確実に行っている。手術は短期入院で行うのはもちろんのこと、通院回数の減少にも取り組んでおり、一般的な術前検査(主に麻酔をかけるための全身的チェック)は検査当日に結果を出し、その結果により精査が必要な場合は内科や循環器科に紹介している。疾患や手術によって、手術を決定してから手術までの期間は異なるが、整形外科変性疾患では2週間から3カ月程度の待ち時間が必要となっている。

症例数

年間手術件数は約2,000件、平均在院日数は約17日。内訳は、脊椎700件(腰部脊柱管狭窄症の開窓術220件、すべり症の固定術130件、椎間板ヘルニアの髄核摘出術80件、頸髄症の椎弓形成術110件)、肩関節220件(腱板断裂80件、反復性肩関節脱臼60件)、股関節250件(人工股関節置換術220件)、膝関節400件(人工膝関節置換術160件、靭帯再建術80件、半月板手術80件)、肘関節90件、手250件(神経剥離・移行50件)、足20件などである。出血が予想される手術では、脊椎は術中回収式自己血輸血、関節は貯血式自己血輸血を中心に自己血輸血を行っており、ほとんどの症例で同種血輸血は行っていない

脊椎手術=基本的に腰椎疾患の手術適応は、日常生活や趣味・仕事に障害があり、手術を希望する場合としている。高齢化に伴い増加している腰部脊柱管狭窄症については、開窓術(狭窄を生じている椎間の椎間関節内側・黄色靭帯・椎弓尾部の切除)を行う。腰椎変性すべり症・分離すべり症については、原則として後方進入腰椎椎体間固定術を行っている。これらの腰椎変性疾患に対する手術では、手術翌日あるいは翌々日から起立・歩行を開始する。術後しびれが残存する場合はあるが、日常生活は著明に改善している。腰椎椎間板ヘルニアはかなりの症例で自然治癒が期待できるが、仕事や日常生活が障害され早期の社会復帰を望む場合には手術を適用する。頸椎症や頸椎後縦靭帯骨化症による頸部脊髄症に対しては、原則的に椎弓形成術を行っている。手術翌日から起立・歩行を開始するが、頸椎を固定するカラーは用いない。頸部脊髄症に対する手術的治療の成績は安定しており、しびれが残る症例はあるが、手指巧緻運動障害や歩行障害は改善する。関節リウマチや外傷による上位頸椎不安定症に対しては、環軸椎側方関節貫通スクリュー固定を行っている。頸椎・腰椎とも手術成績は学会や学術誌で発表を行い、その成績は良好と評価されている。骨粗鬆症性椎体圧潰で麻痺を生じた症例に対しては、脊椎短縮術と前方・後方固定術を症例により選択して行っている

肩関節=原則として(他院では通常手術となるような症例でも)すべての手術を関節鏡で行い、手術前後のリハビリテーションを症例に応じて細かく計画して実施している。反復性肩関節脱臼にはアンカーを用いて関節包修復術を行い、腱板断裂にはやはりアンカーを用いて腱板修復術を行う。肩関節は構造が複雑で診断がつかずに紹介される症例が多いが、詳細な診察により理学所見をとり、MRI・CT・ブロックテストを駆使して診断をつけている。診断・治療ともに学会や学術誌で国内外の発表を行い、日本の肩関節外科を牽引している

股関節=変形性股関節症・大腿骨頭壊死症・急速破壊性股関節症などに対して、人工股関節置換術を行っている。大部分の症例では骨セメントを使用しないタイプ(セメントレス)の機種を使用している。術後出血に対してトラネキサム酸を有効に使用しているため、一般的な手術の場合は貯血式自己血輸血も不要で無輸血手術を行っている。術後リハビリテーションを重視し、正しい歩行の習得に努めてもらうとともに、定期的に術後の患者さんに集まってもらう講習会を実施して、疾患の知識とともに術後の日常生活の指導を行っている。最近の1,000例での感染率は0%。変形性股関節症で病期が初期の症例や、大腿骨頭壊死症で壊死範囲が小さな症例に対しては、骨盤骨切り術あるいは大腿骨骨切り術を適用している

膝関節=関節リウマチ・変形性膝関節症などに対して人工膝関節置換術を行っている。一部の症例では短い皮切の最小侵襲手術を採用している。術後出血を減少させるトラネキサム酸を使用して術後出血を減少させるとともに、症例を選んで貯血式自己血輸血や術後回収式自己血輸血を適用している。MRIで片側の軟骨が損傷されていない場合には、症例を選んで高位脛骨骨切り術も行っている。前十字靭帯損傷や後十字靭帯損傷に対しては、関節鏡視下に靭帯再建術を行っている。手術中に再建靭帯の緊張を計測しながら2経路に靭帯を再建する最新の術式で、術後の再建靭帯の緩みを最小限に抑えている。半月板損傷に対しては、損傷状態によって半月板縫合術と切除術を使い分けているが、もちろんすべて関節鏡手術である。反復性膝蓋骨脱臼に対しては靭帯再建術を行っている。脛骨外果の骨折(高原骨折)については、陥没した脛骨関節面が正確に修復されているかを関節鏡で確認しながら骨折手術を行っている。関節リウマチで薬物によるコントロールが困難な片側罹患の症例では、関節鏡視下滑膜切除術も行っている。いずれの手術も術後成績は良好である

肘関節=スポーツ外傷などで生じる離断性骨軟骨炎に関しては、関節鏡視下に関節内遊離体を摘出するとともに損傷軟骨再生を目指して骨穿孔術を行っている。スポーツ選手の治療も多い。関節リウマチや末期の変形性関節症に対しては、オリジナルの人工肘関節置換術を行っている

=腱損傷に対しては、手術と作業療法士によるリハビリテーションがうまくつながるように治療プランを立てている。上肢の絞扼性神経障害に対しては、神経剥離術や神経移行術を行い、麻痺の改善に努めている。関節リウマチに伴う手の変形や腱断裂には、滑膜切除術・腱移行術・関節固定術など症例に応じた手術で日常生活動作の改善を図っている

=変形性足関節症や関節リウマチに対しては、人工足関節置換術と足関節固定術を使い分けている。関節リウマチの前足部変形や外反母趾に対しては、うまく関節を温存する骨切り術を行っている

リウマチ=「リウマチ・膠原病」の項参照してください。

医療設備

MRI、CT、骨シンチグラム、骨密度測定装置などは整形外科からも依頼して検査を行っているが、その他に院外の診療所や病院からの依頼も受けており、病診連携を図っている。手術室には内視鏡システムが数台あり、各関節や脊椎の内視鏡手術に対応している。人工関節置換術を行うために2室の無菌手術室、末梢の神経手術や頸椎前方手術のための手術用顕微鏡なども完備している。手術中の出血に対応するために、術中回収式自己血輸血を行うことのできる自己血回収装置を常備している。手術中に生じる深部静脈血栓症を予防するために(結果的に肺血栓塞栓症の予防となる)各手術室に間欠的空気圧迫法が行える装置を常備して使用している。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

大阪駅近く、JR東西線「新福島駅」の真前に位置する総合病院で、急性期の入院患者を中心に訓練を実施している。565床に入院中のすべての入院患者が対象で、リハビリテーション科の専用病床はない。「急性期に正しいリハビリテーション的対応がなされれば障害に苦しむことはない」をモットーにしている。

症例数

すべての診療科より依頼があるが、特に、整形外科術前後、脳卒中センターの急性期の訓練、高齢者の入院治療の寝たきり予防、外科術後の呼吸リハが中心である。嚥下障害の患者には嚥下造影検査等を行い、言語聴覚士・栄養士・歯科衛生士がチームとなって訓練指導を実施している。常勤で義肢装具士がおり、脳卒中後にも迅速に対応している。現在、リハ訓練には算定日数制限ができており、訓練の実施には多くの制限があるが、医療保険での訓練適用期間外の方に対しても、機能障害の診断・治療・廃用予防等のアドバイスや、個々の患者に効率のよいリハビリテーションプログラムの提供などをしているのでご相談ください。年間の入院新患者数は約2,900人、そのうち脳血管疾患リハ500人、運動器リハ1,700人、呼吸器リハ(外科術前後を含む)500人、心大血管リハ等その他200人であった。施設基準は、脳血管疾患等リハビリテーション(I)、運動器リハビリテーション(I)、呼吸器リハビリテーション(I)、心大血管リハビリテーション(I)算定

外来診療=綾田=月・水・金の午前、前田=火・木の午前。予約制。来院前に電話(06-6441-5451内線2113)を。受診される際はかかりつけ医(何科でも可)の紹介状をご持参ください。

医療設備

重心動揺計、サイベックス、MRI、SPECT、CT、サーモグラフィ、筋電図。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

大阪市西部を中心にその周辺まで含む地域の中核病院として、プライマリケアから専門分野の高度医療まで幅広い小児医療を提供している。小児救急医療では毎日小児科医が当直をし、365日24時間対応している。外傷、骨折などの救急も脳神経外科、整形外科などと協力体制を組んでおり、CTなど放射線検査、血液検査も休日でも可能である。また、周産期医療に関しては大阪府における地域周産期診療体制である産婦人科診療相互援助システム(OGCS)および新生児診療相互援助システム(NMCS)参加病院であり、母体搬送、新生児搬送も受け入れている。

症例数

08年度の延べ入院患者数は約6,336人、外来患者数約13,178人で、入院患者のうち1/3が時間外、救急外来からの入院である。入院患者は救急からの肺炎、気管支炎、気管支喘息など急性疾患から、てんかん、脳性まひなどを有する重度障害児に合併する肺炎・膿胸、点頭てんかんやネフローゼ症候群の精査・治療、骨形成不全症の治療など多彩である。心臓カテーテル検査、低身長の内分泌付加試験などの検査入院も多い。山下医員は当院のICTの一員であり、院内感染の予防にも積極的に取り組んでいる。新生児・未熟児病棟は8床を持ち、産婦人科との協力体制のもと、院内出生児、母体搬送症例、院外からの新生児搬送症例の受け入れを行っている。呼吸窮迫症候群を合併した極超低出生体重児のサーファクタント治療をはじめ、重症の新生児・未熟児の治療を24時間体制で行っている。成熟新生児の退院時診察を行うとともに、ハイリスク分娩や帝王切開による出産には小児科医が立ち会っている。また母乳育児の推進にも力を入れている

神経=田川部長が担当し、てんかんなどけいれん性疾患および脳神経外科とともにモヤモヤ病をはじめとする脳血管障害などの診断、治療、管理指導を行っている。脳波・ビデオ同時記録によるてんかんの診断も可能である。様々な小児神経疾患においてMRI、MRアンギオグラフィ、SPECT、経頭蓋ドプラ血流検査などにより頭蓋内病変の精査を行っている

内分泌・骨代謝=清野院長(のびのび外来)、山下医長、和田医長が担当し、低身長の原因精査を行い、成長ホルモン分泌不全性低身長、軟骨異栄養症、ターナー症候群における成長ホルモン治療を精力的に行っている。また、骨形成不全症の診断・治療を行っており、特に重症例におけるビスホスホネート治療においては経験豊富である

循環器=佐野部長、高田部長が担当で、先天性心疾患の診断、治療から術後のフォローや生活管理まで幅広く診療している。川崎病は急性期治療から遠隔期のフォローまで行っている。学校心臓検診で要精査となった不整脈を中心とした学童生徒の診断・治療・指導管理も行っている。レントゲン、運動負荷心電図、心エコーなどの一般検査に加えて心臓CT・MRI・核医学検査・カテーテル検査などの循環器専門検査も小児に対応して行うことができる

腎臓=山下医長が中心となり、ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎、紫斑病性腎炎などの診断、治療および生活指導を行っている

アレルギー=佐野部長が担当。気管支喘息、アトピー性皮膚炎を皮膚科とともに治療、管理に当たっている

予防接種=佐野部長を中心に健常小児だけでなく、てんかんなど基礎疾患を有する小児にも接種を行っている

小児精神=大久保非常勤医師が担当し、不登校、神経性食思不振症、広汎性発達障害などに対し、薬物治療やカウンセリングを行っている。また、金臨床心理士が発達テストや心理テストを行っている。なお、本院は働きやすい病院第1号認定、およびにっけい子育て大賞受賞病院であり、女性医師をはじめ職員がいきいきと働いている。

医療設備

MRI(2台)、CT、SPECT、DXA、小児脳波、各種迅速検査。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

眼科

分野

眼科

特色

緑内障・白内障を中心に、最先端の高度な医療を安全に提供することをモットーとしている。特に緑内障では、患者数、手術件数とも我が国屈指である。

症例数

年間の初診患者数は約1,800人(うち約70%が他院からの紹介)、再診延べ患者数は約24,000人、手術件数は約1,500件(レーザー手術を除く)であり、入院患者の平均在院日数は1.7日である

★緑内障は、我が国有数の症例数である。周辺地域にとどまらず全国各地の診療所、病院、大学病院からの紹介患者を受け入れている。桑山部長、狩野医長を中心に、この疾患の基幹病院であるべく、臨床研究や術式の開発に意欲的に取り組むとともに、先進の医療や機器の導入を積極的に行っている。緑内障には、正常眼圧緑内障、原発開放隅角緑内障、原発閉塞隅角緑内障、続発緑内障、先天緑内障等々の様々なタイプがあり、それぞれ治療法が異なるので、まずはそれぞれの患者さんの病態を把握することに重点をおいている。眼圧下降治療では、生涯にわたって視機能を守ることを目指して病型や病期に応じた個々の目標眼圧を設定し、点眼治療、レーザー治療、手術治療を選択している。薬物治療においては、従来の薬物にとどまらず、新規薬剤の開発に中核的役割を担っている。レーザー治療は、SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)、虹彩切開術、毛様体凝固術などを行っている。手術治療は、年間約350件と我が国屈指の手術件数である。線維柱帯切除術、線維柱帯切開術、隅角癒着解離術等々の様々な術式に対応し、個々の患者さんの病型や病期に応じて術式を選択している。代表的術式である線維柱帯切除術においては、5年生存率96%と成績も良好である。白内障手術との同時手術においても良好な成績を得ている。すでに複数回の手術既往のある難治例に対してもトップレベルの治療成績である。また、自己測定空気式眼圧計を世界に先駆けて開発し、日内変動の少ない眼圧コントロールの重要性を提唱してきた。現在は、正常眼圧緑内障や後期緑内障などを対象に1泊入院で眼圧日内変動を測定し、これまでに蓄積されたデータをもとに薬剤選択や手術適応の決定に生かして、質の高い眼圧コントロールを目指している。遠方からの来院が多いため、病診連携にも熱心に取り組んでいる

★白内障手術は、早期視力回復、早期社会復帰を目標に、適応がない症例を除いて超音波乳化吸引術による小切開白内障手術を行っている。緑内障手術や硝子体手術などとの同時手術も積極的に施行しており、これら同時手術を含めると白内障手術件数は年間約1,100件である。水晶体脱臼例などの難治例にも対応している。通院手術(日帰り手術)が中心であるが、希望に合わせて1~3泊の入院手術が選択できる。近隣のリーガロイヤルホテルに宿泊する送迎付き宿泊プランもある

★網膜硝子体疾患では、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑上膜、糖尿病網膜症、網膜血管閉塞症、増殖硝子体網膜症、眼内炎などの各種疾患に対応している。治療は、専門医が診察のうえ、レーザー手術、バックリング手術、硝子体手術などを選択する。硝子体手術件数は年間約50件で、ほとんどの症例に25G硝子体手術装置を使用している。糖尿病網膜症や網膜中心静脈閉塞症などに合併する血管新生緑内障は難治疾患であるが、緑内障治療チームとともに対応することで治療成績が向上している。また、これまでの手術治療にとどまらず、抗VEGF抗体の眼内投与などの先進的な薬物治療にも取り組んでいる。

医療設備

ハンフリー、FDTなど各種自動視野計。視神経乳頭形状解析装置、光干渉断層計など眼底3次元画像解析装置。超音波カラードプラ装置、超音波生体顕微鏡、各種超音波装置。角膜内皮計測装置、前眼部撮影装置、各種蛍光眼底カメラ。マルチカラー、ダイオード、SLT、ヤグなど各種レーザー装置。白内障、硝子体など各種手術機器。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科全般の治療に対応しているが、特に頭頸部悪性腫瘍の治療を重点的に行っている。これらの患者は、年齢、合併症の存在、疾患の広がりなど様々な要素を持っており、患者のQOL(Quality of Life:生活の質)を大切にして、手術、抗癌剤、放射線治療を組み合わせてその患者にあった治療を心がけている。また、早期診断、早期治療を第一に考え、初診から診療開始までをできるだけ速やかに行っている。

症例数

91年8月より09年12月までの約18年間に治療した頭頸部悪性腫瘍症例は、1次例、2次例合わせて933例であった。主な疾患の治療成績は、舌癌113例(疾患特異的5年生存率79%、5年粗生存率66%、以下同様)、その他の口腔癌113例(69%、56%)、上咽頭癌38例(52%、46%)、中咽頭癌74例(64%、56%)、下咽頭癌100例(52%、42%)、喉頭癌197例(88%、71%)、上顎癌37例(69%、56%)、悪性リンパ腫109例(びまん性大細胞型B細胞性66%)であった。重複癌の合併率も14~44%と疾患によって多く認められたので、定期的に厳重な全身検査も行い、他科の疾患も早期に発見して対応するようにしている。手術件数は耳鼻咽喉科一般と頭頸部腫瘍を合わせて、年間約300件(頭頸部腫瘍はそのうち約100件余)である。

医療設備

MRI、CT、リニアック、電子内視鏡、ABR(聴性脳幹反応検査装置)、鼻内内視鏡、半導体レーザーなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

リウマチ科・整形外科リウマチ特診

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

関節リウマチの病像は多様であり、一律の治療方針では不十分な治療により病変の進行を生じるか、逆に過量の薬剤による弊害をまねくことになる。豊富な経験を有するリウマチ専門医が、内科・皮膚科など他科の医師や整形外科内の各部位専門医と連携することにより、もっとも適した治療方針をとれるようにしている。

症例数

関節リウマチ患者数は年間50人ぐらいずつ増加しており、現在約900人を診療している。このうち、メトトレキサート製剤の投与は約66%、タクロリムス(プログラフ)投与が約45%であり、年齢や合併症を考慮して両剤の少量併用や単剤投与を行っている。ステロイドの投与割合や1人あたりの投与量は減少している。病状により、適宜他の薬剤投与も行っている。生物学的製剤であるインフリキシマブ(レミケード)、エタネルセプト(エンブレル)の投与症例数は、それぞれ約60例および130例、アダリムマブ(ヒュミラ)、トシリズマブ(アクテムラ)は計40例でいずれも増加しつつある

★2009年の関節リウマチ手術件数は約50件で、2001年の手術件数約110件と比べて大幅に減少している。手術目的で紹介された患者を除くために初診後1年以上の患者に限れば、人工股関節置換術や人工膝関節置換術の件数は2009年7件であり、2001年の3分の1、患者数に対する比率を考慮に入れると6分の1に減少している。薬物療法の進歩により手術にいたる患者数が減少しているのがわかる

★手術内容としては、滑膜切除術と進行例に多い人工股関節・頚椎手術が大幅に減少し、人工膝関節・肘関節手術や手指・足関節・前足部手術が主要な手術となっている。当科における前足部手術は従来の術式と異なり、足長を保ち足趾の不安定性を生じない術式である。脊椎や上肢手術に際しては整形外科の専門医と十分な協議を行いながら施行している。また、合併症や薬剤副作用出現時の対応も遅滞なくできるよう呼吸器をはじめ内科などとの連携もスムーズである。なお、関節リウマチに対する豊富な手術経験を生かして、変形性関節症や外反母趾に対する手術療法も積極的に行っており、これらの手術件数は増加している。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

神経内科

分野

神経内科

特色

地域の基幹病院(518床)として脳卒中診療、特に脳神経外科・救急部・リハビリテーション科および放射線科と緊密に連携した急性期診療が中心であるが、他の一般神経内科疾患にも対応可能である。

症例数

外来患者数は1日平均40人、年間平均入院患者数約200人(うち脳卒中が過半数)、平均在院日数20日前後

★脳卒中は主に脳梗塞を担当(脳出血・クモ膜下出血は脳神経外科で担当)。急性期はSCU(Stroke Care Unit)計6床で優先的に診断・治療を開始し、t-/PA(組織プラスミノーゲン・アクチベーター)による血栓溶解療法にも対応。当院独自のクリニカルパスに準じ、発症早期からのリハビリテーション導入と再発予防により早期の社会復帰を目指すとともに、慢性期リハビリテーション施設とも緊密に連携するなど(森ノ宮病院などとの連携パスも運用中)、重症度に応じたきめ細かな療養計画を立案・実施している。また身体障害認定や在宅介護を含めた長期療養のための医療相談にも適宜応じている

★他の神経救急疾患(髄膜脳炎、てんかん、ギラン・バレー症候群など)や神経難病(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症など)の診療、インターフェロンやIVIG(免疫グロブリン大量療法)などの治療と在宅療養等への医療支援、眼瞼けいれんに対するボトックス療法等も施行している。PET、神経・筋生検、遺伝子検査などの特殊検査は連携専門機関に依頼している。

医療設備

MRI(MRA)、CT、SPECT(脳血流検査)、脳波、筋電図、神経伝導速度、誘発電位、脳血管撮影、頸動脈エコーなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

乳腺・内分泌外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

乳腺、甲状腺疾患に対する診療を行っている。患者様により良い環境で、標準治療(科学的根拠に基づいた最も推奨される治療)を受けていただけるよう、乳腺外科、放射線科、病理科、形成外科、リハビリテーション科等の各科専門医、放射線技師、検査技師、薬剤師、看護師等が協力、連携しチーム治療を行っている。

症例数

09年の原発性乳癌の手術件数は168件、温存手術の割合は77%。温存手術が困難なケースでは形成外科による乳房の同時再建が可能。術前化学療法を積極的に行っている。腋窩リンパ節転移が明らかでない場合は色素、アイソトープを併用したセンチネルリンパ節生検を行い、腋窩リンパ節郭清の省略が可能。温存手術の場合は原則として全例に乳房への術後放射線治療を行う。乳癌術後の補助療法(再発予防のためのホルモン剤、抗癌剤治療)はガイドラインに則り、再発リスクに応じた適切な治療を行い、可及的に根治を目指す。再発・進行乳癌に対してもQOL(生活の質)を考慮しつつ、積極的に治療を行っており、豊富な治療経験を有する。超音波ガイド下およびステレオガイド下マンモトーム生検装置を有し、細胞診では診断が困難な非触知早期乳癌や、良性疾患との鑑別が難しい乳癌に対する診断が可能。個々の患者様に病状、治療内容について十分に理解していただき、不安なく、納得された上で治療を受けていただけるよう心がけている。

医療設備

MMG(マンモグラフィ)、US、CT、MRI、超音波ガイド下およびステレオガイド下マンモトーム生検装置、放射線治療装置(リニアック)。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

常勤医5名の全員が日本医学放射線学会認定の専門医で、日本放射線腫瘍学会の認定医1名、日本IVR学会専門医1名、マンモグラフィ読影認定医2名を兼ねている。CT、MRI検査は全例を放射線科医が読影しており、時間外検査もすべて後日に再読影を行い依頼医に返している。乳房撮影や核医学検査も専門各科と協力下で放射線科医が読影に関与している。病診連携での他院・診療所からの依頼検査は当日中に検査結果を返信している。院内は完全フィルムレス化しており、画像、レポートはすべてオンラインで電子カルテ端末に即時配信されている。放射線治療部門では原則的に外来患者の初診を予約制で行うことで十分な診察時間、説明時間を確保するように努めている。当院では外照射装置のみなので小線源治療の必要な場合は他施設へ紹介している。

症例数

★診断部門での2009年の主な検査件数はMRI 9,593件、CT 18,934件で、すべてを放射線専門医が読影している血管造影(IVR)は321件で、各科との協力の下に肝動脈塞栓術や静脈瘤治療、緊急IVRを行っている。核医学検査は約1,300件、MDCTによる冠動脈(心臓血管)検査は約300件行っている

★放射線治療部門での2009年の全症例数は308例で、内訳では乳腺疾患が125例(うち温存療法111例)と最も多い。頭頸部疾患33例のうち根治的放射線治療を行ったのは21例で、耳鼻科と協力の下に大多数で化学放射線療法を行っている。その他の主な疾患としては肺癌16例に根治的な化学放射線治療、食道癌では術前照射も含め8例に化学放射線療法を行っている。限局型前立腺癌13例すべての根治的放射線治療は原体照射を採用している。

医療設備

1.5T MRI 2台、CT 2台(64列、4列MDCT)、血管撮影装置 2台、SPECT 2台、マンモグラフィー2台、PACSシステム、リニアック、放射線治療計画CT、X線シュミレータ-、3次元治療計画装置。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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