専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

KKR札幌医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

救急医療から感染症・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・肺悪性腫瘍等の診断・治療、さらに緩和医療までの幅広い診療を行っている。健診センターを併設しており、放射線科・呼吸器外科・緩和ケア科とも連携し、検診から終末期・緩和ケア診療まで、集学的な診療に力を注いでいる。肺がんを含めた多くの呼吸器疾患に対応できる専門スタッフがおり、日本内科学会認定教育施設、日本呼吸器学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設、日本がん治療認定医機構認定研修施設、日本緩和医療学会認定研修施設等に認定されている。地域がん診療連携拠点病院として北海道全域での肺がん診療の情報発信に取り組んでいる。睡眠時無呼吸症候群(SAS)センターを併設している。

症例数

呼吸器科・腫瘍内科病棟で平均80~90人の入院患者を診療しており、肺がん・睡眠時無呼吸症候群・肺気腫・COPD・慢性呼吸不全・細菌性肺炎・間質性肺疾患・気管支喘息等の疾患が多い

★気管支鏡検査を年間200件以上行って、病理組織・細胞診断を行うと共に、肺がん化学療法に重要であるEGFR遺伝子変異の検索に積極的に取り組んでいる

★北海道肺がん臨床研究会の運営委員施設として、積極的に肺がん化学療法の臨床試験に参加し、北海道発信のエビデンス(科学的根拠)構築に寄与している。各地域あるいは全国レベルの治験や多施設共同試験に参加し、肺がんの標準的化学療法の確立に取り組み、肺がんの治癒率向上と診療の質の向上に努めている。09年秋より、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)肺がん内科グループへの参加が認められ、全国規模での臨床試験に参加している

★肺がんの治療は、手術治療と放射線治療、抗がん剤化学療法による治療を、患者一人ひとりについてがんの種類や進行度、全身状態に応じて総合的に判断し、最適な治療を選択している。非小細胞肺がんEGFR遺伝子変異陽性患者に対する初回ゲフィチニブ内服治療は約75%の奏効率があり、10.4カ月の無増悪生存期間など良好な治療成績を示した。さらなる成績向上のため、積極的に全国レベルの臨床試験に参加している。肺がんの治療成績向上に努める一方で、化学療法を追い求めることが常に最善とは考えておらず、当院腫瘍内科・呼吸器科では在宅診療や緩和ケア科病棟での診療も行い、全人的な苦痛の緩和を主体とした総合的な肺がん診療に取り組んでいる

睡眠時無呼吸症候群(SAS)=呼吸器病棟に睡眠時無呼吸センターを併設しており、フルポリソムノグラフィーにて年間600人を超える検査をしている。睡眠時無呼吸症候群の診断から治療まで総合的に診療できる専門病院として機能しているのみならず、「SAS医療連携システム(札幌いびきネットワーク)」の中核病院として、またすべての医療機関との密接な医療連携によって、患者の利便性に配慮しつつ、この分野で地域医療に貢献している。また、個人で受診した患者さんのみならず、職場検診をも受け入れている

慢性閉塞性肺疾患(COPD)=この疾患は近年、肺だけではなく全身疾患として位置づけられており、薬物療法のみならず、呼吸リハビリテーション・在宅酸素療法・栄養療法を含めた包括的診療が必要ということがわかってきた。当科ではこの視点で全人的な診療を行っている。現在、世界的に注目されている北海道大学COPDコホート研究に参加している

★慢性呼吸不全については約100人が在宅酸素療法をしており、約30人が非侵襲的陽圧人工呼吸(NPPV)療法を施行している。

医療設備

気管支内視鏡、超音波気管支内視鏡、蛍光気管支内視鏡、胸腔鏡、アルゴンプラズマ凝固装置、ステント留置、バーチャル気管支内視鏡(10年度導入予定)、マルチスライス64列・4列CT、MRI、核医学検査、フルポリソムノグラフィー、全身放射線照射装置、外来化学療法室、緩和ケア科病棟。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

循環器科

分野

循環器科

特色

冠動脈疾患、四肢動静脈疾患、心不全、不整脈、肺循環疾患、(二次性)高血圧症など、幅広く循環器疾患に対応している。また、循環器専門医であるとともに内科医であることを意識し、一般的な内科診療にも心がけている。地域の中核病院として病診連携を重視し、特に救急対応には積極的に取り組んでおり、急性心筋梗塞のみならず、呼吸困難、意識障害など幅広く救急疾患を365日、24時間体制で受け入れている。特に、循環器専用PHSを設けており、スムーズな救急対応や循環器疾患のコンサルテーションを可能にしている。心臓血管外科や救急科など他科との良好な協力関係のもと、内科治療、外科治療など選択肢を広く検討し、エビデンス(科学的根拠)や個々の患者の合併症や全身状態に応じて適切な治療方針の決定に努めている。心臓リハビリテーションにも力を入れており、急性心筋梗塞、心不全、心臓大血管手術後、閉塞性動脈硬化症などで積極的に実施し、急性期から慢性期治療、維持療法へスムーズな移行に努めている。運動療法は理学療法室で行う他、在宅で継続するための指導も行っている。また、代謝内分泌科、呼吸器科、血液浄化センターと協調して、糖尿病、脂質代謝異常症、睡眠時無呼吸症候群、慢性腎不全(維持透析)などのリスクファクターの管理に努めている。

症例数

08年実績:循環器科は病床数35床で年間入院患者数1,003例、平均在院日数13日。CCU/ICUは8床、年間入室患者数356例(CCU患者106例)、平均在室日数5日

虚血性心疾患=冠動脈造影611件、冠動脈インターベンションは、緊急53件、待機的157件、成功率96.7%。冠動脈CT 344件、負荷心筋シンチグラフィ96件。トレッドミル負荷心電図650件など。自覚症状、虚血所見を重視し、薬物療法、冠動脈バイパス術も常に念頭に置きながら治療方針を決定している

末梢動脈=経皮的動脈形成術(下肢動脈、腎動脈)12件。特に、下肢動脈の閉塞性動脈硬化症に対しては心臓血管外科と連携し、必要に応じてバイパス術、内膜除去術を組み合わせて行っている。末梢病変(膝窩動脈以下)を有する症例を中心に、運動療法も積極的に取り入れている

不整脈=ホルター心電図551件、心臓電気生理検査48件、ペースメーカーは新規35件、交換7件、カテーテル・アブレーション(上室性頻拍、心房細動)15件。カテーテル・アブレーションは非常勤の不整脈専門医が行っているが、件数は心房細動症例を中心に増加傾向である

心不全=薬物療法の他、非侵襲的陽圧呼吸療法も急性期、慢性期に積極的に行っている。植え込み型除細動器、心臓再同期療法も08年4月に施設基準を獲得し、09年11月までにそれぞれ3件、2件に施行した。まだ症例は少ないものの、症例を適切に選択し実施している。呼吸器科の協力を得て、在宅酸素療法、在宅非侵襲的陽圧呼吸療法にも積極的に取り組んでいる

各種検査=超音波検査は経胸壁心エコー2,745件、経食道心エコー23件の他、頸動脈、腎動脈、下肢動静脈など、症例に応じて広範囲の評価が可能である。負荷心エコーは行っていないが、近日中に導入予定である。CTは冠動脈・心臓344件、大血管439件を64列CTで行っており、3次元画像など多面的な画像診断を行うことができる。MRIについては心臓MRIの他、頭頸部動脈・腎動脈・下肢動脈のMRアンギオグラフィは、造影剤なしで施行しても良好な画像を得ることができる。腎機能低下症例でも安全に行うことができるため、積極的に実施している。負荷心筋シンチグラフィはアデノシン負荷と運動負荷の併用で行うことで、除脈などの副作用がなく、高齢者でも安全に実施している。

医療設備

CCU/ICU 8床、血液浄化センター(血液透析等)、心臓超音波装置、トレッドミル、エルゴメーター、ホルター心電図、マルチスライスCT(64列、4列)、MRI、核医学検査装置、血管撮影室(心臓カテーテル検査装置、汎用血管撮影装置)、IABP、経皮的心肺補助装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

北海道地区ではいち早く大動脈疾患に対するステントグラフト治療に取り組み、カテーテル治療を積極的に取り入れた外科手術の多いことが特徴である。09年度では腹部大動脈瘤症例48例中26例(54%)が、また胸部大動脈瘤55例中14例(25%)がステントグラフト症例である。もちろん一般心臓疾患に対するスタンダード手術も数多く行っている。循環器ホットラインを有し、緊急症例は原則断らない方針である。

症例数

現在、心臓血管外科開設5年目。08年、4年目にして初めて年間100例の開心術を突破し、08年112例、09年は08年をさらに上回るペースの症例数をこなしている。08年の心大血管疾患の内訳は、冠動脈バイパス術35例、弁膜症21例、胸部大動脈疾患55例、心筋症1例。冠動脈バイパス手術は、両側内胸動脈を可能な限り使用し、症例に応じて可能な限りの動脈グラフトを多用している。虚血性心筋症に対する左室形成術にも取り組んでいる。弁膜症においては、高齢者大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術が増加しており、僧帽弁閉鎖不全症については弁形成術が基本術式である。最近、右小開胸による低侵襲僧帽弁手術への取り組みを開始した。また心房細動合併症例については、メイズ術を積極的に行っている。大動脈疾患については、解剖学的に可能な症例ではカテーテル治療を行う方針とし、カテーテル治療を組み合わせた新しい術式を考案し、より低侵襲手術を目指している。これら最新技術の積極的導入により、患者の術後QOLのさらなる向上に貢献している。

医療設備

64例CT、MRI、DSA、フラットパネル付き手術台、VAS、PCPS、IABPなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

がん患者には早期診断・早期治療を実践するよう心がけている。急性患者には迅速で的確な治療を、産科医療では安全でより快適な分娩を追求し、産科ハイリスクには高度の医療を提供するよう努めている。末期がん患者にはQOL(生命の質)の向上をめざし、緩和ケア科も併設されている。

症例数

08年の実績は、分娩数は490件、手術件数は462件(がん根治手術21件、腹腔鏡56件)、化学療法の延べ日数は517日(うち外来106日)であった。札幌市の産婦人科2次救急の当番を月2~4回しており、脳神経外科も併設されているため妊娠ハイリスクの患者も積極的に受け入れている。産婦人科病棟は、乳腺外科の患者も含め「母子・女性センター」として51床の病棟(助産師29人、看護師9人)である。分娩室は3室のLDRを有しており、全病室は個室あるいは2人・4人部屋で計21室である。センターでは小児科チームと連携しながら、妊娠から出産・育児に関する継続的な保健指導・育児支援・訪問支援に力を入れている。分娩準備としての母親教室・両親教室や、出産後の健康相談も好評である。施設認定は、日本産婦人科学会認定制度卒後研修指導施設・日本臨床細胞学会認定施設・日本婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構の登録を受けている。北大の応援で不妊症専門外来と難易度の高い腹腔鏡手術を積極的に行っている。今後は、「体外受精胚移植、顕微授精、凍結胚移植」を臨床開始し、後期研修医のために「産婦人科腫瘍指定修練施設」登録をする予定である。

医療設備

64列マルチスライスCT、1.5テスラMRI、パワードプラ超音波、ハーモニック・スカルペル、腹腔鏡・子宮鏡、リニアック、DEXA。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

小児センター

分野

小児医療

特色

札幌市南地区の基幹病院として、小児の救急を含む地域医療を担うとともに、各専門分野の常勤医と北大小児科の非常勤専門医により、高度専門医療にも対応できる体制を整えている。05年の新築時ICUが新設されたことにより、救急専門医と連携して最重症患者を診ることも可能となった。小児科専門医5人、医員2人の体制で親身になった医療をモットーに診療を行っている。地域連携は非常にきめ細かく円滑で入院の52%は紹介患者(救急隊を含む)である。札幌市の小児科2次救急についても、最も多くの日数を担当している

★高橋副院長・小児センター長は日本アレルギー学会指導医で、小児喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、膠原病などを、鹿野部長は日本血液学会指導医で白血病、血球貪食症候群などの血液、悪性腫瘍などを、吉岡幹朗医長はウイルス感染症を、縄手満医長は小児精神疾患を、簗詰紀子医長はアレルギー性疾患を、それぞれ専門にしている。また北大との連携で心臓病、神経疾患などの専門外来を設け、診療の守備範囲が非常に広いのが特色である。臨床研究業績も数多くある

★新病院では病床数がそれまでの30床から34床に増え、外科系(外科、耳鼻咽喉科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科)の小児患者も入院する小児センターとなった。個室も12床に増え、広く明るいプレイルームが完備されたことにより、アメニティが改善し、院内感染対策も万全となった。病棟保育士も常駐している。日本小児科学会、日本アレルギー学会、日本血液学会、各認定施設である

★特色ある診療としては、呼気NO測定による喘息の診断と管理、除去食解除のための食物負荷試験(入院、外来)、食物アレルギーの経口耐性誘導療法、アトピー性皮膚炎教育入院、日本小児白血病治療研究会(JACLS)に参加しての治療、“こころ”の診療(予約要)がある。また北海道では唯一日本看護協会認定小児看護専門看護師が常駐している病院であり、特にアレルギー性疾患の患者教育などにチーム医療の成果を発揮している。

症例数

年間の小児科入院患者数は札幌市内ではトップ、道内でも指折りの患者数を誇っている(08年度の入院患者数2,203人、うち休日・時間外入院41、全道No. 1の救急車搬入台数242台)。入院患者病名を症例数が多いものから記す(括弧内は平均在院日数)。肺炎235(5日)、急性気管支炎173(4日)、RSウイルス感染症126(4日)、喘息124(5日)、熱性けいれん107(4日)、急性胃腸炎84(4日)、ロタウイルス胃腸炎72(4日)、急性咽頭炎68(4日)、喘息様気管支炎63(5日)、インフルエンザ44(4日)、アデノウイルス感染症36(5日)、胃腸炎31(4日)、尿路感染症31(7日)、急性上気道炎28(4日)、川崎病24(11日)、マイコプラスマ感染症23(4日)、急性喉頭炎18(3日)、細菌性腸炎18(4日)、中耳炎18(4.5日)、腸重積16(3日)、てんかん16(2日)、突発性発疹16(4日)、自家中毒14(3日)、アレルギー性紫斑病12(12.5日)、菌血症10(6.5日)、無熱性けいれん10(3日)である。その他に食物アレルギー負荷試験の日帰り入院32(1日)、新生児入院344人がある。外来患者数は08年度1日平均83.5人である。午前は一般外来のみであり、患者さんの待ち時間を極力減らすように、受診数に応じて応援医師体制をとっている。午後は一般外来の他に各専門外来、乳児健診を行っているが感染対策のため待合スペースを別に設けている。

医療設備

CT、MRI、各種超音波検査、ABR、脳波検査、肺機能など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

放射線科

分野

放射線科

特色

日本放射線腫瘍学会認定協力施設。永倉は日本医学放射線学会専門医、日本放射線腫瘍学会認定医、あけぼの会賛同会員。「対話、診察、人間味」が診療のモットー。より多くの方が放射線治療の恩恵を受けられるよう、一部の人にしか使えない先端医療でなく、普通の放射線治療に副作用を減らす工夫を施し、寝ていれば治るという放射線治療の理想を追求

★乳房温存療法では、体型に合わせてX線を使い分けたり、両側乳がんで左右の照射野が重ならない方法を開発する等、独自の工夫で副作用を軽減

★肺がんの根治的放射線治療には、欧米で標準の多門照射を用い、副作用を増やさずに高線量を照射して生存率を向上

★食道がんの根治的放射線治療でも、今後普及が予想される多門照射を導入、胸水などの後遺症が激減

★早期声門がんには独自に三門照射法を開発、標準的な対向二門照射より放射線皮膚炎が軽い

★放射線皮膚炎には皮膚・排泄ケア認定看護師と連携して対応

★子宮頸がんや食道がんなどの化学放射線療法も入院で可能。

症例数

05年8月1日の設立から3年9カ月で新患1,000例の実績。08年度の新患は279人。内訳は乳腺123例(43%)、呼吸器66例(23%)、泌尿器35例(12%)、良性疾患22例(8%)、消化器20例(7%)、その他23例。乳房温存療法205人の4年生存率は95%(0期100%、I~IIIB期94%)。甲状腺眼症の放射線治療は54人と全国有数の実績で、視力は75%、複視は83%、眼瞼浮腫は80%、眼球突出は11%で改善し、ステロイドは全例が減量ないし離脱に成功。手術不能III期非小細胞肺がんの根治的化学放射線療法17例の3年生存率は74%。早期前立腺がんには回転原体照射を用い、副作用の直腸出血(Grade1以上)は7%と軽微。

医療設備

リニアック、3次元治療計画装置、治療計画専用マルチスライスCT。病床5床。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

腫瘍内科

分野

癌化学療法

特色

がん化学療法は主に肺がんが主体であり、呼吸器科と共同で呼吸器疾患の診療に重点を置いた上で、肺がんの診療を総合的に行っている。健診センターを併設しており、放射線科・呼吸器外科・緩和ケア科とも連携し、検診から終末期・緩和ケア診療まで、集学的な診療に力を注いでいる。がん化学療法は主に肺がん中心であるが、悪性リンパ腫や消化器がんの化学療法も行っている。地域がん診療連携拠点病院として、北海道全域での肺がん診療の情報発信に取り組んでいる。

症例数

この1年間の肺がん新患者数(腫瘍内科・呼吸器科)は168人で、腺がん94人、扁平上皮がん34人、小細胞がん19人、その他21人であった。病期では0期1人、I期32人、II期21人、III期47人、IV期67人である

★09年秋より日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)肺がん内科グループへの参加が認められ、全国規模での臨床試験に参加している

★気管支鏡検査を年間200件以上行って病理組織・細胞診断を行うと共に、肺がん化学療法には現在最も重要であるEGFR遺伝子変異の検索に積極的に取り組んでいる

★肺がんの予後は未だ満足できるものではなく、その治療成績向上に努めている。一方で、化学療法を追い求めることが常に最善とは考えておらず、在宅診療や緩和ケア科病棟での診療も行い、全人的な苦痛の緩和を主体とした総合的な肺がん診療に取り組んでいる。

医療設備

内視鏡(気管支鏡、胸腔鏡、アルゴンプラズマ凝固装置)、マルチスライス64列・4列CT、MRI、核医学検査、全身放射線照射装置、外来化学療法室、緩和ケア科病棟。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

6東病棟(緩和ケア病棟)

分野

緩和ケア

特色

札幌の中心地にありながら、住宅地に位置する総合病院内の病棟である。22床全室個室で、家族がいつでも付き添える環境となっている。05年発足の若い病棟であり、若いスタッフも多いが、きめ細かなケアとリハビリテーションを積極的に取り入れ、在宅ケアと並行し、全人的苦痛の緩和に力を注いでいる。毎水曜日のお茶会と月2回の音楽療法は、患者同士・家族同士のつながりとなるように配慮され、ボランティアも参加し癒しの場となっている。さらに、月2回プロのリフレクソロジスト(足裏に触れて身体全体の血液やリンパの流れをスムーズにし、人間の自然治癒力を生かして身体と心を癒していく人)がボランティア活動としてマッサージを提供してくれている。新鮮な空気・水、清潔感はもとより、看護師のケアは伝統的ナイチンゲール精神に基づいている。病院自体は、呼吸器・消化器・婦人科・乳がんなどの診断から治療を手がけているがん診療拠点病院であり、当院の緩和医療体制はがん治療支持療法と地域医療としての苦痛緩和支援を目指しており、病棟は終末期も含めてその役割の一部を果たしている

★診療の特徴:痛みに対して適応がある場合は、神経ブロックを用い、精神的な問題には精神科の対応など、症状緩和・精神緩和に対しては積極的取り組みをしている。さらに、ガイドラインに基づいた根拠のある治療と患者・家族の意思の尊重にも努めている。

症例数

08年度:129人入院、117人退院うち死亡退院104人。

医療設備

全室個室22、このうち11室は差額料金がかかる(1室:1日10,500円、10室:1日5,250円)。デイルーム、キッチン、家族控え室などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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