榊原記念財団附属 榊原記念病院(東京都府中市)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
榊原記念財団附属 榊原記念病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
循環器内科
分野 |
循環器科 |
|---|---|
特色 |
本院は循環器専門病院として77年に創設され、03年12月に現在の府中市に新築移転した(病床数320床)。10年の入院総数は延べ76,117人、外来(病院)総数67,284人、手術総数1,794人である。外来は病院と新宿NSビルの榊原記念クリニック(TEL:03-3344-3313)で行い、光ファイバーによるイントラネットを用いた電子カルテを採用しているため、どちらの施設を受診しても情報が共有できる。本院の特徴は急性期の循環器疾患に迅速に対応可能な点であり、循環器内科、心臓血管外科等の枠を超えた連携による診療を行っている。 |
症例数 |
★CCU は開院よりスタートし、10年のCCU入室総数は907例であり、急性心筋梗塞は182例を収容し、院内死亡率は4.9%と低い。また、急性大動脈解離症は113例を収容し、緊急手術に関し心臓血管外科とのチームワークを図っている ★心血管カテーテル室=10年の循環器内科における造影カテーテル総数は3,490例、冠インターベンション(PCI)908例であり、PCI 症例のうち231例(29%)は急性冠症候群に対する治療である。大動脈ステント内挿術(Endovascular Aneurysm Repair: EVAR)は1年間で39例に施行され、年々増加傾向にある。肥大型心筋症に対する経皮的中隔心筋焼灼術(PTSMA)も定期的に行われ、今後このような非虚血性心疾患に対するカテーテルインターベンションも飛躍的に増加していくことが予想され、新たにハイブリッド手術室をオープンさせた ★不整脈では、10年にはカテーテルアブレーションは心房細動に対しても定期的に施行され、全体で計153件施行した。ペースメーカーは233例、ICD83例の植え込みを行った。また、低心機能症例に対する心臓再同期治療(CRT)は17例に施行し、新しい心不全治療として定着した。加算平均心電図はICD適応の決定、ブルガダ症候群の診断に役立てている ★心臓リハビリテーションは、急性期治療以外のもう一つの当院の特徴である。医師、看護師、理学療法士などの医療職から、運動指導者、臨床心理士に至るまで、様々な専門職により、術後早期から外来リハまで、年間1,300人近い患者への包括的な介入が行えるまでに成長した。筋力トレーニングマシンによる心疾患患者へのレジスタンストレーニングを開始。また、低温サウナを利用した心不全患者への和温療法も行っている ★超音波検査は、10年の心血管エコー図検査総数(成人)は24,309件であった。このほか集中治療室を中心に小型携帯心エコーが盛んに使用され、また榊原記念クリニックでも6,651件の心血管エコー図検査が行われた。05年にオープンしたストレスエコー室は着実にその実績を伸ばし、とくに経食道心エコー図については弁膜症や急性大動脈解離症例を中心にリアルタイム3次元経食道エコー図を含め1,478例に施行された ★非侵襲的画像診断(核医学・CT・MRI)では、核医学検査は年間2,405件、うち運動および薬剤による負荷心筋シンチが1,081件であった。CT検査では冠動脈CTの件数は年間2,115件になる。また心臓MRIは年間596件行われ、シネモードによる形態評価や心機能評価、造影剤を用いた心筋血流の評価と遅延造影の評価などを行っている。これらは診断およびバイパス術やカテーテルインターベンションの適応を検討する際に活用している。 |
医療設備 |
CCU12床、心臓カテーテル室4室(ハイブリッド手術室を含む)、心臓超音波装置、ホルター心電計、加算平均心電図、心臓核医学、2管球型マルチスライスCT、MRI、トレッドミル、CPX(心肺運動負荷試験)など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)
心臓血管外科(成人)
分野 |
心臓血管外科 |
|---|---|
特色 |
03年12月に代々木から府中へ移転して8年、地域支援型循環器専門病院として疾患の重症度や年齢などに関係なく、地域の医療機関と連携しながら診療を行っている。患者中心の医療を目指し、「急患は絶対に断らない」をモットーに24時間、手術可能な救急治療体制をとっている。http://www.shi-heart.org/guide/top.html |
症例数 |
月曜日から土曜日までの予定手術に加えて、緊急手術にも随時対応。成人心臓血管手術、小児(新生児・乳児)心臓手術を行っている(小児心臓外科部長:高橋幸宏副院長他)。10年度手術総数は1,794件(成人1,073例)であり、心臓大血管864例、腹部・末梢血管209例であった。単独の冠動脈バイパス術では221例(死亡率0%)のうち201例をオフポンプ(心拍動下)にて施行。特に糖尿病患者のびまん性冠動脈病変に対する血管再生術に積極的に取り組んでいる。また、弁膜症手術では289例(死亡率1%)のうち93例を弁形成術、2弁置換術を32例、胸部大血管術では147例(死亡率4%:うち半数の80例が緊急手術)、複合手術177例であった。07年より腹部大動脈瘤に対してステントグラフト内挿術も行っており、胸部大動脈瘤に対しても今後予定する。当院では超高齢者・臓器合併症を持つハイリスク症例・再手術に関しても積極的に取り組んでおり、常に患者の基礎疾患を考慮しながら、信頼のおける循環器内科医と最良の方法を選択する。 |
医療設備 |
ICU、CCU、準CCU、NICU、CT、MRI、心臓核医学検査、人工心肺、PCPS、IABP、CHDF、シネアンギオ室など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)
小児心臓血管外科
分野 |
小児医療 |
|---|---|
特色 |
当院は循環器専門病院で、当科は先天性心疾患に対する手術を専門としている。手術を行うべき時期は、同一の疾患であっても個々の患児で異なる。手術を待たせることなく、患児に最も適切なタイミングで手術を行う体制を整えている。 |
症例数 |
関東周辺だけでなく、全国各地からの緊急手術依頼にも24時間対応している。10年の手術数は、総数501例(人工心肺使用開心術434例、非開心手術および姑息手術67例)であった。手術死亡率は2.5% ★常に患児の低侵襲を考えて診療に当たっている。小児心臓手術での唯一の低侵襲化手段は短時間での手術であり、成績の向上だけでなく、術後の早期回復に最も重要である。また、手術時間の短縮は、予定手術の患児を待たせることなく、緊急および準緊急手術を最も適切な時期に行うことにつながる。手術を行った501例中197例は新生児期および乳児期の手術であり、1日2~4例の手術を実施したのは196日であった ★世界に先駆けて、小型人工心肺の開発に取り組み、このことは体外循環自体の低侵襲だけでなく、輸血量の削減に大きく貢献している ★97年よりラステリ手術およびロス手術の右室流出路再建にゴアテックス3弁を用いている。抗凝固療法が不要など、小児には極めて有用と考えられる。 |
医療設備 |
ICU、CCU、新生児ICU、人工心肺、PCPS(経皮的人工心肺補助装置)、IABP(大動脈内バルーンパンピング装置)など、小児心臓手術に必要な設備はすべて揃っている。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)
小児科
分野 |
小児医療 |
|---|---|
特色 |
"当院は循環器疾患専門病院で、小児科の診療対象はそのほとんどが先天性心疾患である。手術が必要であれば高橋幸宏副院長率いる心臓血管外科の小児班(スタッフ3人、専修医4人)と一緒に、成人を過ぎた先天性心疾患は循環器内科と連携し、新生児から成人までの先天性心疾患の診断と治療にあたっている。整った入院環境で、医療安全を十分考えながら個々の患者に適した質の高い診療を目指している。 " |
症例数 |
"小児科の病床数は小児科病棟34床、小児集中治療室8床、心臓血管外科の集中治療室20床のうち7床。10年の心臓カテーテル検査・治療は年間628件で、そのうちカテーテル治療が133件を占める。カテーテル治療の内訳は、肺動脈弁狭窄、末梢肺動脈狭窄、大動脈弁狭窄・縮窄などに対するバルーン拡大術が51、側副血管や動脈管に対するコイル塞栓術50、肺動脈や大動脈縮窄に対するステント拡張留置を16例施行した。カテーテル診断治療における合併症は3.5%あり、生後6日目の左心低形成症候群の新生児を1人カテーテル治療後、緊急手術を施したが15日後に失った。その他は軽症で回復した。10年に施行された小児の心臓手術は527例で、1/4は1歳未満の新生児、乳児であった。病院内死亡は7例(1.35%)で、手術成績は国際的にみても劣らない成績であった。 " |
医療設備 |
循環器疾患の診断・治療に必要な医療機器 設備は最新鋭で高性能なものを整えている。病院は成人を含め手術室4室で年間約1,500例の心臓手術を行い、カテーテル室4室(1室はハイブリッド手術室)で年間5,000例のカテーテル診断や治療を行っている。リアルタイム3D経食道エコーの可能な心臓超音波診断装置、2個のX線と2個の検出器により高心拍の小児や新生児にも高い解像が得られるCT装置、MRI、核医学検査SPECTなどを設備している。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)
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回答者:50代 女性 勤務先:病院(200床以上)
2014年04月01日投稿
家族が不整脈の治療でペースメーカー埋め込みをするため、こちらに入院しました。 初診から入院までが非常に迅速で、きちんと対応していただけました。 ペースメー...続きをみる