兵庫県立尼崎総合医療センター(兵庫県尼崎市)が名医に推薦されている分野
| 住所 | 〒660-0892 兵庫県尼崎市東難波町2-17-77地図を見る |
|---|---|
| 電話番号 | 06-6480-7000 |
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
兵庫県立尼崎総合医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器センター・消化器内科
分野 |
消化器・一般内科 |
|---|---|
特色 |
「先進医療と全人的医療を目指して」―阪神地域の基幹病院として外科・放射線科とも密接に連携し集学的な高度先進医療を目指している。 |
症例数 |
年間入院患者数1,440人、上部消化管内視鏡検査4,194件、下部消化管内視鏡検査2,024件、内視鏡的止血術129件、胃・食道静脈瘤治療65件、食道・胃ESD/EMR 32件、大腸EMR・ポリペクトミー265件、ERCP 207件、胆膵内視鏡治療151件、腹部超音波検査4,436件、腹部・肝血管造影164件、TACE/TAI 133件、肝癌ラジオ波治療41件、IFN導入35件、胃透視・注腸造影524件 ★消化管疾患(食道・胃・小腸・大腸:全消化管の精査・治療体制)=“苦痛の少ない、精密・正確な診断”をモットーとして上部・下部消化管内視鏡検査を行っている。希望により経鼻内視鏡(フジフィルム社極細径スコープ)を使用する体制も整えている。また、セデーション(軽い鎮静剤を使用し、うとうとした状態の間に検査を行う)下での検査も行っている。OLYMPUS社LUCERAシステムでNBI観察も随時併用し食道微細病変の拾い上げをし、大腸内視鏡の際には拡大観察を加えて腫瘍表面の詳細術前診断を行っている。また09年度からカプセル小腸内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡を導入し、小腸病変への精査・治療体制を整えている。カプセル小腸内視鏡検査はビタミン剤のような形状のカプセルを飲み込むだけで小腸全域を自動撮影する楽な検査で、小腸の出血性病変を見つけ出すのに有用である。ダブルバルーン小腸内視鏡は胃カメラや大腸カメラで届かない小腸病変の診断・治療(止血、ポリペクトミーなど)に有用である。内視鏡治療(早期胃癌ESD・EMR、食道静脈瘤に対するEIS/EVL、胃・大腸のポリペクトミーなど)も積極的に行っている。08年から24時間体制で消化器救急に積極的に取り組んでおり、消化管出血の緊急内視鏡止血術症例が増えている ★胆膵疾患=高齢化社会を迎え胆膵領域の疾患(腫瘍、結石症など)は増加している。胆膵領域ではERCPによる診断および経乳頭的治療(減黄術、EST、EPBD、採石術、ステンティングなど)多数手がけている。巨大総胆管結石も工夫して一期的経乳頭的に採石を行っている。胃手術例でもダブルバルーン小腸内視鏡などを用いる内視鏡治療を工夫して行っている ★肝疾患(テーラーメイドの治療)=発癌予防のためには背景肝障害の主たる原因であるB型、C型肝炎に対する抗ウイルス療法(インターフェロン療法、核酸アナログ療法)は重要である。特にC型慢性肝炎に対するインターフェロン治療は地域の先生方と連携を取りながら当院で導入し、治療継続は地域の先生方にお願いしながら併診の形で一人ひとりの患者さまをフォローしている。肝癌の早期発見、早期治療のために腹部超音波検査、造影超音波検査、CT、MRIなど各種画像診断を組み合わせたきめ細かいフォローをしている。肝癌の治療として外科、放射線科と連携し、患者さまの病状に応じて肝切除、肝動脈塞栓術(TACE)、ラジオ波焼灼療法(RFA)、エタノール局注療法(PEIT)などを選択している。患者様ごとにテーラーメイドの治療を提供できるよう努力している。またRFAやPEITをより安全に正確に施行するために超音波検査で検出困難な症例ではRVSガイド下に治療を施行している。RVSとは、あらかじめ撮像したCTやMRI画像を記憶させ、超音波画像と同一断面のCT画像を画面上に並べてリアルタイムに表示する機能で、エコーで描出しにくい病変の局所治療をより確実にすることを可能にした画像診断治療支援システムである。 |
医療設備 |
上下部消化管電子内視鏡(NBI/FICE)、経鼻内視鏡、超音波内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡、カプセル小腸内視鏡、RVS超音波診断治療装置。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
心臓血管外科
分野 |
心臓血管外科 |
|---|---|
特色 |
当科は小児循環器科とともに68年に心臓センターとして開設された。以来本邦における先天性心臓病の治療をリードしてきたが、当初から虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患等の後天性心疾患の外科治療にも積極的に取り組んできた。04年9月から藤原科長、05年4月から大野部長が着任し、それぞれ先天性心疾患と後天性心疾患の診療部門リーダーとなり、近年より専門性が要求される各種心疾患の外科治療に取り組んでいる。心臓センターとして専門の集中治療室(CICU)を備え、24時間緊急対応を行っているのも特徴である(現在、下肢静脈瘤は形成外科で、新規ペースメーカー植え込みは循環器内科で行っている)。http://www.amahosp.amagaaski.kyogo.jp/ |
症例数 |
予定手術は月から金まで週5日で、それ以外に随時緊急手術を受け入れている。過去5年間の総手術件数は05年365例、06年422例、07年400例、08年422例、09年368例となっている ★09年の手術症例の内訳は、小児先天性心疾患123例(死亡4)、冠動脈疾患24例(0)、弁膜症36例(0)、胸部大動脈疾患10(0)、腹部大動脈瘤および末梢血管47例(2、いずれも破裂例)、ペースメーカー100例、その他28例であった。心臓胸部大血管手術の死亡率は2.0%であった ★先天性心疾患=08年149件(開心術127、非開心術22):09年123件(開心術109、非開心術14)で、2年間の新生児手術44件、乳児期手術71件であった。複雑な心疾患の手術が多く、完全大血管転位、総肺静脈還流異常、大動脈縮窄、大動脈弓離断では手術および病院死亡はない。また、単心室、左心低形成などの手術件数も多い。心房中隔欠損、心室中隔欠損などの疾患に対しての小切開手術の経験は豊富で、また体重7kg以上では自己血貯血手術を積極的に行っている。成人期以降では小児循環器科と密接に連携して経過観察、治療(生育医療)を行っている ★冠動脈疾患=動脈グラフトを多用した人工心肺を用いないバイパス術(OPCAB)を基本としているが、近年複数回のカテーテルインターベンション後冠動脈が非常に細くなっている症例や、心筋梗塞により心臓が弱っていたり僧帽弁閉鎖不全症がある症例、腎不全による透析症例などが増えており、個々の患者様にとって最も安全確実で効果の長続きする術式を工夫している。09年のOPCABは53%で、その他左室形成術3例、梗塞に関連した僧帽弁形成術3例を行った ★弁膜症=大動脈弁は石灰化の強い狭窄症や心機能の低下した閉鎖不全症が多く、それらは弁置換術が主体である。人工弁の選択は一般的なガイドラインに沿って65〜70歳以上は生体弁、それ以下は機械弁をお勧めしているが、それぞれの長所短所を納得のいくまで説明し、正しく選択していただけるよう心がけている。単純な大動脈弁置換術では小切開による低侵襲手術を行っている。僧帽弁閉鎖不全症は弁形成術が第一選択である。最近3次元経食道エコーが導入され、治療の質向上に寄与している ★胸部大動脈瘤=最新の脳保護手段を用いて病変部は極力人工血管に置換する術式を採用している。この分野でも近年80歳前後の高齢者が増えており、症例によってはステントグラフトと組み合わせた手術(ハイブリッド法)を採用し侵襲を減らしている ★手術適応=日米の学会のガイドラインに準じ、小児循環器科と循環器内科との合同カンファレンスで全症例を検討し適応と術式を決定している。 |
医療設備 |
CICU、人工心肺、PCPS、IABP、自己血回収装置、シネアンギオ室、CT、MDCT、MRI、心エコー(2D、3D、経食道3D)、心臓核医学検査。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
腎臓内科
分野 |
腎臓内科 |
|---|---|
特色 |
内科的腎・尿路疾患全般および関連疾患を担当している。腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病・膠原病(SLEなど)・高血圧症による腎症の診断・治療および慢性腎不全の管理・透析導入、透析患者の合併症の治療、水電解質異常の診断・治療を行っている。特に最新の知見を取り入れながらEBMに基づいた診断・治療を行い、慢性腎不全の進行抑制に力を入れている。血液浄化療法は、血液透析や腹膜透析(CAPD)のみならず血液濾過透析、血漿交換、免疫吸着、LDL吸着に対応している。内シャント関連手術も腎臓内科が担当し、一貫した腎疾患管理を通して、病態に則した至適な医療提供を目指している。尼崎医師会や透析サテライト施設とも地域医療室を介して密接に連携しており、維持血液透析は行っていないが、導入後安定すれば希望される透析施設に紹介している。 |
症例数 |
当院の主務は、腎生検を中心とした診断と治療方針の決定、急性期治療、慢性腎不全の治療と透析導入である。食事療法は栄養士の協力を得て、より具体的な栄養指導と評価に力を入れている ★腎臓内科外来は週平均約160人。入院患者数は常時25~30人である。腎生検は年間約60件程度。一般に腎疾患は経過が長く、患者さんの疾患に取り組むモチベーションが重要。このため腎生検標本は患者さんにも供覧していただき、病態説明・食事療法・日常生活指導・薬物治療を提案するようにしている。血液透析は毎日20人程度で、透析導入患者数は年間約70人。内シャント関連手術は年間100例である。CAPD患者は現在16人。 |
医療設備 |
腎臓内科病床数25床、人工腎センター20床。持続的血液濾過透析装置、各種血液浄化療法、腎生検、CT、MRI、腎シンチグラフィ、経皮的血管形成術(PTA)。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
心臓センター・小児循環器科
分野 |
小児医療 |
|---|---|
特色 |
兵庫県下で新生児を含む先天性心疾患の心臓手術ができる病院は、尼崎病院とこども病院のみである。当院は、完全大血管転位、大動脈離断・縮窄、極型ファロー四徴症、左心低形成症候群など重症の新生児の入院を受け入れ、緊急手術により良好な成績をあげている。また、ファロー四徴症、単心室などの疾患については、心臓カテーテル検査を行い、待機手術を行っている。一方、尼崎市の学校心臓検診の中心的な役割を担い、適切な管理指導が行われている。さらに、古くから先天性心疾患の手術が行われてきた当院では、成人期に達した術後症例が増加しており、その数では日本のトップクラスである。このため、当科と心臓血管外科が協力して、このような症例の治療や管理も行っている。当院は、新生児から成人に至るまで一貫した治療が行われている点で、成育医療を実践している数少ない病院の一つといえる。 |
症例数 |
先天性心疾患手術件数は年間150件、心臓カテーテル検査件数は年間200件、心臓カテーテル治療は年間70~80例で、術後肺動脈血管拡張術、経皮的肺動脈弁形成術、動脈管コイル塞栓術などを行い、良好な成績をあげている。09年度から、Amplatzer閉鎖栓による経皮的心房中隔欠損閉鎖術および経皮的動脈管開存閉鎖術を開始し、良好な治療成績を得ている。臨床研究も精力的に行われており、小児循環器学会学術委員会の多施設共同研究を担当し、学会発表や論文執筆を行っている。特に成人先天性心疾患の臨床研究においては、先進的な役割を果たしている。 |
医療設備 |
心臓血管造影装置、64列マルチスライスCT、経食道3D超音波検査、cine MRI、トレッドミル検査など。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
眼科
分野 |
眼科 |
|---|---|
特色 |
網膜硝子体疾患、ぶどう膜炎、緑内障、白内障を中心に、最新の診断機器、・手術器械を取り入れ、エビデンス(科学的根拠)に基づいた最先端の医療を提供する。「Quality of Vision」の考えのもと、患者様一人ひとりにとってどこまで見えることが必要なのかを第一に考えて、各人に応じた治療方法を選択する。 |
症例数 |
09年度の延べ外来患者数は約2,400人、総手術件数は約1,900件 (白内障手術約1,100件、硝子体手術約400件、硝子体注入術約400件)。月・木曜日に入院手術を、月・火曜日に外来手術を行っている。網膜剥離など緊急を要する疾患は時間外に緊急手術が行える体制が整っている ★網膜硝子体疾患に対しては、喜多部長、松岡医長・王医長を中心に診療を行っている。専門とする網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑疾患、ぶどう膜炎には県下のみならず他府県より紹介があり、全国有数の硝子体手術件数となっている。増殖糖尿病網膜症、増殖硝子体網膜症、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑前膜、黄斑浮腫など様々な疾患に、最新のワイドアングルビューイングシステム観察系、シャンデリア照明、眼内視鏡などを併用した23ゲージ・25ゲージ経結膜小切開硝子体手術を施行している。喜多部長は眼内内視鏡手術では、世界的に先駆的役割を果たしており、難治症例に対しての治癒率が極めて高い。小切開・内視鏡併用等の最新システムを用いた硝子体手術によって、手術時間の短縮、術後炎症の軽減、治癒率上昇により、視機能の早期回復が可能である。また、手術後は、OCT(光干渉断層計)による形態検査、眼底と対応させて視野を評価するマイクロペリメトリー(MP-1)による機能検査などを経時的に行って経過を観察し、微細な変化に対応している ★糖尿病網膜症に対しては、最新の国際ガイドラインに準じて内科医との綿密な提携のもと網膜症を管理し、最適時にレーザー・手術加療を行っている。糖尿病黄斑浮腫、増殖糖尿病網膜症、新生血管緑内障は重症例の紹介が数多いが、トップレベルの治療成績を得ている ★加齢黄斑変性に対しては、光干渉断層撮影装置や最新型の蛍光眼底造影装置 (HRA2)を導入し、詳細な病態把握により症例に応じて最適な光線力学療法(PDT)や抗VEGF製剤硝子体注入、テノン嚢下トリアムシノロン注入、またそれらの併用療法を行い、良好な治療成果を得ている ★網膜剥離に関しては、硝子体手術と強膜内陥術を症例に応じて選択し、初回復位率90%以上と難症例にも良好な治癒率を得ている。他院での手術で網膜が復位しない症例、増殖硝子体網膜症、裂孔不明例も数多く紹介されており、そのような症例においても、内視鏡併用手術等によって高い復位率を得ている ★網膜中心静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対する治療として、抗VEGF製剤や組織プラスミノーゲン活性化因子の硝子体注入を行って、良好な視力改善、浮腫軽減が得られている ★緑内障=アメリカ眼科学会および日本眼科学会の定めた最新のガイドラインに準じた緑内障管理を行っている。安全性と眼圧下降の両立を目指した術式として、線維柱帯切開術+内層強膜弁切除+シュレム管内皮網除去等を施行している。難治性の血管新生緑内障に対しては、VEGF製剤硝子体注入併用23・25ゲージ硝子体手術、濾過手術の併用を行っており、新生血管の沈静化と眼圧低下が達成されている ★白内障=白内障手術はほとんどが超音波乳化吸引術による極小切開白内障手術で、非球面眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズなど、最新のレンズを使用し、高い満足度を得ている。緑内障併発症例、極度に進行した症例、他院手術中の合併症併発例など高難度の白内障手術の紹介が多いが、そのような症例においても適切な術式により遜色ない治療成績をあげている。眼内レンズ脱臼、手術中の核落下に対しての手術も多数手掛ける ★その他=眼瞼下垂、霰粒腫、翼状片などの外眼部疾患に対しては、随時外来手術を行っている。 |
医療設備 |
HRA2などの蛍光眼底カメラ、MP-1、光干渉断層計(Cirrus OCT)、ウエーブフロントアナライザー、IOLマスターなど視機能・形態検査装置、光力学療法用など各種レーザー装置、白内障・緑内障・20、23、25ゲージ硝子体手術用の各手術機器、眼内内視鏡装置、ワイドアングルビューイングシステム(Resight)など。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
糖尿病・内分泌内科
分野 |
糖尿病内分泌内科 |
|---|---|
特色 |
糖尿病、甲状腺、下垂体、副甲状腺、副腎、性腺、高脂血症などの内分泌代謝すべての分野の最新かつ高度の診療を実践する一方、骨・心血管などの境界領域へも対象を広げている。臨床研究にも力を入れている。 |
症例数 |
09年度:延べ外来患者数1,8748人、新規外来患者数292人、新規入院患者数347人、平均在院日数18.2日 ★糖尿病治療に関しては、院内に糖尿病教育部会を設置し、看護部・薬剤部・栄養士と協力して患者教育を行っている。糖尿病教育入院は、通常の約2週間のコース以外にもインスリン導入目的の約1週間の短期コースも設定している。糖尿病教室を月2回行い、院外の糖尿病患者にも開放している。3大合併症・大血管合併症の管理・治療に関しては、関連各科(循環器科・腎臓内科・眼科・整形外科・形成外科など)と綿密な協力体制をとっている。特に頸動脈エコーを糖尿病患者を対象に年間約250例行うなど、動脈硬化病変の評価には力を入れており、各種薬剤がもつ早期動脈硬化病変抑制効果を検討し、大血管合併症進展阻止を目指している ★甲状腺疾患のほか、下垂体・副甲状腺・副腎機能異常症など各種内分泌疾患をオールラウンドに診療している。バセドウ病のアイソトープ治療を外来や一般病室での短期入院で行い、甲状腺癌に対するアイソトープ治療は専用治療室での5日間入院にて行っている。甲状腺や副腎の偶発腫瘍に対しては各種画像・内分泌検査成績を含め、慎重に治療方針を検討している。DEXA法による骨粗鬆症の早期診断、治療効果の検討を年間約200例行っており、骨粗鬆症に対する併用療法の長期成績について報告している ★病診・病病連携のため医師会との勉強会を行い、軽症例は積極的に近隣の開業医の先生方に紹介し、併診の形などを取ることにより、連携がクリニック・病院・患者様の3者にとって最もよい形になるよう努めている。 |
医療設備 |
MRI、CT、甲状腺・頸動脈エコー、核医学診断装置、骨密度測定装置 (DEXA)。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
血液内科
分野 |
血液内科 |
|---|---|
特色 |
血液疾患全般を担当しているが、入院患者様のほとんどは急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など造血器悪性腫瘍である。患者様に治療方針を相談して了解していただいた後に治療を開始することにしている。十分に治療経過を説明することはもちろんのこと、ご家族とも頻繁にコンタクトをとり、納得していただける治療を心がけている。最近は外来化学療法を行う症例数が増えている。 |
症例数 |
09年の入院患者数は230人であり、内訳は急性白血病30人、悪性リンパ腫101人、多発性骨髄腫28人、骨髄異形成症候群32人、その他であった。常時25~30人の患者様を受け入れている ★急性自血病に対しては主にJALSG(日本成人白血病研究グループ)のプロトコールに従って治療を行い、CAG療法などを選択することもある。完全寛解率は約75%であるが、近年は高齢者の骨髄異形成症候群からの転化例が多くなり寛解率も低下する傾向がある ★悪性リンパ腫には放射線療法を併用することもあるが、主として化学療法を行っている。中心はR-CHOP療法であり、多くの方が外来で治療を受けている。本療法に抵抗性の症例ではCHASE療法を行って幹細胞を動員し、末梢血幹細胞移植併用超大量化学療法を受ける方が多い ★多発性骨髄腫では、外来でMP療法を施行することが多いが、最近はベルケードを使用することが増えたきた。一部サリドマイドを使用する方や末梢血幹細胞移植を受けられる方もいる ★09年外来患者数は7,187人。 |
医療設備 |
無菌室2室を含む血液疾患用病室25床、クリーンベッド5台保有。MRI、CTをはじめ、末梢血幹細胞採取装置、細胞処理装置完備。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています
治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など
インフォメーション
兵庫県立尼崎総合医療センターを見ている方は、他にこんな病院を見ています
兵庫県立尼崎総合医療センターの近くにある病院
おすすめの記事
- 医療機関の情報について
-
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
診療科目:産婦人科
2018年12月05日投稿
主治医、担当医の先生も、とても優しく思いやりがありました。 患者さん目線でお話を聞いてもらえて、安心し信頼し手術に挑めました。 看護師さんもみなさんとてもフレンドリーで…続きをみる