専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

福岡赤十字病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

肝臓内科

分野

消化器・一般内科

特色

九州の玄関口として、また九州の中心都市として発展してきた国際都市である福岡市の南区に位置して、地域の基幹総合病院の一つとして貢献している。赤十字病院としての重要な役割である各種検診をはじめ、病病連携、病診連携による地域医療も強力に推進している。北部九州は、肝炎ウイルスの感染率が全国でも最も高い地域であり、当科は、慢性肝炎、肝硬変、肝癌の早期診断、治療を専門に行う特殊内科である。当然、各種急性肝炎、自己免疫性肝炎、アルコール性肝障害等も診ている。また、外科、放射線科と協力した肝切除や、血管造影下の治療等も多数行っている。

症例数

病床数は(消化管と同じフロアで)57床あり、入院患者数は年間約750人。肝生検は年間約150件

★C型・B型慢性肝炎に対するインターフェロン療法は年間約100例

★肝癌に対するラジオ波焼灼療法(PMCT/RF)は年間約120例。放射線科との共同で、肝動脈動注療法(TAI)年間約40例、肝動脈塞栓術(TAE)年間約60例、肝切除(外科へ依頼)年間約10例、リザーバー留置による局所および全身化学療法を年間約15例行っている

★食道胃静脈瘤に対する食道静脈瘤結紮術(EVL)は年間約60例、食道静脈瘤硬化療法(EIS)は年間約40例。最新鋭フルデジタル超音波断層装置による造影超音波検査を、肝癌の治療前後の診断および評価に利用し、治療成績の飛躍的向上の源になっている。なお当科スタッフによる腹部超音波検査は、検診症例も含め年間約12,000件。

医療設備

フルデジタル超音波断層装置、ポータブル・コンパクト超音波断層装置、各種電子内視鏡、超音波内視鏡、CT、MRI、DSA、APC、各種腹腔鏡、腹部超音波検診車3台。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

当科は1999年11月に開設され、心臓疾患、大動脈疾患、末梢血管疾患などに対して外科治療を行っている。当院は全国でもトップクラスの腎センターを有しており、その関係上、腎不全を合併した症例が多いことが特色である。多くの症例を経験できることから、術中術後の管理方針も確立し良い手術成績が得られている。日本胸部外科学会認定医制度指定施設、心臓血管外科専門医認定機構基幹施設。

症例数

2008年1月~12月の手術症例数は開心術が85例(虚血性心臓病49例、心臓弁膜症24例、胸部大動脈疾患7例、その他5例)、非開心術が42例(腹部大動脈瘤10例、透析用シャント合併症を含めた末梢血管疾患13例、ペースメーカー15例、その他4例)であった。開心術症例の高齢化・重症化のため病院死亡は5例(5.9%)とやや多かった。開設以来2008年12月までの症例数と治療方針は以下のごとくである

★開心術:虚血性心臓病に対する冠動脈バイパス術は477例であり、このうちの21%、101例が腎不全症例(透析例70例、Cr≧2の非透析例31例)であった。2001年より心拍動下手術を本格的に導入し、現在では本法が基本術式となっている。本法を施行した378例ではバイパス開在率は98.5%、死亡率は0.8%と極めて良好な結果である。最近は心筋梗塞に合併した障害に対して、中隔穿孔閉鎖術、左室形成術、僧帽弁形成術等が増加している(総数16例)。心臓弁膜症は151例で、高齢者手術(最高齢87歳)や弁形成術も積極的に行っている。胸部大動脈疾患は26例、心房中隔欠損症・心臓腫瘍等が33例であった。開心術総数703例で手術死亡率は3.8%であった

★非開心術:腹部大動脈瘤は97例で、緊急例以外は術前に心臓カテーテル検査を行い冠動脈病変の有無を検討して安全な手術を心がけている。予定手術例の手術死亡率は1.1%であった。その他、ペースメーカー手術が202例、透析用シャント合併症(シャント部瘤形成、人工血管感染等)を含めた末梢血管疾患に対する手術は132例であった。

医療設備

人工心肺装置、自己血回収システム、IABP、PCPS、経食道心エコーによる術中モニター、CT、DSA、MRI。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

第2内科(糖尿病・内分泌内科)

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病の診療では患者教育が最も重要である。当院では1970年(昭和45年)以来、患者教育のための入院糖尿病教室を実施している。糖尿病教室は10日間(20回/年)と4日間(5回/年)のコースがあり、糖尿病の病態生理から合併症、治療法までの内容を医師(内科、眼科)、栄養士、看護師、歯科衛生士、検査技師、薬剤師がそれぞれ専門分野を担当して、専用の糖尿病教室で講義するほか、病棟でのグループディスカッションや個人指導に力を入れている。糖尿病療養指導士も多数参加している。多数の糖尿病患者に対するため病診連携を進めており、診療所の先生と逆紹介した糖尿病患者さんの情報交換会を定期的に主催し、地域の糖尿病診療の向上を目指している。糖尿病合併の妊娠、分娩例、とくにインスリン依存糖尿病の妊娠、分娩例が多い。内分泌疾患は甲状腺を中心に、診断から治療まで専門的に対応している。日本糖尿病学会の糖尿病教育認定施設である。

症例数

ベッド数は約40で、教育入院(年間25回)症例は常時20例を占める。年間入院数約850例のうち教育入院は400例で、全例クリニカルパス(入院時の診療予定表)を使用している。その他は糖尿病合併症(壊疽、腎症、感染症など)と内分泌疾患の入院が占める。糖尿病重症合併症の治療は他科(眼科、腎臓内科、循環器内科、皮膚科、血管外科、形成外科、整形外科、外科)との連携で対応している。糖尿病の平均在院日数は約12日である。糖尿病は長期にわたって治療管理が必要な慢性疾患であり、糖尿病の合併症を予防することだけを目標にするのではなく、患者の健康状態全般に配慮した診療が必要で、そのため定期的に心臓や消化管の検査を行っており、無痛性心筋虚血や膵臓癌の早期発見、早期治療に効果をあげている。最近は、糖尿病足病変の予防(フットケアー外来とフットウエアー)と治療(他科とのチーム医療)に力を注いでいる。定期的に通院中の糖尿病患者は約2,000人。そのうち1型糖尿病は約1割である。

医療設備

CT、MRI、シンチグラフィ、超音波検査装置など。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

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