専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

井上病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

当院は75年開院以来、一貫して腎臓病一筋の医療を行っている。透析医療では血液透析のみならず腹膜透析(CAPD)も行っており、それぞれの専門のスタッフによるトータルケアが、患者個々の生活スタイルに合わせた透析医療を可能にしている。透析だけでなく、保存期腎不全・急性腎不全の治療、腎移植後のフォローに取り組み、健康診断での検尿有所見者のフォロー、慢性腎炎の組織診断までも専門医が対応している。長期透析に伴う合併症の治療に対しても、内科・外科・泌尿器科・整形外科・眼科・放射線科・リハビリテーション科の専門医、コメディカルスタッフが診療科の枠にとらわれず連携し、患者のニーズに合ったチーム医療を提供している。高齢者の透析患者も多く、在宅・通院支援のための訪問看護ステーション・ケアプランセンターの充実や、透析施設と隣接する介護老人保健施設の設置など、介護支援も積極的に行っている。現在、透析導入原疾患の約50%が糖尿病であり、糖尿病に対しても専門医による外来診察を行っている。また、定期的に糖尿病教室・腎臓病教室を開催し、患者さんへの教育と啓蒙活動も行っている。

症例数

現在の透析患者は約900人(うちCAPD患者は約80人)で、過去5年の年間平均導入数は血液透析が約60人、CAPDが約10人であった。透析導入患者は延べ2,700人を超えた。死亡数は、過去10年間で663人、うち心血管障害が96人(心筋梗塞26人)、脳血管障害が38人(脳出血18人、脳梗塞16人)である

★透析歴10年以上の患者は約361人で、最長透析歴は37年である。09年の透析導入原疾患は、糖尿病性腎症は46%で慢性腎炎が9%であった。平均導入年齢は67.4歳と長期透析の患者増加とともに透析患者の高齢化がみられる

★腎移植外来(移植前相談と移植後フォロー)の患者数は現在約360人で、年間約30人の腎臓移植者を受け入れている。当院の透析患者も延べ107人が腎移植を受けている

★透析患者の高齢化・糖尿病性腎症の増加の中で良好な維持透析を継続するには、透析現場でのシャントメンテナンスが必要不可欠であると考え、透析室スタッフがシャントトラブル予防のための啓蒙・教育、トラブルの発見・フォローまで主体となって行っている

★シャントの超音波検査件数は年々増加し、09年は962件となった。脱血不良だけでなくシャント音や静脈圧に異常がみられた場合には、すみやかに超音波検査でシャント血管の狭窄や血流を評価し、必要に応じてカテーテルによる血管形成術(PTA)を行っている

★シャントPTAの件数も年々増加し、09年は784件を手がけている

★シャント手術の適応判断は血管アクセス科が担当、09年は新造設と再建を併せて253件のシャント手術を行っている

★骨・関節合併症の09年の手術数は、透析脊椎症(頸椎・腰椎)は33例あり、固定術を積極的に行っている。アミロイド関節症(肩・股・膝)は14例あり、関節鏡視下手術・人工関節手術を行っている。手の外科(手根管症候群・手根管症候群再発・バネ指・腱断裂)は48例である。また、骨折・フットケアにも対応している

★透析患者に高頻度に合併する腎癌に対しては、腹腔鏡下腎摘除術を行っている。過去5年間で腎癌と診断し、鏡視下腎摘除術を施行した症例は34例で、翌日より食事・歩行が可能であった。内科的治療に抵抗する腎性上皮小体機能亢進症に対しても、上皮小体全摘出術を年間平均20例施行している

★糖尿病網膜症に対しては、光凝固術を年間約80例行い、緑内障に対しては、薬物治療が中心であるがレーザー治療も行っている。白内障に対しては、年間約50例の手術を行っている。硝子体出血や増殖性硝子体網膜症には硝子体手術を行い、症例によっては眼内光凝固術も行う。

医療設備

MRI、マルチスライスCT、マンモグラフィ、X線TV装置、血管造影撮影装置、超音波診断装置、上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡、レーザー光凝固装置、自動生化学分析装置。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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