専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

大阪府済生会吹田病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

呼吸器外科、放射線科との緊密な連携のもと、呼吸器疾患全般にわたる診療を行っている。特に手術可能な肺癌症例についてはできる限り早く診断・検査を進めるように努力している。近隣の医療機関との連携を重視しており、胸部症例検討会(毎週木曜5時、8B病棟にて)に他院の先生方がX線フイルムを持ち寄られることもしばしばである。

症例数

呼吸器内科の病床数は52床で、入院患者は肺癌、肺炎・胸膜炎などの感染症、びまん性肺疾患、閉塞性肺疾患などが多い

気管支鏡検査・治療=年間250~300例で生検、擦過診のほか気管支肺胞洗浄や経気管支吸引生検(細胞診)なども積極的に行っており、気道狭窄に対してはレーザー、ヒートプローブ、高周波スネア、エタノール局注などを行っている。気管支鏡検査、透視下経皮肺生検、局所麻酔下胸腔鏡は木曜日午後(一部水曜日午前)が検査日であるが、緊急の症例には適宜対応する。生検および内視鏡的治療は1泊入院が原則であるが、原因不明の咳嗽(せき)や血痰などのスクリーニング検査は外来で行っている

肺機能検査=肺活量・1秒量やフローボリューム曲線は即日検査可能、残気量を含む肺気量分画や拡散能などの精密肺機能は予約検査としている

肺腫瘍=肺癌が多くを占める。診断にあたっては胸部X線、CT、気管支鏡(症例によっては透視下あるいはCTガイド下経皮肺生検)がルーチンであるが、胸腔鏡検査(呼吸器外科)が必要となる場合もある。組織学的診断がついた症例は早急に遠隔転移の検索を行って臨床病期を決定し、適応のある場合は2週間以内に手術できるよう努力している。年間の肺癌手術は約50~60例であり、抗癌化学療法や放射線療法も積極的に行う。呼吸器外科・放射線科との症例検討会で討議の上、治療方針を決定している

びまん性肺疾患=肺線維症のほか、特発性器質化肺炎や好酸球性肺炎、薬剤性肺臓炎、過敏性肺臓炎、膠原病の肺病変、塵肺症、サルコイドーシスなど多岐にわたり、胸部ヘリカルCT、気管支肺胞洗浄、経気管支肺生検で診断することが多いが、確定診断および治療方針の決定のため胸腔鏡下生検を要する症例もある

慢性閉塞性肺疾患=肺気腫が主体であり、治療としては薬物療法のほか、理学診療科との連携による呼吸リハビリテーション、栄養障害を合併する症例には栄養療法を行う。呼吸不全に陥った症例は在宅酸素療法の適応となるが、導入時には原則として短期入院で酸素の至適流量を決定すると共に可能な症例では呼吸リハビリを開始する

気管支喘息=ガイドラインに基づき、ステロイド吸入療法などを中心に治療する。聴診上連続性ラ音を呈する気道狭窄症例は、時に気管支喘息との鑑別が困難であるため、できる限り初診時に気道拡張薬の吸入によって可逆性を評価するようにしている

自然気胸=安静のみで改善する軽度の気胸もあるが、脱気や胸腔ドレーン留置が必要な場合には、まず内科でこれらの処置を行う。持続吸引で改善しない症例や再発気胸に対しては、呼吸器外科で胸腔鏡下手術が行われ、良好な成績を得ている

感染症=市中肺炎については基本的に呼吸器学会のガイドラインに沿って治療している。原因菌不明の難治性肺炎では気管支鏡下採痰や気管支肺胞洗浄を必要とすることがある。結核・非定型抗酸菌症や肺真菌症などで他疾患との鑑別が問題となる症例では、経気管支肺生検や擦過診を行う

気道系の疾患=気管支拡張症に代表されるが、喀痰の多い症例では、びまん性汎細気管支炎と同様にマクロライドの少量長期投与を試みる。また、血痰・喀血に対する対処が主となる症例では、気管支鏡的止血処置のほか放射線科において気管支動脈塞栓術を行っている。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、換気・血流・ガリウム・骨などの核医学検査、放射線治療(リニアック)、KTP・YAGレーザー、精密肺機能検査、各種気管支鏡(電子スコープ)、局所麻酔下胸腔鏡など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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