順天堂大学医学部附属練馬病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

順天堂大学医学部附属練馬病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科

分野

整形外科

特色

順天堂大学第6番目の附属病院として05年に開院。救急医療、小児科医療、災害時医療に重点をおく。大学病院として専門性の高い医療を行う一方で研究、教育にも力を入れ、さらには周辺住民の期待に応えるべく地域の基幹病院としての役割も担っている。整形外科疾患の全般に対応しているが、特に股関節外科や膝関節外科、肩関節外科、スポーツ障害に専門性がある。人工股関節手術にはコンピューターナビゲーションシステムを導入している。人工関節手術や骨盤骨切り術では自己血輸血と術中回収血により同種血輸血を回避しており、術後の深部静脈血栓症や肺梗塞予防のために厳密な検査・治療プロトコールを作成し対応している。またスポーツでの国内大会、国際大会の帯同・派遣やトップリーグのバスケットボールやサッカー、ラグビーのチームドクターを行っており、スポーツ障害の治療にも力を入れている。

症例数

10年の手術件数は805件であった。主な手術件数は、人工股関節全置換術126件、人工膝関節全置換術38件、寛骨臼回転骨切り術11件、前十字靭帯再建術61件であった

股関節外科=変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死症、先天性股関節脱臼などの疾患の診療にあたっている。関節変形の著しい関節リウマチや末期股関節症に対しては人工股関節全置換術を行っている。難症例に対してもコンピューターナビゲーションを用い正確な人工関節の設置が可能になっている。また通常は人工関節手術を行うような股関節症や大腿骨頭壊死症に対して、適応を十分に吟味し寛骨臼回転骨切り術や大腿骨骨切り術を行い、長期経過においても良好な成績を収めている。これは比較的若年者に対して人工関節手術を回避する方法として当科の特色ある治療法である。難治性の先天性股関節脱臼に対する観血的整復術や骨切り術なども行っている

膝関節外科=変形性膝関節症、関節リウマチに対して人工膝関節全置換術を行い、良好な成績を収めている。変形性膝関節症では活動性の高い患者には高位脛骨骨切り術を行う。高齢者で合併症のために侵襲の大きい手術ができない症例に、関節鏡視下内側解離術を行っている。運動療法で痛みが軽減し手術を回避できることも多く、外来で積極的に指導を行っている。反復性や習慣性膝蓋骨脱臼に対しては、小児には軟部組織手術、成人には脛骨粗面移動術を主に行っている

スポーツ障害=前十字靭帯損傷、半月板損傷に対する鏡視下手術が最も多い手術である。前十字靭帯再建術は、主に半腱様筋を用いる方法で非常に安定した術後成績を得ている。術後に膝装具は用いておらず、スポーツ復帰は6カ月としている。膝離断性骨軟骨炎に対しては生体吸収性のピンによる固定法を行い、良好に骨癒合が得られている。難治性疲労骨折である第5中足骨のジョーンズ骨折に対しては、早期のスポーツ復帰を目指し髄内釘による手術を積極的に行っている

肩関節外科=肩関節周囲炎に対しては原則として保存的治療を行う。反復性肩関節脱臼に対しては主に関節鏡視下バンカート修復術を行い、腱板損傷に対しても鏡視下での修復によって良好な成績が得られている

リウマチ関節外科=近年の目覚ましい薬物療法の進歩に専門医が対応し、保存的治療にも力を入れているが、著しい関節変形に対しては手術治療を行いQOL(生活の質)の向上が得られている

骨折=当院では救急医療が重点項目になっているため骨折などの外傷は多く、10年の骨折手術件数は166件であった。高齢化社会を迎え大腿骨頸部骨折が増加しており57件であった。

医療設備

MRI、CT、RI、骨塩定量、PET、リニアック、無菌手術室、コンピューターナビゲーションシステム、電子カルテ。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

眼科

分野

眼科

特色

順天堂大学の附属病院として、05年7月に開院。東京城北地域の中核医療施設としての設備と機能を有し、新生児から高齢者まで幅広い年代の、すべての眼科疾患に対応できる。

症例数

10年度の外来延べ患者総数は23,768人、初診患者数は2,902人であった

★10年度総手術件数は1,332件。内訳は白内障898件、硝子体90件、網膜剥離54件、斜視32件、緑内障18件、その他240件

★白内障手術は、ほとんどが超音波乳化吸引術による小切開白内障手術であり、ほぼ全例に眼内レンズが挿入されている。原則として入院治療で行っている

★糖尿病網膜症や黄斑変性などの眼底病変は、フルオレセインやICG蛍光眼底カメラを用いた眼底造影、OCT(光干渉断層計)などを用いて治療方針を決定している

★網膜剥離は症例に応じバックリング、硝子体手術を選択している。特に緊急性のある症例に対しては入院の上、迅速に手術を行える体制を整えている

★緑内障は、その病型や進行度に応じて各種薬物治療、レーザー治療、手術治療を選択し対応している

★外眼手術(眼瞼下垂、内反など)は、主に外来手術で行っている。

医療設備

角膜内皮測定装置、角膜形状解析装置、各種自動視野計、蛍光眼底カメラ、ICG眼底カメラ、前眼部、後眼部超音波解析装置、OCT、マルチカラーレーザー凝固装置、ヤグレーザー凝固装置などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

皮膚・アレルギー科

分野

皮膚科

特色

地域の基幹病院として、皮膚疾患全般を対象に診療を行っている。具体的にはアトピー性皮膚炎、じんま疹、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、帯状疱疹、白癬、円形脱毛症、皮膚腫瘍、水疱症、真菌症(たとえば治りにくい水虫、爪の変形を伴う爪白癬、頭部白癬、再発性のカンジダ症、ペットや家畜から感染する真菌症スポロトリコーシス、最近柔道選手らの間で流行しているトリコフィトン・トンズランス感染)などの診断と治療を行っている。

症例数

外来患者数は年間延べ26,100人、手術数は年間約600件、入院数は年間約300人

外来診療=午前は3診察室、午後は1診察室で診察を行っている。担当医制なので、毎回診察医師が変わることはない。難治症例に対してはカンファレンスにて医員全員で治療法の検討をしている。小手術室を併設しており、外来での日帰り手術も行っている

入院診療=帯状疱疹、蜂窩織炎、中毒疹、重症じんま疹などの急性疾患の治療をはじめ、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などを対象にした光線治療、手術入院、検査入院を扱っている。毎週火曜に教授回診、カンファレンス、抄読会を行っている

扱っている主な検査・治療手技=真菌検査・スクラッチテスト・パッチテスト・金属パッチテスト・光線テスト・皮膚生検・光線治療・手術(植皮術含む)・液体窒素療法・デルマトスコープ・SADB療法など、ほとんどの皮膚科特殊検査・治療を行っている。

医療設備

MRI、CT、全身および手足ナローバンドUVB紫外線照射装置、炭酸ガスレーザー、ニキビ治療用のアイ・クリアー光線治療器など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

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