難病の潰瘍性大腸炎で、もちろん治療のため、そして難病医療券の申請のため年に一度、大腸の内視鏡検査を受けています。
例年、世田谷区の保健センターで受けていましたが、今年は日程が折り合わず、はじめて関東中央病院で受けました。

まず、大腸内視ですが、はじめて受ける人は、あれこれ心配でしょう。
けれども(どこで受けても)多くの場合、苦痛などもありません。
ただ、面倒なのが、受診前の食事制限などです。
腸内に食べたものの残滓が残らないようにする必要があって、前日ごろから、食べられるものが制限されます。
面倒な人には、検査用の食事キットがあるのですが、少々割高です。
これを勧められて、断れなかったりしたらいやだなと思っていましたが、関東中央病院の場合は「欲しい人は売店で買って」という程度でした。
また、どちらも検査自体は日帰りですみますが、保健センターでは事前(概ね1週間前。曜日、時間がきめられていて、あまり選択の余地はありません)の説明会にけっこう時間がとられるのに対して、関東中央病院では看護婦さんからの簡単な事前説明があって、薬を渡されるだけで、このあたりはスマートでよいと思いました。

他方、保健センターで内視を受ける場合、保健センターにゆくのは検査直前の午後1時でよく、出かけるまでのあいだ(午前中ずっと)、家のトイレで、だれに気遣う心配もなく、心置きなく?出すものを出せますますが、関東中央病院の場合には朝からいっていなくてはなりません。

受付をすませると、(保健センターでは事前の説明会に渡され、当日の朝から自宅で服用する)下剤を、その場で渡され、病院でこれを飲み、トイレに駆け込むということになります。
服用場所は内科の待合室で、とくにそれと区切られもしていません(衆人環視というほどではありませんが、少し、まわりの目は気になります)し、トイレももちろん、専用のものではありません。
それどころか、いちばん近いトイレは内科に限らず、病院全体の受付、会計等の待合室に隣接しているもので、非常に利用者が多い、便意を催して、慌てて駆け込んでも空いていないことがあって、少々困ります。
その結果、トイレを院内くまなく探しまわることになりますが、なぜか洋式トイレはほとんどなく、これには少々閉口しました。

昼過ぎには腸内も空っぽ、いよいよ検査となって、2階の検査室に向かいますが、このときの検査順は朝の受付の順だそうです。
1時間半ほど待って(保健センターでも待たされるときは、そのぐらいかかると思います。待たざるをえないのはしかたのないことでしょう)、検査の控室に通されます。ここにはベッドがあって、のんびり、うとうとしながら順番を待てます。検査終了後も、検査前にいたベッドに戻って、腸内の空気が抜けてすっきりしたり、麻酔が覚めるまで、のんびりできます。
このあたりは、リクライニングシートだけの保健センターよりはいいかもしれません。

以上、保健センターとの比較、そのそれぞれ優れている点、改善して欲しい点を際立たせるというかたちで記してきましたが、全体としてどちらのほうが優れているというのではありません。
個人的には、どちらでもいい、どちらでも大丈夫と思うばかりで、次回の検査のときの選択肢が増えた、そんなふうに積極的に思っています。

2008年10月22日投稿

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