[身近な病気を知ろう ~QLife調査~] 2012/06/01[金]

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 患者さんが積極的に病気や治療法の情報を収集し、“どの病院に行くか”はもちろん、“どんな治療法を選択するか”“どんなお薬を選択するか”といった“治療”の部分にも意識が大きく高まっています。そこで今回、高血圧、糖尿病、心疾患(高血圧は除く)、脂質異常症、脳血管疾患(脳卒中)、リウマチ、気分(感情)障害・うつ病など、多くの患者さんが存在し、そして多くの治療選択肢がある病気の患者さんに、製薬会社や処方薬に関するイメージを調査。1548人から回答を得ました。その結果概要をお伝えします。

最も良いイメージのある製薬会社は?

最も多い回答だったのはツムラで、「良いイメージのある製薬会社がある」と回答した患者さんの27.6%から選ばれました。次いで武田薬品(25.6%)、大塚製薬(10.5%)、塩野義製薬(6.4%)、エーザイ(5.4%)、第一三共(4.8%)の順となりました。上位に挙がった企業は、いずれも生活者に記憶されやすい代名詞や強い製品名を持っていたり(「漢方薬の」、「日本最大の」、「ヒューマンヘルスケアの」など)、過去の蓄積も含めTVCM量が比較的多いところである。“良いイメージ”の土台が、まずは“認知度”で成り立っていることが分かる。

医師から処方された薬のメーカー名を知っていますか?

服用している処方薬のメーカー名を、患者さんの半数近くが一つは知っていることが分かりました。また、「概ね全て知っている」と回答した患者さんは約1割でした。

この3年間に、医師に対して薬剤名を挙げて、「この薬が欲しい」と希望を伝えたことがありますか?

約4人に1人の患者さんが、この3年間に医師に対して具体的な薬剤名での処方リクエストをしていました。

調剤薬局において、ジェネリック医薬品への変更を求めたことがありますか?

36.0%の患者さんが調剤薬局において、自らジェネリック医薬品への変更を求めたことがあることが分かりました。

薬を受け取る前後で「充実化が望まれる情報提供」は何ですか?

「薬の副作用」「服用上の注意」が「薬の効能・効果」よりも充実化が必要としており、患者さんはリスク面の情報が不足していると考えています。特に、「副作用」情報を充実して欲しいという患者さんは7割にのぼりました。

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