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[感染症] 2020/12/25[金]

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【この記事のポイント】

  • 国立感染症研究所がとりまとめた「飲み会」における集団感染事例を紹介
  • 発症者の対面に座った人は感染し、距離が離れていた人は感染していなかった事例あり
  • リスクが高まる「5つの場面」、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫とは

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐべく、さまざまなシーンで感染予防対策が強化されています。「飲み会」での対策も強く求められるようになってきました。

 国立感染症研究所は、「飲み会」での新型コロナの感染事例を調査し、いくつかの例を公表しています。そこから、どんなことに気を付ける必要があるかを確認してみましょう。

事例A:7人中4人が感染、対角線上の人は感染せず

 店内のテーブル席で、7人が約3時間宴会を行い、発症者に近い4人が感染。対角線上に距離が離れた座席の人は感染しなかったという事例があります。
■状況
・フロア中央部辺りの席で周囲に壁はない
・対面距離は1m程度、横との距離は肩が触れ合う程度(隣との距離は不明)
・陰性だった2人のうち1人は30分だけ在席
・発症者は咳込でいた
・従業員の感染者はいない

事例B:複数グループの参加者15人程度のうち半数が陽性

 店内のテーブル席で、複数のグループ(一部知り合い)15人程度が1~5時間利用し、半数が陽性となった事例です。
■状況
・少なくとも1人が発症前の状態で参加し、他のテーブルを回って飲んでいた
・換気のため入口を定期的に開放し、扇風機を使用
・テーブルの両サイドに高さ30㎝程度のアクリル板
・従業員はマスクを着用。接客、配膳下膳、後片付けを行った従業員の感染はみられなかった

 この他の事例では、客から客へだけでなく、客から従業員への感染事例も。「換気不十分」や「頻繁に席を移動」「回し飲み」などが感染を広げた原因として紹介されています。

感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫は?


内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室ウェブサイトより

 新型コロナウイルス感染症対策分科会が提言としてまとめた、「感染リスクが高まる5つの場面」。どこかで1度は見たり聞いたりしたことがあるかもしれません。この提言でも「飲み会」について触れられています。

 飲酒そのものが感染リスクを上げるわけではないですが、飲酒の影響で気分が高揚すると同時に注意力が低下し、大きな声になりやすいといいます。

【会食時に注意したいポイント】
・体調が悪いなら参加しない
・少人数/短時間
・なるべく普段一緒にいる人と
・深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量で
・箸やコップは使い回わさず、一人ひとりで
・座の配置は斜め向かいに
・食べるときだけマスクを外し、会話の時はマスク着用

 政府は上記のように呼びかけています。

 例年とは違う年末年始。実際に人同士が集まる忘新年会などに参加する予定があるなら、感染予防対策を十分にとって参加するようにしましょうね。(QLife編集部)

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