みんなでロコモ予防!「ロコモ チャレンジ!推進協議会」が2つのプログラムを発表

[ニュース・トピックス] 2014年7月28日 [月]

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「ロコモメイトプログラム」「ロコモコールプログラム」で認知度向上&運動機能改善!

(画像はプレスリリースより)

 ロコモティブシンドローム(=ロコモ)の予防を推進する「ロコモ チャレンジ!推進協議会」は7月3日、地方自治体向けのロコモティブシンドローム公式予防プログラム、「ロコモメイトプログラム」「ロコモコールプログラム」を開発し、同日より試験導入先となる自治体の募集を開始したことを発表しました。
 このプログラムは、健康増進法によってロコモに関する健康教育対策が必要になっていること、介護保険法の改正により地方自治体を主体とした介護予防事業の必要性が生じることを背景として、地方自治体向けのロコモ予防プログラムとして開発されたものです。
 プログラムは、ロコモの正しい知識とトレーニング方法の習得を目的とした全年齢層(小学校5年生以上)向けの「ロコモメイトプログラム」と、運動器の機能改善を目的とした介護二次予防対象者や要支援者、運動機能に不安がある人向けの「ロコモコールプログラム」から構成されます。

週1~2回の電話でやる気アップ!

 ロコモメイトプログラムは、ロコモの基礎知識、トレーニング方法に関する講義を行い、参加者全員でロコトレ(片脚立ち、スクワット)を実践します。その後、ロコモ対策について話し合うワークショップを修了すると、ロコモに対する正しい知識を周囲に伝えられる存在として「ロコモメイト」に認証されるプログラムです。
 ロコモコールプログラムは、厚生労働科学研究費補助金研究事業「運動器疾患の評価と要介護予防のための指標開発および効果的介入方法に関する調査研究(平成23年度から25年度)」の研究結果を基に作成されたプログラムです。この研究では、約3か月半継続的にロコトレを行うことによって、運動機能が有意に改善すること、週1~2回の運動チェックによりロコトレの継続率が高まることが証明されています。ロコモコールプログラムでは、運動を継続ができているかどうかの確認、励ましの電話を参加者に掛けてくれます。
 現在は、試験導入の段階ですが、今回の取り組みが成功し、今後、皆さんがお住まいの自治体でもロコモメイトプログラムやロコモコールプログラムが開催されるようになるといいですね。(QLife痛み編集部)

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