専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO札幌北辰病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

札幌市の中心部(中央区北1条西4丁目)の基幹病院であった「北海道健康保険北辰病院」を前身とし、90年に札幌副都心である新札幌地区の基幹病院として、名称も「札幌社会保険総合病院」と改められ、現在に至る。新病院は札幌副都心の交通の拠点に位置し、新札幌地区のみならず、江別市や北広島市などの近隣の市町村を医療圏とし、地域支援病院の承認を受けて、医療活動を行っている。04年11月には「抗がん剤感受性試験」が高度先進医療として、全国で9番目(大学病院以外では初めて)の施設として厚生労働大臣より承認されて特定承認保険医療機関となっており、外科切除のみならず、抗がん剤治療にも力を入れている。

症例数

手術数は年間460~550例を推移しており、全身麻酔手術数は年間420~500例で推移している

肝・胆・膵=北海道大学第1外科との人事交流を行っており、高度な治療技術を要する肝切除などを安全に行っている。肝臓がんでは定型的切除のみならず、2期的肝切除や門脈塞栓術併用の肝切除を行い、切除率が向上している。原発性肝がんおよび転移性肝がんに対する肝切除数は年間20例前後、膵がんと胆道がんの手術数は合わせて年間15例前後である。胆道がん特に肝門部胆管がんに対しての切除では、治癒切除率の向上のために術前門脈塞栓術を行ったのちに拡大肝切除を施行している。これにより、術後肝不全を来すことなく安全な手術が可能となり、さらには早期の退院とそれに続く外来での補助化学療法をスムーズに開始することが可能となっている

胃がん=年間胃切除数は30~50例で、最近は腹腔鏡下胃切除および腹腔鏡下胃全摘術が増加してきており、25%程度を腹腔鏡下手術で行っている

大腸がん=年間手術数は70例前後で、そのうちの1/3が腹腔鏡下手術である。肝転移を伴っているなど進行がんを扱うことも多く、肝切除を同時に行うなどにより、治癒切除を目指して手術を行っている。胃がん・大腸がんともに、進行例には切除検体を用いて「抗がん剤感受性試験」を行い、術後の抗がん剤治療の薬剤選択の一助としている。特に、大腸がんに対しては最新の抗がん剤治療を取り入れ、肝転移や肺転移を伴う症例に対しても可能な限り切除を目指した後、抗がん剤治療で再発の低減や予後の改善を目指している。再発に対しても、外来での細かな経過観察によって早期の発見を心がけており、大腸がん肝転移例の肝切除後の再発に対しても、再肝切除を行う例が増えている。2度目あるいは3度目以降の肝切除に対しても安全に行い、予後の改善が見られている。最近5年間で9例の再肝切除を行っており、最も多く切除を行った症例では合計4回の肝切除を行い、治癒切除に至っている

乳がん=年間手術数は30例前後で、乳房温存術+センチネルリンパ節生検の低侵襲治療から、遠隔転移を伴う進行乳がんに対する治療まで手がけている。これらの化学療法の際には「抗がん剤感受性試験」を積極的に応用している

甲状腺・副甲状腺=年間30例前後の手術を行っており、そのうち、甲状腺がんに対する手術数は10例前後である

その他の手術=肺切除10例、胆石70例、小腸関連20例、ヘルニア90例などを行っている

腹腔鏡下・胸腔鏡下手術=鏡視下で施行可能な手術に対しては積極的に内視鏡手術を行っており、肺・胃・大腸・胆嚢・脾臓・膵臓などの切除において、これによる低侵襲手術が増加している。

医療設備

電子カルテ、デジタル画像システム、MDCT、MRI、ハイビジョン腹腔鏡・胸腔鏡システム、電子内視鏡、超音波内視鏡、マンモグラフィ、マンモグラフィ下組織生検。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

腎・透析センター

分野

腎臓内科

特色

たんぱく尿、血尿、腎機能異常の精査。CKD(慢性腎臓病)の診断、治療、教育、腎機能、心血管の保護(循環器専門医と併診)。慢性糸球体腎炎/ネフローゼ症候群/その他の腎炎の精査治療。進行した糖尿病性腎症(糖尿病専門医と併診)の治療、教育。エコー下経皮針腎生検による診断。急性、慢性腎不全の診断、治療。急性血液浄化、内シャント作成、血液透析導入(維持透析は原則として近くの関連施設を紹介している)。保存期腎不全、透析期の合併症の診断、治療。特に指導面(教育入院や勉強会など)に力を入れている。

症例数

専門の腎外来では1,000人以上のCKD患者さんの通院治療を行っている。腎生検、腎炎、ネフローゼの診断と治療、慢性腎不全のコントロールと教育、透析導入、透析合併症の診断、治療を中心に入院患者数は年間300人以上。血液透析は年間1万件以上を施行(月・水・金は2部、火・木・土は1部)。透析導入患者数は年間約80人。内シャント手術件数は年間約100例。他のサテライト透析施設から合併症などの精査や治療目的に年間約100人の患者を受け入れている。血液透析以外にも二重膜ろ過血漿交換療法や白血球吸着療法など各種アフェレーシス治療は年間約100件程度。また、シャントPTA(経皮血管拡張術)やCAPDの維持も行っている。

医療設備

CT、MRI、血管撮影(DSA)、超音波診断、RI、ABI、Xscan他の生理検査。透析ベッドは38床。移動式透析装置、血漿交換装置他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

一般的な泌尿器科疾患の他に、北大泌尿器科の伝統を受け神経因性膀胱、小児泌尿器科などの専門分野の治療を行っている。前立腺検診など積極的に予防医学にも力を入れている。地域医療支援病院として「地域全体の医療のみならず保健・福祉の分野における質の向上と安全の確保」を目指して日々診療を行っている。

症例数

外来患者1日平均80~130人。08年度手術件数371例。主な手術は、根治的腎摘出術6例、腎部分切除術5例、腎尿管全摘出術5例、前立腺全摘出術8例、膀胱全摘出術5例であった

★前立腺がんに対しては、腫瘍マーカー(PSA)にて早期診断を心がけている。治療は、限局がんに対しては基本的に手術を勧めている。放射線照射の希望があれば他医を紹介している。それ以外は内分泌療法を行い、それに抵抗するがんにはドセタキセルの外来投与を行っている

★表在性膀胱がんに対しては内視鏡的手術を行うが、浸潤がんに対しては膀胱全摘と回腸導管を中心に尿路変更を行っている

★比較的小さな腎がんに対しては、可能であれば部分切除を行う。進行がんにはインターフェロンや分子標的薬を使う

★前立腺肥大症は、大きなものでも内視鏡手術のみでほとんど治療可能である

★膀胱結石や尿管結石に対してはヤグレーザーにて内視鏡的に結石を破壊し、合併症もなく良好な成績を収めている。体外衝撃波砕石術が必要な場合は近医を紹介している

★女性の尿失禁に対しては、TVTスリング手術という低侵襲な手術を行っている。

医療設備

MRI、3次元CT、RI、ヤグレーザー、尿力学検査装置、軟性内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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