専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

埼玉医科大学病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科・肝臓内科

分野

消化器・一般内科

特色

肝、胆、膵および消化管疾患の先端的治療を行っている。肝臓病では、国民病とされるB型およびC型肝炎ウイルスによる慢性肝疾患および劇症肝炎の治療に力を入れている。C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法および肝癌、劇症肝炎に対する集学的治療に定評がある。消化管、胆、膵疾患では、内視鏡を駆使した各種検査法および治療法を積極的に導入し、消化器外科との連携の下に最新の治療を行っている。

症例数

年間外来患者数45,231人、入院患者数1,582人(11年度)

★07年に埼玉県の肝疾患診療連携拠点病院に指定され、県全体の難治性の急性・慢性肝疾患症例の治療にあたっている。年間100例以上のC型慢性肝炎、肝硬変患者にインターフェロン療法を施行している。プロテアーゼ阻害剤、リバビリン、ペグインターフェロンの3剤併用療法では、IL28Bなどのヒト遺伝子、ウイルス陰性化時期および薬物投与量を考慮して治療期間を設定する治療法(AG&RGT)を採用し、県下の基幹病院の協力の下にその効果を検証している。また、新薬の治験にも多数参加しており、インターフェロン投与が困難な場合にも様々な治療法で対応している。一方、B型肝炎に関しては、必要に応じて研究室でウイルス遺伝子の全塩基配列を解析し、これに応じて治療法を決定する個別化医療を実践している

★肝癌に対しては、ラジオ波焼灼療法(RFA)を00年から導入しており、現在では早期肝癌を中心に年間約100症例で治療を実施している。中型以上の肝癌では、これら局所療法とともに肝動脈化学塞栓療法および抗癌剤の肝動脈注入療法を併用した集学的治療を実施しており、その症例数は年間350~400症例で、わが国では最多の施設の一つである

★当診療科には日本急性肝不全研究会の事務局が置かれており、わが国における肝不全治療の中心的役割を担っている。基礎実験の成果を基に、劇症肝炎など急性肝不全に対する抗凝固療法や腸内殺菌などの新たな治療法を提唱しており、これらと抗ウイルス療法、血漿交換と血液濾過透析を併用した人工肝補助療法などによる内科的集学的治療を積極的に実施している。持田教授は厚労省「免疫抑制薬、抗悪性腫瘍薬によるB型肝炎ウイルス再活性化の実態解明と対策法の確立」班の班長、「難治性の肝・胆道疾患に関する研究」班の劇症肝炎分科会長を担当している。このため、当診療科には重症急性肝疾患に関わる情報が全国から集積されており、これらを基にわが国における治療体系を確立する任務を遂行するとともに、これに基づいた診療を最先端で実践できる環境にある

★自己免疫性肝炎や原発性胆汁性肝硬変などの難治性肝疾患に対しては、厚生労働省の班会議の成果を導入して、最新の治療を積極的に実施している

★胆、膵疾患では、閉塞性黄疸への積極的処置、重症急性膵炎に対する集学的治療などに定評がある。特に胆道疾患は消化器外科との連携で、内視鏡手技を駆使した診療を実践している

★消化管疾患に関しては、消化管出血の治療に定評がある。年間100例以上の上部消化管出血に対して緊急内視鏡を施行している。食道胃静脈瘤や消化性潰瘍の内視鏡的止血術に積極的に取り組んでおり、医療用アロンアルファの静脈瘤注入療法やアルゴン・プラズマ凝固法(APC)を導入し、良好な成績を得ている。血管造影検査下での止血術も多数実施しており、胃静脈瘤に対するバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)の実施数は150例を超えている。原因不明の消化管出血に対してはダブルバルーン法による小腸内視鏡検査、カプセル内視鏡検査を導入し、上部・下部消化管内視鏡検査と合わせて原因究明を行い、治療を実施している

★潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患に対しては、白血球除去療法、生物学的製剤(抗TNFα抗体)ないしタクロリムスによる免疫抑制療法を積極的に導入している。難治例に対しても病院IRBの認可の基に、当診療科で考案した新規治療法を生物学的製剤と併用する試みを行っており、良好な成績が得られつつある

★消化性潰瘍に対するピロリ菌除菌療法、胃瘻造設、癌性狭窄に対するステント留置等の治療も実施数も多い。また、外来診療では上部・下部消化管の早期癌の診断に定評があり、これを目指した内視鏡検査を多数実施している。

医療設備

超音波、CT、MRI、DSA、消化器内視鏡、超音波内視鏡、ラジオ波。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

消化器一般外科

分野

消化器・一般外科

特色

あらゆる消化器一般外科領域の疾患に対して可能な限り受け入れを行っている。胆石、総胆管結石、炎症性腸疾患、ヘルニア、腹部救急疾患など主に良性疾患を扱っている。

症例数

年間の手術件数は約900例

★胆石症に対する治療法は腹腔鏡下胆嚢摘出術が一般的となっている。急性胆嚢炎などの高度の炎症例や過去に開腹手術歴がある症例でも腹腔鏡下での治療を積極的に導入している。また、総胆管結石合併例では内視鏡的結石除去術と腹腔鏡下手術を組み合わせることによって低侵襲での治療を行っている。通常の胆石症では術後4日で退院となっている。肝胆道系領域における内視鏡治療では慢性膵炎や切除不能胆管癌・膵癌による閉塞性黄疸に対するステント治療を行っている

★腹部救急領域は消化管穿孔、腸閉塞、腸管虚血などあらゆる消化器外科腹部救急領域に対して、24時間体制で受け入れを行い緊急手術に備えている。重症患者を受け入れる集中治療室は全10床。敗血症を伴う大腸穿孔や食道穿孔などの重症で集中治療・管理を要する症例も数多く受け入れ集学的治療を行っている。上部消化管穿孔や急性虫垂炎などにおいては腹腔鏡手術を積極的に取り入れており、術後の創感染率の減少や早期退院を目指している

★鼠径部ヘルニアは年間約200例。鼠径ヘルニアに対する治療法はメッシュを用いた修復術が一般的となっている。手術に使用するメッシュにも様々な種類があるが当院では初発ヘルニアに対してはクーゲルパッチ法による修復を行っている。クーゲルパッチ法はこれまでの手術法と比較してヘルニア門の閉鎖や再発率についてすぐれているとの考えから、当院では原則としてクーゲルパッチによる修復術を行っているが、再発例や手術の既往などによって他の方法での手術となることもある。入院期間は基礎疾患や内服薬によって変わることもあるが通常1泊2日で行っている。そのほかにも腹壁瘢痕ヘルニアなどの治療も行っている

★食道癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌などの悪性疾患については病状、進行度によって内視鏡的治療から腹腔鏡手術、もしくは開腹手術など多岐にわたる治療法がある。最善の治療法を提供できるように消化器内科、総合診療内科をはじめ国際医療センター消化器病センターと密に連携して診療を行っている。

医療設備

腹腔鏡下手術装置、超音波凝固切開装置、アルゴンプラズマ凝固切開装置、超音波内視鏡装置、MRI、CT、エンドカット装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

腎臓疾患を中心に、内分泌、代謝疾患、高血圧症などを幅広く診療している

★腎臓病に関してはtotal nephrology(腎臓病の初期から透析導入後までのすべての期間を、その患者さんに起こる他の疾患、院外での生活環境を含めてすべてを担当する)のポリシーのもとに、蛋白尿・血尿から透析療法の長期管理まですべてのステージに対して最適の医療を提供するほか、腎臓病だけではなく全身、生活習慣を管理する

★そのため経過中に他臓器の合併症が起こった場合でも、他科と併診しながら当科で管理を行う。大病院にありがちな多数診療科の参加による責任者不在の医療は決して行わない

★また外来担当医、病棟担当医のすべてが各学会認定医、専門医などの有資格者である。医師は常に学習するものという理念のもと、新たな認定資格を毎年取得し続けている。http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/index.html

症例数

病床数40床、外来診療単位は、腎臓内科外来:14単位/週、腎臓病センター透析室:9単位/週。外来患者数13,080、入院患者数1,152、腎生検検査115、延べ血液透析患者数459、血液透析新規導入96、延べ腹膜透析患者数240、腹膜透析新規導入36、血漿交換施行症例9、持続血液透析施行症例167、在宅血液透析65

腎臓内科外来部門=腎臓内科一般の外来診療を行っている。鈴木教授を中心に、竹中准教授、井上講師、渡辺講師、高根講師、菊田講師が外来を担当。診療内容として腎臓疾患を中心に、内分泌・代謝疾患、高血圧症などを幅広く診療している。鈴木教授は従来からの専門分野であるこの領域に加え、最近では透析についてもわが国のオピニオンリーダーと目されており、各地で講演を行っている。地域の各医療機関とも密接に連携しており、病院内の統計でも高い紹介率、逆紹介率となっている。実際に当院で精査ののち診療方針を決定し、通院しやすい自宅周囲の医院、病院で検査、投薬を行い、3~6カ月ごとに当院を受診する患者が多い。特に毎月の通院が難しい高齢者や勤務者に非常に好評である

持続腹膜透析(CAPD)外来部門=CAPD患者の外来診療を行っている。年間平均20人以上の患者がCAPDを導入されており、患者数も年々増加した結果、12年3月31日現在85人の患者が通院治療を行っている。最近は在宅血液透析に力を入れており、65人は全国で第一位である。臨床面でも研究面でも国内ではCAPDの中心施設とされている

血液浄化部門(血液浄化部)=腎臓病センター開設以来、現在は100人の外来血液透析患者と約20人の入院患者に対して治療を行っている。12年3月現在、21人の臨床工学技士が従事している。持続透析機械を利用して、通常の血液透析を行うことが困難な全身状態の悪い患者に対しても、24時間管理下で血液浄化を行うことが可能になっている。また県内の透析教育施設として臨床工学技士、看護師の研修の場としても評価が高い

腎疾患集中治療室(RICU)=鈴木教授は着任後、当院での救急重症患者の頻度の高さからクリニカルケアの重要性に注目し、全国に先駆けて97年にRICUを開設した。以後、腎障害を合併した重症患者に対してRICUでの集中管理を行っており、極めて良好な成績をあげている。持続血液浄化療法を用いた全身管理は、状態の極めて不良な患者においても安全に血液浄化を施行することが可能であり、24時間管理体制のもと治療が行われている。開設以来当診療科が最も力を注いでいる一分野である。

医療設備

血液透析装置、持続血液浄化装置、MRI、CTなどは病院共用。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

形成外科・美容外科

分野

形成外科

特色

 対象疾患は先天性および後天性体表変形から広範囲組織欠損の修復、さらに美容外科に至るまで、形成外科領域の全般にわたる。遊離組織移植術による頭頸部の再建は、埼玉医大国際医療センター頭頸部腫瘍科(菅澤正教授)・形成外科(横川秀樹、栗原健、中尾阿沙子各助教)と連携して実績を重ねており、乳房再建症例(乳腺腫瘍科:佐伯俊昭教授、廣川詠子助教)も増加している。難治性潰瘍は次々に新しい治療法を開発し、この分野では我が国をリードする立場にあり、多くの患者を治療している。小児先天性疾患の代表疾患である口唇口蓋裂は歯科(矯正歯科・口腔外科)や言語治療科などと共同治療を行い、形態の修復だけでなく、機能回復も重視した診療を心掛けている。埼玉医大かわごえクリニック(高橋範夫講師)では美容外科を中心とした診療を行っている。

症例数

本院だけに限っても、11年1年間の新患者総数は約2,000人、手術件数は約1,000件であり、入院手術は約500例であった

★小児先天性疾患は口唇口蓋裂をはじめ、多合指症など手足の変形や、小耳症などの耳介変形まで種々の疾患を対象としている。口唇口蓋裂に関しては、歯並び、かみ合わせや言語発達も大変重要な問題であり、明海大学歯学部などと連携し治療にあたっている

★外傷例では、顔面骨骨折や軟部組織損傷例を積極的に治療しており、陳旧例でも顔面骨切り術や骨延長術などにより、良好な結果を得ている

★腫瘍切除後などの広範囲組織欠損、また顔面神経麻痺などに対しても積極的に遊離組織移植術を用い、また他科とのチームアプローチによりQOL(生活の質)の向上につながる再建を行っている

★難治性潰瘍、褥瘡に対しては、手術治療はもちろん、再生医療を導入した新しい低侵襲治療の開発にも力を入れ、国際的に注目を集めている。また地元地域を中心に、広範囲からの紹介患者も多く、地域医療にも貢献している。

医療設備

CT、MRI、3次元CT、手術用顕微鏡、内視鏡、超音波検査。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

小児科・新生児未熟児科

分野

小児医療

特色

★埼玉県川越以西の広汎な地区の1次から3次医療までの小児医療全般を担当し、地域医療と小児先進医療までを担う拠点病院である。他院からの紹介は随時受け入れるが、疾患によっては専門外来へ予約していただき、専門医が適切な対応を行う。入院患者数は、一般外来からよりも、救急外来や関連病院と病診連携からの紹介患者の方が多い。入院患児は小児科・新生児未熟児科の各診療科スタッフが、成育センター2階(産科・新生児)、3階(小児科)病棟で専門領域を生かした総合的な診療を行う

★小児科は内分泌・糖尿病・代謝異常、腎・膠原病、喘息・アレルギー、遺伝、神経の各分野について専門医が診療にあたる。さらに小児外科および産科、形成外科のスタッフと定期的なカンファレンスを通した密接な連携を保ち、出生前、新生児、小児期の多岐の疾患について総合的に対応する

★新生児未熟児センターは埼玉県の新生児救急医療体制に参画し、重症合併妊娠患者を受け入れている産科との有機的な連携により、周産期センター的な新生児医療を展開している。当病院は急性期病床群、特定機能病院、研修指定病院であり、研修医・医学生・看護学生の教育実習が行われる。

症例数

病床数は一般病床42床、新生児ICU 18床、新生児18床。11年度入院患児数は実数で小児科が約1,020人、新生児科が約220人。入院患者の内訳は染色体先天性奇形、栄養代謝疾患、内分泌・代謝疾患、感染免疫疾患、新生児疾患、呼吸器・アレルギー疾患、血液腫瘍疾患、腎泌尿器生殖器疾患、神経・精神疾患

内分泌・代謝=低身長の精査、加療。成長ホルモン分泌不全性低身長症、甲状腺疾患を中心とした内分泌疾患の負荷試験、精査、加療。肥満や高脂血症など小児生活習慣病の評価と管理指導。糖尿病患児の治療と管理指導。尿糖陽性者、集団検尿発見児童の管理の重要性の啓蒙と、合併症の予防を踏まえた指導・治療を行う。毎夏、近隣大学と連携し、糖尿病児童サマースクールを開催している

代謝異常=埼玉県西部地域の新生児マス・スクリーニング検査陽性症例の精査、治療。日本の各センター施設と協力し、ミトコンドリア異常症、脂肪酸代謝異常症など特殊代謝疾患の精査/治療などの高度先進医療を行う。また遺伝性疾患や染色体異常の遺伝相談に専門医が対応する

新生児未熟児=超低出生体重児の管理・新生児呼吸障害管理が主体。院内および近隣産科との密接な連携の下に新生児救急、重症合併妊娠胎児の周産期医療に対応している。小児外科と連携した新生児外科的疾患の管理を行っている

腎・膠原病=慢性腎炎・ネフローゼ症候群・続発性腎炎の組織診断と治療。学校健診や幼児検尿での検尿異常者の精査加療などを担当する。胎児診断の先天性水腎症と尿路感染症の画像診断と治療と管理。全身性エリテマトーデス、若年性関節リウマチなど小児膠原病、血管性紫斑病など血管炎症候群の診断と治療

喘息・アレルギー=小児の気管支喘息や喘息様気管支炎、アトピー性皮膚炎、乳児湿疹の診断と治療、生活指導を担当する。小児気管支喘息の受診児童は重症例も多く、入院治療、人工呼吸器管理も行う。外来でPERや呼吸機能評価を行いながら、抗原検索に基づく生活指導を行う。運動性アナフィラキシー、じんま疹などのアレルギー性疾患の診断や生活指導。毎夏サマースクールを開催し、合宿を通して日常生活管理の指導を行う

神経=小児けいれん性疾患(複雑性熱性けいれん、てんかん)の診断と治療を担当する。神経疾患や発達障害児童の先進機器による画像診断、ABRや脳波による評価および診断と治療。リハビリ科との連携による神経・筋疾患児のリハビリテーションを行っている

遺伝相談=主に新生児マス・スクリーニング検査陽性で精検を必要とする患児や、先天代謝異常症児童・ダウン症など染色体異常児童とその家族に、専門医が遺伝学的側面から助言やカウンセリングを行う

感染症=小児期呼吸器感染症の起炎菌診断と治療を主体とする。Chylamidia pneumoniae肺炎の診断と治療、ツベルクリン反応自然陽転児の診断と治療、管理などを行っている

心理=非常勤の臨床心理士が精神科および小児科医と連携し、小児心身症児童の心理療法を行う。

医療設備

高度先進医療施設として、検査機器や治療機器は様々な先進設備を有している。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

眼科

分野

眼科

特色

網膜血管病、網膜硝子体界面病変、網脈絡膜疾患など眼底疾患(網膜硝子体疾患)すべてが専門。診断には、従来のフルオレセイン蛍光眼底造影に加え、インドシアニングリーン蛍光眼底造影を行い、網脈絡膜疾患の診断と治療に活用している。治療には、埼玉医大眼科の伝統的な専門であるレーザー治療や、糖尿病網膜症や網膜剥離などに対する網膜硝子体手術を精力的に行っている。小児眼科、角膜疾患など、その他の疾患にも専門外来を設け、大学病院としての役割から眼科疾患すべてに対応している。

症例数

年間の初診患者数約4,500人、再診延べ患者数約45,000人、総手術件数1,800人(外来手術除く)。うち白内障手術約1,400例、硝子体手術約720例、網膜剥離手術約220例、緑内障手術約140例などである。地域医療の要求からその半数は白内障・眼内レンズ手術であり、3台の超音波白内障手術装置が常時稼働している。残りの大多数が網膜硝子体手術で、やはり最新の網膜硝子体手術装置が2台フル稼働している

★米谷教授はその留学時代、硝子体手術の黎明期をアメリカでじかに経験しており、現在我が国のトップレベルの硝子体手術を行っている。硝子体手術の対象としては、糖尿病網膜症が最も多く、次いで難治性網膜剥離、および黄斑円孔などの網膜硝子体界面病変が目立つ。また、適応のある疾患すべてを手術で対応するわけではなく、例えば初期の黄斑円孔には硝子体内ガス注入などの工夫をして、できる限り侵襲を抑える、いわゆる目に優しい治療を心掛けている

★このような網膜硝子体手術の背景には、網脈絡膜の詳細な観察に基づく正確な診断技術が必須である。各患者の病状把握のため、フルオレセイン蛍光眼底造影を年間1,400件、インドシアニングリーン蛍光眼底造影を550件実施している。また、走査レーザー検眼鏡(SLO)、網膜断層撮影装置(光干渉断層計:OCT)、神経線維解析装置、多局所網膜電図(VERIS)、眼底血流速度計測装置などの最新の診断機器が充実している。この膨大なデータをもとに、各種眼底疾患の解析を行い、臨床上の読影・解釈に役立てている

★眼底疾患の治療のもう一つの大きな柱は、レーザー治療である。ほとんどすべての眼底疾患はその適応となるが、埼玉医大眼科はレーザーの眼科臨床への導入期から伝統的に専門としており、すでに20年以上の歴史をもつ。現在各種レーザー装置が11台稼働しており、年間のレーザー治療件数は2,000件である。また、近年加齢黄斑変性に対するレーザー治療(光線力学療法)に関しても、研究段階から着目し、その業績は国際的に高い評価を受けている。また、近未来の治療として、アメリカで既に始まっている遺伝子治療の共同研究や、遺伝子診断によるテーラーメイド医療の準備も万全で、一部は既に始められている

★診療を実践する場である病棟の改装が09年に完了し、より良い居住空間での診療サービスの提供が可能となっている。外来では、11診での同時診察進行が可能で、再診予約制の導入と併せ、診療の効率向上を目指している。また、診療にあたる医師は、高度な専門疾患だけでなく、結膜炎から眼鏡調整等であっても、患者さんに満足のしていただける診療を心掛けている

★08年からは眼科専用電子カルテが導入され、病院全体としてより開かれた医療に取り組んでいる。

医療設備

フルオレセインおよびインドシアニングリーン造影装置、各種レーザー装置、SLO、OCT、VERIS、硝子体手術装置、白内障手術装置など検査、治療に必要な最新の機器が揃っている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

当院は埼玉県北西部における中核病院にて、地域のあらゆる需要に応えている。悪性腫瘍の診療は本学国際医療センター頭頸部腫瘍科、めまい症例については神経耳科と緊密な連携をとっているが、他のすべての耳鼻咽喉科疾患に対して、専門的な立場より診療を行っている。特に人工内耳、外リンパ漏については県内外はもとより海外からも患者が訪れている。中耳炎手術を改良し、簡便な手技にて良好な成績を得ている。アレルギー性鼻炎については、アレルギー関連複数科で運営するアレルギーセンターと協力し、アレルギー疾患として総合的な対処を可能にしている。睡眠時無呼吸症については、睡眠呼吸センターと協力して、内科的あるいは外科的治療に積極的に取り組んでいる。眼窩壁骨折については豊富な治療経験を有している。日本耳鼻咽喉科認定専門医研修施設、アレルギー学会認定教育施設。

症例数

11年度の延べ患者数16,507人、初診患者数2,421人。入院患者578人、手術件数1,351件、入院手術件数447例。非入院・短期入院手術は鼓膜形成術、内視鏡鼻手術などで多数施行。鼓室形成術44件、鼓膜形成術74件、人工内耳埋込術10件、内視鏡下副鼻腔手術149件、鼻腔手術(レーザー除く)132件、咽頭手術233件、喉頭手術38件、顔面外傷手術10件など

★耳手術では、病気の根治と聴力改善に高い成功率を誇っている。真珠腫性中耳炎では正常な外耳道の形を作り直して、水泳やスポーツが普通にできるようにする方法や、手術をしないで済む真珠腫保存治療も可能な限り行っている。慢性中耳炎における鼓膜穿孔例の初回手術の鼓膜閉鎖率は95%以上である。当科で改良した筋膜留置法による中耳炎手術後の聴力改善率は92%である。耳硬化症などでは最新炭酸ガスレーザーの導入によりより安全な手術が可能となり、聴力改善の成功率はほぼ100%に達している。高度感音難聴患者に対する人工内耳治療は特に力を入れている分野で、手術、通常の言語治療に加えメール相談も行っており、高度難聴例のかかえる困難を一緒に克服している。外リンパ漏については、池園教授が確定診断法を開発し、主導的な立場で診療を行っているが、今まで原因不明といわれてきた方でも手術で完治することも期待できる疾患である

★副鼻腔炎に対しては、薬物などの保存的治療に抵抗する例に対して内視鏡下手術を積極的に施行している。難治症例についてもナビゲーションシステムを用いて安全に手術している

★鼻アレルギーについては内科的治療に加え、レーザー治療、各種の鼻閉に対する手術、後鼻神経切断術などの手術治療を施行している。後鼻神経切断術はくしゃみ・鼻漏抑制に効果が著しい。スギ花粉、ハウスダストに対してはアレルギーセンターと協力して免疫療法を施行している

★眼窩壁骨折に関しては300例以上の経験がある。手術しないで完治できる症例の選択、手術の必要な症例では適切な術式の選択により、不要な治療を省き、患者の侵襲軽減の上、効果的に治療している

★睡眠時無呼吸症・いびきの診療では、簡易モニターの貸し出しにより、家庭での睡眠状況を診断できるようにしている。内科、口腔外科と連携し、包括的な治療法を提供している。鼻腔・咽頭の手術を積極的に行っているが、最新の高周波発生装置による術式の導入により、より低侵襲で効果の高い手術の実施を目指す

★地域の要望に応えるため時間外診療も行っている。鼻出血、急性中耳炎などの他にも呼吸困難を伴う急性喉頭蓋炎、緊急手術が必要となる深頸部感染症も受け入れている。

医療設備

各種最新画像診断装置、各種最新内視鏡検査装置、各種最新聴覚・前庭機能検査装置、炭酸ガスレーザー(耳、鼻、咽喉頭)、コブレーター、ハーモニック・スカルペル、マクロデブリッダー、ナビゲーションシステム、高周波凝固装置、音響鼻腔計測装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

歯科・口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

炎症、骨折、外傷、腫瘍、嚢胞、顎変形症、抜歯、インプラントなどの口腔外科領域の様々な診療を行っている。また、積極的に短期滞在手術<日帰り(全身麻酔・局所麻酔+静脈鎮静)、あるいは1泊入院>を導入している。対象となる主な手術は、抜歯術、歯根嚢胞摘出術、インプラント埋入術(保険外)などで、初回の外来受診時に、手術日を決めることも可能である。口腔外科としては、埼玉県内でも有数の外来、入院設備および診療内容を有す。

症例数

11年度の初診患者数は3,408人、外来小手術件数は295件、中央手術件数は198件であった

顎関節疾患=268人(同年初診)。国内の多くの病院で利用されている依田教授が開発したチャート式による簡易診断法を、常勤医から非常勤医にいたるまで熟知しているため、顎関節症の診断、治療においては系統的診療体系が確立しており、良好な治療成績を得ている。また、近年では咀嚼筋腱膜過形成症にも力を入れており、独自に開発した診断基準・手術法により良好な治療成績を得ている

先天奇形・顎変形症=11人(同年の入院手術症例)。先天奇形のなかで口唇口蓋裂では、形成外科、言語聴覚士らとの連携のもと、総合的かつ一貫的に治療を行っている。顎列部への骨移植は基本的に自家骨移植を行っているが、最近では50%ほどの人工骨を自家骨に混和し採骨に際し手術侵襲の軽減化を図っている。人工骨利用症例も、自家骨のみの症例と同等の良好な成績を得ている。顎変形症では、常勤医である矯正歯科認定医を含めた術前カンファレンスによって最適な手術法を決定している。また、矯正歯科医院からの手術依頼の症例は、常勤の矯正歯科認定医が窓口となって緊密な連携を行うことにより、紹介元の手術に対する意向を十分配慮した手術計画の作成が可能となっている

外傷=157人(同年初診)。顎骨骨折の観血的整復術に対しては、チタン製ミニプレートあるいは吸収性プレートを骨折の状態、患者の社会的背景を考慮し適宜選択している

悪性腫瘍=29人(同年初診)。頭頸部悪性腫瘍に関しては、画像検査、組織生検を経て手術を適応すべきと診断された症例は、埼玉医科大学国際医療センター頭頸部腫瘍科(口腔外科、耳鼻咽喉科、形成外科にて構成)にて手術を行うことにより、原発巣の完全な切除はもとより、術後の審美性や咀嚼機能の回復まで視野に入れた集学的な治療を行い、術後のQOL(生活の質)の確保に努めている。とくに、顎骨区域切除などで顎骨再建した症例には、骨移植などにより顎堤形成を施し口腔インプラントを埋入することで、咀嚼機能の大幅な改善を行い、良好な治療成績を得ている

口腔粘膜疾患=175人(同年初診)。口腔乾燥症(ドライマウス)においては、口腔内湿潤度測定器(開発改良中)などを用いて乾燥の状態を客観的に評価し、患者や診察者の主観にとらわれない病状の把握に努めることにより、より的確な人口唾液、唾液分泌促進剤などの処方を行い、良好な治療成績を得ている。また、広範な白板症など、切除を行った場合に粘膜欠損が大きく、縫縮が困難な症例に対しては、従来のような植皮は行わず、シート状のポリグリコール酸フェルトとフィブリン糊を併用し粘膜欠損部を被覆することにより、低侵襲な手術が可能となり、患者の身体的負担も軽減され良好な治療成績を得ている

炎症性疾患=137人(同年初診)。急な腫脹、疼痛などで直接来院される患者に加え、近隣歯科医院からの紹介も多く、X線、CTなどの画像検査、血液検査を行い、炎症所見が著しい患者に対して必要な場合は入院下に消炎処置を行っており、地域の2次的医療機関としての役割も担っている。通常の診療時間外は、平日は午後10時まで、土・日は午後5時まで口腔外科当番医が常駐している。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、超音波エコー、ヤグレーザー、リニアック。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

内分泌内科・糖尿病内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

従来、成人病といわれた糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病の診療を中心としている

★特に、日本糖尿病学会の認定教育施設であり、糖尿病患者さんは約3,500人に達する。特定機能病院としての性格上、合併症を有する患者さんや手術前後の患者さんや、血糖コントロールに困難を伴う患者さんが多く、インスリン自己注射中の患者さんが1,800人に達する。1型糖尿病の患者さんも150人に達する。糖尿病教室や糖尿病の教育入院を常時行っており、管理栄養士による栄養指導、あるいは糖尿病療養指導士の資格をもつ看護師や薬剤師による指導が可能である。最近増加しつつある肥満症の超低エネルギー食による減量治療なども行っている

★また内分泌疾患の診断と治療についても、日本内分泌学会の認定教育施設であり、日常よく遭遇する甲状腺疾患(バセドウ病や橋本病、甲状腺腺腫など)から、極めて稀な下垂体疾患(クッシング病、末端肥大症、無月経・乳汁分泌症候群など)や副腎疾患(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫など)などにも経験が豊富である。さらには、最近注目されつつある骨粗鬆症についても、最新の診断と治療を行っている

★現在、糖尿病・糖尿病合併症、高血圧、脂質異常症の遺伝子解析・遺伝子診断、1型糖尿病の持続皮下インスリン注入療法(CSII)、持続皮下血糖測定器(CGMS)などにも力を入れており、先端的医療を提供できるよう努めている。

症例数

年間(10年度)外来延べ患者数44,487人。病床数45床。年間入院患者総数828人。主要疾患別入院患者数は以下の通り

糖尿病=1型糖尿病50人、2型糖尿病512人、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)19人、高浸透圧性非ケトン性昏睡(HONK)5人

★肥満のための減量21人

★高血圧症134人

★視床下部・下垂体疾患:低下症10人(うちシーハン症候群1人、リンパ球性下垂体炎2人)、クッシング病2人、末端肥大症6人、高プロラクチン血症3人、尿崩症3人、SIADH 4人

甲状腺疾患=バセドウ病32人、悪性眼球突出症2人、橋本病40人、腫瘍35人、結節75人

副甲状腺疾患=機能亢進症6人、機能低下症4人

副腎疾患=原発性アルドステロン症14人、褐色細胞腫2人、クッシング症候群7人、腫瘍11人、副腎機能低下症10人副腎クリーゼ1人

★その他:性腺疾患3人、異所性ACTH産生腫瘍3人、異所性ADH産生腫瘍1人、インスリノーマ1人、多発性内分泌腺症2人。

医療設備

CT、MRIをはじめ、特定機能病院としてあらゆる設備を有し、ほとんどの検査に対応できる。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

血液内科

分野

血液内科

特色

血液疾患は高い専門的医療が求められるもののひとつである。当科は埼玉県西部の血液疾患診療の中核として活動してきたが、07年4月の埼玉医科大学国際医療センター造血器腫瘍科の開設に伴う役割分担あり、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、貧血性疾患、造血障害、出血性疾患などを中心に診療を行っている。常勤スタッフは4人で、全員が日本血液学会の専門医であり、日本血液学会認定指導病院である。

症例数

11年度の新入院患者数は156人、1日平均外来患者数は22.4人であった

★多発性骨髄腫の初発例では、可能な限りボルテゾミブを組み入れた治療を行っており、再発例に対しても、ボルテゾミブ、レナリドミド、サリドマイドなどの新規治療薬を積極的に取り入れた治療を行っている

★悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)の初発例では、(R-)CHOP療法を行っており、再発例に対しては、(R-)ACES療法やベンダムスチンを含む治療などを行っている。多発性骨髄腫で初回化学療法が行われた症例12例中10例で奏効、悪性リンパ腫で初回化学療法が行われた症例11例中9例で完全寛解が得られている

★急性骨髄性白血病の初発例ではJALSGプロトコールに準じた化学療法を行っており、6例全例において完全寛解が得られている。発作性夜間ヘモグロビン尿症に対してのエクリズマブ、骨髄異形成症候群に対してのアザシチジン、特発性血小板減少性紫斑病に対してのエルトロンボパグ、ロミプラスチムなどの新規治療薬を用いた治療も適応に応じ行っている。

医療設備

クラス10,000準無菌病室10床。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

リウマチ膠原病科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

埼玉県下の大学病院において唯一リウマチ膠原病科を標榜する診療科で、高度に専門的な観点から満足度の高い診療を行っている。誠実で透明性の高い医療を行うことを常に心掛けている。リウマチ・膠原病疾患は全身の臓器を障害することの多い疾患であり、同時に心や精神に異常を来すことも少なくはないことから、精神面でのサポートも含め常に総合的な目で全身を見ながら診療している。特に全身臓器の診療に関しては、多くの専門診療科との連携体制も良好で、常に最良の医療を提供するよう努めている。十分な時間をかけた問診(医療面接)と説明を行っている。メディカルスタッフの体制も整っており、外来、入院ともに安心できる診療体制が用意されている。

症例数

リウマチ膠原病専門外来:診療単位29単位。延べ来院者17,483人。入院(当科固有床41床):平均在院日数30.0日。入院患者総数466人

関節リウマチ(RA)=188人。多くは外来での診療になるが、入院症例は全身臓器障害を有する症例、感染症などによる全身状態の悪化、難治症例、生物学的製剤導入など

全身性エリテマトーデス(SLE)=28人。ループス腎炎、中枢神経系障害などを有する症例が入院者に多い。副腎皮質ステロイド(内服・パルス)を中心として、免疫抑制薬などを有効に利用し効果を高め、副作用を減らす工夫をしている。特に感染症、血糖上昇、骨粗鬆症、高血圧などには十分な注意を払い、早期発見・早期治療を積極的に行い、長期予後を高める努力をしている

シェーグレン症候群=4人。腎障害、血管炎合併症例、精査など

血管炎症候群=14人。不明熱にて紹介され、大動脈炎を含む血管炎症候群と診断する場合が少なくない。副腎皮質ステロイドを中心とした治療を行う

強皮症=15人。間質性肺炎、肺高血圧症、消化管機能不全など全身性の合併症を有する場合が多い。副腎皮質ステロイドおよび免疫抑制薬などが中心になるが、病態に応じた特殊治療も行っている

ベーチェット病=7人。消化管障害、中枢神経系障害、血栓症などを来した症例に対して、病態に応じた治療を行っている

不明熱=9人。悪性腫瘍、感染症など、他疾患との鑑別を最大限注意しながら行っている。血球貪食症候群など特殊病態の診断・治療も数多く行っている

悪性関節リウマチ(MRA)=3人。副腎皮質ステロイド、抗リウマチ薬を中心として、さらには免疫抑制薬を用いた治療を行っている

多発性筋炎・皮膚筋炎(PM/DM)=12人。初期治療、再発、難治例、間質性肺炎合併症例などに対して、副腎皮質ステロイド単剤、さらに免疫抑制薬との併用療法を行っている

混合性結合組織病(MCTD)=6人

間質性肺炎(IP)=9人

成人発症スティル病=1人

抗リン脂質抗体症候群=2人、その他165人。以上すべて10年度症例数(各症例数は入院者数のみ)。エビデンス(根拠)に立脚した治療を前提としているが、症例数の比較的少ない膠原病・リウマチ性疾患においては、十分なエビデンスの存在しないことがあるのも事実である。当科においては、個々の症例の病態を把握し、エビデンスと病態に基づいた治療を行うことで有効な治療成績をあげている。応用免疫学の観点から幅広い治療選択肢を有しており、スタッフによる十分な説明を聞いた上で、納得のいく検査・治療法を選ぶことができる。有効性の期待できる治験も数多く扱っている。当大学病院には東洋医学外来が設置されており、当科スタッフも東洋医学に習熟しており、膠原病に対する漢方療法も取り入れている。

医療設備

病床数1,185の総合病院で、特定機能病院として、高度・先進医療を行える設備を備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

アレルギーセンター

分野

アレルギー科

特色

09年4月に埼玉医科大学では「アレルギーセンター」を設立した

★アレルギーセンターは埼玉医科大学内のアレルギー分野の研究あるいは臨床を行うスタッフが、所属する診療科や基本学科の壁を乗り越えて、ともに力をあわせてこの領域の進歩・発展のために活動を行うものである

★医学部における講義や臨床実習などでアレルギー学の包括的な教育を行う「卒前教育部門」、医学生や医師、メディカルスタッフなどの生涯教育活動を行う「卒後教育部門」、埼玉医科大学病院「アレルギー・喘息センター」を中心とした最先端で包括的なアレルギー診療の推進を行う「臨床部門」、基礎・臨床研究を通してこの領域の病態解明・治療改善をめざす「研究部門」、そしてアレルギーセンターの活動を広く伝達するための「広報部門」によって組織されている

★アレルギーセンターはこの分野のエキスパートの叡智を集めて、アレルギー疾患を克服するために「アレルギーと戦う組織」として誕生したものである。本センターは下記の目標を基本方針として活動を行っている①アレルギー学の包括的な卒前医学教育体制の構築②臓器横断・包括的で高度な診療能力をもったアレルギー専門医の育成③地域における臨床アレルギー・センターとしての、アレルギー病態に基づく包括的で専門性の高い医療の提供④学内・外での広報・教育活動を通じたアレルギー疾患に対する正しい理解と、evidence-based medicine(EBM)に基づいた科学的で正しい診療の普及⑤アレルギー疾患の病態・治療の研究の推進。

症例数

症例数・治療・成績の詳細はホームページを参照してください。以下ホームページからの抜粋

★主な診療範囲は、喘息、慢性咳、食物アナフィラキシー、口腔アレルギー症候群、各種花粉症、小児アトピー性皮膚炎、運動誘発アナフィラキシー、ハチアレルギーなど。各種の花粉症や喘息、慢性咳などの原因アレルゲンを、吸入性アレルゲンのプリック(皮膚)テストを用いて明らかにする。スギ花粉症、アトピー性喘息に対しての根本治療であるアレルゲン免疫療法(減感作療法)や、各種のアナフィラキシーの決定打的治療であるエピネフリンの自己注射システム指導などの専門的医療サービスを、提供している。当センターで長期方針が決定できれば、かかりつけの先生などを上手にご活用していただくことが長期的には患者さんにとって有利で、地域の医療のかたちとしても健全なので、ご紹介元になるべくお返しすることを推進している。専門医の管理が必要な重症の患者さんや、特殊治療を必要とする場合などは、当センターで継続的に診療させていただいている。なお、従来から皮膚科が診療してきた疾患、例えば、アトピー性皮膚炎や薬疹、金属アレルギーなどのみの場合は皮膚科に受診を。同様に、純粋な耳鼻疾患は、まず耳鼻科を

ダニ・アレルゲン免疫療法=ダニは生活環境中のアレルゲンで、喘息や鼻炎の慢性化に関係する。これによる鼻炎や喘息ではダニ・アレルゲンによる免疫療法が有効であるが、日本では治療用ダニ・アレルゲンが市販されていない。当センターでは、米国からダニ・アレルゲンを輸入し、当大学の倫理委員会の許可を得て、これを用いて免疫療法を行っている。つまり米国の大学病院のアレルギー科と同等の治療といえる。ただし、外来での治療導入はできず、5日間入院してアレルゲン注射量を増量する急速導入方式で行っている。ひとたび導入したのちは、外来で維持治療を継続。最初は毎週、その後は2週ごと、4週ごとと間隔をあけていき、通常3年間以上行う。ダニ・アレルギーによる、通年性の鼻炎があり、加えて、軽症の喘息が合併しているような場合、喘息と鼻炎の両者に対する“一石二鳥”の体質改善効果が期待できる。適応の基準というものがあるので、ご要望のある患者さんは、一度受診を

歯科麻酔薬アレルギーを診断=歯科治療などで用いられるリドカイン(商品名キシロカイン)にアレルギーがあると判断された場合に、麻酔なしで治療を受けなければならなかったり、局所麻酔薬ですむ治療でも手術室での全身麻酔になってしまうケースがある。ところが、リドカインで実際にアレルギーが生じるケースは、少数である。当センターでは歯科治療用の局所麻酔薬に対するアレルギーの確認テストを始めたので、お悩みの患者さんはご相談下さい。なお1~2泊入院となる。受診時に入院の予約を行っている

鼻噴霧ステロイド早期治療=当センターではスギ花粉症の治療を鼻アレルギー診療ガイドラインに沿って、鼻症状については早期から鼻噴霧用ステロイド薬による治療を行う。これは05年10月発行の同ガイドラインにおいて、鼻噴霧用ステロイドは軽症から用いてもよいと明記されたからである。鼻や気管支は眼と異なって、一般に局所ステロイド薬が安全に使用でき、効果もすぐれている。ステロイド薬は重症に限定して使用する、などという印刷物を目にするが、喘息と同様に鼻炎でも早期から使用する時代なので、おつらい方はがまんをされずに、ご相談を

スギアレルゲン免疫療法=当センターでは重症のスギ花粉症を対象に、根本療法であるアレルゲン免疫療法の診療サービスを提供している。導入過程では、週1~2回の通院で、計20回の通院が必要だが、そののちは注射間隔を伸ばしていく。有効性の高い治療である。苦しんでこられた方はご相談ください

アナフィラキシーの自己治療システム“エピペン”のご案内=食物アナフィラキシーやハチ・アレルギーなどで怖い思いをされた患者さん!これらに対する標準治療の“アドレナリン自己注射システム”(商品名エピペン)の投与・教育指導をしている。健康保険はききません。が、あなたのお命を守る決定打になります。ぜひ、ご相談ください。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

乳腺腫瘍科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

乳癌検診の精密検査や乳腺症など良性乳腺疾患のフォローアップなど診断を中心にした診療を行っている。乳癌の微妙な診断に必要なMRIや、超音波検査ではエラストグラフィも備えており、診断困難な病変や石灰化病変の確定診断にはマンモトーム生検も行っている。乳腺腫瘍科は04年7月に開設されたが、専門性を高めるために07年4月に新設された埼玉医科大学国際医療センター(日高市)に治療の中心を移した。現在は国際医療センターとの円滑な連携により、乳癌と診断された場合には速やかに国際医療センターにおいて最先端の治療が行える。

症例数

治療は国際医療センターで行っているため国際医療センターの治療内容を示す。症例数は、11年度の乳癌手術症例363例。うち乳房温存手術は192例(53%)、センチネルリンパ節生検施行例249例(69%)。シコリが大きい場合には手術前の薬物療法でシコリを小さくし、乳房温存術を可能にする術前化学療法を行っている。最近は、乳房再建を希望される方も増え、乳房再建も積極的に取り組んでいる。形成外科との円滑な連携により一期再建を行う機会も増えている。

医療設備

マンモグラフィ、超音波(ドプラ、エラストグラフィもあり)、CT、MRI、マンモトーム、放射線治療。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

埼玉医科大学病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

埼玉医科大学病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

病院情報について
病院情報は、QLifeおよび株式会社ウェルネスの独自収集情報、各都道府県の公開情報、医療機関からの情報提供に基づくもので、内容を完全に保証するものではありません。 受診の際は必要に応じ、診療内容、予約の要不要など、直接医療機関にお問い合わせください。 当サービスの利用により生じた損害についてQLifeおよび株式会社ウェルネスは賠償の責任を一切負いません。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。