専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

昭和大学病院附属東病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

眼科

分野

眼科

特色

すべての医師が眼科全般の診断、治療を一貫して行えるようにトレーニングを受けている。専門性の高い疾患に関して、それぞれの専門スタッフが治療に対応している。ただし、屈折矯正手術は扱っていない。全身疾患を合併している患者も多いことから、大学病院という特性を生かし、他科との連携を常に密に取っている。

症例数

07年の初診患者数は5,671人、再診患者延べ数は46,980人、手術件数は2,278件である

★白内障手術は年間約1,500件で、超音波手術が95%、水晶体嚢外摘出が3%で、ほぼ全例に眼内レンズを挿入している。小出教授以下助教以上の医師が白内障手術を手がけ、安定した術後成績とともに術前の洗眼の徹底もあり、白内障術後眼内炎は全国平均0.05%に対し、当科平均0.025%(92年~)と安全性を高めて患者に貢献している。万が一の眼内炎の発症に迅速に対応するため、基本的な片眼白内障手術における入院期間は3日間である

★眼窩底骨折に関して全国からの紹介もあり、年間約120件の手術件数を誇る。受傷時より1週間以内の手術であれば治癒率は99%を維持している。当科の眼窩整復術の特徴として、異物となりうるプレートなどは挿入せず、抜去可能なバルーンを上顎洞内に固定して骨折の治癒を待機し、平均2週間後に除去している。眼科専用の手術室が2部屋確保されていることから、小出教授を中心とした迅速な手術体制が整えられている

★緑内障に関しては薬物、レーザー療法の発達に伴い、外来での経過観察が多くなっているが、難治症例において植田准教授を中心にグラコーマインプラントを含めた各種手術療法を選択している。カリフォルニア大学、フロリダ大学の緑内障専門教授とのパイプを生かし、世界の新しい情報の入手に力を注いでいる

★網膜硝子体手術に関しては年間400例以上を行っている。網膜剥離に対して経強膜的手法を選択する場合はできる限り当日の手術を心がけ、重傷例に対しては硝子体手術で対応している。伊藤講師を中心に、増殖糖尿病網膜症、黄斑円孔、黄斑前膜の手術件数が着実に伸びており、黄斑円孔閉鎖率も90%以上と全国の主要施設に並ぶ成績を残している

★加齢黄斑変性症に関して正確な画像診断の上で、岩渕講師を責任医師として抗VEGF抗体硝子体注入を行っている

★小児眼科・斜視弱視外来では、稲富誠名誉教授を中心に、専門医師、視能訓練士の密接な連携で診療にあたっている。眼鏡装用やアイパッチの指導は患児の親が納得できるよう、きめ細かい説明を心がけている

★神経眼科外来では小澤哲磨客員教授の指導のもとに、神経内科、脳神経外科などと連携の上、診断、診療にあたっている。特殊性が顕著な分野のため、多くの院内、院外医師も聴講している

★眼科形成外来では、田辺吉彦客員教授の指導のもとに診療、手術が行われており、良好な術後成績を築いている。交通事故や労働災害による眼瞼周囲の皮膚欠損や瘢痕の整復術、腫瘍除去後の再建術を多く扱っている

★未熟児網膜症に関して、当大学病院では20年前より周産期センターに力を注いでいることから、植田准教授の指導のもとに的確な診察、治療体制が確立されている

★ぶどう膜炎に関して、各種ぶどう膜疾患に対する検査、診断を経て治療を行っている。点眼から内服、点滴、テノン嚢下注射、硝子体手術などで各疾患に対応している

★入院、手術は、多くの患者が眼科専用病棟に入院し、専門の入院看護、専門性の高い手術スタッフによる看護を享受できる。

医療設備

光線力学療法装置、マルチカラーレーザー、前房フレアーセル解析装置、各種視野計測装置、前眼部・後眼部超音波画像診断装置、FA・IG蛍光眼底撮影装置、計時的瞳孔径測定器、IOL Master TM、眼底3次元画像解析装置(Cirrus TM HD-OCT)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚疾患全般について診療している。初診患者は飯島教授(水)、秋山准教授(木)、専任講師(月・火・金・土)が診察を担当。疾患の種類・程度により、入院もしくは一般外来・専門外来にて診療を行っている。紹介患者の場合は、初診時には診察担当医から、また経過中に手術・生検により判明した病理組織学的所見ないし診断は原則として教授から紹介医に返書を送っている。「病理組織学的迅速診断法」を用いた重症薬疹の早期診断と治療、金属アレルギーの診断と治療、フェノール法やワイヤー法を用いた陥入爪の根治術を施行している。各種専門外来(パッチテスト、外来手術・生検、アトピー性皮膚炎、皮膚真菌症、ニキビ、光線療法、レーザー療法)を開設している。

症例数

1日の平均外来患者数は約150人、入院患者数10~15人、年間手術・生検の件数は約600件

疾患別症例数(07年入院)=帯状疱疹66人、その他のウイルス性発疹症23人、皮膚腫瘍(切除術・植皮術・皮弁形成術など。悪性黒色腫9人を含む)73人、細菌感染症35人、湿疹・皮膚炎群・紅皮症・じんま疹・痒疹25人、中毒疹(重症型薬疹を含む)22人、水疱症・膿疱症・角化症・炎症性角化症14人、紅斑症11人

治療件数(07年)=光線療法382件、母斑・血管腫等のレーザー療法217件(Qスイッチルビーレーザー135件、炭酸ガスレーザー82件)、皮膚悪性腫瘍切除術46件、植皮術・皮弁形成術9件、皮膚悪性腫瘍に対する化学療法9件

特殊検査施行件数(07年)=真菌培養同定92件、パッチテスト75件、光線最小紅斑量測定30件、薬疹患者に対する病理組織学的迅速診断22件

★スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死(TEN)型薬疹、薬剤性過敏症候群などの重症型薬疹が疑われる患者に対しては、発症の早期診断と適切な治療が決め手となる。病理組織学的迅速診断法を用いた早期診断に基づく適切な治療により重症化阻止を目指す。入院管理の上、眼科的後遺症を残さないために眼科と綿密に連携をとって治療に当たっている

★接触皮膚炎、特に金属アレルギー・化粧品や塗り薬によるかぶれのパッチテストは得意分野。アトピー性皮膚炎の急性増悪は原則として「教育入院」による治療を行い、増悪困子の解明に努力している

★陥入爪(巻き爪)に対しては外来手術(フェノール法、ワイヤー法、アクリル人工爪法)を施行。術後の疼痛が少なく、同日に両足の複数爪に対する手術が可能

★膠原病はリウマチ・膠原病内科、腎臓内科との協力体制のもとに診断・治療

★一般的な腫瘍切除、植皮術は当科で行い、全身麻酔が必要な皮膚悪性腫瘍、広範囲切除、リンパ節郭清は形成外科と協力して治療している

外来手術・皮膚生検術(毎週月曜・金曜日午後)=皮膚腫瘍の手術療法に加え、臨床的に病態の把握が困難な例については教授診察の上、皮膚生検術を行って病理組織診断と治療指針を決定

パッチテスト外来(随時、中田講師他)=貼布・判定の日程を考慮しながら施行

真菌外来(香川客員教授、北見講師他、毎週火曜日午後)=真菌感染症の診断・治療、菌種の培養・同定と難治性疾患の治療

光線療法(毎週火曜・木曜日午後)=PUVAに加え、ナローバンドUVB療法による尋常性乾癬、類乾癬、尋常性白斑、脱毛症、菌状息肉症、掌蹠膿疱症などの治療

ニキビ外来(中田講師他、毎週火曜日午後)=ざ瘡の治療とケミカルピーリングを行う専門外来である

アトピー外来(池田兼任講師、渡辺講師他、毎週水曜日午後)=アトピー性皮膚炎の学童が通学しながら定期的に通院できる患者QOL(生活の質)を重視した専門外来

レーザー外来(秋山准教授他、毎週水曜日午後)=Qスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザーを使用した母斑、色素斑、皮膚腫瘍などの治療を行っている。

医療設備

PUVA、ナローバンドUVB療法設備、Qスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザー、ダーモスコピー、ロボスキンアナライザーなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

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