専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

札幌東徳洲会病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器センター

分野

消化器・一般内科

特色

03年10月から当院の新しい体制で消化器内科が設立され、06年9月に病院新築にともない消化器センターとなった。「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」を基本理念にもつ当院において、とくに消化器悪性疾患および救急疾患に力を入れている。分野は消化管疾患、肝胆膵疾患を幅広く担当している。なお当院には炎症性腸疾患(IBD)センターがあり、IBDについては専従医が対応している。また、消化器関連のがん化学療法については進行再発例、補助化学療法を含めてすべて当センターで行っている。平均在院日数11日前後の急性期病院であるが、在宅訪問診療のほかに緩和医療専門医(非常勤)などと連携して、緩和医療にも力を入れている。

症例数

08年の年間外来患者数は約19,800人であり、延べ新入院患者数は2,180人であった。病床数は平均58床であるが、緊急性のある疾患の場合は、即日もしくは2、3日中の予約で紹介患者さんもお引き受けできている。09年の上部消化管内視鏡件数は3,970件、下部消化管内視鏡件数は1,960件、また超音波内視鏡件数は130件、逆行性膵胆管造影(ERCP)は420件施行した

上部消化管疾患=特殊光を含めたハイビジョン電子スコープ、経鼻内視鏡システム、小腸シングルバルーン内視鏡などを備えており、悪性腫瘍の診断治療や救急疾患の治療を得意としている。内視鏡検査では、受検者の方にできるだけ安楽に検査をうけていただくために、鎮静下内視鏡も希望で行っている。主に吐血や黒色便、出血性ショックなどで救急来院されるかたも多く、年間280件の緊急内視鏡的止血術を行っており、また早期悪性腫瘍に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの低侵襲治療も積極的に行っている。入院患者の内訳では、上部消化管出血の次に胃腫瘍があげられ、とくに胃がんに関しては精密検査の後に当院外科との連携で内視鏡切除、外科切除、化学療法などの治療選択を的確に行い、シームレスな診療を行っている。また、なるべく入院期間を短縮できるように外来診療も重視している

下部消化管疾患=もっとも多い疾患は大腸腫瘍(ポリープや腺腫、がんを含む)であり、とくに内視鏡的治療は、病変の状態にあわせて1泊入院から3泊入院までの適切な入院期間で治療を行っている。内視鏡的大腸粘膜下層剥離術も積極的に施行しており、より専門性を高めた治療を行っている。また救急疾患(とくに下部消化管出血など)にも対応しており、内視鏡機器も手術や緊急疾患に適したスコープを備えている

胆膵疾患=もっとも多い疾患は胆石、胆管炎であり、とくに閉塞性黄疸などは緊急的処置が必要なことが多いが、当院では数多く受け入れを行っている。ERCPのみならず超音波内視鏡やFNA(内視鏡下穿刺細胞診)も行っており、診断率の向上に寄与している。また胆膵悪性疾患に対しても、精密診断から内科的治療(ステント留置など)、その後の手術から化学療法まで一貫して当院で行っている

肝臓疾患=ウイルス性肝炎に対する核酸アナログ治療やインターフェロン療法、定期フォローアップはもちろんのこと、肝腫瘍に関する画像診断も放射線診断専門医のもとで行っている。とくに肝硬変は、肝細胞がん合併例も多いことから的確な診断が必要であり、腹部造影エコー、CT、MRIなどで積極的な診断を行っている。また、食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法も行っており、救急で来院される出血性病変にも十分対応している

その他=当センターの特徴は、消化器内科医が消化器悪性疾患のがん化学療法を行っていることである。院内には外来化学療法センターがあり、主に消化管、肝胆膵がんの化学療法を最新のエビデンス(根拠)に基づいて治療(EBM)を行っている。

医療設備

64列CT、MRI(1.5テスラ)、特殊光付電子内視鏡スコープ〔上部消化管、下部消化管、小腸内視鏡、ERCP、超音波内視鏡(ラジアル、コンベックス、細径プローブ)〕、FPD-デジタル、FPDデジタルX線装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

病診連携のもと、口腔外科的疾患の診断と治療を中心に診療を行っている。炎症、外傷、顎変形症、腫瘍、嚢胞、顎関節疾患など幅広く治療を行っている。特に、顎変形症、外傷症例が増加している。

症例数

08年における初診患者数は1,260例で、その主な内訳は、炎症67例、顎変形症44例、外傷124例、埋伏歯213例、顎関節症117例である。外来手術症例数は508例で、埋伏歯抜歯、嚢胞摘出術などである。入院患者数は254例で手術を要した症例は238例である。入院手術の主な内容は顎変形症に対する顎骨形成術が56例、埋伏歯抜歯98例である。また、埋伏歯の抜歯については、静脈内鎮静法併用局所麻酔下に行う場合もある

★顎変形症に対しては、初診時から歯科矯正医との合同カンファレンスを行い、治療方針、手術法を決定している。さらに手術前の矯正治療終了後、再び合同カンファレンスで治療経過および治療方針の確認を行い、手術時期を決定している。これまでの手術症例数は約400例で、08年の手術症例56例のうち24例に上下顎の同時形成術を行っている。骨接合はチタン製ミニプレートを主体に、ポリ乳酸製の吸収性ミニプレートを症例に応じて使用している。ワイヤーによる顎間固定は行わず、経口摂取を早期に可能にしている。手術にあたっては、術前に自己血の貯血を行い、他家輸血を回避している

★歯原性腫瘍のエナメル上皮種に対しては、顎骨を保存する反復処置法を行っている

★外傷症例は、08年に当院に外傷センターが開設されたことや、救急外来患者の増加に伴い、当科における症例も07年に比べておよそ1.5倍に増加している。

医療設備

CT、MRI、超音波メス、超音波エコー、高気圧酸素療法装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

脳神経外科・脳血管内外科・脊椎脊髄外科

分野

脳神経外科

特色

徳洲会病院の最大の特徴である24時間、救急患者を引き受けており、病院として年間救急搬送件数が6,993件に達する地域の中核病院である。86年開設の脳神経外科として外科的手術、血管内手術、腰を含めた脊椎脊髄手術を駆使して、時間を惜しまず診療に当たっている。同一術者が上記すべてを網羅している。臨床の傍ら手術機器、血管内治療機器の開発も行い、常に専門情報を発信している。

症例数

09年(1月1日~11月17日)の外来患者数4,047人、入院患者数(病床20床)402人であった。手術件数は181件。脳動脈瘤のクリッピング術は32件で、うち未破裂脳動脈瘤が6件。脳腫瘍摘出術は4件である。腰を含めてヘルニア、脊柱管狭窄症などの脊椎脊髄外科手術は6件である。脳血管内手術は49件で、うちコイル塞栓術は25件である。頭頸部狭窄病変の血管拡張、ステント留置術は20件であった。ステント留置術の際に血栓・塞栓予防のため独自のMouse Trap法を考案し実践している。また、脳動脈瘤の閉塞を目指してコイルとは異なったカバーステントの研究開発をも進めている。標準的な加療に関しては、ほぼすべてのジャンルにわたって網羅しており、上記分野の専門性を生かして個々の患者に最も適した加療を目指している。特に外科的加療と血管内治療の選択は、各々の良い点・悪い点を鑑み、双方の経験から総合的にその適応を決めている。必要に応じて大学などとの協力も行っている。

医療設備

MRI 2台、3DCT 2台、RI-SPECT(脳血流シンチグラフィ)、DSA(脳血管装置)2台、手術用吸引装置、定位脳手術装置、術中超音波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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