専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

製鉄記念八幡病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

日本消化器病学会および肝臓学会認定施設であり、外科、放射線科、病理部と協力し、最新の検査および治療を行い、集学的治療に努めている。

症例数

病床数45床

消化管疾患診療部門=【検査】2008年の内視鏡検査は、上部消化管内視鏡3,047件、下部消化管内視鏡1,476件、超音波内視鏡(EUS)105件。下部消化管内視鏡・EUSは年々著しく増加。消化管造影検査は術前精密検査として施行したものが多く、336件。【治療】内視鏡的治療では、早期癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は56例(食道7例、胃38例、大腸11例)。北九州市でもトップクラスの年間症例数であり、開始して3年で通算100例を突破した。経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)件数は55件。NSTに基づいて適応決定を慎重に行っている。炎症性腸疾患の治療では、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法(LCAP)を6例に施行。クローン病に対するインフリキシマブ(レミケード)維持療法も9例に施行中であり、いずれも良好な成績を得ている

肝疾患診療部門=当院でのC型肝炎に対する完治を目指したペグインターフェロンα2b・リバビリン併用療法の2009年4月までの治療成績(SVR)はITT解析(副作用中止例も含める)でジェノタイプ1b高ウイルス量例の慢性肝炎(121例)で50%、肝硬変(28例)で18%、ジェノタイプ2型高ウイルス量例の慢性肝炎(67例)で85%、肝硬変(9例)で22%。上記著効率はジェノタイプ1b平均年齢60歳という比較的高齢である対象例を考えれば非常に高率である。当院ではHCVRNA陰性化時期と年齢、線維化などを考慮して治療期間、治療量を設定することで高い著効率を目指している。また低ウイルス量例のインターフェロン著効例を合わせるとC型慢性肝炎では約70%で完治(ウイルス排除)に至っている。また進行した慢性肝炎や肝硬変の進行阻止や発癌予防目的にIFN療法や瀉血療法などを積極的に行っている。2008年度のC型肝炎に対する新規IFN治療例数は130例で、再投与を含めたPEG-IFNα/リバビリン併用療法例は129例。また維持療法のIFN療法治療中の症例も多数あり、肝硬変症例や肝癌治療後症例では長期治療継続または反復例も多い

★B型肝炎の治療に対する2008年度のインターフェロン治療例は4例。核酸アナログ治療数はラミブジン62例(うちアデフォビル併用29例)、エンテカビル63例

★2008年の新規肝癌例は50例(B型12%、C型74%、非B非C型14%)であり、フォロー患者からの発癌例は11例(非B非C型1例、C型10例)。2008年の肝癌フォロー症例は約350例(新規50例、死亡26例)で、局所療法治療のうちラジオ波治療は84例97件。 また2008年の内科症例での外科治療例は26例

★ウイルス性肝疾患に対する近年の治療の発展とその応用により、発がんの予防および肝がん治療例の予後の改善をめざした治療を行っており、明らかにその効果を実感している。【診療実績】肝生検181件、肝腫瘍生検51件、新規IFN例数130例、PEG-IFN&RBV併用療法129例、経皮的ラジオ波焼灼療法97件(症例実数84例)、経皮的エタノール注入量法12件(11例)、内視鏡的食道静脈瘤結紮療法および硬化療法20例、単回肝動脈注入療法160件、動注ポートによる持続療法5件(症例数は2008年度実績)。

医療設備

MDCT、MRI、血管造影(DSA)、放射線治療設備、各種電子内視鏡、アルゴンプラズマ凝固装置、超音波内視鏡、ラジオ波焼灼装置。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

北九州市八幡東区の地域中核病院として、453床(25診療科の急性期病床に加え、腎センター、救急・集中治療部、脳卒中・神経センター、がん診療センター、緩和ケア病棟、亜急性期病棟など)を有する地域医療支援病院であり、臨床研修指定病院、開放型病院、救急告知病院、DPC対象病院の認可も受けている。外科の特徴は、癌の治療を中心としてEBM(根拠に基づいた医療を行っていることであり、消化器内科および診療所の先生方と、術前カンファレンス、消化器カンファレンスなどを定期的に開催することで密接な病診連携を行っている。また、開放型病院として、現在155人の登録医が診療に参加されている。当院には看護学校が併設されており、学生時代から教育することにより、密接なチーム医療が図られている。

症例数

2008年の手術例は899例である。このうち消化器疾患は347例であり、その他、呼吸器、乳腺、血管、ヘルニアなど多岐にわたっている。当院外科の特色のひとつは血管の手術症例が多いことであり、腹部動脈瘤や末梢動脈血行再建術も多数行っている

食道癌=6例。早期食道癌は消化器内科でEMR(内視鏡的粘膜切除術)を施行し、進行食道癌は、外科で放射線化学療法を併用しつつ症例に応じた術式を考慮している

胃癌=47例。胃全摘14例、部分切除23例であり、その内早期胃癌に対して腹腔鏡補助下胃切除術が9例である

大腸癌=94例。結腸64例、直腸30例であり、腹腔鏡補助下手術が18例である

肝臓癌=49例。肝切除例は38例であり、その他、消化器内科・放射線科と共同で肝動注化学療法、経皮的エタノール注入療法(PEIT)、経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)も多数行われ、良好な成績を収めている

胆石症=78例。術前にエコーのほかMRCP(MRIによる胆管膵管造影)やERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)を行う。上腹部手術創のある症例を除いては、原則的に腹腔鏡下手術を行っている

ヘルニア=69例。腹腔鏡下ヘルニア修復術を24例に行っており、その他小児や若年者を除いてはメッシュプラグやPHSを使用している

呼吸器=75例。ほとんどの肺癌手術が専門医による胸腔鏡下手術であり、肺癌のみならず縦隔腫瘍や膿胸、気胸などすべての胸部手術が行われている

乳腺手術=79例。女性外来を有しており、女性の乳腺専門医が中心となり、病理医、検査技師、看護師、薬剤師を含めたチーム医療を行っている

血管外科手術=261例(腹部動脈瘤6例、動脈血行再建44例、静脈瘤147例)が行われ、様々なニーズに応えられるよう整備されており、ステントグラフトの施設認定も受けている

★他施設からの紹介(紹介率87%)が多く、術後はかかりつけ医にお返しして十分な連絡体制が取れるよう心掛けている。かかりつけ医がおられない方にはメディカル・ソーシャル・ワーカー(MSW)が相談にのり、患者さんが満足できる家庭医を紹介している

★検査や治療の際には、患者さんやご家族と十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)を行って手術術式や治療方針を決定している

★手術後早期からNST(栄養サポートチーム)やICT(感染対策チーム)が治療に介入しており、創感染の減少や早期離床・早期退院を目的としたチーム医療が実践されている

★化学療法が必要な患者さんには専用の外来化学療法室(17床)があり、そこでは専門的な知識を持った医師や看護師が月110人以上に外来化学療法を行いつつ、その副作用対策や精神的なサポートをしている。また、化学療法を安全かつ効率よく行うために、薬剤の種類と投与計画をあらかじめ検討し、その治療の適正を判断する化学療法検討委員会を月1回実施している。

医療設備

CT、MRI、血管造影、DSA、RI検査、放射線治療、エコー検査、CUSA(超音波吸引手術装置)、ハーモニック・スカルペル、マイクロウエーブ装置、マンモトーム。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

慢性から救急疾患まで、急性期病院として呼吸器疾患全般の急性期の診療を行っている。紹介率80%以上であり、地域医療機関の後方支援病院として、病診連携を図り診療している。臨床研修指定病院・日本呼吸器学会認定施設である。チーム医療をモットーとしており、診断・治療方針は全医師およびコメディカル・スタッフが参加したカンファレンスで決定される。

症例数

呼吸器科病床数45床で、年間の延べ入院患者総数約1,900人、延べ外来患者総数約5,500人である。主な入院疾患の内訳は、肺癌約5割、肺炎・気管支炎約2割、肺気腫・喘息・気管支拡張症約1割、間質性肺炎約1割、その他である

★市中肺炎はクリニカルパスを導入し、早期の退院を目指している

★肺癌診療は各科と連携し、CT・核医学検査・気管支鏡による診断の上、手術療法、放射線療法、化学療法による治療を行っている。クリニカルパスを使用し、短期入院での治療を実践している。他施設と共同して新しい治療法についての検討も積極的に行っている

★間質性肺炎など、びまん性肺疾患の診断には気管支鏡や、外科の協力のもと胸腔鏡下肺生検を行い、可能な限り正確な診断の上で治療にあたるように努めている

★慢性の呼吸器疾患(肺気腫・気管支喘息など)は、急性増悪期の診療を中心に行っている。安定期は周辺の医療機関と研究会などを開き、治療等について意見交換ができる場を頻回に持ち、協力して日常診療に取り組んでいる

★睡眠時無呼吸症候群の検査(年間約150例)・治療についても積極的に取り組んでいる。

医療設備

CT、MRI、シンチグラフィー、ポリソムノグラフィー、血管造影検査、気管支鏡、胸腔鏡、リニアック。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

心療内科

分野

精神科

特色

総合病院の中の内科の一部として診療している。地域の特性から高齢の患者さんも多く、他の病院スタッフと協力して内科的検査を十分に行いながら、器質的疾患を見逃さないように心掛けている。また、職場でのストレスや人間関係による不眠などの体調不良や自律神経失調症、あるいは高血圧症、過敏性腸症候群、潰瘍、気管支喘息、糖尿病などの心身症や内科的疾患に対して、薬物による治療に加えて、カウンセリングなど、心理療法を併用して、心身両面から治療している。いわゆる、機能性疾患に対しては、東洋医学が有効なことも多く、漢方薬も使用している。一方、緊張感の強い患者さんや不安の強い患者さんに対しては、臨床心理士による自律訓練法の指導を行っている。催眠療法や解決志向アプローチ等、有効な治療法を積極的に取り入れている。くわしくは当院のホームページをごらん下さい。

症例数

外来患者数1カ月200人、新患患者数年間150人。時代を反映してか、仮面うつ病あるいは軽症うつ病の患者さんが一番多い。多くの患者さんは、外来での休養や生活の指導と抗うつ剤の投与で軽快するが、中には短期間の入院治療が必要な患者さんもおられる。重症うつ病で自殺企図のある方は最初から精神科を紹介している。また、統合失調症(精神分裂病)、人格障害、アルコール依存症、自傷行為のある方も精神科を紹介している。急性期病院であるため長期入院はできない。受診の際、紹介状は事前に主治医から連携室へFAXのこと。初診時は紹介状持参が望ましい。完全予約制。予約専用電話093-671-5489

医療設備

MRI、CT、血管造影など、総合病院としての医療設備が整っている。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

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