専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

多根記念眼科病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

眼科

分野

眼科

特色

診療、研究、教育の機能を担う欧米型の眼科専門病院を目指して1988年に創設された。とくに最新の医療機器を駆使した手術治療に定評がある。専門外来には各分野の専門医師を招聘し、充実を図っている。近医のみならず遠方からの紹介患者も多い。

症例数

1日の外来患者数は約380人、年間の手術件数は5,000件を超え、関西圏ではもっとも多い。内訳では白内障手術約2,600件、網膜硝子体手術約1,100件、緑内障、角膜移植、眼形成手術などその他の手術約1,400件である

★白内障手術はほとんど超音波乳化吸引術で、アクリル眼内レンズを用いる小切開手術である。術後炎症や術後乱視が少ないため、術後翌日から良好な矯正視力が得られる。日帰り手術が多いが、患者さんの希望により2泊3日の入院や手術当日だけの1泊入院にも対応する。また合併症のある患者さんでも安心して日帰り手術を受けられるよう、専用の日帰り手術ケアルームを設置しており、専門ナースがコーディネーターとして術前後の身体的心理的なケアに携わっている。入院と遜色のない看護内容が受けられることから患者さんの日帰り手術に対する不安感を緩和する一助となっている

★角膜移植はアメリカのアイバンクと提携して予定手術で行っている。近年内皮移植を導入し、視力成績が向上している

★屈折矯正手術ではLASIKに比較的早い時期から積極的に取り組んでいる。屈折矯正手術に眼科専門病院がかかわることで、隠れた眼疾患にともなう合併症を回避することができると考えている。最新のフェムトセカンドレーザーを導入したほか、多焦点IOLやphakicIOLにも取り組んでいる

★網膜硝子体手術は、手術成績が良好で創設当初より高い評価を受けており、一般に難症例とされる増殖性硝子体網膜症や増殖糖尿病網膜症の中でもとくに重症例が紹介されることが多い。手術機器が充実しているだけでなく、手術教育の内容も優れていることから執刀医の層が厚く、世界的にもトップレベルの治療内容が提供されていると言える。加齢性黄斑変性には光線力学療法や抗VEGF剤の投与を行っており、年間1,800件以上の投与実績がある

★緑内障は、点眼内服治療が及ばない症例ではトラベクレクトミーを主とした手術治療を行っている。重症の増殖糖尿病網膜症から、血管新生緑内障を合併した難症例を紹介されることも多い。網膜硝子体手術やバルブ留置術などで、失明を回避することができたケースも少なくない

★眼形成外科の分野では、院外から専門医師を招聘し、専門外来診察と手術を行っている。女性の眼瞼手術など手術創に美容的な結果を要求されるようなケースでは、形成外科専門医による執刀が受けられるというメリットがある。自己組織移植を必要とされるような高度な形成外科手術なども積極的に行っている

★涙器涙道の分野では、涙道内視鏡を導入しており、鼻涙管閉塞症には独自に開発したポリウレタンチューブを使って、日帰り涙道手術を行っている。閉塞を繰り返す症例では、皮膚切開を加えない鼻内法DCRを積極的に行っている

★斜視弱視の分野でも院外から専門医師を招聘し、専門外来診察と手術を行っている。斜視弱視の症例は小児が多く、手術は全身麻酔を要することが多い。麻酔専門医が待機しており、予定手術で対応できる。眼科専門スタッフとしては関西圏では最も規模が大きい18人の視能訓練士(ORT)により、屈折矯正手術や白内障手術にともなう検査で必要となる精度の高い検査データが蓄積されている。

医療設備

フェムトセカンドレーザー、網膜硝子体手術機器、超音波白内障手術機器、アルゴンクリプトンレーザー、3D-OCTのほか、Webサーバを用いた医療情報システムなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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