食道と胃に違和感を覚えて胃カメラを飲みました。
自動車・バイクで行くと喉の麻酔をしてもらえず、大変苦しい思いをします。
また大学病院ですので、企業の健康診断がらみが多い4〜6月は新人さんが借り出されていて、少々苦しい思いをします。
しかしそれ以外の時期は、非常に上手な先生の丁寧な説明のもとで撮影していただけるので、とても安心できます。
怪しい部位の細胞は採取して検査結果を後日教えてくれますが、その場で良性か悪性か、または不明かをしっかり告知してくれます。
私の場合、逆流性食道炎と複数の潰瘍と診断されました。
少々強い薬で治すことになり、定期的に血液検査を行い、1時間後に結果を聞けるようになりました。
こういったケアができるのは、大学病院の強みと言えます。
これが後に私の命を救うことになりました。

(追記) 胃腸だけでなく肝臓も

私はこの病院に命を救われました。
逆流性食道炎と診断され、薬物加療のため定期的な血液検査を行っていました。
しかし私は、仕事でのストレスをうまく解消できず酒に溺れていました。
GOT 25150, GPT 6225という、昭和大学病院での記録更新。
「今日はお帰しするわけにはいきません。すぐにご家族をお呼びください。」と告げる先生の面持ちも、今までに見たことのないものでした。
アルコール性の急性肝炎でしたが、「60%以上の確率で劇症肝炎になり、肝不全となって死亡します。」と家族に告げられました。
ステロイドの点滴による治療が始まり、免疫がなくなるゆえの個室隔離。
それ以外にもステロイド治療は、精神衰弱による自殺が恐いのだそうです。
そうしたことから低層階の個室で無線心電計の装着、1時間おきの看護師による病状確認というケアがなされました。
幸い症状も落ち着き上層階の個室へと移り、さらに大部屋へ移ったときには2週間が経過していました。
そこで初めて事態の重さを教えられました。
さらには教授から「君の肝臓は日本人じゃぁないな。あんな数値で生きているなんてアメリカ人だよ。それもウィスキーをラッパ飲みするようなね。ステロイドが効くという学説はあったんだけど、症例は無かったんだよ。君の場合は本当に効いたね。」と。
大学病院ならではの対応だったのだと感じました。
そして常に症例と向き合い、研究事例を勉強している医師が主治医だったからこそ、命拾いをしたのだと知りました。
若くて口数も少ない先生でしたが、入院してわかったのは、その先生がとても研究熱心であり、常に謙虚に患者と向き合い、かつおおらかであるということ。さらに昭和大学藤が丘病院としての姿勢。
2階のエレベーターを降りたところに小さく掲げられている額縁。
彼らはそこに書かれていることをまっとうしようとしています。
今でも定期的に検査のため通っていますが、先生の顔を見るたびに「この先生に命を救われたんだ」と感謝の念を新たにしています。と言いながら、最近アルコールを摂取する機会が多く、検査結果に顔をしかめる先生を見て「申し訳ないなぁ…」と。

50代以上男性 2007年11月03日投稿

不適切な口コミを報告

関連する疾患

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

昭和大学藤が丘病院の他の口コミ

昭和大学藤が丘病院の近くにある病院の口コミ

インフォメーション

昭和大学藤が丘病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

昭和大学藤が丘病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
口コミについて
口コミは、受診など、医療機関との実際の関係を持った第三者の主観によるもので、法人としてのQLifeの見解を示すものではありません。 あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。