リンデロン注20mg(0.4%)

処方薬注射剤

リンデロン注20mg(0.4%)の基本情報

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作用と効果

合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用を示します。
通常、内科・小児科、外科など各科のさまざまな病気の治療に用いられます。
ただし、病気の原因そのものを治す薬ではありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、異常な可動性を示す関節がある。全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、電解質異常、血栓症がある。最近内臓手術を受けた。急性心筋梗塞を起こしたことがある。ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患および急性化膿性眼疾患がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、静脈内、点滴で静脈内、筋肉内、関節腔内、脊髄腔内、軟組織内、腱鞘内、鼻腔内などに注射または注入したり、ネブライザーで使用します。疾患により使用方法が異なります。

症状を見ながら、使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、副腎皮質機能低下(倦怠感、食欲不振、吐き気)、満月様顔貌、関節の不安定化(関節腔内注射時)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・かぜのような症状、倦怠感、発熱 [誘発感染症、感染症の増悪]

・吐き気、のどが渇く、疲れやすい [続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]

・吐き気、便が黒くなる、腹痛 [消化管潰瘍、消化管穿孔、膵炎]

・気分が落ち込む、やる気がおきない、筋肉の発作的な収縮 [精神変調、うつ状態、けいれん]

・腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉のこわばり [骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

塩野義製薬株式会社

薬価

1管あたり1297円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 副腎ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム

この成分で処方薬を探す

YJコード

2454404A3067

レセプト電算コード

620002615

更新日付:2019年09月17日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・リンデロン注20mg(0.4%)を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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